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ブルーベリーの剪定の仕方4ステップ!時期は夏冬?注意点は?

ブルーベリーの剪定の仕方4ステップ!時期は夏冬?注意点は?

ブルーベリーの剪定は難しいと思っていませんか?しかし、初心者でも栽培しやすく剪定のコツや注意点などを把握すれば、大きくて甘い果実の収穫も叶うでしょう。今回は、ブルーベリーの剪定方法などをまとめました。


花を栽培するのも楽しいですが、果樹を育てるのが好きな方もいるでしょう。果樹の中でもブルーベリーは、育てやすいため挑戦する方も少なくありません。

また、ブルーベリーを栽培している方の多くは果実の収穫が目的で、生で食べるのはもちろん、自家製ケーキやジャムなどを作っています。ただし、自分で栽培して食べることもできるブルーベリーは剪定が欠かせません。

ブルーベリーの剪定は初心者の方でもできることで知られており、やり方やコツがわかればスムーズにできるでしょう。ブルーベリーを栽培している方や、栽培を検討している方は必見です。ブルーベリーの剪定時期や剪定方法、挿し木から育てる方法などをご紹介していきます。

ブルーベリーの基本的特徴

ブルーベリーの木

ブルーベリーは濃い紫色の小さな果実が特徴で、初心者の方でも栽培しやすいことから人気があります。また、樹高は約1m~3mと、場所を取りにくいのも支持されている理由の1つです。

ブルーベリーの原産国は北アメリカで、4月~5月は白やピンクの花が咲き、6月~9月になると果実を収穫することができます。ブルーベリーの種類は大きくわけると『ハイブッシュ系』と『ラビットアイ系』があり、果実を実らせるためには受粉が欠かせません。

ハイブッシュ系のブルーベリーは1本だけでも受粉することが可能ですが、大きな果実を収穫したい場合は、もう1本ハイブッシュ系のブルーベリーを栽培しましょう。また、果実の実りを良くしたい場合もハイブッシュ系を2本栽培して受粉しやすくします。

一方のラビットアイ系のブルーベリーは、自身で受粉することが難しい種類です。受粉させるためには、ラビットアイ系のブルーベリーを同時に栽培する必要があります。

ブルーベリー剪定の目的とメリット

”ブルーベリーは剪定しないといけないのか?”など、剪定の必要性に疑問を抱いている方もいるでしょう。ブルーベリーは剪定をしなくても栽培することはできますが、様々な弊害があるため剪定は欠かせません。では、剪定を行う目的やメリットをご紹介していきます。

【剪定の目的】
1.)たくさんの果実や大きな果実を実らせる
2.)病気や虫から守り健康な樹木に育てる
3.)定期的な剪定で生長を促す
4.)樹形の維持や大きくなり過ぎないようにする

ブルーベリーの剪定の目的は良い状態を保ち、健康維持や果実の収穫を行うためにすると考えましょう。

【剪定のメリット】
1.)十分生育させるための栄養を蓄えることができる
2.)毎年安定して果実を収穫することができる
3.)見た目が美しい樹木をキープすることができる

植物は手をかけるほど応えてくれる存在でブルーベリーも例外ではありません。ブルーベリーの剪定を行うと、目でも舌でも楽しむことができます。

ブルーベリーの適切な剪定時期はいつ?

他の樹木と同様にブルーベリーも剪定が必要で、最も適している時期は夏と冬です。では、ブルーベリーの具体的な剪定時期をご紹介していきます。

【夏の剪定時期は初夏が最適】
ブルーベリーの剪定時期は7月や8月は不向きで、『5月中旬くらい~6月上旬くらい』の初夏に行うのが最適です。ブルーベリーは夏本番を迎える頃から花芽をつけるのが特徴で、7月や8月に剪定を行うと収穫に影響を及ぼします。

また、ブルーベリーは冬の休眠に向けて春~秋に栄養を蓄えるのが特徴で、夏は大きく生長する樹木です。夏に太くまっすぐ伸びた枝を剪定をすることで、株本が大きくなり過ぎず健康な樹木をキープすることができます。

【冬に剪定して休眠明けの生長を促す】
ブルーベリーの冬剪定は休眠時期である『12月~2月』に行い、いらない枝や混み合っている枝を切るのがコツです。冬は葉がないため枝の状態がわかりやすく、初心者の方でも剪定しやすいでしょう。

ブルーベリーは葉が落ちる前にたっぷり栄養を蓄えてから休眠に入り、春になると休眠から目覚めて生長をするサイクルです。冬の剪定は休眠明けの生長を促したり、たくさんの果実を実らせるためには欠かせません

ブルーベリーを剪定する枝の選び方

剪定に詳しくない場合、”切るべき枝がわからない”と答える方も多いのではないでしょうか?切るべき枝を簡単に説明すると、ブルーベリーの生育や収穫に悪影響を及ぼす枝は剪定対象です。剪定するべき枝の名称や種類などをご紹介します。

