「承継者がいない」「買い替え」など、さまざまな理由から仏壇を処分しなければならないときがあります。仏壇の処分費用はできれば安く済ませたいものですが、ご先祖様を祀っていた大切なものだけに、どう処分するか悩みますよね。
本記事では、仏壇の処分方法について解説。捨て方ごとの費用相場や、自分で処分するなどの方法で処分費用を抑えることは可能なのか見ていきます。
また、仏壇をどこで処分しようか悩んでいる方向けに、おすすめの業者・お店も紹介するのでぜひ参考にしてください。
(※本記事で紹介しているサービスの内容や料金は、2022年7月12日時点の内容です。変更の可能性もあるため、詳細は公式サイトを確認してください。)
仏壇処分の6つ捨て方&費用相場一覧
仏壇を処分する方法には、おもに以下の6つがあります。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
菩提寺に相談する | 1万円~10万円ほど (寺院によって異なる) |
仏具店に処分を頼む | 2万円~8万円ほど (買い替えの場合、下取りで安く処分できる場合もある) |
不用品回収業者に頼む | 5,000円~3万円ほど (閉眼供養の有無や業者により異なる) |
仏壇処分の専門業者に頼む | 2万円~7万円ほど (業者により異なる) |
自分で自治体のゴミに出す | 500円~2,000円 (仏壇サイズ、自治体によって異なる) |
買取してもらう | 無料 (買取代金をもらえる) |
仏壇の捨て方|自分で処分や買取なら費用は安い
仏壇を自治体のゴミとして自分で処分すれば、お寺や仏具店などに依頼するよりもずっとリーズナブルに仏壇を処分できます。
また、中古の仏壇は需要があまりなく買取が難しいのが現状ですが、買い手がつくケースがないわけではありません。値段がついても数千円程度のことがほとんどですが、処分費用の削減として検討してみるのもひとつの手段です。
ただし、仏壇の処分方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。よく確認のうえ、自分に合う処分方法を選ぶことが大切です。
仏壇の処分方法を選ぶ際の3つの注意点
仏壇の処分方法を決めるときの注意点1
仏壇を処分するときは「閉眼供養」が必要
宗派にもよりますが、仏壇は新しく購入した際に「開眼供養」を行いご先祖の魂を宿らせてあります。そのため、開眼供養をした仏壇の場合は、処分の前に「閉眼供養」(お性根抜き、魂抜き、御霊抜き)と呼ばれる魂抜きの儀式が必要です。
自分で自治体のゴミに出すなどして仏壇の処分費用を抑えたい場合でも、お寺などに頼み閉眼供養を行ってから処分するのが基本になります。
お寺に閉眼供養を頼む場合の金額相場は?
閉眼供養をお寺に頼む場合はお布施が必要になります。金額の相場は地域や宗派によって異なりますが、1万円~5万円ほどが目安です。
仏壇の処分方法を決めるときの注意点2
仏壇を粗末に扱ったと後悔しない処分方法を選ぶ
費用を安く済ませるような処分方法は、少なからず後ろめたい気持ちになってしまう方法も多いです。たとえ閉眼供養を行って魂を抜いたあとでも、ご先祖様を祀り大切にしてきた仏壇を粗末に扱うことに抵抗を感じる方もたくさんいます。
処分方法によっては、バチが当たったとあとから精神的ストレスを抱えたり、ゴミに出すことで近所の目が気になったりすることも。また、仏壇の処分方法をめぐり家族や親族とトラブルになってしまうケースも考えられるでしょう。
費用ばかりに着目せず、後悔しない処分方法を選ぶことが大切です。
仏壇の処分方法を決めるときの注意点3
宗教・宗派に合った処分方法を選ぶ
仏壇や位牌の処分方法は、宗教・宗派によってルールが異なるときがあります。適切な処分方法がわからないときは菩提寺などに流れやルールを確認すると安心です。
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仏壇の処分方法6つ
仏壇の処分方法|その1
1.菩提寺に相談する
日ごろお世話になっている菩提寺がある場合、まずはそちらに相談するのが一般的です。なかには菩提寺でなくても供養や引き取りを行う寺院もあります。
