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お焚上げ(おたきあげ)とは? 捨てにくいものを供養して処分する8つのポイント

お焚上げ(おたきあげ)とは? 捨てにくいものを供養して処分する8つのポイント

最近よく聞く「お焚上げ(おたきあげ)」について調べてみました。お焚上げに出せる品物の種類や、品物別の値段のめやす、お焚上げを行うにあたっての注意などを解説しています。また、遺品整理士についても説明しています。


いらなくなったものだけれども、捨てにくいものってありますよね。
故人の愛用品や、誰かからもらったものは、骨董品のように高い値段で売れるものではないし、かといってゴミにもできない品物です。
例えば、亡くなった祖母が大切にしていた人形であったり、空になった骨壷、仏壇や数珠といったものも捨てにくいものの一つですね。

今回は、いらなくなった物を感謝の気持ちを込めて天にかえす儀式、「お焚上げ(おたきあげ)」について調べてみました。

お焚上げ(おたきあげ)がわかる8つのポイント

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1 お焚き上げとは?

「お焚きあげ」は、たまに聞く言葉ですが、どのようなことを指すのでしょうか?

元々は、神社やお寺の庭で、仏壇や人形、神棚などの粗末にしてはいけないものを、感謝の気持ちを込めながら浄火して天に戻す風習のことを指しています。
時々テレビなどで、1月15日の小正月(こしょうがつ)に、松飾りやしめ縄、書き初めやだるまを積み上げて燃やしている映像を見たことがあると思います。
これもお焚きあげの一つの形です。

誰も使わないので不要品だけれども、誰かが使っていたもので愛着がこもっているために捨てにくい。
そういったものを処分する時に、お焚上げという方法が近年見直されているのです。

お焚上げをすると縁起が悪くなるものや、できないもの、といった決まりはありません。
しかし、神社仏閣によって、できるものとできないものがあります。
例えば、紙類は良いけれども電化製品はできない、といった具合です。



2 お焚き上げはどこでしてくれる?

神社仏閣か、もしくは最近注目されているお焚上げをしてくれる業者に頼むかが一般的です。

神社仏閣の場合、昔からそのお寺や神社にお世話になっている檀家や氏子でないと、お焚上げしてくれないこともありますし、全国から誰でもお焚上げができる神社仏閣もあります。
お焚上げをしてくれる施設を探すのであれば、「お焚上げ」「自分の住んでいる市町村」といったキーワードで検索すると、お焚上げしてくれる施設が出てきますので調べてみましょう。

3 お焚き上げ以外の処分方法は?

品物によっては神社仏閣にたのんでも、お焚上げできないものもあります。
また、人に頼むのではなく自分で処分したいものもありますよね。
そういう時は、「清め塩(きよめじお)、清めの塩(きよめのしお)」をして、自宅で処分を行いましょう。

「清め塩(きよめじお)」の方法

品物に対して一礼する。
一礼する時に「祓い給え清め給え(はらいたまえきよめたまえ)」を三回となえましょう。
声に出しても良いですし、心の中で唱えてもかまいません。
その後、小さなお皿に盛った塩を左手で持ちます。
右手で塩をつかんで、左、右、左と品物の上から塩をふります。
最後に一礼して終了です。

4 神社仏閣と業者では、どちらが良い?

故人がお世話になっていたお寺や神社でお焚上げができれば、それが一番の供養になります。
しかし、お世話になっていたお寺や神社が、お焚上げを行っていなかったり、御札(おふだ)だけ、人形だけといった品物による限定がある場合も多く見られます。
また、お焚上げをする時期が一年に一回であったりと、こちらのタイミングとは合わないケースもあります。
そのような時には、お焚上げの業者にお願いしてみるのも一つの方法です。

お焚上げをしてくれる業者は、近所であれば来てくれる場合もありますし、こちらでダンボールに入れて送る場合もあります。



5 お焚き上げの業者はどこがオススメ?

