ブラウン管のモニターを安く処分する5つのコツ

押入れを開けたら、奥から出てきた20年以上前のブラウン管のディスプレイ。
どうやって処分したら良いのでしょうか?
今でこそ液晶モニターが全盛ですが、1998年から2003年にかけて発売されていたiMacは、カラフルなブラウン管一体型パソコンとして一世を風靡していました。
PC-98シリーズがパソコンに触れた最初だったという40代、50代の方も多いことでしょう。
懐かしいブラウン管ディスプレイですが、押入れに入れておいてもかなり場所をとります。
ブラウン管は奥行きがあるので、これだけのスペースがあれば他の物を収納したいと家族からもクレームが来るかもしれません。
仕方ないので捨てようと思っても、どうやって捨てれば良いのでしょうか?
かつては粗大ゴミとしてすてられたパソコンやパソコン用ディスプレイも、今は粗大ゴミとしては捨てられません。
テレビとは違うので、粗大ごみ回収用シールを貼っても持っていってもらえないのです。
ここでは、昔懐かしいブラウン管ディスプレイの処分方法を調べてみました。
実質ゼロ円で処分できる方法も記してあります。

目次

ブラウン管のモニターとディスプレイとテレビって違うの?

パソコンや家電関連の用語は、カタカナが多くて何を指しているかわからなくなりますよね。
次々と新しい単語が出てきたり、単語に違う意味が加わったりと混乱しがちです。

「モニター」と「ディスプレイ」は意味は同じです。
ブラウン管のモニターと、ブラウン管のディスプレイは同じものを指しています。
モニター(ディスプレイ)には大きく分けて液晶とブラウン管がありますが、ブラウン管は「CRTディスプレイ」と呼ばれることもあります。CRTは、「陰極線管」(Cathode Ray Tube)の頭文字を取ったものです。

「モニター」や「ディスプレイ」と「テレビ」は、機能が違ってきます。
テレビ番組を映す目的で販売されているものが「テレビ」になります。
パソコンの中でテレビが見られるものもありますが、パソコンや、パソコン用モニターとして販売されているものは、カテゴリとして「モニター」あるいは「ディスプレイ」に区分けされます。

「モニター」と「テレビ」の自治体での処分方法の違い

「モニター」の処分方法

自治体によって、横浜市のように細かく分類されている所と、テレビかパソコンかの二択しか無い所があります。
自分が住んでいる自治体のブラウン管のモニターの回収方法をチェックしてみましょう。

分類が比較的細かい横浜市の場合を例にあげてみましょう。
・パソコンのモニター:パソコンと同じ処分方法
・テレビチューナー付きのブラウン管モニター:テレビと同じ処分方法
・テレビチューナー無しのブラウン管モニターで、パソコンとして売られていなかったもの:
(いずれも、回収担当者にわかるように、家電リサイクルやパソコンリサイクルの対象外であることを、紙に書いて貼って出す必要があります。)
50㎝未満でプラスチック製であれば、燃やすごみとして処分。
50㎝以上でプラスチック製であれば、粗大ごみとして処分。
30㎝未満で金属製であれば小さな金属類として処分。
30㎝以上で金属製であれば粗大ゴミとして処分。

「テレビ」の処分方法

テレビは大きさに関係なく粗大ゴミとしては出せません。
購入したお店、もしくは家電量販店などに回収してもらう場合は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」がかかります。
リサイクル料金はメーカーに関わらず全国一律で、15型以下のブラウン管テレビは1,836円(税抜1,700円)で、16型以上のブラウン管テレビは2,916円(税抜2,700円)になります。
収集運搬料金は、お店によって違ってきます。
例えば、ヤマダ電機やヨドバシカメラの場合、ブラウン管テレビの大きさに関わらず収集運搬料金は540円になります。
ビックカメラの場合は少し高くなって、収集運搬料金は1,500円になります。
ジョーシン電気の場合、買い替えなら1080円、引取だけなら3240円の収集運搬料金になります。

また、自治体が推奨する家電リサイクル推進協議会でも回収してもらえます。
例えば横浜家電リサイクル推進協議会の場合は、リサイクル料金は家電量販店などに申し込む場合と同じで、15型以下のブラウン管テレビは1,836円(税抜1,700円)で、16型以上のブラウン管テレビは2,916円(税抜2,700円)になります。
収集運搬料金は税込で、15型以下は1,914円、16型以上26型以下は2,014円、27型以上40型以下は2,214円、41型以上は2,714円になります。

