金庫を処分する6つの方法 粗大ごみにしてはダメ?

金利が不安定な情勢の中で、お金は銀行に預けずに箪笥や金庫にしまう人もいます。そして各事業所では、金庫にお金を入れておくのはもちろんのこと、重要書類を守るためにも利用されています。

このように大切な物を守ってくれる金庫は、水や火、衝撃に強いものまで様々です。そして古くなった金庫は、基本的に粗大ごみとして出すことはできません。ではどのように処分したら良いのでしょう。金庫は素材も学んで適切に処分できるようにしましょう。

耐火金庫

金属でできていると思われる金庫の素材には、主に「気泡コンクリート」が使われています。そして日本工業規格(JIS)では「一般紙用耐火金庫庫内の許容温度 177 ℃以下の条件下で,一般紙(新聞紙など)に記載の情報又は資料を保管するもの」を一般紙用耐火金庫として定めています。

耐火金庫は、気泡コンクリートに含まれている水分により、火災等から金庫の中身を守るものです。ただし気泡コンクリート中の水分は永久に存在するものではありません。ほとんどの場合は20年程で気化してしまいます。

そのため耐火金庫は、耐用年数を超える前に処分・再生したいものです。

目次

金庫を処分する6つの方法

金庫の状態が良く、使用に問題が無いものであればリサイクルすることができます。比較的傷や汚れ、シール痕が少ないものは買取可能か聞いてみるのもいかがでしょうか。

鍵を無くしてしまった金庫や古くて使用できないものに関しては、素材も確認した上で処分しましょう。金庫には気泡コンクリートの他にも木材やスチール、鋼材、プラスチック、特殊合金で作られているものもあります。※レトロな金庫に関しては、買い替えよりも再生がおすすめです。

リサイクルショップで買取

リサイクルショップでは、耐用年数が5年以内の金庫であれば比較的高値で買取可能です。ただし耐火年数が20年以上経過していたり、使用に問題がある場合は買取可能か相談してみると良いでしょう。

大きい金庫で運び出しに苦労するときには、家まで引き取りに来てもらうのがベストです。このとき「見積もり料金は無料」か「引き取りの際の搬出料も無料かどうか」も予め聞いておきましょう。

有料で引き取ってもらう場合

リサイクルショップでは買い取ってもらえなかった場合、金庫の重さ1kg当たり120円〜150円程度で引き取ってくれることがあります。※店舗によっては1kg当たり200円~250円程かかることもあります。

引き取ってもらえなかったときには「どのように処分するか」も考えておくと、高い金額で処分することを防ぐことができます。特に100kgを超えるような大きな金庫は、搬出だけでお金がかかってしまうことも理解しておきましょう。

処分料の目安

一般的に両手で持てるような金庫であれば30cm四方で10,000円~12,000円、45cm四方程度の中程度の大きさの金庫では12,000円~15,000円、一人では持てないような大きな金庫であれば人件費も倍の料金になります。

特に大きな金庫の中でも400kgを超えるようなものは、専門の業者にお願いして油圧リフトやユニック車も使用しなければなりません。こうなると搬出だけで30,000円〜35,000円になります。 これに金庫の重さの料金も加算されるのです。

オークション・フリーマーケットサイトで販売

5年以内の比較的最近のモデルや耐火年数がそれほど経過していない金庫は、オークションやフリーマーケットサイトに出品することで、リサイクルショップで買い取ってもらうよりも高く売ることができます。

出品の際には必要な情報をできるだけたくさん書いて、検索からヒットしやすい状態を作ります。ブランドがあれば「EIKO」や「日本アイ・エス・ケイ」等の情報も打ち込むことで、購入希望者が見つかり易くなります。

他にも「キャビネット付き」「箱、保証書、取扱説明書あり」の場合も忘れずに記載するようにしましょう。

出品の仕方

比較的多いトラブルには「写真と実物の見た目が違う」「思っていた大きさではなかった」「送料が高すぎる」等が考えられます。そのため比較的大きくて重い金庫は、引き取りに来てもらえることを条件に出品した方が良いでしょう。購入希望者には、実物と鍵の施錠を確認の上で取引します。

