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老前整理で成功する6つのコツ

老前整理で成功する6つのコツ

老後を快適に暮らすために、元気な40代50代のうちに家の中の整理作業を行うことを「老前整理」と言います。ここでは、老前整理の心構えやコツ、老前整理を行わないとどうなるのか、整理する時の注意点などについてまとめました。


年をとるほど、物の整理は体力や気力たいるのでめんどくさくなります。老人になる前に、自分の身の回りを見直してみませんか。「これからの自分」を想像することは、前向きに生きることでもあります。

足が悪くなってからでは、整理作業どころかトイレに行くのも一苦労です。元気な40代50代のうちに、「老前整理」に取り組みましょう。

老前整理とは

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老前整理とは?

老前整理とは、年を取って体が不自由になる前に、元気な今のうちに部屋を整理することです。
そしてこれから先、自分がどうやって行きていきたいのか、なりたい自分を想像して整理するのです。
本当に必要なものを取捨選択することで、物だけでなく頭と心も整理することができます。
老前整理とは、前向きにこれからの自分の人生を生きるために行うのです。

老前整理をスタートする年齢に、決まりはありません。
何歳からでも良いのです。
引っ越しのように期限があるわけではないので、やりたいと思った時にはじめてみましょう。
気軽な気持ちでスタートすれば良いのです。
今回調べたところによると、40代後半から50代にかけてやりはじめる人が多く見られました。

40代の老前整理

40代では体力もまだ十分あり、本当に大切なことも冷静に考えられます。老前整理に最適な年齢と言えるでしょう。

元気で生活できているので、まだ自分の介護について考えるには早い時期でもあります。身体のどの部分が悪くなるのかによっても生活が変わってきますので、介護については50代で考えましょう。

自分の葬式や遺言もまだ先なので、あまり早く決めてしまうと後から考え直さなくてはいけません。40代の老前整理は、自分の物を整理したり、親や家族の物がどうなっているか把握したりするのが中心になります。

結婚している場合は、パートナーと老後について「定年後には田舎に帰って生活したい」「今より病院やスーパーが近い場所に引越したい」など、何となく話題にしておくと良いでしょう。

50代の老前整理

50代の老前整理は、40代より具体的になってきます。自分の親の介護や葬儀を体験して、自分の時はどのようにするか現実的に考えられるようになっている年齢でもあります。

預貯金やローン、資産などの現状が自分ですぐに把握できるようにしておきましょう。遺言を書く場合も、どの程度資産があるかを確認しておく必要があります。

40代に引き続き、物の整理は何年かおきに行ってください。

生前整理とは?

「老前整理」とは「生前整理」とは少し違います。

生前整理とは、自分が生きることが中心ではなく、自分が亡くなった後に残された家族のためにおこなう整理です。
相続で遺族がもめないように財産を整理したり、遺品になるものを整理したりすることを言います。

 

老前整理を成功する6つのコツ

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1 物は見るだけでなく一度外に出す

押入れや戸棚を開いただけで、
「そういえば、ここにはコレがあったな」
と思い出がよみがえってきて、外に出すのがおっくうになります。

しかし物を外に出さないと、いつまでたっても整理できません。ここは一度外に出して、本当に使うのか考えましょう。

押入れの中には覚えていないものも入っているので、一度全部出さないと結局は整理できません。
覚悟を決めて、物は見て終わらせるのではなく、引っ張り出して中身を点検してみましょう。
もし壊れていたら扱いも変わってきます。

いつまでも壊れているものを大切にしていては場所がもったいないので、道具類なども一年に一度はチェックや手入れが必要です。

2 整理する場所と時間を決める

いっぺんに家の中を全部整理しようと思ったら何日もかかってしまいます。疲れてくると思わぬケガだってしかねません。

まずは家全体の整理計画を立てましょう。簡単な間取り図を描いて、押入れは今週、タンスは来週というように、場所と時間の計画を立てるのです。

老前整理をしないと生活できないわけではないので、頑張りすぎず、完璧を目指さずにスタートしてみましょう。

3 一日に1つの引き出しで良い

老前整理は一気に捨てることではなく、本当に必要なものを見極めることが大切なので、スローペースでも良いのです。まだ使えるものでも、この2年間で使っていなければ、将来使う可能性も低いです。

リサイクルショップに持って行ってお金にしたり、オークションに出したりしても良いでしょう。

4 迷ったら一週間後に捨てるか考える

整理していると、捨てようかどうしようか迷うことがあります。そのような場合は、少なくとも一週間程度は頭をクールダウンさせたほうが良いでしょう。

しかしあまり時間をあけると、老前整理の意欲も薄れてしまって保留ボックスそのものを物置に突っ込んでしまうことになりかねません。一ヶ月以内には保留ボックスの中身を「使う」「捨てる」「リサイクルショップ、オークション行き」のどれかに分類するようにしましょう。

このクールダウンする時間がとても大切です。物の選択は、自分の人生の取捨選択の時間でもあるのです。

5 収納場所は決めておく

老前整理というと、捨てることばかり考えがちですが、大切なのは整理によって新しい生活をスタートさせることです。老いても快適に暮らせるよう、よく使うものはしゃがまなくても、椅子に乗らなくても手に取れる場所に置いておきましょう。