ブラウン管のモニターをメーカーに処分してもらう

製造メーカーのわかるブラウン管のモニターで、「PCリサイクルマーク」が貼ってあるものは、製造メーカーが無料で回収してくれます。
2003年10月以前に販売されているものは、「PCリサイクルマーク」が貼られていませんので、有料になってしまいます。
「PCリサイクルマーク」が貼られている場合は、ブラウン管の裏面や側面などにあります。

「PCリサイクルマーク」が貼られていないけれども、メーカーがわかる場合

有料になりますが、製造メーカーが回収してくれます。
アップル、ソニー、シャープ、NEC、DELL、東芝、三菱など、どのメーカーでも値段は一律で1台につき4000円(税抜)になります。
ブラウン管のモニターだけの場合も、ブラウン管のモニターと一体型のパソコンの場合もどちらも1台につき4000円(税抜)です。

申込方法

メーカーのホームページにアクセスして、「PCリサイクル」「使用済みディスプレイの回収」といった項目を探してみましょう。
家庭系のパソコンか、事業系のパソコンかを聞かれますので、家庭系のほうを選んで申し込みをします。

メーカーが事業撤退もしくは破産して、現在無い場合

購入したブラウン管モニターのメーカーが、現在は無くなってしまったというケースもあるでしょう。
そのような場合には、「パソコン3R推進協会」が回収してくれます。
「パソコン3R推進協会」は、パソコンメーカーとともに環境のためにパソコンの再活用、再利用を推進させている協会です。
この協会が目指す3Rは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)です。

「パソコン3R推進協会」は、
リデュース:必要な部分に必要なだけ、供給過多にならないように資源を抑制すること。
リユース:全体あるいは一部の再利用。
リサイクル:回収されたものを再資源化して、新しい製品にすること。
を目指している協会なので、PCリサイクルマークの無い古いブラウン管モニターも回収しているのです。

パソコン3R推進協会でブラウン管(CRT)ディスプレイを回収してもらうと、料金は、
・CRTディスプレイ 1台 5,000円(税抜)
・CRTディスプレイ一体型パソコン 1台 5,000円(税抜)
となっています。

捨てるのに5,000円かかるのは、少し痛いですよね。
「パソコン3R推進協会」に回収してもらうよりも、場合によってはもっと安くあるいは無料で処分できる方法もあります。
「パソコン3R推進協会」に頼むのは、他の方法がダメだった時の方法と考えたほうが良いかもしれません。

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自治体や家電量販店にブラウン管のモニター処分を依頼

小型家電回収BOXでモニター処分を依頼

自治体によっては、街のあちこちに「小型家電回収ボックス」があります。
区役所や自治体の清掃事務所、地域によってはスーパーやホームセンターに置いてあることもあります。
自分の住んでいる地域の、どこに「小型家電回収ボックス」があるかを検索したい場合は、環境省が作っている【小型家電リサイクル回収ポータルサイト】(http://kogatakaden.jp/)で検索してみましょう。

注意するべき点は、「小型家電回収ボックス」の投入口に入る大きさのものでないと、処分できないという点です。
BOXの投入口の大きさは、自治体によって異なりますのでチェックしてみてください。

家電量販店でモニター処分を依頼できる?

エディオン

エディオンではブラウン管のモニターを回収してもらえます。
大きさによって、1,080円と、4,320円に区分されていて、
23インチ以下のブラウン管モニターで、縦+横+高さの合計が150cm以下、重さ20kg以下の場合は1,080円になります。
取り外し工事無しで、作業員が一人で持ち運べることが条件です。
24インチ以上で、縦+横+高さの合計が370cm以下で重さが90kg以下の場合は4,320円になります。
こちらも取り外し工事無しで、作業員が2人で持ち運べるサイズであればOKになります。

ヨドバシカメラやビックカメラ

ヨドバシカメラやビッグカメラでは、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンは回収していますが、パソコンの回収は行っていません。
そのため、ブラウン管のモニターも回収は行っていません。