お焚上げや遺品の整理は、近年需要が高まっていることもあって新しい業者が増えています。
そのため業者によって値段もまちまちなのが現状です。
遺族が急いでいたり、とにかく何でも良いから処分してほしいという気持ちに追い込まれていたりすると、高額な料金を取られるケースもあります。

お焚上げの業者を選ぶ時は、
・料金体系が明確なこと
・見積もりを出してくれること
・少なくとも3社から見積もりをもらうこと
といったことが、ポイントになります。

お焚上げをしなくても、リサイクルショップに買い取ってもらったり、不用品回収業者に引き取ってもらったりすることも視野に入れましょう。

また、亡くなった方が賃貸に住んでいる場合、早く出ていってほしいと言われたらトランクルームなどに品物を一時預かりしてもらうのも一つの方法です。

6 遺品整理士という仕事

「お焚上げ」と同様、最近注目されている職業が「遺品整理士」です。
遺品をどのように整理すれば良いかを、プロの目線で的確にアドバイスしてくれて、処分方法についても対応してくれます。
お焚上げをする時には、遺品整理士についても調べると良いかもしれません。

どのようなものが遺品で、どのようなものが遺産になるのかといった基本から、不用品の処分の仕方、お焚上げをおこなってくれる業者への連絡など、まさにこちらがしてほしいことを行ってくれるのが「遺品整理士」なのです。
近年トラブルになっている、業者の遺品への接し方についても、遺品整理士であれば真心を込めて扱ってくれますので安心です。

遺品整理士という仕事は、「遺品整理士認定協会」というところが行っている民間資格です。
民間ではありますが一定のルールを把握した専門家ですので、仕事を依頼する時は遺品整理士であるかどうかをポイントに選ぶと良いでしょう。

7 遺品整理士はどうやって探す?

インターネットで「遺品整理士」「市町村の名前」で検索してみましょう。
遺品整理士は遺品整理会社や特殊清掃業者で働いていることが多いのです。
自分が住んでいる地域や、調べたい地域にも、多くの遺品整理士がいることがわかります。
業者によっては、整理するだけでなくハウスクリーニングもしてくれたり、生前整理の手伝いをしてくれたりするところもあります。
また、遺品整理士のところで、遺品供養や骨董品の買い取りを行っているところもあります。
それぞれが、不用品を処分するに当たってさまざまな思いや悩みを抱えています。
自分の要求にあった業者を選ぶようにしましょう。



8 お焚上げの値段

一礼として、値段をあげておきます。
地域や施設によって値段が違ったり、お焚上げをしてくれる品物がまちまちですので、問い合わせてから送るようにしてください。

株式会社 焚上(たきあげ)協会

・スナップ写真・印鑑などの比較的小さいもの 3,000円
・布団一式 10,000円
・家庭用の神棚 10,000円
・仏壇 10,000円から(サイズによる)
・家庭用の45L用ビニール袋で1個 5,000円
・家庭用の45L用ビニール袋で2個 8,000円
・家庭用の45L用ビニール袋が3個以上になった時の追加料金 1個あたり2,000円

結城諏訪神社

・ダンボールの縦+横+高さが100㎝まで 3,000円
・ダンボールの縦+横+高さが120㎝まで 5,000円
・ダンボールの縦+横+高さが150㎝まで 8,000円
・ダンボールの縦+横+高さが150㎝以上 10,000円

お焚き上げステーション

・ダンボールの縦+横+高さが120㎝までのサイズに、写真や手紙といった紙類、ぬいぐるみ等を詰めたもの 10,000円
・日本人形 10,000円から
・ひな人形 15,000円から
・仏壇 15,000円から
・携帯電話、スマートフォン 500円
・デスクトップパソコン 3,500円
・ノートパソコン 2,000円
・タブレット 1,000円

これらから見てわかるように、同じようなサイズでも業者によって倍以上値段が違うことがあります。
業者によって、得意なものと不得意なものとがあります。
品物によってお焚上げの業者を分けたほうがお得ですよ。

お焚上げの注意点

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お焚上げは粗大ゴミ処理ではない

何でもかんでもお焚上げすれば、目の前から消えてくれてスッキリすると考えがちですが、お焚上げはゴミ処理ではありませんので注意してください。

例えば、別居していて亡くなった家族のタンスや布団などは、他の家族で使用する人がいなければ、粗大ゴミとして処分するのが妥当でしょう。
リサイクルショップに販売できるものや、オークションで売れるものもあるかもしれません。
しかし、写真や日記といったものはプライベートな情報が詰まっていて、リサイクルもできません。
そういったものを、お焚上げすることが本来の使用方法です。