高いところに収納すると、物を出し入れする時に脚立や椅子から落ちてケガをしてしまうかもしれません。思い切って、天井に近い部分の押入れには物を置かないなど、自分の中で収納のルールを決めておきましょう。

また、コンセントや延長コード、アンテナの線といったものも、この際整理すると良いでしょう。
家具を動かして少し整理するだけで、使わないのにコンセントにさしていた延長コードが見つかるかもしれません。

コンセントとプラグの間のホコリが火事の原因ともなりかねませんので、収納以外の電気まわりにも気をつけると危険が予防できます。

6 物に対する考え方が変わる

物を捨てることに抵抗感や罪悪感は誰にでもあります。しかし、家に物をためこみすぎてしまって、どこに何があるのかわからなくなってしまっていたら、そのほうが物を大切にしていないことになります。

もったいないと思ったら、一度に捨てずに「保留ボックス」を作りましょう。
自分の中で「8秒間迷ったら保留、迷わなかったら不要。」というようなルールを決めておくと良いでしょう。

不要だと思ったものを、全て捨てる必要はありません。売れそうなものはリサイクルショップに出したり、フリーマーケットで売ったり、オークションに出したりすれば良いのです。

老前整理の分類方法

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1 分類ボックスを作る

整理する時は、分類ボックスを作りましょう。

分類ボックスの分け方としては
「使う」
「捨てる」
「リサイクルショップ、オークション行き」
「保留」
の4種類を作っておくと良いでしょう。

「使う」「捨てる」だけだと、どうしても迷ってしまうからです。

2 捨てるだけでなく売ることも視野に

整理のコツは、「まだ使える」ではなく「本当に使うか?」がポイントです。

例えば一時期テニスに熱中していて、テニスシューズが出てきたとします。1回か2回はいただけで、ほとんど新品だったらあなたはどうするでしょうか?

老前整理としては、1年以内にテニスをする予定があれば「保留ボックス」に入れるのがポイントです。予定が無ければもったいないので「新品同様の中古」としてオークションで売るのも良いでしょう。

近年、パソコンだけでなくスマートフォンで簡単にできるオークションもできています。捨てればゴミになってしまいますが、次に誰かが使ってくれればその物も再び使われて役に立つのです。

3 疲れたら今日は作業を止める

整理をすると、思わず昔のものが出てきて手紙を読んだり新聞を読んだりして、時間がとられてしまいます。そういったものは保留ボックスに入れておきましょう。その場で捨てようかどうしようか、一つひとつ悩んでいては時間がいくらあっても足りなくなります。

迷ったら今はとりあえず保留ボックスに入れるようにすれば、作業もはかどります。

作業がだんだん面倒くさくなって、いいや全部捨ててしまえ!と考えるようになったら、判断力が鈍っている証拠です。今日の作業は終わらせましょう。

4 寝る場所は確保しておく

分類だけで作業は終わりではありません。
分類したものを、捨てたり、保留ボックスを部屋のどこかに置く作業も残っています。
その後に、食事を作ったりお風呂に入ったり、という日常生活もおくらなくてはいけないので、分類だけでその日の全部の体力を使い切らないようにしましょう。
老前整理作業をする前に、寝る場所を確保しておくことと、今日の晩御飯はどうするか決めておくと作業後もすぐに元の生活に戻れます。

使うかどうか見分けるポイント

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過去2年間使わなかったものは、この先使う機会はほとんどありません。
リサイクルショップに引き取ってもらったり、フリーマーケットで出したり、あるいは捨てたりと、処分方法を考える時期に来ています。

迷ったら、
・次はいつ使うものなのか
・使う人は誰なのか
・使う場所は決まっているのか
といったことを考えてみましょう。
使う目的が無ければ、自分にとってはあまり必要のない物になります。

老前整理の5つの注意点

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1 自分のものだけ整理しよう

遠方に住んでいる子どもの物が出てきたら、小さかった時のものだから、最近あまり家に来ないからと勝手に判断して捨てないようにしましょう。
亡くなった家族のものでも、家族会議が必要なものは一人で処分せず、他の家族に聞くことが大切です。
後々、大きなトラブルになりかねません。

2 完璧主義にならない

一度に全部やってしまおうとすると無理が生じます。
面倒になって全部捨ててしまって、後から後悔する場合もあります。
大切なのは整理作業をすることで、自分の物と心をリセットしてあげることです。
何でもかんでも「面倒だから捨てる!」という気持ちになってしまったら、一度作業をストップして頭をクールダウンさせましょう。

3 地震や災害のことも考える

大きな地震が起こった時のことも考えておくことが必要です。
タンスの上に重い物を置いていたら、落ちてきて助かる命も助からないかもしれません。
買うと高額だからと惰性で取っておいたものも、安全という面から見ると危険なものかもしれません。
例えば、使わない土鍋セットやアフタヌーン・ティーセットなどは、食器戸棚の上に置いておくと地震があった時に大変危険です。

4 思い出の品は大切に

手紙や子供の頃に描いた絵など、思い出のあるものは取っておきましょう。整理作業の基本として「使わない」ものは捨てましょう。

しかし思い出の品は「使う」ためのものではないので保留する、もしくは取っておきます。老前整理で部屋を整理すれば、そういった本当に大切なものを飾ってみたり、すぐ見られるようにもなります。

何を「思い出の品」とするかの判断は必要です。
新婚旅行先で買ったティーカップのセットと、10年前に綺麗だったのでデパートで買ったティーカップのセット、どちらもティーカップには違いありません。しかし、どちらのほうが、思い出の品としてふさわしいでしょうか?