ヤマダ電機

ヤマダ電機のグループ会社であるインバースネットでは、パソコンの無料回収を行っています。
しかし、こちらはブラウン管モニターの回収は行っていません。

ケーズデンキ

ケーズデンキでは、パソコン本体の回収は無料で行っていますが、ブラウン管モニターの回収は行っていません。

小型家電リサイクル認定事業者でブラウン管のモニターを処分する

リネットジャパン

「小型家電リサイクル認定事業者」は、国(環境省)が認めているリサイクル業者です。
平成29年6月現在では、全国で52の会社が事業者として認定されています。
その中でも、パソコンの回収を唯一全国規模で行っているのが「リネットジャパン」という会社です。

「リネットジャパン」が回収してくれる家電は、400項目以上にもなります。
ブラウン管ディスプレイは、リネットジャパンでは「CRTディスプレイ」という名前で回収対象品目の中に入っています。
札幌市や横浜市、福岡市など、リネットジャパンと連携している自治体での回収は無料になりますし、リネットジャパンのメールマガジンに登録すればそちらも無料になります。
そのため、実質無料でブラウン管のモニターを回収してもらえるのです。

申込方法はとても簡単で、「リネットジャパン」のウェブサイトにアクセスして、名前や住所等を入力するだけです。
後は、ダンボールにつめて送るだけなので、とても手軽にブラウン管モニターを処分することができます。
また、ダンボールが手元に無い場合は1箱398円で販売もしています。

回収業者でブラウン管のモニターを処分する時の注意

大晦日や、年度末になると、家庭の不用品を回収するチラシがポストに入っていたり、車が家の近所を回っていたりします。
手軽なのでうっかり頼んでしまいそうですが、悪徳業者にひっかからないよう注意する必要があります。
チラシや宣伝文句で「無料」と言っておきながら、回収は無料だけれども運搬費用や処分料がかかる、などといって高額な料金を請求されることがあるからです。
このような悪徳業者の場合、トラックに荷物を積んでから高額料金を請求することが多いため、面倒なので支払ってしまう人も多く犯罪が後を絶ちません。
自治体から産業廃棄物収集運搬業の許可を受けている事業者は、スピーカーで宣伝しながら産業廃棄物を回収することはありませんので注意してください。
また、直接高額請求されなくても、家の場所や顔を覚えられてしまい、たびたび不用品が無いか家に訪れるといった被害も報告されています。
回収したモニターやパソコンを正しく処分せず、不法投棄する悪徳業者も存在します。
知らない間に犯罪に加担してしまわないよう、業者はきちんと見分けて利用しましょう。

安全な業者の見分け方

自治体から産業廃棄物の収集を任されている業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可業者」の【許可番号】を持っています。
インターネットでブラウン管のモニターを処分してもらう業者を探す時も、きちんと許可番号をウェブサイト内に表示しているかチェックが必要です。
また、各自治体のホームページでは「一般廃棄物収集運搬業許可」のリストを見ることができます。
業者によって、一般廃棄物を扱う業者と、大量のゴミを収集運搬できる業者、そして産業廃棄物の収集運搬ができる業者にランク分けされていますが、ブラウン管のモニターの場合は一般廃棄物を扱う業者に連絡すれば良いでしょう。
「産業廃棄物収集運搬業の許可」では、家庭から出るブラウン管モニターのような廃棄物を回収することはできませんので、この点も正しい業者を見分けるポイントになっています。

まとめ

処分してもらうのに5,000円かかる方法から、リネットジャパンのように実質無料で処分してくれるサービスまで、さまざまな処分方法をご紹介しました。
また、この他におオークションに出品する方法もあります。
新しくないのに落札する人がいるのだろうかと思いがちですが、わざわざ古いものを探している人もいます。
そして、多くの人がいらないものでも、オークションはたった1人が必要だと思ってくれれば良いので、根気強く出品していれば必ず落札されます。
例えば、ヤフオクで、2017年の5月に落札されたブラウン管ディスプレイのパソコンを見ると、シャープのブラウン管ディスプレイと、シャープのパソコンMZ2500の本体とキーボードで100,000円で落札されています。
1985年に販売されているものなので、古くても十分お金になりますね。
また、富士通のブラウン管ディスプレイと、FM TOWN本体、親指シフトキーボードで45,500円で落札されています。
こちらも20年ほど前のものです。
全てのブラウン管モニターや一体型パソコンが高額になるとは限らないので、あまり期待できないかもしれませんが、まだ動くものであれば落札される可能性は高くなります。
オークションの出品は、誰かに落札してもらうまで家にブラウン管ディスプレイを置いておかなくてはいけませんが、唯一お金にできる処分方法ですので時間や場所にゆとりがあれば試してみると良いでしょう。

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