大きなエレクトーンの処分に困っていませんか?エレクートンを手に入れた時は処分を考えていなくても、いざ手放すとなる処分に困る方は多いです。
エレクトーンをいざ処分するとなると大型家電になるので、『市では処分できないもの』に分類している自治体は少なくありません。業者へエレクトーンの処分を依頼するにしても、一般廃棄物収集運搬の許可がある業者へ頼むのが基本です。
同じ大きさのタンスや棚と違って、エレクトーンは処分方法が少し難しかもしれません。と言うのも、エレクトーンは電気を使うので中身は様々な部品が内蔵されています。今回は悩ましいエレクトーンの処分方法を6つ、見ていきましょう。
エレクトーンの処分方法6つと費用

まだ使えそうだけれど、子どもも大きくなったし思い切って処分したい!そう思いついた時迷うのが処分方法。使わなくなったエレクトーンの処分に困っていて、お部屋にそのまま放置してあるご家庭は多いものです。
そんなエレクトーンは実は家電製品。私たちが簡単に処分できないものに分類されているのです。そこで、これからの活用を含めた処分方法や費用を説明していきます。
エレクトーンの処分方法|その1 ■①リサイクルショップに売る
「新しいモデルだしまだまだ使えるので、捨てるのはもったいない」そんなエレクトーンであれば、街のリサイクルショップに相談してみてはいかがでしょうか?
もしもリサイクルショップでの買い取りを断られた場合は、中古品も扱っている楽器専門店などに問い合わせてみるのも良いでしょう。最近の機能を備えた比較的新しいエレクトーンであれば、買い取ってもらえる可能性もあります。
エレクトーンの引き取り価格は車の査定と似ていて年式や型番がポイントです。高額だと150,000円~700,000円くらいで買い取ってくれる場合もあります。ただし、10年以上経過した年式のエレクトーンは価値は下がり、10,000~50,000円の定額査定になるケースが多いです。
また、エレクトーンは発売されてから15年が査定ポイントになります。15年以上経過したエレクトーンは劣化が進み状態が悪く買い取ってくれないと思いましょう。

全国対応!不要品買取のお店を探すなら【おいくら】
「うちのエレクトーンは値段がつくのかな?」と思うなら全国のリサイクルショップが加盟している「おいくら」で査定してもらうのがおすすめ!電話番号や詳細な住所を入力しなくても、おおよその査定額を知ることができます。

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ヤマハやCASIOの新しいモデルのエレクトーンなら、セカンドストリートのWeb(宅配)買取りでお得に買取してもらいましょう。買取ブランドを絞っているので、該当すれば高価買取りとなる可能性が高いです。
エレクトーンの処分方法|その2 ■②オークションなどに出品してみる
10年以上前のエレクトーンで、リサイクルショプでもほとんど査定がつかない場合は、ネットオークションなどに出品してみるのもいいかも知れません。自分は不要と思っているものでも、欲しい人が居る可能性があります。
エレクトーンをネットオークションで売る時の相場は、年式や型番に左右されたり落札者が競り合って価格が上がることもあるので何とも言えません。ただ、考え方としてはオークションもリサイクルショップの買い取り基準と同じです。
出品する際は、出来るだけ現状がわかるように鮮明な写真をアップしましょう。画像を見た人がエレクトーンの状態がわかるように四方から撮影し、エレクトーンの現状を詳しく記載するのもポイントです。
運送料は新品を購入しても中古品を購入しても同じ金額がかかります。後々トラブルにならないためにも、エレクトーンの運送料をしっかり見積もりをとってから出品しましょう。
エレクトーンの処分方法|その3 ■③楽器を必要とする団体に寄付する
製造から10年以上が経ち、買い取り価格がつかないようなエレクトーンでも普通に使えるようであれば、子ども関係施設(児童センター・学童保育クラブ・幼稚園・保育園・認定こども園など)への『寄付』を検討してみましょう。
もし、ご自身にツテがなければ他の方法もあります。例えば、自治体発行の広報誌・地域のミニコミ誌・ネット上の掲示板・新聞投稿欄など、リユースのマッチングを扱っている媒体もあるので活用してみましょう。
もともと値段がつかないエレクトーンは寄付してももうけはありませんが、運搬費用が発生します。エレクトーンを施設に寄付する場合は運搬費用を打ち合わせしましょう。
エレクトーンの処分方法|その4 ■④回収業者にエレクトーンの処分を依頼する
市役所のごみ収集担当部署に問い合わせをすれば、一般廃棄物収集運搬の許可を持った業者を教えてくれます。業者ごとに処分費用は異なりますが、エレクトーンの処分費用は約7,000円~20,000万円はかかるでしょう。
エレクトーンが2階にあり階段を通ることが出来ない場合や、マンションの上の階などで窓やベランダからしか運び出すことが出来なければクレーン車などで運び出します。クレーン車などを使った場合は処分費用がかさむと考えましょう。
尚、エレクトーンをリユース前提で回収する場合はエレクトーンが壊れていないのが条件です。もう1つ、エレクトーンを解体しなくても外に運び出せるのも条件となります。
エレクトーンの処分方法|その5 ■⑤友人知人にゆずる
エレクトーンの処分に困ったら友人や知人にゆずるのも手です。友人や知人なら人柄もわかっているので安心して取り引きできます。顔見知りの間柄なので値段をつけるか?0円でゆずるか?は自由ですが、十分使える状態なら値段をつけてもいいかもしれません。
あとは、運搬や運搬費用の問題です。業者に依頼してエレクトーンを運んでもらうなら数万円の費用がかかります。顔見知りの仲とは言えエレクトーンの運搬費用がからんでいるので、話し合ってどちらが払うのか?決めましょう。
エレクトーンの処分方法|その6 ■⑥解体してごみの日にだす
値段がつかないエレクトーンやエレクトーンをお金に変えなくてもいい方は、自分で解体して処分する方法もあります。エレクトーンの解体は素人でもできますが電気ドライバーがあると作業しやすいです。
解体後のエレクトーンはもえるゴミ・もえないゴミ・資源ゴミなど分別して捨てましょう。自分でエレクトーンを解体するメリットは業者に依頼しないので格安で処分できることです。地域によっては1,000円くらいでエレクトーンの処分ができます。
エレクトーンを処分する時に売れるのはどの機種?相場料金は?

