子供の成長につれて不要になったぬいぐるみ。可愛がっていた時のことを知っているだけに、処分方法に迷ってしまいますよね。この記事では、ぬいぐるみを処分する方法や上手にぬいぐるみと「お別れ」するコツについてご紹介しています。
ぬいぐるみや人形を処分する7つの方法

もう遊ばなくなってしまったぬいぐるみ、ずっと置きっぱなしにしておくわけにはいきませんよね。綿と布でできたぬいぐるみは、ずっと放置しているとホコリやダニの温床になってしまうことも。
でも、いざゴミとして捨てられるかと言うと、躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか?大事にされていた人形には魂が宿るなんて言い伝えも、迷信とはわかっていても気になってしまうことでしょう。
でも、ぬいぐるみを処分するのに、捨てる以外にも方法があるんです。ここでは、ぬいぐるみを処分する5つの方法をご紹介しています。
■①ぬいぐるみや人形を、お寺や神社で供養して処分してもらう
雛人形や五月人形等の厄を吸い取ると言われている人形は、人形供養を行いお焚き上げをしてもらうのが一般的です。今まで子どもを守ってくださった感謝を込めて供養するというわけですね。
手厚く供養をするという意味では、ぬいぐるみも人形供養を出すことができます。人形寺と銘打っているところ以外でも、年に一度ほど人形のお焚き上げをしているところがあります。お住まいの地域にそういったお寺や神社がないか探してみると良いですね。
大きく広告は出していなくても、地域の葬祭センターで人形葬をまとめて受け付けていることもあるようです。供養してほしいぬいぐるみを郵送等で受け付けているところもあるので、近くに供養できる場所がない場合におすすめです。
1体1,000円程度、みかん箱位のダンボール1箱5,000円程度の供養料金が相場です。
■②ぬいぐるみや人形をネットオークションやフリマアプリで売る
まだきれいなぬいぐるみを処分したい場合は、ネットオークションやフリマアプリで売却するのもおすすめです。人気のキャラクターやプレミアのついたものは、意外な高値で売れることも。
ほとんどの手続をスマホやパソコン上で済ませることができるので、自宅にいながらにして売買ができるのも魅力的ですね。
他には、公園等で開催されているフリーマーケットに出店するのもひとつの方法です。家族連れが多く来場するので、実際に見て買ってもらえることもあるでしょう。
大切なぬいぐるみを売ってしまうのは気が引けるかもしれませんが、「お金を払ってでもこのぬいぐるみを欲しがっている人がいる」と思うと気持ちも楽になるのではないでしょうか?
■③ぬいぐるみや人形を施設や支援団体に寄付して処分する
それなりにきれいなぬいぐるみでも、大量のぬいぐるみをひとつひとつ売却していくのは時間がかかります。また、フリマ等で売れ残ってしまったぬいぐるみは、海外途上国への支援団体に寄付することができます。寄付したぬいぐるみは、海外途上国や日本の児童福祉施設の子どもたちへ贈られます。
捨ててしまえばそれまでですが、まだきれいなぬいぐるみを捨てるのは心苦しいですよね。こういったシステムを利用すれば、ぬいぐるみを必要とする子どもたちへ届けることができます。ぬいぐるみ以外にも文房具やおもちゃも寄付できるので、大掃除や断捨離の機会と思って、一気に寄付するのもおすすめです。
■④ぬいぐるみや人形を、自治体のゴミとして処分する
破損していたり汚れていたりするぬいぐるみは、いくら愛着があったものでも他人に譲るには難しいですよね。使い込んで汚れたぬいぐるみは、その使命を全うしたのだと考えて、思い切って処分しましょう。ぬいぐるみは、一般的なものであれば普通にゴミとして出すことができます。
どうしても罪悪感や後ろめたさで捨てきれないという方は、ビニール袋にお清めの塩も一緒に入れて処分してはどうでしょうか。
■⑤ぬいぐるみや人形を友人や親族に譲って処分する
兄弟が多いと、頂きもののぬいぐるみもたくさんあるのではないでしょうか?中には、パッケージのままで子どもが大きくなってしまったというケースもあるようです。
そんなぬいぐるみは友人や親族に必要としている方がいないか声をかけてみましょう。小さな子どもさんのいる家庭にとって、気軽に遊べるぬいぐるみはありがたいものです。それがきれいなものならなおさらですよね。
気心の知れている人なら、荷物の引き渡しもお互いが都合の良い日時を相談するだけで済むので負担も少なくて済みます。周りに小さな子どもさんがいるご家庭があれば「もし良かったら……」と申し出てみましょう。
■⑥ぬいぐるみや人形を、リサイクルショップで買い取ってもらう
レアなぬいぐるみや人形は、リサイクルショップで買い取ってくれることもあります。説明書やボックスがあれば、一緒に忘れずに持っていきましょう。査定額が違ってきます。
■⑦ぬいぐるみや人形を、ペットのおもちゃにする
犬や猫を飼っている家庭であれば、飼い主の家族の臭いがついたぬいぐるみは格好のおもちゃになります。犬や猫が飲み込んでしまって危ない部品は取ってから、ペットにあげましょう。
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■①ぬいぐるみや人形をキレイにして「お別れ会」をする
どうしても捨てがたいぬいぐるみは、自分たちでできる「お別れ会」をしてあげましょう。
とは言っても、正式な人形供養のようなものではありません。ホコリをきれいに払って、できる限りで良いので掃除してあげたら、数日は家族の集まるリビング等に飾ってあげましょう。そのぬいぐるみで遊んでいた頃のことを家族みんなで思い出してあげると良いですね。
ぬいぐるみとお別れする心の準備期間と思って、たくさん可愛がってあげましょう。