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PCデータを消去する4つの方法。フリーソフトで大丈夫?

PCデータを消去する4つの方法。フリーソフトで大丈夫?

パソコンのデータを消去する方法をご紹介します。 データ消去ソフトで消去する方法、HDDをパソコンから取り出して物理的に破壊する方法、特殊な装置をつかって強磁気で破壊する方法、PC回収業者にお願いする方法の4点に絞って解説していきます。

 


古くなったPCを捨てる時、どのように中のデータ、情報を消去すればプライバシーを守ることができるのでしょう。ドキュメントの中にあるデータを「ゴミ箱」に捨てて削除するだけではデータは完全には消去されていません。

うっかりゴミ箱に入れて消去してしまったデータを復元してくれるファイル復旧ソフトもあるくらいなのです。ゴミ箱に入れて空にしても、データは見えないようになりますが、実際にはハードディスク内に情報が残っているので復旧できてしまいます。

では、PCのリカバリー(初期化)をすれば、データは全て消えるのでしょうか。これも、実はリカバリーをしたからといってデータは完全には消えていないのです。それであれば、ハードディスクをPCから取り出して強い衝撃を与えて壊せば良いと考えがちですが、ハードディスクを正確に破壊するには技も必要ですし危険も伴います。

今回は、完全にデータを抹消するのはどうしたら良いのか、データを消去しないとどのような危険があるのかを調べてみました。安全にPCデータを消去したい方、必読です!

PCデータを消去する4つの方法

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名前や住所、電話番号、などが記された書類を捨てる場合、会社だけでなく個人レベルでもシュレッダーを使用するようになりました。それだけ個人情報の流出に気をつかう人が多くなってきたのです。

印刷された顧客情報や名簿以上に、PCのハードディスクには大量の個人情報が詰まっています。何もせず、そのまま捨ててしまったり、中古販売店に売るのは大変危険です。情報を入手するために中古PCを買うケースもあります。

今回注目した4つの方法は、どれも【低予算・安い】もしくは【無料】です。それぞれの方法について見ていきましょう。

 

①PCデータ消去専用ソフトを使用してデータを消す

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PCの中のデータを、専用ソフトを使って消去します。まだPCが動く場合に使える方法です。この方法では、ハードディスクに「0」や「1」など、意味のない情報を上書きさせて、元あったデータを見えなくするという方法をとっています。購入したPCによっては、初期化するCDに添付している場合もありますのでチェックしてみましょう。

専用ソフトで消去する方法は、以前のデータが読み出せなくなっているだけなので、再利用可能です。中古パソコン業者に買い取ってもらう場合や、オークションで売る場合などに向いている方法です。消去専用ソフトは業者でなくても個人で入手可能です。

「データ消去ソフト」「データ抹消ソフト」「ハードディスク消去」といったキーワードで検索するとソフトが見つかります。有料と無料のソフトがありますが、上書きデータを書き込む回数や、書き込み方の差によって金額に差が出てきます。使う人が個人だと無料で、会社だと有料というソフトもあります。

PCデータ消去専用ソフトの例

【有料】ターミネータ10plus データ完全抹消
AOSテクノロジーズによるソフトで、3500円程度で購入できます。Windowsで立ち上げることができない状態でも、このソフトが入ったCDもしくはUSBメモリからパソコンを立ち上げてデータを消去できます。消去にかかる時間ですが、1TBで28時間、160GBで約200分、50GBで約80分ほどかかります。

【有料】完全ハードディスク抹消
ジャングルによるソフトで、2800円程度で入手できます。「0」を書くことでデータを消去する高速モードから、官公庁や企業などで多く採用されている米国国防総省の基準を満たした消去方法、超硬度なデータ上書き方法Gutmann推奨方式まで、6種類の消去方法から選ぶことができます。
抹消速度は世界最高水準で、1GBを約7.8秒で消去できます。このソフトから起動用CDを作っておけば、Windowsが起動できなくなってしまった時でも起動用CDで立ち上げて、データを完全に消すことができます。