トラブルを避けるためにも、取引相手は評価の高い人を限定とした出品であることも記載しておきましょう。

引き取り

金庫の処分に迷ったときには、その金庫を購入した店舗に持ち込むのもおすすめです。このときも予め購入した店舗に相談の上で持ち込むようにしましょう。大きな金庫は出張料を払っても、家まで引き取りに来てもらう方が安心です。

引き取ってもらうときには「処分料自体は無料か有料か」も予め聞いておきましょう。「無料」と言われた場合も、見積もり料金から回収・処分までの料金の「どの部分が無料か」また「有料なのか」もきちんと把握しておきましょう。

※処分が難しい金庫は、引き取りの場合も買取の場合も同様に「有料」であることが多いです

買い替え

新しい金庫の購入を検討している人は、その購入店舗で古い金庫を処分してもらえることがあります。引き取ってもらえなかったとしても、何らかのサービスを付けてくれることも期待できます。

古い金庫の処分では、新しい金庫の購入と一緒に処分することで時短にも繋がります。大きくて重い金庫は、搬出の際に体を傷めてしまうこともあるので業者の人に全て任せた方が良いでしょう。

自治体のゴミとして処分する場合

素材が特殊な金庫は粗大ごみとして処分することができません。ただし、自治体によっては金庫の処分について何らかの取り組みをしていることもあります。まずは電話で相談してみましょう。

取り組みをしていない場合には、自分で回収場所に持っていくか、各小売店や民間の回収業者にお願いすることで処分することができます。特に車を所有していない場合は、人件費とガソリン代がかかるので処分料も高くなります。

クリーンセンターに持ち込む

耐火金庫自体は、産業廃棄物を回収しているところであれば引き取ってくれます。回収が可能かどうかは、自治体のHP(ホームページ)でも確認できます。

自治体で耐火金庫の処分は不可能でも、持ち運び可能な「手提げ金庫」に関しては300円程度で処分してもらえることもあるようです。

回収業者

民間のお仕事で家まで引き取りに来てもらうので料金は高くなります。まずは見積もり料は無料かどうかも確認してから、見積もりを出してもらうようにしましょう。金庫1個でも「トラック1台分」の料金を支払わねければいけないときには、他の業者の処分料金と比較してみましょう。

お支払方法では、お急ぎの方はクレジットカードで対応してもらえるところもあるようです。

回収料金の目安

ある回収業者では、回収の基本料金3,000円に金庫の処分料5,000円と重量によっては2,000円程加算されて10000円程になります。基本料金は、軽トラックを利用する場合は3,000円、2トントラックは8,000円、特殊車両を使用しなければいけないときには30,000円を超えることがあります。

これが2階からの運び出しであれば別途料金が加算されて、重量料金が4,000円になり12,000円になることもあります。※回収は6000円以上から応相談と記載しているところもあります。

回収業者で買取

買取できる金庫は、3年以内に購入した金庫で2000円程度値引きしてもらえることもあります。このように金庫の処分では、同時に買取を行ってくれるところもあります。「古物商の許可」がある回収業者にお願いしてみると良いでしょう。

ただし大型の耐火金庫や特殊な金庫では、買取価格よりも出張・運搬の料金の方が高くなり、有料になることも多いようです。

金庫を処分する手順

金庫がまだ使用できる状態であれば、金庫を購入時に近い状態まで綺麗にします。中にお金や書類等が入っていないか確認したら、金庫は縦と横と奥行きの長さを測っておきましょう。

測れるようであれば金庫の重さも測ります。重さを測ることができなくても、金庫の素材や大きさから大体の重さが分かります。回収してもらう場合は、金庫の大きさと素材だけでも伝えられるようにしておきましょう。