もらったまま手をつけていない食器セットや、旅行の時に勢いで買ってしまったけれども着ていない洋服など、捨てるべき物、リサイクルすべき物は思い出の品などではなく他にいっぱいあります。老前整理をすると、自分がいかに無駄な物を購入していたかがわかるので、衝動買いもしなくなります。

5 収納用品は買わない

整理作業と逆行するようですが、収納場所は今あるタンスや棚だけにします。
箱ばかり増やしてしまっても、整理作業にはなりません。
右にあるものを、左の箱に移動させただけになって、結局は捨てられません。

老前整理の4つの必要性

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1 年をとると疲れやすくなる

片付け作業なんて、今しなくても、もっと年を取ったときにやれば良いと思うかもしれません。
それは、まだ自分に体力や気力があるからそう思えるのです。
もっと年をとると、毎日の生活で手一杯になってしまいます。

朝起きて食事をして、少し外に出て歩いて、昼寝をして晩御飯を食べてテレビを見て寝る。
比較的元気な老人でさえ、80歳になったら、その程度で毎日疲れてしまうのです。
整理作業などとてもできません。

2 年をとった時と今とでは「快適な生活」が違う

年を取ってからの暮らしと、今の暮らしの快適さはポイントが違います。
壁側にカレンダーがかかっているよりも、壁に手すりがあったほうが生活の快適度は上がるでしょう。
お洒落な間接照明よりも、老眼になればはっきりと見える明るさの照明のほうが必要なのです。
健康な今の視点ではなく、未来の自分のために、体が不自由になった時のことを想像して整理するのも老前整理の特徴です。

3 さがし物は体力のあるうちに

病気やケガで体が思うように動かなくなってしまったとします。
車椅子や杖での生活がしばらく続くとしたら、今の家の状態でできるでしょうか。
玄関につまづきそうな物は置いていないでしょうか。
自分の部屋からトイレまでの導線に、ジャマな物や危険なものはないでしょうか。
具合が悪くなってからでは片付けはできません。
元気な今だからこそ整理作業もできるのです。
バリアフリーに家の中を改造しても、あちこちに物が置いてあったら何にもなりません。
車椅子で通れる、杖でも歩ける状態の廊下にしておきましょう。

屋根裏部屋や、天井に近い押入れなど、ハシゴや脚立を使わないと上がれない部分にある物こそ、老前整理にぴったりです。年をとるとハシゴや脚立に上がるのが危険になってしまうからです。

何が入っていたのか忘れていないでしょうか? もしかしたら、欲しいと思っていた物があるかもしれません。
ずっと探してい道具が見つかるかもしれません。
面倒だと思っていても、はじめてみると案外面白いものです。
少しでも気が向いたら老前整理をスタートさせましょう。

4 誰にも頼らず生活できるようにする

今は家族がいても、子どもは独立し結婚相手に先立たれた場合は、一人で生きていく可能性もあります。独身でなくても独居老人になる危険性は十分にあるのです。

一人暮らしで家の整理をできるのが自分だけだったとします。具合が悪くなり数ヶ月間入院し、退院したものの後遺症が残り足腰が不自由になります。今まで布団を敷いて暮らしていましたが、体が不自由になったので介護用ベッドで寝ることになりました。今の自分の家の状態で、介護用ベッドを入れることができるでしょうか。

元気な時は階段を上がれたけれども、足が動かなくなったら1階が生活の主な場になるでしょう。
そう考えると、現在の部屋の使い方自体も見直す必要があります。

まとめ

老前整理は、これからの自分が快適に生きていくための準備でもあります。
物を捨てることが最終目的ではなく、これまでの人生の思い出と、これからの自分のライフプランを見直すきっかけにもなるのです。

一般に遺品整理費用は、量により違いがありますが3LDKの場合20万円から数十万円かかると言われています。
自分が車椅子でないと動けなくなった時に、廊下に車椅子が通らないからといって整理作業はもうできません。
しかし家で生活するためには整理しなくてはいけないので、業者にたのむことになります。
当然有料です。
数十万円をすぐに出せる費用を用意するよりも、今のうちから安全で快適な住まいを作っておきましょう。

そして、老前整理は一度だけでなく、機会を見て少しずつやるようにしましょう。
整理作業を続けることで、自分が本当に必要なものが何だったかも見えてきます。

 

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