【無料】DESTROY
日本の個人の方が作ったデータ消去ソフトで、非常に定評があります。個人の使用に限り無料で使うことができます。ベクターという有料無料のソフトがダウンロードできるページから入手することができます。ダウンロードしたら、CD-Rを使って起動ディスクを作ります。
そして9種類から自分が希望する消し方を選んでデータを消去します。9種類の方法とは、例えば米国国防総省や、NSA(米国国家安全保償局)、(NATO)北大西洋条約機構、Gutmann推奨方式、Serial ATAなどの基準を満たした消去方法が選べるようになっています。

【無料】wipe-out
こちらも日本の個人の方が作ったフリーのデータ消去ソフトです。ハードディスクの全ての領域に渡ってデータを上書きすることで、今まで記憶していた情報を消去します。ハードディスクだけでなく、USBメモリのデータを抹消することもできます。一度の上書きでは安心できない方のために、複数回(2回から15回まで)の上書きもしてくれます。

【まとめ】PCデータ消去専用ソフトは信用できる?

定評のある物が存在します。

ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版【パソコンの廃棄・リサイクル時にHDDやSSDのデータを丸ごと消去する情報漏洩対策ソフト】

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②HDDをPCから取り出し、データを物理的に破壊する

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PCの中からハードディスクを取り出して、カナヅチで叩いたり、ドリルで穴を開けたりして壊すという方法です。自分でやればデータの消去のための費用がかからないのが一番の利点です。無料でできる方法ですが、工具を使用するので危険もともないます。

自分でできるハードディスクの壊し方4ステップ。DIY

ハードディスクを取り出す時には、PCの説明書等で、ハードディスクがどの部分にあるのかを確認しておきましょう。あまりパソコンに詳しくない場合は、インターネットでハードディスクがどのような形をしているのか画像検索して予習すると良いでしょう。

STEP 1 ハードディスクの取り出し方

①まず電源を切り、コンセントを抜きます。ノートPCの場合はバッテリーも外しておきましょう。

②プラスもしくはマイナスのドライバーを使用して、裏蓋をはずしていきます。

③ハードディスクを取り出して、裏蓋などのネジを元通り締めます。

ハードディスクを取り出したPCは、PC回収メーカーで無償で引き取ってもらえます。中の他の部分が壊れていると無償ではなくなることもありますので注意が必要です。ハードディスクを取り出すまでは比較的順調に進むので、頑張ってください。

STEP 2 ハードディスクを物理的に破壊する2つの方法

①HDDに電動ドリルで穴を開ける方法
今回調査した中で、一番簡単で確実なのが、電動ドリルで穴を何箇所か開ける方法でした。

■電動ドリルと鉄工用ドリル刃を用意する
電動ドリルの刃は、金属用、木材用、石材用、鉄工用など、さまざまな種類があります。ハードディスクを破壊する場合には、鉄工用を使用します。穴を開ければいいので何種類もあるドリル刃セットではなく、1本だけの購入でも良いでしょう。

1本だけなら250円程度、セットの場合は1500円程度です。電動ドリルもホームセンターで安いものが販売されています。1個あると何かと便利ですので、この機会に電動ドリルセットを購入しても良いかもしれません。

■4ヶ所から8ヶ所穴を開ける
ハードディスクの外側は開かずに、そのまま電動ドリルで穴をあけます。どこにハードディスクがあるのか不明ならば、片寄らないようにまんべんなく開けると良いでしょう。きちんと向こう側まで貫通させるようにしましょう。

上から少しへこんだだけでは、中のハードディスクは無傷かもしれないからです。パソコン専門ショップのソフマップが行っているハードディスク破壊サービスでは、4ヶ所から8ヶ所穴を開けるケースが多く見られます。それだけ開ければ、もう二度とハードディスクを読み取ることは不可能になります。穴をあけると、ディスクのガラス面が穴や隙間からこぼれてくる場合がありますので、怪我をしないよう気をつけましょう。


②盤面にキズをつける方法
もし電動ドリルが無ければ、ハードディスクを開いてディスクを破壊します。

■ハードディスクの外側の金属のフタを開きます。
ハードディスクのネジ穴が、プラスのドライバーやマイナスのドライバーでは対応できない場合があります。ネジ穴が六角の星の形をしたトルクスの場合は、トルクスがドライバーセットや、特殊ドライバーセットをホームセンターなどで入手しましょう。1000円前後で購入できます。

