自分ではキレイに片付けなくちゃいけないと、いつも思っているけれど、部屋の整理ってなかなかできませんよね。
ごちゃごちゃになっていて、自分でもどこに何があるかわからなくて、掃除が面倒になってくると全部大切なものに見えてくるし、全部捨てても良いような気持ちにもなります。
脱汚部屋しよう! そう思い立った時が掃除をする良い機会です。
友達が家に来るから、新しい月になるから、掃除をする気分になったから等々、掃除をするきっかけは何でも良いんです。
とにかく掃除に着手しましょう。
部屋を片付ける時は、完璧主義になりすぎないようにしましょう。
部屋全体を今日片付けると決めても、汚部屋の度合いによっては時間が足りません。
大切なことは、一気に片付けることよりも掃除する習慣をつけることです。
例えば毎週土曜日の朝は、30分だけでも部屋の掃除をする、というように習慣にできるとしめたものです。
汚部屋にしがちな人は「掃除をしよう」という意欲はある人も多いです。
しかし、掃除の途中で探していたマンガが出てきたので読んでしまったり、つけていたテレビが面白くて掃除の手が止まってしまったり、他の部屋の掃除をしたくなって自分の部屋の掃除は何も終わっていなかったり、という具合に一つのことに集中できない人が多くみられます。
最初はベッドのまわりだけ、机のまわりだけ、というように範囲を決めると気が楽になります。
さあ、さっそく掃除に取りかかりましょう!
汚部屋を掃除する3つのポイント

■1 とりあえず汚部屋の中で、床の上に立てる場所を作ってみる
物が散乱している様子をあらわす言葉に「足の踏み場もない」というフレーズがあります。
まさにその状況になっていると思いますので、最初に床に立てる場所を作りましょう。
物の上に立つのではなく一番下の床の上に立てるようにするのです。
これならすぐにできますよね。
用意するもの
・丈夫なゴミ袋
これからゴミをどんどん入れるので、すぐ切れてしまっては台無しです。
もし薄いゴミ袋しか無かったら、二枚重ねにしましょう。
ゴミ袋も無いけれども、今は猛烈に掃除がしたい! という気分であれば、箱でも紙袋でもかまいません。
・雑巾
ホコリやゴミをふきましょう。
もし雑巾が無かったら、いらなくなったタオルでもかまいません。
棚や机の上のホコリを無くすことで、気持ちよく次の作業ができます。
・マスク(あれば)
掃除をすると、何年分ものホコリが部屋中を舞うことになります。
のどを痛めないためにも、マスクをつけておくと良いでしょう。
・掃除機(あれば)
掃除機がかけられるくらい部屋が片付けば、もう「脱汚部屋」も近いです。
部屋にあるものを、ざっと分類してみる
部屋の中に何があるか、ざっと自分の目で再確認します。
以下のように頭の中で分類すると良いでしょう。
・家具:机や椅子、ベッド、カラーボックス、タンスなどの家具。
・寝具:ふとんや毛布といった寝る時に使うものです。季節が違うものでもかまいません。とりあえず部屋の中に何があるかを把握しましょう。
・家電やコード:何に使用するかわからない、ケーブルやACアダプタも出てくるかもしれません。リモコンも家電と一緒にしておきましょう。
・服:洗濯済みの服、脱ぎっぱなしの服、買ってまだ着ていない服、下着、コート、マフラーなど、着るものがどれくらいあるか見た目でかまわないのでチェックします。
・雑誌、新聞、本などの紙類:書籍や雑誌は、リサイクルショップで売れることもあります。資源ごみと、売るものを分けておくと後で楽です。
・コスメ、薬、化粧品:常備薬や目薬、湿布薬などもこの分類です。
・食品や飲料:食べ物や飲み物は、保存するものと捨てるものとをハッキリ区別します。いつ購入したかわからない食品は、食中毒の危険がありますので捨てましょう。
賞味期限内でも、いつ封を開けたか忘れたものは捨てましょう。
・はっきりゴミとわかるもの:食べた後のカップラーメンのカップや、お菓子の空箱や空袋、使用済みのティッシュなどの紙類や割り箸など、明らかにゴミとわかるものは即ゴミ用の袋を作って入れましょう。その時に燃やせるゴミと燃やせないゴミ、資源ごみ等に分類しておくと捨てる時に楽になります。
手に届く範囲のゴミをゴミ袋に入れる
最初の目標は「床に立てるようになること」なので、自分のまわりのゴミを捨てましょう。
ゴミの中には燃やせるゴミも、プラスチックゴミも、再生可能な紙ゴミもあります。
分別するのが面倒だと思ったら、
・最初にペットボトルだけひろう
・次にプラスチックごみをひろう
・再利用可能な資源ごみになる紙類をひろう
・燃やせるゴミをひろう
という順番で種類ごとにゴミを集めてみましょう。
これで、とりあえず床に立てるようになったはずです。
■2 汚部屋の一番の原因を見つける
部屋の中にある物の中で、何が汚部屋にしている原因なのかを考えましょう。
例えば、タンスやクローゼットの中に入り切らない量の洋服があるから、部屋が片付かないのかもしれません。
その場合は、服を片付けることでだいぶ部屋がまともになってきます。
使っていない大きなものは無いか?
何が原因か判断できない場合は、部屋にあるものの中で、使用していない一番大きなものを見つけましょう。
使わないタンスやクッション、もらったけれども捨てにくいぬいぐるみがあるかもしれません。
捨てなくても良いので、片付けをしようと思ったら別な場所に移動させてみましょう。
使わないものの下や横に、捨てられるものが置いてあるかもしれません。
何が一番大切?
部屋の中で、一番大切なものから整理整頓していきましょう。
使わないけれどもまだ使える、というものばかり見ていると結局捨てられなくなるからです。
今の自分にとって大切なものが見えてきたら、それ以外のもののスペースは広くとらないようにします。
例えばパソコンやテレビ、ゲーム機が大切なのであれば、それらが快適に使えるようなスペースをまず確保しましょう。
ベッドやふとんも必需品ですので、足を曲げたり、ふとんが折れていたりする状態ではなく、普通にまっすぐ寝ることが出来る状態を作ります。
■3 「捨てるもの」と「考え中のもの」に分ける
家全体がきたなかったら玄関から
家の入口から奥まで、どこもかしこも家全体が汚部屋だったら、まずは玄関からスタートさせましょう。
部屋からはじめてしまうと、外に出られなくなってしまうからです。
すぐ捨てなくても良い
捨てようかどうしようか迷っていたら、とりあえず移動させるか袋に入れるかして捨てずに一週間そのままにします。
必ず、そのままの状態ではなく動かすようにしてください。
そうすることで、自分の中でその物が大切なのかどうなのかの判断することができます。
一週間経ったら、ゴミに出すかどうか再検討します。
もし、売れるようなものであればリサイクルに出しましょう。