- 自転車を処分したいけど、どういう処分方法があるのかな?
- 自転車を処分すると、費用はいくらくらいかかるのだろう?
このようにお悩みではないでしょうか?
自転車の処分方法はいくつもあるため、どの方法が良いのか分からない方も多いことでしょう。そこでこの記事では、自転車を処分する方法10つとそれぞれの処分方法の費用を解説します。また自転車を処分するときは防犯登録の抹消が必要なため、そのまま処分することはできません。
この記事で、防犯登録の抹消方法も解説しているので、ぜひご確認ください。最後までお読みいただき、あなたに合った処分方法で自転車を処分してくださいね。
自転車を処分する方法10選
ここでは、自転車を処分する方法を10つ解説します。
1つずつ解説しますので、あなたに合った処分方法を見つけてくださいね。
- 粗大ゴミとして回収してもらう
- 自治体のゴミ処理場に直接自分で持ち込む
- 自治体の無料引き取りサービスを利用する
- 新品を買ったときに自転車屋に引き取ってもらう
- 新品を買わずに自転車屋に引き取ってもらう
- フリマサイトやネットオークションに出品する
- 自転車専門の買取店で売却する
- リサイクルショップで売却する
- 知人や友人に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に処分依頼する
1. 粗大ゴミとして回収してもらう(有料:数百円~1,000円程度)
自転車を粗大ゴミとして処分するには、お住まいの自治体に電話かインターネットで申し込みを行い、処分費用や回収日を確認してください。申し込みが完了できたら、自治体の公共施設やコンビニなどで処分費用分の粗大ゴミ処理券を購入します。そして購入した粗大ゴミ処理券を、サドルなどの分かりやすい場所に貼り付けて、指定された場所に出せば回収してくれます。
主な都市における自転車の処分費用は以下の通りなので、参考にしてください。
都市名 | 自転車の処分費用(税込) |
---|---|
さいたま市 | 550円 |
江戸川区 | 800円 |
横浜市 | 500円 |
大阪市 | 400円 |
粗大ゴミとして回収してもらう方法は、自治体で確実に処分してくれるため、安心してご利用できる方法です。一方で、自転車の回収日は自治体により決められるため、自分の都合が良い日に回収に来てくれるかは分かりません。
さらに粗大ゴミ処理券を自分で購入するなどの手間があるため、忙しくて自転車の処理に時間をかけられない方には、おすすめできない方法とも言えます。
2. 自治体のゴミ処理場に直接自分で持ち込む(有料:数百円)
2つ目は、自治体のゴミ処理場に直接自分で持ち込む方法です。自治体に回収してもらわずに、自治体のゴミ処理場に直接自分で持ち込めば、費用が安く済みます。
例えば、江戸川区では回収してもらうと800円かかるところが、直接自分で持ち込めば半額の400円で済みます。大阪市では10キログラムごとに90円と、重量に比例して処分費用の設定をしている自治体も。少しでも処分費用を抑えたい方には、おすすめの方法です。
ただし自分で自転車を運ぶ必要があることや、事前に予約をしてから持ち込む必要があることなど、手間がかかることには注意が必要です。
3. 自治体の無料引き取りサービスを利用する(無料)
3つ目は、自治体の無料引き取りサービスを利用する方法です。例えば足立区の場合、区内在住者および区内在勤者であれば、不用になった自転車を無料で引き取ってくれます。引き取り場所も複数あるため、便利なサービスです。詳細は、足立区ホームページでご確認ください。
また渋谷区でも、足立区と同じように自転車の無料引き取りサービスを行っています。気になる方は、お住まいの自治体が自転車の無料引き取りサービスを行っているかどうかを、確認してみてください。
ただし足立区では故障している自転車でも引き取ってくれますが、渋谷区では自転車の再使用が目的のため、故障した自転車は引き取ってくれません。
自治体により、引き取ってくれる自転車の条件が異なることには、注意が必要です。
4. 新品を買ったときに自転車屋に引き取ってもらう(無料~1,000円程度)
4つ目は、新品の自転車を買ったときに自転車屋に引き取ってもらう方法です。新品の自転車を買ったときは、不用になった自転車を回収してくれる店舗が多いです。買ったときに処分の手続きも同時に行えるため、手間が少なくて済みます。
主な自転車屋での処分費用は、以下の通りです。
自転車屋 | 処分費用(税込) |
---|---|
イオンバイク | 無料 |
サイクルベースあさひ | 550円 |
サイクルスポット | 550円 |
特にイオンバイクでは、新品の自転車を購入した場合に限り、不用になった自転車を1台無料で引き取ってくれます。サイクルベースあさひやサイクルスポットでも550円(税込)と安価で処分してくれるため、新品の自転車を購入する人にはおすすめの処分方法です。ただし不用になった自転車を、自転車屋まで持っていく手間があることには注意をしてください。
