女子の部屋は洋服やアクセサリ、趣味の品などの物が多く、ちょっとしたキッカケで汚部屋になりやすいもの。本記事では、自力での片付け方法や業者に頼む目安を解説しています。
片付けのコツや汚部屋の予防策、業者に頼む際の費用相場や選び方も解説しているので、汚部屋に悩む全ての女性におすすめできる記事になっています。
女子の汚部屋片付けのためには業者がおすすめ
女子はコスメ、洋服、アクセサリーなどをたくさん持つ人が多いため、男性より汚部屋になりやすい傾向があります。ヘアアイロンや美顔器など、中型でよく使う家電が多いことも散らかる原因になります。
とはいえ、衣類類や中型家電が散らかっているだけであれば、自力での掃除と断捨離で汚部屋脱出が可能です。本当に怖いのは、生ごみ類の放置があるお部屋。。
家の中にものが多く、風通しや日当たり悪い状態でゴミをためこんでしまうと、あっという間に害虫が発生してしまいます。通販で洋服などを買い、段ボールが多いお家ですと、段ボールの中にゴキブリの卵が産みつけられ、どんどん繁殖してしまう事例もあります。
こうなってしまうと自力で掃除・断捨離をしても害虫を駆除しきれません。部屋の中に悪臭が漂っているようであれば、ゴミや家財、冷蔵庫の中身が腐っている可能性もあるので、健康上の危険もあります。
もし害虫が多かったり、悪臭がする場合は、特殊清掃業者に依頼をしましょう。プライバシーに配慮し、手早く汚部屋の掃除をしてくれます。
特殊清掃以外にも、家事代行業者・ハウスクリーニング業者・不用品回収業者に片付けを手伝ってもらうこともできるので「早く汚部屋から脱出したい」と考えている人は、本記事をご覧ください。
「部屋の片付け程度で業者を呼ぶのが恥ずかしい」と思う人も多いかもしれませんが、実は女性ほど汚部屋になりやすいもの。
最近の業者は少数精鋭・短期間で汚部屋を掃除してくれるので、近所や親しい人たちにバレることは心配もありません。
短時間でサッパリとゴミを整理して、気持ちのいい生活を送りましょう。
自力で片付けられる汚部屋の特徴と自力整理のメリット
汚部屋の整理を自力でできるか業者に頼むかの目安は、放置してあるゴミの種類や、放置していた期間で決まります。ここでは、自力で整理できる部屋の特徴と、自分で片付けるメリットを解説していきます。
自力で片付けられる汚部屋の特徴
自力で片付けられる部屋は、生ごみなどの放置によって腐敗するゴミが無く、害虫が発生していないお部屋です。
洋服、バッグ、コスメ、コレクション品などで汚部屋になっている分には、自力で片付け・断捨離することができます。
最初にアクセサリ類などの小物から片づけてしまうと時間がかかり、片付けのモチベーションが持たないので、大き目の家具・家電から必要なものと不要なものに分けていく方法がおすすめです。
自力で部屋を片付けるメリット
自力で部屋を片付けるメリットは、プライバシーが完全に守られることです。業者に依頼をした場合、手早く少数で整理してくれるので、近所にバレることはありません。それでも、業者を部屋に入れる必要があるので、抵抗がある人は自力での片付けを目指しましょう。
業者に頼むのと違い、ゴミ処理にかかる費用しか必要にならないため、節約効果もあります。「下着類など見られたくないものだけ自力で片付け、後は業者に任せる」という方法もおすすめです。最初から業者を呼ぶより、途中まで自分で作業した方が依頼費用が安くすみます。
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業者に依頼するべき汚部屋の特徴と依頼のメリット
業者に依頼するレベルの汚部屋とは、害虫が発生していたり、ゴミや床・壁が腐敗しているお部屋です。ここでは、業者に頼む目安とメリットを解説しています。
業者に依頼するべき汚部屋の特徴
業者に依頼するべき汚部屋は、害虫が出てしまっていることが特徴です。ゴミが多すぎて風通し・日当たりが悪いため、カビが生えやすいのも特徴です。より重度になると、ためこんだ生ごみが腐敗し、それが触れた床や壁・家具も腐っています。
こうなってしまうと、早急に専門家に依頼して害虫・汚れ・カビ・腐敗部分を撤去する必要があります。
汚部屋レベル別の依頼先は、下記の表のようになるのでご覧ください。
