置き配の盗難対策8つの方法！在宅ワーク中でも使いたい便利サービスを安心して使うには？

置き配とは、玄関先や宅配ボックスなど受取人があらかじめ指定した場所ににもつを届けてくれるサービスのことです。

置き配は仕事などで家を空けることが多い方はもちろんのこと、在宅ワーカーにとっても便利なシステム。対面の必要がないため、オンライン会議などで手が離せないときににもつが届いても安心です。

時代のニーズを受け、インターネット通販の大手Amazonをはじめ置き配サービスを実施するEC事業者や宅配業者も増えています。在宅勤務で家にいる場合でも便利な置き配サービスを上手に活用していきたいですね！

在宅ワークなどで日中家にいる方にとってもメリットが多い置き配サービス。しかし、玄関などににもつを放置する時間があることから、盗難被害にあう可能性があるというデメリットもあります。

便利な置き配サービスを快適に使っていくには盗難対策を行うことが大切。ここからは、置き配の盗難リスクを軽減するための方法や被害防止に役立つおすすめグッズをご紹介していきます。

にもつを置き配してもらうときの盗難対策として有効なのが宅配ボックスの利用。近ごろはマンションなどの集合住宅でも宅配ボックスを設置している物件が増えてきています。

宅配ボックスにもさまざまなものがありますが、防犯性を重視するなら金属製などしっかりとしたつくりでボックスごと盗まれる心配が少ない工事設置タイプがおすすめ。工事といっても、業者に頼んで取りつけてもらうものだけでなく自分で設置できるものもあります。

ただし、あとから設置する場合は賃貸ではむずかしいケースが多いことや、比較的高価なものが多いこと、工事費用がかかってくる場合がある点には注意が必要です。

玄関先などに置くだけで工事の必要がない簡易設置タイプの宅配ボックスもあります。

集合住宅や賃貸で自由に工事できない場合や、あまり費用をかけたくない場合に便利。また、在宅ワークで基本的に家にいながら置き配をしてもらうため、そこまで本格的な宅配ボックスでなくてもいいと考える方にもおすすめです。

コンクリートなどに固定するタイプにくらべるとセキュリティ面では劣りますが、南京錠で施錠してワイヤーでドアノブに固定するものなど、パッと盗んでいけないようにできるので玄関先にそのまま置き配してもらうよりは安心でしょう。

置き配サービスの利用者が増えるなか、カギつきバッグタイプの宅配ボックスは300円ショップの3COINSなど身近なショップにも登場しています。

Mサイズ1,100円、Lサイズ1,650円の高額商品ですが、一般的なショップの宅配バッグよりも手ごろ。また、バッグの内側がアルミ蒸着フィルムになっていて短時間であればクール便の受け取りができるのも魅力です。

在宅ワークなどで家にいても利用したい便利な置き配サービス。盗難リスクを減らすには宅配ボックスの利用が有効ですが、とくに工事なしで設置できるかんたんなものだと防犯には限度があり、盗難被害をゼロにすることはむずかしいでしょう。

そこで気になるのがもしものときの補償。なかには、置き配したにもつが盗まれてしまった場合に補償を受けられるサービスつきの置き配バッグもあります。

宅配ボックスをDIYしている方も少なくありません。にもつをボックスのなかに隠してカギで施錠すれば防犯性がグッと高まり置き配も利用しやすくなります。リーズナブルにすむだけでなく自分好みのデザインにできるのもうれしいですね。

それほど複雑なつくりではなく金具やカギは100均などでも手に入るので、DIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。

置き配の盗難被害を防ぐには、置き配の指定場所を人目につきにくい場所にすることも有効です。

たとえば、EC大手のAmazonでは置き配の指定場所として宅配ボックスのほかにガスメーターボックスや自転車のかご、車庫なども選択できます。

にもつを人目につきにくい場所に置いてもらうことで他人に不在を知られにくく、空き巣などの被害防止につながる点もメリットです。

置き配のニーズが高まるなか、盗難など置き配されたにもつを購入者が受け取るまでのあいだに発生した事故による損害をカバーする保険を取り扱う保険会社も登場しています。

個人で加入できるものとしては、個人用火災総合保険で補償の対象となる家財に置き配されたにもつを含めるものなど。置き配サービスをより安心して利用したい方は、置き配にもつへの補償を含めた保険への加入や切り替えも検討してみるといいですね。

万が一置き配の盗難トラブルに巻き込まれてしまったらどうしたらいいのでしょうか。基本的な対応方法を見ていきましょう。

置き配されたにもつが盗まれた場合の対応は、通販会社や運送業者の契約内容によって異なります。配達完了通知が届いたのににもつがないなど、置き配の盗難被害にあってしまった場合は通販会社や運送業者に問い合わせを行いましょう。

通販会社や運送業者によっては置き配後のにもつの盗難を補償してくれるケースも。たとえば、Amazonでは置き配されたにもつが盗難などで届かなかった場合には商品の再送や返金などの補償に対応してくれます。

また、日本郵便でも事前合意したEC事業者が発送し、置き配指定で届けたにもつが盗難被害にあった場合に保険金を受け取れる「置き配保険」を導入するなど補償のしくみも広がっているようです。

置き配サービスで届けてもらったにもつが盗まれてしまった場合は、警察への盗難の届け出も行いましょう。窃盗犯を捕まえることはかんたんではありませんが、盗難被害の補償を受けるのに警察への被害届の提出が必要になる場合もあります。

在宅ワークなどで家にいてもタイミングが悪くてにもつの受け取りに出られない場合があります。そんなときでも再配達を頼まなくてすむ置き配サービスは便利。ぜひ盗難へのそなえを行いながら上手に使っていきたいですね。

本記事は公開日時点の内容をもとに執筆しています。補償の内容や商品・サービスの価格などは変更になる可能性があるため、実際に利用するときは公式サイトなどで現在の情報を確認した上で利用してください。