買取の前にはメーカーや型式、年式、カギが施錠可能かどうか、取扱説明書の有無も前もって調べておくとスムーズな取引ができます。 ※品番は金庫の右下、もしくは扉の内側に有ることが多いです。

鍵のタイプ

鍵は、一般的な「鍵穴に鍵を差して開けるタイプ」から「ダイヤルを回して開けるタイプ」「鍵の代わりに指紋で認証タイプ」「番号を打ってテンキータイプ」や「ICカードやスマートフォンで開閉できるタイプ」もあります。

鍵を無くした、またダイヤルキーの番号を忘れたという人も、事前に相談することで対応してもらえます。※ただし別途技術料金が加算されます。

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買い取りするといくらくらい?

リサイクルショップや引っ越し業者、回収業者での買取は2000円程であることが多いです。ただし大きな金庫は、買い取り金額よりも搬出量や技術料でお金がかかることも頭に入れておきましょう。

オークションやフリーマーケットサイトでは販売の手間を省けるので、その分高く売ることができます。それでも大きな金庫は、プロの手を借りて搬出・設置してもらわなければいけないことも理解しておきましょう。

業者に処分をお願いするときの注意点

いろんな人が居るように回収業者も良い回収業者ばかりではありません。何の説明も無しに、重い金庫を運んでから見積もり料金を出す業者や「無料」と言っていたのに「見積もり料金までが無料」等と後付けして不当な金額を請求されることもあります。

他にも、決められた日時に来てくれない、個人情報を悪用するといった業者もみられます。業者を探すときには「信頼のある業者かどうか」という点も確認しましょう。

罰せられることも

耐火金庫の処分では、お金だけ不当な金額を請求もしくは相場よりも安い金額で回収したら、後は不法投棄されることもよくあります。

耐火金庫の処分では1万円以上かかることがほとんどです。それなのに安い金額で処分してもらって、それが不法投棄された場合は依頼者も罰せられることがあります。そして、それが何らかの事件にも関わってしまった場合には、依頼者が一番に疑われることになるのです。

高い金額で回収してくれる業者が安心というわけではなく、インターネットで回収業者を探すときには、その回収業者の評価も参考にしましょう。

専門の回収業者にお願いする場合

金庫は家庭用のものか事業所用か、メーカー名や型番、金庫の大きさや重さ、壁や床に埋め込まれているタイプか据え置きタイプか、引き取りまでの移動の距離、金庫が置いてある階数、エレベータがあるか無いか、設置場所から道路までの段差の有無でも料金が変わってきます。

オプション料には時間外作業で5,000円、金庫のような重さで計算される重量物割増し2,000円、ドア外しが必要な場合には1,000円、事業者の産業廃棄物には2,000円かかることもあります。

回収料金の目安

金庫の引き取り事業では、金庫の大きさや重さによって5000円~処分してもらえます。50㎝四方の家庭用であれば5000円、事業所用であれば50㎝四方の奥行きがたっぷりのもので10,000円、事務用の70㎝四方になると30,000円で処分してもらえます。

そして200kgの耐火金庫になると40,000~50,000円、300kgを超えると60,000円~70,000円になります。お金だけではなく、刀剣や掛軸、等お宝を守るための宝蔵金庫は10,000円で処分してもらえるようです。

他にも大型金庫から防盗金庫、特殊な金庫の処分方法が分からない時には、専門の業者にお願いするのが1番です。

まとめ

金庫は金属でできていると思いきや「気泡コンクリート」が使用されていることが多いということが分かりました。水にも火にも強い素材は、特別な方法で処分する必要があります。大きな金庫は売っても搬出量でお金がかかることも分かりました。

一方で、戦前からの歴史がある金庫は、今の金庫よりも厚みがあり、製造方法も特殊で強固なものが多いです。もし大きな金庫や歴史のある金庫の買い替えを検討している人は、耐火材の入れ替え等で再生させてエコに繋げるのもいかがでしょうか。

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