■工具で盤面を破壊する
キリ状のとがったものや、ドライバーで表面にキズをつけたり、カナヅチでたたいたり、ペンチで曲げたりして読み取りができないようにします。しかし、ハードディスクはガラスでコーティングされています。カナヅチでたたいたり、ペンチで曲げる時には、ガラスの破片が飛び散らないように上から全体をテープ等で止めておくと良いでしょう。

STEP 3 ハードディスクを自分で壊す時の注意

物理的に壊す方法は、ちょっと頑張れば自分でもできそうだし、一番確実にデータが消去できて簡単そうに感じます。しかし自分では壊せたと思っていても、肝心のデータが記録された部分が破壊できていないケースも多く見られます。

ハードディスクが入っている外側をこじ開けたり、へこませたりしても、肝心の中の円盤状のディスク部分に何の影響も無ければ情報はそのまま残っているのです。ハードディスクは中を開けると、ディスクの記録する面がガラスで守られています。ガラス部分をカナヅチで叩くと、ガラスが自分に刺さってしまう可能性もあり大変危険です。

STEP 4 HDDの分解に失敗してしまった場合

気をつけなくてはいけない点は、ハードディスクを自分で取り出して破壊できれば良いのですが、分解に失敗した時です。分解しなければ、PCリサイクルマークのついたPCは、製造したPCメーカーやPC回収業者が無料で回収してくれます。

しかし、外側が壊れた分解途中のPCは、メーカーも無償で回収してくれなくなってしまいます。ハードディスクだけでは、PCリサイクルの対象ではないので製造したPCメーカーは引取りはしてくれません。民間のパソコンを回収してくれる業者の中から、分解していても引き取ってくれる業者を探して連絡してみましょう。業者によっては無料で引き取ってくれる場合があります。

自分の住んでいる自治体では、HDは何ゴミか調べておく

ハードディスクをPC内から取り出して壊すことができれば、自治体によっては金属の燃えないゴミ、あるいは粗大ごみとして捨てることができます。横浜市の場合は、30センチ以内の金属製のパソコン周辺機器は、小さな金属類として捨てられます。

また、名古屋市、京都市などはハードディスクは壊しても壊していなくても小型家電回収ボックスに捨てることができます。壊す前には、自分の住んでいる自治体がハードディスクを何ゴミとして扱っているのか必ず調べておきましょう。自治体ではゴミとして受け付けず、PCメーカーによる回収のみの所もありますので注意が必要です。

【まとめ】HDDの物理的な破壊は有効?

しっかり行えば有効な手段です。

③特殊な強磁気装置でPCデータを破壊する場合

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磁気データを消去する機械で、協力な磁気をハードディスクに当ててデータを消すという方法です。電磁消去した後は、PCがハードディスクを認識しない位、データは何もなくなっています。まだ起動するハードディスクでも、もう起動しないハードディスクでも、どちらの場合でも破壊することができます。

PCのソフトを専用のソフトを使って消去しようとすると、1台につき数十分から数時間はかかってしまいます。もし職場や学校などで複数台ある場合は、全て消去し終わるまで手間隙かかってしまいます。電磁消去であれば、ハードディスク1台につき1秒もかかりません。ハードディスク磁気データの電磁消去装置ですが、1台につき数十万円しますので業者に依頼するほうが現実的でしょう。

④パソコン回収の専門業者にデータ消去をお願いする場合

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PCの回収を業者にお願いする場合は、2通りの方法があります。

・PCを製造したメーカーにたのむ場合
・PCリサイクル業者にたのむ場合


どちらの場合もPCが回収されてしまうと、もう自分の手元には戻ってきませんので、データのバックアップなどは前もってしておきましょう。バックアップ作業にかかる時間は、データ量によっては1、2時間程度では終わりませんし、引越し先のハードディスクが1台では足りない場合もあります。日数に余裕を持って、データの移動をきちんと完了させてから捨てることを考えましょう。