ただし、近年は防災や環境問題などの理由からお焚き上げなどの仏壇本体の処分は行わない寺院も増えてきました。処分までしてもらえるのか事前に確認しておくようにしましょう。
費用はお布施という形で納めるため、明確な決まりはありません。あらかじめ金額を伺って参考にするといいでしょう。
仏壇処分を菩提寺に頼むメリット・デメリット
【メリット】
・宗教、宗派に則った方法で安心して処分を任せられる
・閉眼供養から処分までセットでお願いできる場合、スムーズに処分ができる
【デメリット】
・費用に関する明確な定めがなくわかりにくい
・仏壇の引き取りや処分を行わない寺院もある
仏壇の処分方法|その2
2.仏具店に引き取ってもらう
多くの仏具店では、仏壇の販売だけでなく引き取り処分も行っています。僧侶を招いて供養式を行ってから処分してくれるお店もあり、それなりにきちんとした手順で処分したいという方でも利用しやすいでしょう。
また、仏具店のなかには下取りで古い仏壇をお得に処分できるサービスを実施しているお店も多いです。買い替えを検討している場合は、古い仏壇の処分についてのサービスも含めて購入する仏具店を選ぶことをおすすめします。
仏壇処分を仏具店に頼むメリット・デメリット
【メリット】
・菩提寺がない、遠方などの場合に便利
・宗教や宗派の制限がない
【デメリット】
・処分費用がやや高額
・処分だけだと依頼しにくい
・基本的に自分で持ち込む必要がある
仏壇の処分方法|その3
3.不用品回収業者に処分を依頼
不用品回収業者では、面倒な分別や搬出から業者に任せることができます。遺品整理や引っ越しなどで仏壇以外にも処分したいものがあるときに便利です。
閉眼供養まではしていない業者がほとんどですが、なかには供養をしてから処分してくれる業者もあります。
ただし、高額請求や不法投棄などを行う悪徳業者も存在するため業者選びには注意が必要。口コミなども参考に信頼できる業者を選びましょう。
仏壇処分を不用品回収業者に頼むメリット・デメリット
【メリット】
・搬出も任せることができる
・指定した日時に処分できる
【デメリット】
・閉眼供養を事前に済ませる必要がある
・仏壇だけの処分だと割高になるケースが多い
・安心して依頼できる業者を見定める必要がある
仏壇の処分方法|その4
4.仏壇じまいの専門業者に依頼
仏壇の処分を専門に扱う業者もいます。魂抜きの供養から処分までまとめて行ってもらえるのが魅力。出張引き取りのほか、宅配で処分を受け付けてくれる業者もあります。
仏壇じまいの専門業者に頼むメリット・デメリット
【メリット】
・閉眼供養から処分まで引き受けてくれる
【デメリット】
・業者が遠方の場合、出張費がかさむ
・宅配の場合、業者と直接顔を合わせない不安がある
仏壇の処分方法|その5
5.自分で自治体のゴミに出す
閉眼供養をしたあとの仏壇は、各自治体のルールに従いゴミとして処分しても問題ありません。粗大ゴミとして処分するケースが多いですが、大きさによっては解体して普通ゴミとして処分できる場合もあります。
仏壇を自治体のゴミとして処分するメリット・デメリット
【メリット】
・処分費用が安い
【デメリット】
・仏壇サイズや自治体によっては収集不可の場合がある
・運び出しが大変
・親戚や近所の目が気になる
仏壇の処分方法|その6
6.買取してもらう
中古の仏壇はあまり需要がありませんが、素材の再利用などを目的に買い取ってもらえることもあります。とくに、純度の高い金箔が使われたもの、国産漆で丁寧に重ね塗りされたもの、美術品的価値が高いものは買取してもらいやすいです。
買取を希望する場合は、リサイクルショップや骨董品を専門に扱う業者などに相談してみましょう。また、取引件数は多くありませんがネットオークションに出品する方法もあります。
仏壇を売りに出す場合は、事前に閉眼供養をするのがマナーです。
仏壇を買取で処分するメリット・デメリット
【メリット】
・処分費用を削減できる
【デメリット】
・仏壇を取り扱わない業者もある
・運搬が手間
・仏壇が雑に扱われるおそれがある
仏壇処分におすすめの業者・お店5選
仏壇処分を行っている業者・お店をいくつかご紹介していきます。どこに依頼して処分するか悩んだ際にはぜひ参考にしてくださいね。
仏壇処分のお店・業者おすすめ1
お仏壇のはせがわ
引き取り、供養込みで19,800円(税込)