自分で掃除可能 | レベル1:ゴミが床面積の50% 放置されているゴミが空き箱や空の袋などの乾いたゴミならば、汚部屋状態でもまだ簡単に対処できます。生ゴミを放置してしまう前に片づけましょう。 |
自力・あるいは清掃業者 | レベル2:生ゴミの放置がある 生ゴミなどの腐るものが放置されて悪臭が発生するレベルになると、片付けがやや難しくなります。衣類や生活用品もゴミの中にあるので、生活もしづらいです。ゴキブリなどが出る前に対処しましょう。 |
要・害虫駆除業者 | レベル3:床がゴミで埋まる・探さなくとも害虫が見つかる 床のほとんどがゴミで埋まり、いたるところでゴキブリやハエが発生している状態になると、自力では対処できません。特殊清掃を呼ぶか、ハウスクリーニングを呼んだ後の害虫駆除業者が必要です。目に見えないところにも、シロアリなど家にダメージを与える害虫が発生しているリスクもあります。 |
要・特殊清掃業者 | レベル4:床・壁・家具がカビている 床が見えない状態で放置すると、部屋や家具がカビが発生してしまいます。このレベルになると、害虫のほかにネズミも発生している可能性が高いので、必ず業者を呼びましょう。片付け・害虫駆除・カビた部分のリフォームを請け負ってくれる特殊清掃業者がおすすめです。 |
害虫・カビが発生していない段階でも「物が多すぎて収納しきれない」「どう掃除すればいいのか分からない」という方には、家事代行サービスやハウスクリーニングの業者がおすすめ。部屋を片付けるだけではなく、収納についての相談に乗ってくれる業者が多いので、汚部屋に逆戻りするリスクを減らせるのがメリットになります。
このほかにも、もし自力で掃除が終わり「ゴミやいらない家具・家電が多くて困っている」という方には、不用品回収業者が便利です。トラックに積むほどの量がある場合は、粗大ごみに出していくよりお得になります。
業者の使い分けについては、ぜひ下記の表をご覧ください。
特殊清掃業者 | 害虫が多い・壁や床に腐敗した部分・カビた部分がある |
ハウスクリーニング・家事代行 | ゴミが多すぎて整理できない 掃除を人に手伝ってほしい |
不用品回収業者 | 自力で掃除・断捨離は可能 家具など大型の不用品の数が多い |
業者に片付けを依頼するメリット
業者に片付けを依頼するメリットは、短時間で的確な作業をしてくれる点です。
どの業者も少数精鋭で、作業の時間帯も考慮してくれます。希望すれば私服で作業するなど、近隣にバレない工夫を数多くしてくれるので、汚部屋であることを知られる心配はありません。
もう一つのメリットは、害虫処理の知識が豊富であることです。衣類や嗜好品で散らかっているだけならば自力の掃除・断捨離で十分ですが、ゴミの放置がある汚部屋は害虫が多く、市販の駆除剤では間に合わない可能性があります。
一匹でも残っていると、そこから繁殖しかねないため、専門家に対処してもらうのがおすすめです。
女子の汚部屋を片づける流れ【自力で解決する】
生ごみの放置や腐敗がないおへやなら、自力で片付けが可能です。ここでは、女子のお部屋を片付けるポイントを解説していきます。
残すものをリスト化する
汚部屋は掃除する前に残すものを決めてリスト化しましょう。
汚部屋の掃除は勢いよく捨てすぎてしまったり、逆に何も捨てられなかったりすることがよくあります。残すものは最初に決めておくことで、スムーズな作業ができますよ。
預金通帳や印鑑、クレジットカードなどの貴重品は必ず残します。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機なども生活に必要です。
キッチン系の家電・美容に関する家電・ダイエットに関する家電など、生活に必須ではない家電は使用頻度で残すかどうかを決めましょう。「一年間使っていないものは捨てる」など決めておけば迷いません。
洋服やアクセサリも一年使っていないものは処分するのがおすすめ。季節が変わっても使わなかったものは、残していても使わない可能性が高いです。
ゴミ袋・段ボールの中にゴミをまとめる
残すものリストを作ったら、明らかにゴミと分かるものからまとめていきます。床が見えない状態であれば、床が見える状態を目指しましょう。
嫌な臭いがつきやすい作業なので、軍手と汚れてもいい服装を用意すると安心です。
ゴミを片付ける時にクローゼットや引き出しの中を見ると、そこから整理したくなりますが、時間がかかるのでいったん保留しておきましょう。見える範囲のすぐにゴミと分かるものから片づけていくことがスムーズです。