PCを製造したメーカーに処分をたのむ場合

STEP 1 製造メーカーを調べる

最初に捨てるPCのメーカーがどこかチェックします。PCの裏に型番などが書かれたシールが貼られていますので、その中にメーカー名が書かれています。PCの裏を見てもわからない場合は、購入した時の箱や説明書、保証書を探してみましょう。

それでもわからない場合、PCが正常に動くのであれば、「コントロールパネル」から「ハードウエアとサウンド」を開きます。そして「デバイスとプリンター」を開けると、デバイスの中に現在自分が使用しているPCが出てきます。

これを右クリックして「プロパティ」を開くと、PCの「製造元(メーカー)」「モデル」「モデル番号」などが見られるようになっています。以上の方法でも、PCメーカーがわからない場合、あるいは自作PCの場合は、PCリサイクル業者にお願いすることになります。

STEP 2 PCリサイクルマークの有無

次に、捨てたいPCに「PCリサイクルマーク」がついているかチェックします。平成15年(2003年)10月1日以降に販売されたPCにはPCリサイクルマークがついていますが、それ以前のPCにはついていません。

PCリサイクルマークは、2003年10月1日からスタートした「資源有効利用促進法」にのっとっています。これは、PCの中でまだ使用できる資源を、もったいないので再資源として利用しようという法案です。2003年9月以前は、PCはゴミとして自治体が収集後、処理していました。2003年10月からは、製造したメーカーが回収して、まだ使える部品を有効に活用していくようになったのです。

PCリサイクルマークは、どこに貼ってあるのでしょうか。大抵、PCの型番や製造番号が書かれているシールの中に、PCリサイクルマークが印刷されています。ノートPCの場合はPCの裏に貼られていることが多いですし、デスクトップ型の場合も同じく裏に型番シールと一緒になっていることが多いです。マークが小さい場合もありますので、注意してチェックしてください。

STEP 3 PCリサイクルマークが無いが、製造メーカーはわかっている場合

メーカーがわかっても、PCリサイクルマークが見当たらない場合は、製造メーカーに回収してもらうとすると有料になります。多くの場合、数千円支払うことになります。

■PCリサイクルマークの無いPCの処分料金例
(製造メーカーに回収してもらう場合)
・デスクトップPC 3000円+消費税
・液晶ディスプレイ 3000円+消費税
・ブラウン管ディスプレイ 4000円+消費税
・ノートPC 3000円+消費税

お金がなるべくかからないようにするのであれば、PCリサイクル業者にたのむことになります。
それについては、この章の後半で説明します。

STEP 4 製造メーカーへの連絡方法

PCメーカーがわかって、リサイクルマークが見つけられたら、次は製造メーカーに連絡します。各メーカーのホームページには、PC回収の連絡先や電話番号が書いてありますのでそちらで申し込みましょう。ほとんど製造メーカーの場合、PC用のディスプレイも回収しています。

しかしキーボードやスピーカー、プリンタやスキャナ、ワープロなどはメーカーによって引き取らないケースもあります。各メーカーのホームページの注意書きをよく見てチェックしておきましょう。

STEP 5 パソコン梱包の注意

製造メーカーに連絡すると、「エコゆうパック伝票」「排出手順書」「約款」などが送られてきます。PCリサイクルマークが無いPCの場合は、「振込用紙」も一緒に送られます。メーカーから送られてくる振込用紙はコンビニや郵便振替で支払うことができます。インターネットでPC回収を申し込むと、ネット決済できるメーカーもあります。

必要な書類に記入したら、PCを梱包します。ダンボールに入れるか、厚手のビニール袋やポリ袋を二枚重ねにしたものに入れます。『縦×横×高さ』の合計が1.7m以内になるように梱包します。回収するPCには、エアキャップや発泡スチロールといった緩衝材を入れる必要はありません。回収できるPCは1台につき30キロまでです。

例えば、ディスプレイとデスクトップ型PC、キーボード、マウスを回収してもらう場合、全部一緒にしては持っていってもらえません。『ディスプレイだけ』『デスクトップ型PCとキーボードとマウス』のように2つに分けましょう。『エコゆうパック伝票』もそれぞれに添付する必要があります。