ヤマハのエレクトーンで売れるモデルの型番や料金相場をまとめました。売れるモデルは『ステージア』で生産終了していても高額で売れる可能性は大です。実際、生産から10年~15年以上経っているモデルでも査定してくれる業者がいます。
【ステージア ELS-01C】
ELS-01Cは約50,000円~70,000円が相場です。新モデルが登場する前までは約55,000円~120,000円が相場でしたが、2014年にELS-02Cが発売されてから査定額が下がりました。
【ステージア ELS-01 】
ELS-01 は約40,000~100,000円が相場です。年式は古く2004年に発売されて15年以上経っていますが、高額で買い取ってくれるケースが多いです。
ELS-01は15年以上経っていますが、オプション部品をつけてカスタムできるのが強みになります。バイタライズユニット「ELSU-V02」をセットアップすれば、「ELS-02」へグレードアップできるおいしいタイプと言えるでしょう。
【ステージア ELS-01CH】
ELS-01CHの相場は約150,000円~200,000円です。ELS-01CHはプロ向けでスペックがいいので高額査定になります。2012年モデルですでに生産終了していますが、中古品として数が出回っていなのも高額査定のポイントです。
【ステージア ELS-02】
ELS-02の相場は約50,000円~150,000円になります。15年以上前に発売された「ELS-01」にセットしてグレードアップできるのが特徴で、しばらくは高額査定が続くでしょう。
【ステージア ELS-02C】
ELS-02Cの相場は約700,000円です。2014年に発売されたモデルで中古品としてあまり出回っていません。スペックもハイグレードで高値で売りたい方は早め手放した方がいいでしょう。
エレクトーンを処分するときの注意点

エレクトーンの処分を業者へ依頼する方は多いですが、業者へ依頼する場合の注意点をまとめました。
【処分は回収業者・売るなら買い取り業者】
エレクトーンを処分する時は現金化しないか?するか?によって、業者を考えましょう。
処分するなら回収業者を選び回収費を払います。売るなら買い取り業者へ依頼するとお金になり、回収費もかかりません。
【無料回収の業者は注意】
無料回収している業者は高額請求されたり、追加料金を請求される可能性があります。
全ての業者が悪いわけではないですが、無料に引き寄せられてトラブルに巻き込まれないためにも、お金のことはよく確認した方がいいです。
【ネットやメールで見積もり査定する】
エレクトーンを買い取ってもらいたい方は、何社か見積もり査定をしましょう。
見積もりはエレクトーンを売る際に重要で、業者によって見積もり金額が違います。複数、見積もりをだしてできるだけ高い業者を選びましょう。
エレクトーンの処分に粗大ごみに出すことはできる?

エレクトーンは粗大ごみで処分できないのでしょうか?エレクトーンを粗大ごみで処分できる地域は少ないと思いましょう。
エレクトーンは電源を入れて音を出す楽器でサイズも大きいことから、大型家電の部類になります。エレクトーンはアルミ・プラスチック・木材など様々な種類の素材からできているせいか、多くの自治体はエレクトーンを粗大ごみに出すのを認めていません。
エレクトーンを粗大ごみで処分できる自治体もありますが、事前に自治体へ連絡するケースが多いです。自治体へ連絡すると契約している業者を紹介されることもあります。
失敗しないエレクトーン処分業者選び

エレクトーンの処分で業者を利用する時、料金以外の押さえておきたいポイントをご紹介します。
【口コミを確認する】
ぜひチェックしたいのが「お客様の口コミや評判」です。利用者のリアルな意見がわかるので業者選びの参考になります。
【都合を合わせてくれる】
自分の都合に合わせて対応してくれる業者は良心的です。自分の都合に時間を合わせてくれる業者を選びましょう。
【女性スタッフがいる】
女性スタッフが対応する業者もいます。女性が1人で立ち会う場合、不安なら女性スタッフがいる業者がおすすめです。
【保険にはいっているか】
エレクトーンの搬出時に壁や床に傷が付いた場合に備えて、保険に入っている業者を選びましょう。
【作業人数】
エレクトーンは重量があるので搬出時は最低でも2人必要です。スムーズに搬出するためにも作業人数を確認しましょう。
【費用面】
費用は見積もり金額以外は請求しないなど、明朗会計の業者を選ぶことです。
まとめ
改正されたリサイクル法を逆手に取り、「無料」・「格安」と言うことで頼んだのに、積み込んでからあれこれ請求された、というトラブルがよくあります。簡単には積み下ろし出来ないエレクトーンですので、下調べはしっかりしておきましょう。