ゴミは各ゴミ袋に直接分類していくのがベストですが、量が多ければ空の段ボールや大き目の袋にまとめるだけでもOK。
この時、使用済みの段ボールにはゴキブリが潜んでいる可能性があるので危険です。袋も同様で、不衛生だと害虫の温床になります。汚部屋でゴミをまとめるなら、清潔なものを使いましょう。
紙類など、資源ゴミと燃えるゴミか分かりづらいものなら種類別に段ボールに詰めておくと、ゴミの処理が楽になります。
不用品を片付ける
すぐにゴミと分かるものを片付けたら、大き目のものから片づけていきましょう。
使わない家電・家具は粗大ごみに出します。買い替えを予定しているのであれば、下取りに出してもいいでしょう。
大きな家具・家電の分別に慣れたら洋服やバッグなどの衣類関係、食器、本などのやや大きめのものを分別していきます。
最後に取り組むのは、手紙や書類、思い出の品などの判断に時間がかかる小物です。
時間がかかるものを最初に片づけると、そこだけで「十分掃除をした」という気持ちになりがちです。モチベーションを保つために、時間がかかるものは最後に回しましょう。
捨てるかどうか迷う際は、いったん保留にしてもOK。期間を決めずに保留にするとずっととっておいてしまうので、残す期間を決めておくことが大切です。
収納場所を決める
必要なもの・不要なものを分け終えたら、収納場所を決めます。
衣服・バッグ・紙類など、種類別に収納場所を決めてしまいましょう。よく使うものほど簡単に取り出せる場所にするのがおすすめです。
「定位置を決めても忘れてしまう」という人は、収納場所にラベルを張っておくと便利です。マスキングテープで自作することもできます。
収納場所を決める時に注意したいのは、必要以上の収納家具を用意しないこと。
新しいものを買った時、新しい収納家具を買うということを繰り返していると、結局収納家具で部屋が散らかっていきます。
今あるものを収めるだけの収納グッズを用意したら、収納グッズを増やさないように気をつけましょう。
不用品の処分方法を決める
必要・不要を分別し、残した物の収納場所を決めた後には不用品の処分方法を決めます。
状態のいいものはフリマアプリ・リサイクルショップに引き取ってもらうことができます。大型で持ち出しづらい場合は、出張買取サービスに依頼しましょう。
金属や宝石を使ったアクセサリーは、古いデザインでも高値が付く場合があります。ブランド品や着物は鑑定が必要なので、専門店に持ち込むと安心です。
古いものでもファンが多いコレクション品は、フリマアプリやオークションサイトで高値がつく可能性があります。一度出展して相場を調べてみましょう。
ゴミになるものは、各自治体のルールに応じてゴミに出していきます。回収日を待てない場合は、地域のゴミ処理施設に持ち込みましょう。
不用品の量が多かったり、大型の家具・家電が多いのであれば不用品回収業者に頼むのもおすすめです。どんな種類のゴミも、分別無しで引き取ってくれます。不用品回収業者の選び方や安く頼むコツはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
業者が女子の汚部屋を片づける流れ【業者に依頼する】
汚部屋の片付けを業者に依頼する時は、部屋の状況に合わせて家事代行業者・ハウスクリーニング・特殊清掃のいずれかから選びます。ここでは、それぞれの費用相場と選び方を解説していきます。
女子の汚部屋片付け業者の相場の違いを把握する
汚部屋掃除の費用は、どんな業者を呼ぶかで大きく変わります。
害虫がいない段階であれば、家事代行業者やハウスクリーニングでOK。主に片付けにかかる時間で相場が変わり、1R・1DKなどのワンルームであれば、3~5万円が目安です。
汚部屋である期間が長く、害虫がいたり、カビが生えたりしている場合は特殊清掃が必要です。費用は作業時間・作業の数で変わります。解体・リフォームが必要な場合は高額ですし、ペットがいるお部屋ならフェロモン臭分解のための費用も必要です。
特殊清掃の相場は、ワンルームであれば最低5万円からスタートします。それ以外は部屋の状態や季節によって変わるので、相見積もりで相場を把握していきましょう。