5. 新品を買わずに自転車屋に引き取ってもらう(1,000円~2,000円程度)
5つ目は、新品を買わずに自転車屋に引き取ってもらう方法です。新品の自転車を購入しなくても、自転車屋で不用になった自転車を処分できることを覚えておきましょう。主な自転車屋で、自転車の処分のみを依頼した場合の費用は、以下の通りです。
自転車屋 | 処分費用(税込) |
---|---|
イオンバイク | 処分のみの引き取りは未実施 |
サイクルベースあさひ | 1,100円 |
サイクルスポット | 1,650円 |
新品の自転車を購入したときと比べて、処分費用が高くなることに注意をしてください。またイオンバイクでは、処分のみの引き取りは実施していないことにも、注意をしましょう。
6. フリマサイトやネットオークションに出品する(無料もしくは黒字)
6つ目は、フリマサイトやネットオークションに出品する方法です。
フリマサイトで有名なサービスはメルカリ、ネットオークションはヤフオクがあります。フリマサイトやネットオークションであれば、自分で販売価格を設定できるため、納得した価格で売却したい方には、おすすめの方法です。もしお持ちの自転車が、高価で有名なブランド品だったり、スポーツタイプのものだったりした場合、高く売れる可能性があります。
ただし出品準備や買い手への対応、また発送などを自分で行う必要があることには、注意をしてください。また出品した内容と実物の状態が異なる場合、トラブルになってしまう可能性があります。トラブルにならないように、出品する自転車の情報を偽りなく正しく伝えることが重要です。
7. 自転車専門の買取店で売却する(無料もしくは黒字)
7つ目は、自転車専門の買取店で売却する方法です。
マウンテンバイクやロードバイク、電動アシスト自転車などの高性能自転車を処分するときは、自転車専門の買取店で売却するのも1つの手です。例えば、マウンテンバイクのような専門的な知識が必要な自転車の場合、専門店でないと正しく査定されず、高く売れない可能性があります。
高性能の自転車を処分する予定の方は、専門的な知識を持つ自転車専門の買取店のご利用をおすすめします。ただしいくら性能が良くても、傷が付いていたり、壊れていたりするなど自転車の状態が悪ければ、売れないことには注意をしてください。
8. リサイクルショップで売却する(無料もしくは黒字)
8つ目は、リサイクルショップで売却する方法です。
売却する自転車が壊れていなく、正常に使える状態であれば、リサイクルショップで売却できる可能性があります。リサイクルショップに売却を依頼するときのチェックリストは、以下の通りです。リサイクルショップでの買い取りを考えている方は、参考にしてください。
- 自転車本体に傷が付いていないか
- ライトが点くか
- タイヤがパンクしていないか
- ブレーキやチェーンが問題なく作動するか
またリサイクルショップの中には、無料で出張査定・買取をしてくれる店舗があります。家の近くにリサイクルショップがない方や、自転車を持ち運べない方は、出張して家まで来てくれるリサイクルショップを選ぶと良いでしょう。
一方で、自転車が故障していたり、錆がひどく状態が悪かったりする場合は、買い取ってくれない可能性があることには注意をしてください。
9. 知人や友人に引き取ってもらう(無料もしくは黒字)
9つ目は、知人や友人に引き取ってもらう方法です。
自転車を欲しがっている知人や友人がいれば、無料もしくは安価で譲るのも良い方法と言えます。まだ乗れる自転車を処分するのに抵抗がある人には、おすすめの方法です。なお自転車が必要な知人や友人が見つからない場合は、掲示板に載せることで譲る相手が見つかるジモティーで見つける方法もあります。
探す範囲が広くなり、しかも無料で掲示板を利用できるため、気になる方は試してみてください。
10. 不用品回収業者に処分依頼する(有料:1,000円~3,000円程度)
10つ目は、不用品回収業者に処分依頼する方法です。
不用品回収業者に処分依頼をすれば、電話一本で即日に処分してくれるかもしれません。また家まで不用になった自転車を取りに来てくれるため、手間がかかりません。ただし、費用は1,000円~3,000円程度(税込)と、自転車の処分方法の中で一番費用がかかります。
したがって費用がかかったとしても、忙しくて自転車の運搬から廃棄まで全て行ってほしい方には、おすすめの処分方法と言えます。また積み放題のパック料金を設定している不用品回収業者もあるため、自転車以外にも処分するものがある方にもおすすめです。
自転車を処分する前に知っておく3つのポイント
ここまで自転車の処分方法を解説しましたが、処分する前に知っておくべき3つのポイントがあります。