※3辺(高さ・幅・奥行)の合計が300cm未満のものに限る
※オンラインショップで仏壇を購入した方限定
仏具店の大手「お仏壇のはせがわ」では、オンラインショップで仏壇を購入した方限定で、低価格で仏壇の引き取り処分を実施しています。
僧侶を招いて供養式を執り行った後で処分してもらえるので、それなりにきちんとした方法で処分をしたいという方でも依頼しやすいでしょう。
また、供養引き取りのみでも対応してもらえる場合があるようです。全国に店舗があるため、近くにお店がある場合は相談してみるのもいいでしょう。
仏壇処分のお店・業者おすすめ2
浜屋株式会社
上置お仏壇 4,000円
幅60㎝未満 15,000円
幅60㎝以上 20,000円
幅90㎝以上 30,000円
※浜屋で購入した仏壇の場合。他店購入の場合は上記の2倍、買い替えと同時の場合は上記の半額の金額。
【仏具の処分料金】
1箱2,000円
※引き取りには別途移動料金が必要
※上記金額はすべて税込
仏壇・仏具・墓石・ギフトを中心に関西で30店舗以上を展開する浜屋では、仏壇の移動や処分を受け付けています。
別途料金を支払えば、梱包や移動も専門スタッフに任せることができます。
仏壇処分のお店・業者おすすめ3
株式会社クマダ
15,000円~70,000円(税込)
※3辺の大きさ合計で異なる
※引き取り運送代金含む(全国一律)
【仏具の処分料金】
ダンボール1箱につき5,000円(税込)
創業60年の仏壇仏具メーカー「クマダ」では、全国対応で仏壇の引き取り・処分を行っています。「ヤマトホームコンビニエンス」と提携しており、作業はすべてプロが行ってくれるため搬出の手間がかかりません。
回収された仏壇は名古屋にあるクマダの工場に運ばれ、お寺の僧侶によってお経を上げて供養してもらってから処分してもらえます。希望者には供養証明書も発行してくれるため、宅配でも安心して処分を依頼できるでしょう。
仏壇処分のお店・業者おすすめ4
株式会社 片付け堂
一般廃棄物処理業許可証:【指令廃第21号】許可第106号
※その他対応エリアでも一般廃棄物収集運搬業許可を各市町村で取得
不用品回収業者の「片付け堂」は、仏壇処分のサービスを用意しているのが特徴です。供養も行っているため、何もせずにそのまま処分するのは気が引けるという方でも利用しやすいでしょう。
供養から処分までワンストップで依頼できるので、なるべく手間なく処分したいという方におすすめです。
仏壇処分のお店・業者おすすめ5
仏壇処分引取りネット
13,000円~
※正面横幅のサイズ、作業員の人数によって異なる
【仏壇供養の料金】
合同供養 5,000円
個別供養 12,000円
【仏具の処分料金】
普段使っていた仏具 無料
特殊な仏具(提灯等) 3,000円
※上記料金はすべて税込
仏壇処分引取りネットは、業界最安値の格安価格で仏壇処分を受け付けている仏壇専門のお店。仏壇といっしょに中に入る仏具や位牌、遺影、経机なども無料で引き取ってくれます。
やむを得ず菩提寺や近くのお寺で閉眼供養できない場合には、別途料金で仏壇引き取り後に供養をしてもらうことも可能です。
仏壇処分でよくある質問
- 仏壇処分で魂抜きをしないのはアリ?
-
開眼供養を行っている仏壇の場合は、魂抜きの儀式を行ってから処分するのが基本です。もし魂抜きをしないで仏壇を処分した場合、宿してある故人の魂ごと処分することになってしまいます。くわしくはこちらをご覧ください。
- 仏壇以外の仏具はどう処分したらいいの?
-
仏像、位牌、遺影、法名軸(掛け軸)などの礼拝武具と呼ばれるものは処分する前に魂抜きを行うのが一般的です。それ以外の通常の仏具であればとくに供養の必要はなく、自治体のルールに従ってゴミとして処分して構いません。
しかし、通常の仏具であってもそのまま廃棄するのは気が引けるという方もいるでしょう。その場合は、仏壇と一緒に仏具の供養もしてもらえないか頼んでみましょう。
また、仏壇店や不用品回収業者、仏壇処分の専門業者では仏壇とセットで仏具も引き取ってくれるケースが多いです。事前に確認しておくといいでしょう。
記事では、仏壇処分のおすすめ業者・お店も紹介しているので参考にしてください。
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