費用だけ見ると高額に見える特殊清掃業者ですが、消臭・害虫駆除が入った料金ですので、複数の業者に頼むよりは割安になる可能性が高いです。汚部屋をキレイにしたい時は、料金ではなく、必要な作業の内容によって業者の種類を選んでいきましょう。
女子の汚部屋片付け業者を選ぶ
相場の把握には相見積もりが必要なので、大まかに「通常の清掃<特殊清掃」であることを把握すればOKです。次は汚部屋のレベルに合わせて業者を選び、その中から一つにしぼっていきましょう。
汚部屋の業者を選ぶ際には、料金の安さではなく汚れの程度・害虫の有無を把握することが大切。もし自力で掃除をできる場合は不用品回収業者だけでOKです。
特殊清掃業者 | ゴミが放置された汚部屋やゴミ屋敷・ペットの糞尿・傷跡に困っている。 カビ・家具類の腐敗がある。 例:台所・浴室・トイレがゴミであふれ、本来の使い方ができなくなっている。床がゴミで埋まっている |
清掃業者・ 家事代行業者 | 生ごみなど腐るものは放置していないが、整理整頓ができない ゴミの分別方法がわからず、すべて同じ袋にまとめてしまっている。 例:洋服や書類が散乱して困っている。物が多すぎて収納しきれない。 |
生ごみを放置してしまったり、床のゴミが積もりすぎて簡単には崩せなかったり、どこかから嫌な臭いがしたり、害虫が発生したりする段階であれば特殊清掃を呼びましょう。悪臭やカビは一度完璧にとらないと新しい害虫を呼び続けてしまいます。状態によっては解体・リフォームが必要になるので、通常の清掃業者では間に合いません。
洋服や小物、紙類が散乱して部屋が散らかっているだけであれば、家事代行業者やハウスクリーニングで間に合います。収納についてアドバイスが欲しい人は見積もり時にその相談をしましょう。女性スタッフが多い業者を選べばより安心して依頼できます。
特殊清掃・家事代行業者・ハウスクリーニングの中からどこに依頼するかを決めたら、相見積もりをとって相場を把握していきます。
汚部屋の清掃は状態によって工程の数が変わり、見積もりをとるまで分かりづらいです。業者に部屋の状態を伝え、最低3社程度の見積もりをとって相場を把握していきましょう。
- ゴミ処理・解体のための専門資格があるか
- 料金体系が明確で無料見積もりに対応できるか
- 女性スタッフが多いか
- 大家・管理会社と依頼人の連絡をサポートしてくれるか
ゴミの処理のため一般廃棄物収集運搬許可証は必ず必要なので、最初に確認しておきましょう。さらに、重度の汚部屋の場合は、床の解体やトイレ・浴室のリフォームが必要な場合が多いです。リフォームに必要な解体工事登録を持つ業者を選びましょう。
必要な資格があることを確認した後は、料金体系をチェックします。
見積書に作業内容を書かず、合計金額だけを提示してくる業者は、悪徳業者である確率が高いです。合計金額が極端に安い場合は、後で予定になかった作業を追加し、高額請求されることがよくトラブルになっているので、注意しましょう。
特殊清掃業者の料金相場は、こちらの記事で解説しています。もし特殊清掃を考えているなら、ぜひご覧ください。
資格と料金体系がキチンとした業者だと確認できたら、ご自分に合った業者かどうかを考えていきます。
お部屋の持ち主が女性ならばレディースプランがある業者を探したり、作業の際に女性スタッフのみで来てほしいと依頼するのがおすすめ。WEBサイトに女性のお部屋を清掃した実績を多く載せている業者も安心です。
女子の汚部屋の心理と対処法
「女性は部屋がきれい」というイメージが多いものの、特殊清掃や清掃業者に汚部屋の片付けを依頼するのは、若い女性の方が多いという意見があります。ここでは、汚部屋になってしまう心理や生活習慣、職業について触れた上で、相談先について紹介していきます。
女性の方が汚部屋になりやすいって本当?
本当です。男性よりも必要になる生活必需品、衣服が多い人やアクセサリやコンサートのグッズなど、細々としたものを集める人が多いためです。そのため「ゴミであふれた部屋」というよりは、物であふれた部屋が多いことが特徴になります。
「女性なのに片づけられないなんて恥ずかしい」と思い悩んでしまう人が多いことも、汚部屋が悪化する原因。
もし汚部屋になって、親しい人や近所の人に知られたくない時は、プロの業者を頼みましょう。汚部屋片付けの実績が多い業者なら、確かな経験で顧客のプライバシーを守ってくれます。
汚部屋になってしまう女子に共通点はあるの?