3つのポイントは、以下の通りです。
- 防犯登録の抹消手続きをする
- 電動自転車はバッテリーを外す
- タイヤの取り扱いについて
1つずつ解説しますので、自転車を処分する前に必ず読んでくださいね。
1. 防犯登録の抹消手続きをする
1つ目のポイントは、防犯登録の抹消手続きをすることです。なぜなら防犯登録の抹消手続きをせずに自転車を譲った場合、譲り受けた方が盗品の疑いをかけられる恐れがあるからです。また処分した自転車が誰かの手にわたって事件に巻き込まれた場合、防犯登録された所有者が事件を起こしたのではないか、と疑われてしまいます。
トラブルに巻き込まれたり、不快な思いをしたりしないように、防犯登録の抹消手続きを確実に行ってください。
2. 電動自転車はバッテリーを外す
2つ目のポイントは、電動自転車はバッテリーを外すことです。なぜなら、バッテリーを付けたまま処分すると、バッテリーが原因で火災を引き起こしてしまう恐れがあるからです。バッテリーは、電動自転車を購入した店に持ち込むことで、回収してもらえます。もし購入した店が遠方にある場合は「一般社団法人JBRC(小型充電式電池リサイクルセンター)」に相談してください。
JBRCのホームページにある、協力店・協力自治体検索からでもバッテリーを回収してくれる店を検索できるため、気になる方は確認してみてください。
3. タイヤの取り扱いについて
3つ目のポイントは、タイヤの取り扱いについてです。もし自転車を一般の燃えるゴミや燃えないゴミに出して処分する場合、タイヤの取り扱いには注意が必要です。タイヤにはゴムと金属のワイヤーが含まれているため、ゴムは小さく切って燃えるゴミへ、金属のワイヤーは金属ゴミへ出す必要があります。
しかし小さく解体できずに30cm~50cmを超えてしまう場合は、自治体によっては粗大ゴミと判断されてしまいます。もし粗大ゴミと判断されてしまうと、一般のゴミとして回収してもらえない可能性が高いため、注意をしながら分別や解体を行ってください。
防犯登録の抹消の手続き方法を詳しく解説
ここでは、防犯登録の抹消手続き方法を解説していきます。防犯登録の抹消は、自転車防犯登録所の看板を掲げている自転車屋などの防犯登録所、もしくは交番や警察署で手続きが可能です。
なお、お住いの自治体によっては自転車屋のみ、または交番や警察署のみで防犯登録抹消ができる場合があります。したがって、どこで防犯登録の抹消ができるかについては、まずはお近くの自転車屋に問い合わせることをおすすめします。
また抹消手続きで必要なものは、以下の通りです。
- 防犯登録の抹消を行う自転車
- 自転車防犯登録カード(お客様控え)
- 運転免許証や健康保険証などの身分証明書(外国籍の方は、外国人登録証明書など)
自転車防犯登録カードは、自転車を買い、防犯登録を行ったときに渡されるカードのことを指します。防犯登録の抹消ができる場所で手続きを行い、防犯登録抹消証明書を受け取ったら、手続き完了です。詳しくは、一般社団法人東京都自転車商防犯協力会のサイトをご確認ください。
自転車を処分するときの注意点2つ
自転車を処分するときの注意点は、以下の2つです。
- 粗大ゴミの回収場所に自転車を置くときは、必ず鍵をかける
- 不用品回収業者に依頼するときは、悪徳業者に注意する
1つずつ解説していきます。
1. 粗大ゴミの回収場所に自転車を置くときは、必ず鍵をかける
粗大ゴミの回収場所に自転車を置くときは、必ず鍵をかけてください。なぜなら、鍵をかけないと盗まれる恐れがあるからです。もし盗まれた場合、回収する予定の自治体から連絡が入って、迷惑をかける恐れがあります。さらに、再度粗大ゴミの回収依頼をしなければいけないため、盗まれないように自転車には必ず鍵をかけておきましょう。
2. 不用品回収業者に依頼するときは、悪徳業者に注意する
不用品回収業者に依頼するときは、悪徳業者に注意をしてください。悪徳業者に処分依頼をしてしまうと、不当に高額な処分費用を請求されたり、不法投棄されたりする恐れがあります。したがって、相見積もりを取る、必要な資格である一般廃棄物収集運搬業の許可を持っていることを確認するなどの対策をして、不用品回収業者を選ぶようにしてください。
自転車処分の時によくある質問
自転車を処分する時に、よくある質問をまとめました。
まとめ
この記事では、自転車を処分する方法を10つ解説しました。フリマサイトなどを利用して売却すれば、費用がかからずに処分できます。忙しくて処分に時間をかけられない方は、手間がかからずに処分してくれる不用品回収業者に処分依頼をする方法が、おすすめです。
ただし自転車を処分するときは、事前に防犯登録の抹消を行いましょう。なぜなら、自転車を譲り受けた方が盗品の疑いをかけられたり、トラブルに巻き込まれる恐れがあるからです。処分する前に防犯登録の抹消を行うことに注意をしながら、あなたに合った方法で自転車を処分してくださいね。