キーボードなどの周辺機器は、必ずデスクトップ型PCもしくはモニターと一緒に梱包します。『PCとディスプレイ』『キーボードとマウス』のような分け方では回収対象にならないので注意しましょう。ダンボールで梱包した場合も、ビニールやポリ袋を二重にしたもので梱包した場合も、輸送中にフタがあいたり破れたりしないように、ガムテープや梱包テープでがっちりと止めてください。

STEP 6 エコゆうパック伝票を確認

チェックするポイントは下記の2箇所です。
①回収する物の種類
②届け先


なお一般のゆうパック伝票、ゆうパック着払い伝票などでは受け付けていませんので注意が必要です。

①回収する物の種類
回収する物の種類は、左上に「この伝票は『○○○』用です」と書かれていますので、回収してもらう品物と合っているかをチェックします。伝票は
・デスクトップPC本体用
・ノートPC本体用
・液晶ディスプレイ/一体型本体用
・CRT(ブラウン管)ディスプレイ/一体型本体用
の4種類があります。確認後、シール状になっていますので梱包済みのPCに添付します。

②届け先
回収してもらうPCと、届け先のメーカーが同じ名前になっているかチェックします。何台か製造メーカーの違うPCを回収してもらう場合は、特にメーカー名が違わないか確認が必要です。

STEP 7 パソコンを製造メーカーに発送する

発送は、郵便局に連絡して自宅まで引き取りに来てもらうか、自分で郵便局まで持ち込んで送ってもらいます。郵便物を扱うコンビニでも、エコゆうパック伝票の品物は扱っていません。郵便局の中でも簡易郵便局ではPCの回収は扱っていないので注意してください。

STEP 8 PC製造メーカーで回収した後はどうなる?

エコゆうパック伝票を貼ったPCは、各メーカーが依頼している再資源化センターに運ばれていきます。センターに運ばれた後、分解される前に回収されたPCが置かれる部屋は、万が一のことを考えて各PCの中の情報が漏洩しないよう、セキュリティーがかかっています。

分解して分別する順番が来ると、一つ一つのPCを、人間が手作業で大きなパーツごとに分解して材質ごとに分別していきます。デスクトップ型の外側、ハードディスク、ケーブル、PCの中の基板、ケーブル、といった具合です。

大きなパーツごとの分別が終わったら、パーツをより細かく分解して分けていきます。プラスチック、鉄、アルミ、銅など、分けることでさまざまな資源に生まれ変わっていきます。PCをまるごと破壊せず、最新の注意を払いながら分解して、素材ごとに分けていくのでリサイクルには時間と手間がかかるのです。

中のハードディスクの破壊には、特に細心の注意を払っています。物理的にハードディスクを破壊する専門の機械で壊した後、鉄とアルミに分けるのです。


「一般社団法人・PC3R推進協会」のホームページでは、このようなPC解体がどのように行われているか、写真入りで解説されていますので、参考にしてください。一般社団法人・PC3R推進協会では、自分自身でデータを責任持って消去することも提唱しています。各地の再資源化センターに集められたハードディスクは、1つずつ物理的に破壊されますが、それでも情報漏えいが心配な場合は自分でデータを破壊するようすすめています。

PCリサイクル業者に処分をたのむ場合

あまりPCには詳しくないし、データがPCの中のどの部分に入っているかもわからないという場合は、PCリサイクル業者にお願いするのがオススメです。インターネットで「PC回収」「PC処分」で検索すると業者がたくさん出てきます。その他にも、PC専門店でもPCを処分してくれます。

STEP 1 PCリサイクル業者の選び方

業者によっては、海外のPCは回収しなかったり、決まったメーカーのPCしか対応していなかったりします。また、製造された年式や型番によっては、古すぎて引き取ってもらえないこともあります。そして、回収した後データを責任持って消去してくれる業者と、消去まではしていない業者とがあります。

STEP 2 データを消去している業者の選び方

①セキュリティに対してどう対応しているか
個人情報や会社の情報など、セキュリティで守らなくてはいけない情報を多く扱っている会社の場合、「Pマーク(プライバシーマーク)」や「ISO27001/ISMS」を取得しています。これは、その会社の個人情報を扱うシステムが、JIS(日本工業規格)が求めている条件に合格している、ということです。