汚部屋になってしまう人は、3つのタイプに分けられます。「掃除そのものが苦手な人」と「忙しすぎて掃除ができない人」と「物が多すぎて収納しきれていない人」です。
掃除そのものが苦手な人は汚部屋率が高い
掃除が苦手な人は、一人暮らしを始めた時期に汚部屋になってしまうケースが多くなります。誰でも最初は掃除ができないものですが「掃除ができないなんて人に相談できない」と悩んでしまう真面目な人ほど悪化してしまいがちなので、早めに相談することを目指しましょう。
忙しすぎる職種・生活の人
忙しすぎて掃除ができない人は、接客業や医療関係者に多くなりがちです。特に夜勤勤務があると生活リズムが崩れがちで、ゴミの回収日を逃してしまいます。
育児中の女性も24時間子供優先で動いているため、ゴミを出すのが間に合わないことが多いです。新生児ならばゴミの袋そのものが回収日を待たずにいっぱいになってしまうし、動き回る年齢であれば片づけても片づけても散らかしてしまうので、気力が折れてしまうケースがあります。
フリーランスかつ自宅で働いている人も要注意。「いつでも仕事をできる状態」であるゆえに、生活リズムが乱れたり「いつでも出せるから」とゴミの時間を逃しやすいです。
このほかの職業でも、エネルギッシュで充実した生活をしている人は掃除を後回しにして汚部屋になってしまうことがあります。外から見ていると充実していて、問題を抱えているようには見えないため、重症化しがちです。
物が多すぎる人・コレクション癖がある人
最後に、物が多すぎて収納しきれない人は、コレクションを集める趣味がある人や流行に敏感な人に多いです。
例えば、限定のコスメを集める趣味がある人は、どんどん物があふれていきます。買い物でストレスを発散している人も要注意です。
「丁寧に箱にしまっているけど、その箱自体でモノがあふれている」というお部屋や「服が多すぎてクローゼットから服が溢れ、それ以外の収納家具も多すぎる」というケースもよくあります。
汚部屋になってしまう女子が抱えている悩みや問題はあるの?
汚部屋になってしまう女性は、流行に敏感で買い物が好きなことが多いです。収納場所を考えずに新しいものを買ってしまうので、部屋からものが溢れてしまいます。
どの理由でも共通しているのは「こんな部屋を見られたくない・相談できない」という不安を感じている人が多いこと。そうして人を招かなくなるので、どんどん悪化してしまう傾向があります。
汚部屋で生活しているううちに片付けのモチベーションは下がり続け、自分では対応できなくなってしまうケースもよくあります。中にはうつ病などの精神病になってしまう方もいるので、第三者による早めの対処が必要です。
中には病気や特性が関係している場合もあるので、一度専門医を受診することもおすすめします。うつ病・OCD・ADHDなどが汚部屋に関係する理由についてはこちらの記事で解説しているので、必要に応じてご覧ください。
汚部屋になってしまった時、誰に相談したらいいの?
汚部屋であることを親しい人や家族に知られたくない場合は、ハウスクリーニング・家事代行業者・特殊清掃業者のいずれかに依頼しましょう。どの業者が合っているかは、本記事の「業者が女子の汚部屋を片づける流れ【業者に依頼する】」で解説しているので、ぜひご覧ください。
どの業者もプライバシーに配慮してくれますし、女性スタッフが在住しているので、依頼の際に「女性に来てほしい」とお願いすることもできます。
どうしてもお部屋を片付ける気にはなれず「このままではいけない」という気持ちはある方であれば、一度カウンセリングを受けるのがおすすめ。
オンラインで相談を受け付けてくれる専門家もいるので「汚部屋 カウンセリング」などのキーワードで検索してみましょう。汚部屋の脱出を支援するNPO団体もあります。
汚部屋に逆戻りしないためになにができる?