【剪定する枝】
・ひこばえ:株元の根本に生える細い枝
・交差枝:枝同士が交差している
・下がり枝:枝が下に向かって伸びている
・徒長枝(とちょうし):幹や太い枝から伸びており天に向かって垂直に伸びている
・胴ぶき枝:幹の途中から伸びている細い枝
・逆さ枝:枝が内側(幹)に向かって伸びている
・車枝:1つの枝や幹から複数の枝が生えている
・樹形を乱す枝
・30cm以上の枝
・細くて貧弱な枝
・枯れている枝
・折れている枝
・混み合っている枝
・病気になっている枝
・5年以上の主枝

ブルーベリー剪定の仕方の基本4ステップ

ブルーベリーの基本的な剪定方法を4つの流れでまとめました。ブルーベリーの剪定時期は冬がメインであることや、樹齢に合わせた剪定がポイントです。剪定は生育や実りに影響を与えるため、ポイントを抑えてお手入れをしましょう。

①夏剪定:ブルーベリーの年数に関係なく徒長枝を剪定する

ブルーベリーの夏の剪定は、『樹齢に関係なく徒長枝(とちょうし)』を切ります。徒長枝の剪定をしないで放置していると、樹形が乱れる、花芽がつきにくくなる、冬の休眠に備えるための養分を蓄えにくくなる、生育不良を起こすなどの弊害があります。

ただし、ポイントはあくまでも徒長枝の剪定に限り、葉数が減り過ぎる枝の切り方はやめましょう。葉数が減ると株の生育に影響を及ぼす可能性があります。

②冬剪定:1年~2年のブルーベリーは花芽を全て剪定する

1年~2年のブルーベリーは、冬に『全ての花芽』を剪定しましょう。花芽がついている枝先を数cm剪定して生育や実りを促します。花芽を剪定する理由は、余計な栄養をとられてしまい生育や実りに悪影響を及ぼすからです。

若いブルーベリーは人で言うところの成長期にあたり、まさに大きくなるための大切な時期と言えます。多くの方は果実の収穫を目的に栽培していますが、1年~2年のブルーベリーは実りのことよりも生長させることを優先にしましょう。

③冬剪定:一部のひこばえを剪定する

ブルーベリーの冬剪定では『一部のひこばえ』を切りましょう。ひこばえとは株本に次から次へと生えてくる枝のことで、休眠していた芽が生えることを言います。栄養の吸収力がいいため生育スピードが早く、枝が混み合って樹形が崩れたり、株本が弱ることもあるため注意が必要です。

ただし、一部のひこばえだけを剪定するのがポイントで、ある程度ひこばえを残すことで枝葉がほど良く生い茂ります。結果的に毎年ブルーベリーの実を収穫することができたり、樹高が高くなり過ぎないようにセーブすることが可能です。

なお、残しておくひこばえも新しい枝の発育を促すために、枝先の約1/4~1/5を剪定する必要があります。

④冬剪定:不要枝を見極めて剪定する

ブルーベリーの冬剪定では『不要枝(ふようし)』を切りましょう。不要枝とは漢字の通りいらない枝のことを指しており剪定するべき枝のことです。

不要枝があるブルーベリーは、日光が当たりにくなるため害虫がつきやすく風通しも悪くなります。他にも、ブルーベリー全体に栄養が届きにくくなったり、枝に負荷がかかり折れやすいです。冬剪定で不要枝を切り落として健康な樹木を保ち、収穫時にはたくさんの実が採れるようにしましょう。

幼木(2年目まで)と3年目以降の剪定方法の違い

ブルーベリーの木の花芽

ブルーベリーの剪定は樹齢に合わせて行うのが基本で、2年目までの幼木と3年目以降の苗木では剪定方法が違います。では、それぞれの違いを見ていきましょう。

【2年目までの幼木:生長させるために花芽の剪定を行う】
2年目までのブルーベリーの幼木は、果実の実りを見据えた剪定を行う必要があります。幼木の剪定はシンプルで、生長の妨げになる花芽を全て剪定しましょう。

【3年目以降の苗木:果実を収穫するための剪定を行う】
3年目以降のブルーベリーは十分に生長しており、果実を収穫するための剪定を行います。枯れ枝などの不要枝を剪定したり、主軸枝を約10本残す剪定を行いましょう。大きな果実を収穫したい場合は、長い枝に花芽がたくさんあるものを剪定します。

主軸枝は樹木を支える骨格部分にあたり、ある程度残す剪定でわき芽を増やすのが狙いです。わき芽は生長すると新しい(若い)主軸枝になり、安定して果実の収穫をすることができます。