お焚上げに出す品物は、家族や親戚とよく相談してから

家族が亡くなると、誰もが気持ちが動転してしまい、遺品の処分を早くしないといけないような気になってしまいます。
あわてていて、目の前から無くしてしまわないとあせるあまり、後から冷静になって考えると全て処分しなくても良かったと後悔する場合もあります。
兄弟や家族が何人もいる場合は、後々のトラブルにならないためにも、お焚上げすることを前もって話し合っておきましょう。
お焚上げの方法や、値段などで家族や親戚間でトラブルになっても大変です。
お焚上げをする品物や、方法、お願いする施設については、家族や親戚とよく相談してから行ってください。

お焚上げをしてくれる施設

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自分の家で代々世話になってる神社仏閣があれば、そちらにお願いしてみましょう。
しかし、お寺や神社によっては、お焚上げをする時期も決まっていたり、お焚上げができる物が限定されていることもあります。
そのような場合は、誰でも利用できる施設がオススメです。

株式会社焚上(たきあげ)協会
結城諏訪神社 
お焚き上げステーション

これらの施設は、郵送するとお焚上げをしてくれるシステムになっています。

株式会社 焚上(たきあげ)協会

北海道札幌市にある施設ですが、全国から品物を郵送することができます。
宗旨宗派を問わず、誰でもお焚上げをしてくれます。
説明や見積もりは無料ですので、気軽に問い合わせてみましょう。
お焚上げが済んだ後は、お焚上げの終了報告書を発行してもらえます。



結城諏訪神社

茨城県結城市にある神社です。
こちらは、日用品から電化製品、携帯電話や人形といったものから、タロットカードやパワーストーンといったヒーリンググッズのお焚上げを行ってくれます。
結城諏訪神社まで自分で持参する場合は、事前に電話をしてから持ち込みましょう。
料金は銀行口座に振り込むだけでOKです。
また、お焚上げの後は通知も行ってくれますので、自分の気持ちの整理もできますね。

お焚き上げステーション

北海道千歳市にある施設ですが、こちらも全国から品物を宅配便で送ることができます。
こちらも故人の日用品や人形、仏壇といったものがお焚上げできます。
そして、こちらの特徴はパソコンやスマートフォンに入っている個人情報を完全に消去してくれるという点です。
誰もが自分が亡くなった後、パソコンやスマートフォンを誰かに見られたくないですよね。
そして、故人の使用していたパソコンのデータ復旧も行っています。
デジタルデータに強いのが、お焚き上げステーションの特徴と言えるでしょう。

お焚上げによくある質問

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どれくらいの量までOK?

これは、それぞれの施設によって対応が違ってきます。
電化製品はお焚上げの中に入らないという施設もありますし、何でも大丈夫という所もあります。
全てを一つの施設でお焚上げをすることが難しければ、品物別に施設を分けるのも良いかもしれません。



神社仏閣では断られてしまったものは、どうしたら良い?

植物などの生き物や、ライターなどの危険物、家電や金属製品といった燃えないものは、断られるケースが多く見られます。
無理に送りつけてもトラブルになってしまい、嫌な思いをしてしまいますので、お焚上げしてもらう前によく相談しましょう。

パソコンなど個人情報はお焚上げしてくれる?

お焚き上げステーションのように、電子機器内の個人情報を抹消してくれるところもあります。
また、CDやDVDだけはお焚上げが可能だけれども、パソコンやハードディスクはNGという施設もあります。

まとめ

昔は故人が大切にしていたもので、今はいらないけれども、その品物を見るだけでつらい過去を思い出してしまうものがありますよね。
物にはそれを持っていた人に対する思い出がかかわってくるので、捨てるとなると心が痛む場合もあります。
そんな時には、供養する気持ちも込めてお焚上げを依頼するのも一つの方法ではないでしょうか。

お焚上げをすることで、品物が整理されるだけでなく、自分自身も気持ちの整理を行うことができます。
捨てるのではなく、供養する気持ちでお焚上げを利用してみてはいかがでしょうか。

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