回収業者のホームページなどで、これらのマークがあれば、情報の流出についてはセキュリティがきちんとしていると考えて良いでしょう。


②データの消去方法
ハードディスクのデータの消去を、その業者がどのような方法で行っているかをチェックします。物理的に破壊している業者でも、ディスクの部分が破壊できていなければ情報は引き出すことができてしまいます。

お客様の眼の前で、専用のハードディスク破壊マシンを使って壊してくれるのであれば、自分でも確認できます。また、データ消去ソフトを使っている業者であれば、どのようなソフトを使用しているか問合せてみましょう。個人でも無料で入手できるようなレベルのソフトであれば、他の業者を考えたほうが良いでしょう。


③明朗会計か
PCリサイクル業者に問い合わせる時は、どこまでが無料で、どこからが有料なのかを一つ一つ確認しましょう。そして、それ以外に料金を支払う必要があるのか無いのかも聞いておくことが必要です。
値段がホームページに書いている業者であれば、これ以上支払うとすればどのようなケースかをたずねましょう。

例えば、宅急便などで送るのか、その場合の送料は自分が支払うのか業者が支払うのかといったことです。業者によっては、PCを回収したという証明書を発行して料金をつり上げる場合もありますし、出張費や事務手数料などを取られることもあります。


■PCリサイクル業者にデータ消去してもらう場合の例

・ソフマップ
ハードディスク1台あたり930円+(消費税)です。ソフマップは専用のドリルマシンでハードディスクを物理的に破壊します。自分の眼の前でハードディスクを破壊して、壊れた後は返却されるので、万が一にも悪用される危険性がありません。

・PC廃棄.com
どんなPCでも無料で引き取ってくれる業者です。動かなくなってしまったPCでも回収してくれます。家から業者への送料も無料ですし、データ消去も無料で行います。PCを回収後、中のデータを消去するので、どのようにデータが破壊されたのかを自分の眼で見ることはできませんが、プライバシーマーク認定を受けていますので、責任を持って消去してくれます。

・PCファーム
年式、性能、OSなどは全て関係なく無料で引き受けてくれます。こちらの業者は部品が欠けていても、壊れていても回収してみれます。他の業者ではあまり引き取らないワープロも、こちらの業者であれば受け入れてくれるのです。

業者にPCを送る送料も無料です。この業者の特徴は、自分が持ち込んだハードディスクのデータ消去をする場合、有料ですが見学ができるという点です。持ち込んだハードディスクの量や種類によって、物理的に破壊するか、データの上書きをするか、強力な磁器でデータを消去するか、3つの方法から選択します。

また、PCはこわれてしまったけれども、情報が残っているハードディスクだけは自分の手元に戻してほしいという場合は、ハードディスク返却サービスも行っています。また、ハードディスクを破壊した証明書が必要な方のために、オプションで証明書の発行もしています。

STEP 3 PCリサイクル業者にかかる処分費用

基本的に、どのPCリサイクル業者も無料でPC回収を引き受けてくれます。PCを回収した後は、業者が責任を持って各ハードディスクのデータを消去していますが、やはり自分の目で見ないと信用できない方は自分で破壊するか、持ち込んだハードディスクを目の前で破壊してくれる業者を選びましょう。

ハードディスクのデータ消去だけを行って欲しい場合は、出張費や交通費、データ消去料などがかかります。台数や業者から近いか遠いかといった距離によっても値段はかなり変化します。頼む前に、何社か見積もりをとることをおすすめします。

PCデータを消去する前に「バックアップ」をしておこう

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まだPCが動く状態であれば、データのバックアップをとっておきましょう。バックアップの方法としては、外付けのハードディスクにデータをコピーしたり、データの種類別にCDやDVDに焼くという方法などがあります。

クラウドにデータをアップすることも考えられますが、ハードディスクのまるごと1台のデータ量を考えた場合、時間や確実性などから外付けのハードディスクにデータをコピーするのが一番手軽な方法になります。