ブルーベリー剪定時のコツと注意点5個

ブルーベリーは初心者でも栽培しやすいため、正しく剪定をすればスクスクと生育し果実の収穫も可能です。ただし、ブルーベリーの剪定にはコツや注意点があり把握する必要があります。生育を促したり、果実の実りを良くするためのコツと注意点を5つまとめました。

①夏の剪定で摘心を行いわき芽を生育させる

ブルーベリーの夏剪定は摘心を行い、ボリュームのある樹木や樹形が整った樹木にするために行いましょう。摘心とは、『植物の枝先を剪定してわき芽を発育させる』ことを指しています。

植物は枝や茎の先端にある芽を生長させたり花を咲かせるのが特徴です。剪定を行わないで自然に生長すると、枝や茎の先端以外の場所へ芽をつけたり花を咲かせるのが難しくなります。しかし、摘心で枝や茎の先端部分をなくすと、生育本能でわき芽が生えてくるという流れです。

わき芽はどんどん枝分かれしていき、ずっしりとしたブルーベリーやボリュームのあるブルーベリーに生長します。

②果実を実らせるためには夏の摘心が欠かせない

ブルーベリーは苗木で販売していることが多く、種から栽培している方は少ないでしょう。苗木の場合、果実の実をたくさん収穫するためには枝葉を増やす必要があり、摘心が欠かせません。

ブルーベリーのような果樹は夏剪定に摘心を行い、果実の実りを良くします。30cm以上の長い新梢(新しく伸びた枝)が剪定対象で、先端を約1/3を切ります。剪定のポイントは外芽(株の外側に向いている芽)の上で切り、枝が混み合うのを防ぐことです。

③花芽がある枝先を剪定して甘くて大きな果実を作る

ブルーベリーの果実の収穫は花芽によって決まるため、剪定は注意しないといけません。冬剪定で花芽を切る際は、30cm以上の長い枝に絞り先端を約1/4~1/5剪定します。花芽は約20cmの枝先につきやすいのが特徴で、花芽がついている枝を意図的に剪定して生育させるのが目的です。

なお、3年目以降のブルーベリーの花芽は全て剪定せず、1つの枝に対して3つくらい花芽を残しておきましょう。花芽にたっぷり栄養が届き、甘味がある大きな果実が実のります。

④花芽や葉芽の剪定方法を間違えると上手く生育しない

ブルーベリーの枝には花芽と葉芽があり、剪定は花芽だけを切り落とすようにしましょう。葉芽は翌年、発芽して枝が伸びて生育するため残す必要があります

ブルーベリーの剪定に慣れていない方は、切り過ぎてしまうかもしれません。花芽がついている枝先を全て剪定したり(3年以上のブルーベリーに限る)、枝を根本から剪定しないように注意しましょう

剪定し過ぎると花芽がなくなるため果実が実らなくなり、枝の生育もできなくなります。ブルーベリーの花芽と葉芽の見た目は違うため、特徴がわかれば見極めることができるでしょう。

【花芽の特徴】
・花芽は枝先についている
・見た目はプックリしている

【葉芽の特徴】
・枝半分の下に葉芽がついている
・見た目は花芽のようにプックリしていない

⑤花芽や摘心の剪定は園芸用のハサミを使う

ブルーベリーの剪定は必ず園芸用のハサミを使い、枝を傷付けないようにします。園芸用のハサミは植物のことを考えて作られており、枝を傷つけにくいため安心です。特に3年以上のブルーベリーの枝は硬くて剪定しにくいため、園芸用のハサミで切る必要があります。

2年までの幼木は枝が柔らかく、用紙などを切る一般的なハサミで剪定することもできるでしょう。しかし、一般的なハサミでブルーベリーを剪定すると、枝を傷付ける恐れがあり病気などにつながることもあります。

挿し木からのブルーベリーの育て方

ブルーベリーを1株から2株にしたいなど増やしたい場合は、挿し木から育ててみましょう。ブルーベリーの挿し木の方法は、『緑枝挿し』と『休眠枝挿し』があります。今回は、鉢植えで育てることができる休眠枝挿しのやり方を見ていきましょう。

【挿し木から育てる方法】
1.)冬に剪定した枝や、秋から冬の間に剪定した枝を挿し木に使います。枝は太くて長いものを剪定して、花芽は切り落としましょう。


2.)剪定した枝は3月~4月まで冷蔵庫の野菜室で保管します。保管している間は水で濡らしたキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて乾燥を防ぎましょう。


3.)3月~4月になったら、挿し木用の枝を約10cm~15cmに剪定します。剪定は斜めに切り水の吸収率を上げて、切り口を水に浸しましょう。次は、鉢植えに土を入れたらたっぷり水をあげて、挿し木の約1/3を土に植えます。

まとめ

ブルーベリーの剪定方法を文章で見ると難しいと思うかもしれません。しかし、実際に剪定をして経験を積むとスムーズに作業を進めていくことができます。ブルーベリーを剪定して鑑賞や収穫を楽しみましょう。

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