PCデータのバックアップを手軽にできるフリーソフト

■BunBackup
日本のフリーソフトです。バックアップ元のフォルダと、バックアップしたいフォルダを選んで開始ボタンを押すだけなので、大変簡単で、高速でコピーできるのが特徴です。名前が長すぎるファイルやフォルダは、コピーできないこともありますので要注意です。

■FBackup
ルーマニアのフリーソフトです。バックアップするファイルやフォルダを細かく選ぶことは無料版ではできないので、中にあるデータをまるごとバックアップする場合に使うと良いソフトです。中のソフトは日本語に訳されているので、大変わかりやすくなっています。質問に答えるだけで完全コピーができあがるので、普段バックアップ作業に慣れていない人も簡単にできます。

PCに大した情報が入ってない場合、データ消去しなくても大丈夫?

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自分のPCは大した情報なんて入ってないから、誰かに見られたって大丈夫!PCの中の情報を綺麗に消すなんて、やり方がわからないし面倒。わざわざ私のPCの情報なんて盗んで見る人なんているわけない。そう考えて、何も手をつけないでPCを捨てるケースが多いのですが、危なくないのでしょうか。

PCに残っている情報には何がある?

例えばどんな情報が残っているのでしょう。家庭で使用しているPCを例に考えてみましょう。

例えば、PCを使ってショッピングやオークションをしていると、自分の住所や電話番号だけでなく、クレジットカード番号までブラウザが記憶しています。Yahoo!メールやGメールのアカウントやパスワードもブラウザで自動登録していたら、PCを捨てても誰かにメールを盗み見られてしまうでしょう。

プレゼントに応募するためにアンケートに答えていたら、生年月日や性別、年齢や趣味まで情報として残っている可能性もあります。メールのやりとりをしていたら、相手や自分のメールアドレスも残っています。

抜き取ったメールアドレス宛にウイルスが撒かれないとも限りません。年賀状の宛名をPCで印刷していたら、相手の住所もPCの中に個人情報として入っています。そして、文字情報だけでなく、友達や家族、恋人と一緒に写っている写真や動画も大切なプライベート情報です。

スマートフォンやデジタルカメラで撮影をすると、一つ一つの画像に「Exif(イグジフ)情報」(Exchangeable image file format)」が自動的に埋め込まれています。Exif情報には撮影した場所や日時、GPSのいち情報なども含まれていますので、どこで何をしていたか、個人情報が流出してしまうのです。

PCデータを悪用した犯罪

個人情報が流出すると、どのような犯罪がおこるのでしょうか。近年、Facebookの乗っ取りや、LINEのなりすまし、といったことが話題です。もし、個人情報が残ったまま何もしていないPCが捨てられていたら、そのようなことが簡単にできてしまうでしょう。

インターネット・バンキングで家賃を振り込んだり、家計簿をつけていたりすると、銀行の口座の情報や暗証番号まで見られてしまうこともあります。

個人レベルではなく、会社のPCを捨てる時は、より注意が必要です。顧客情報の流出が話題になっていますが、お客様から注文を受けた時の指名や住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報は、最新の注意を持って破棄しなくてはいけません。何も処理せずPCを捨てるのは、顧客の個人情報を漏洩させているのと同じくらい危険なことなのです。

【まとめ】PCに大した情報が入ってない場合はデータ消去しなくても大丈夫?

自分で覚えていなくても『商品の購入』『アンケートへの回答』など、何らかの個人情報を入力している可能性は極めて高いです。できる限りデータ消去は行う方が良いでしょう。

まとめ

今回はハードディスクのデータの消去方法4種類を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。自分が一番納得のできる方法でデータを消去すれば、クレジットカードの情報が流出して第三者が自分のカードでショッピングをしたのではないかとか、自分の住所や自分の顔写真が勝手に誰かに見られているのではないかといった不安が無くなります。

ハードディスクに何もしないでパソコンを捨てたり、中古販売店やオークションで売ったりすることは、大変危険です。ハードディスクから情報を盗み取る技術も向上していますので、それに負けないデータの消去方法で対応する必要があります。自分で消去するのが難しいようであれば、信頼のおける回収業者に依頼しましょう。

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