1~2週間に1度など、できる限りでこまめな掃除を心がけましょう。買い物の内容を見直し、物を増やさない習慣をつけることも大切です。
一人では難しい場合は、定期的に人を呼ぶのもおすすめ。新聞の集金や宅配業者でも構いません。詳しくは次の「汚部屋に逆戻りしないためのポイント」で解説していきます。
汚部屋女子に逆戻りしないための6つのポイント
汚部屋に逆戻りしないためには、掃除と整理整頓の習慣をつけることが大切。ここでは、そのコツを解説していきます。
掃除の頻度を決める
汚部屋に戻らないためには、掃除の頻度を決めることが大切です。
例えば毎日5分、違う場所を掃除していけば自然と全体がキレイになります。
毎日続けることが大変であれば、1週間に一度全体を掃除するのでもかまいません。
ここで挙げたのは一例であり、時間・場所は無理のない範囲でOKです。頻度を決めて掃除を続ける習慣が汚部屋を予防してくれるので、今の自分にできる目標を立てていきましょう。
定期的にゴミを出す
ゴミをためて汚部屋になってしまった人なら、1週間に1~2度ゴミを出せるようになるのが理想的です。
1週間に1度が難しいのであれば、2週間に1度でもOK。生ごみなど腐りやすい物は、密閉できるゴミ箱に入れて悪臭の発生を防ぎましょう。
腐敗臭はゴキブリやハエを呼ぶため、発生する前に対策することが大切です。悪臭の漂う部屋にいると「また汚部屋に戻ってもいいか」と掃除のモチベーションを奪ってしまう危険があります。
生ごみ以外に注意したいのは、たまりがちな箱類。特に段ボールはゴキブリが卵を産み付けてしまうので、溜めるのは危険です。箱類の回収日に箱を出せない時には、スーパーマーケットなどの回収ボックスを利用しましょう。
その他のゴミも決まった日・時間帯に出すのが難しい場合、自治体のゴミ処理施設に持ち込んで処分することができます。
汚部屋の予防に大切なのは「ゴミをためこむ習慣を失くす」ことなので、まずは今の自分に合った方法と目標を決めることが大切です。
物を増やさない・現状維持を意識する
女性の汚部屋に多いのは、使わない物を増やしてしまい、物であふれてしまったケース。買い物でストレスを発散している人なら、他の方法を考えましょう。
「使うかわからないけど、とりあえず買っておく」という考え方の人も危険です。本当に必要なのかを考えてから買うことを意識していきましょう。
「それでも流行の服・コスメが欲しい」という場合、一つ買うごとにリサイクルショップに持ち込むことをおすすめします。使用済み・プチプラのコスメも状態によっては引き取ってくれる業者があるので、探してみましょう。服やバッグのサブスクサービスを活用することも物の増やしすぎを防ぐのに役立ちます。
何かを増やすときは何かを処分し、現状維持を意識するようにすると安心です。
収納家具を見直す
物の増やしすぎで汚部屋になってしまった方は、収納家具を見直すことも大切。
カラーボックスなど、奥行きの少ない家具ばかりで揃え、結果として収納家具を増やしすぎてしまったため汚部屋になる人は多いという意見があります。何をどのくらい入れたいのか決めてから収納家具を用意しましょう。
必要以上の収納家具があると「まだ入る場所がある」と物を増やしてしまいたくなるので要注意。部屋に収まる量の買い物をする習慣がつくまでは、新しい収納家具を増やすのは止めた方が安心です。
アクセサリーツリーや小さな小物入れなど、収納力が低いものを買う際も「本当に自分の部屋で管理できるのか」を意識してみることをおすすめします。
定期的に人を呼ぶ
一人暮らしの部屋が汚部屋になってしまった人なら、定期的に人を呼ぶ習慣をつけるのがおすすめです。
人を呼ぶ頻度を決めておけば、そこに合わせて掃除をする習慣ができます。
「部屋に人を入れたくない」という場合は、新聞の集金や通販の引き渡しでも構いません。人の訪問を意識すると、汚部屋になる確率が下がります。
窓を開ける
重度の汚部屋の場合、窓やカーテンが閉じたままになっていることが多いです。風通しが悪いとカビや悪臭が発生しやすいですし、気分もふさぎがちになります。
人を定期的に呼ぶことと同様、窓を開ける習慣をつければ人の目を意識することになるため、汚部屋のリバウンドを防いでくれます。
一度お部屋をキレイにした後は、1日1度窓を開けることを意識していきましょう。
女子の汚部屋に関するよくある質問
- 女子の汚部屋が多い理由は?
-
化粧品や衣服など、男性よりも部屋に置くものがたくさんある人が多いことが理由です。「女性なのに片づけられないなんて恥ずかしい」と相談できない人が多いのも原因です。詳しくは本記事の「女子の汚部屋の心理と対処法」」で解説しています。
- 女子の汚部屋の解決方は?
-
害虫がいない状態であれば、自分で片付けることも可能です。詳しくは「 女子の汚部屋を片づける流れ【自力で解決する】」で解説しています。
害虫がいたり、カビや腐敗が発生しているお部屋ならばハウスクリーニング・家事代行業者・特殊清掃のいずれかに依頼します。詳しくは「業者が女子の汚部屋を片づける流れ【業者に依頼する】」で解説しています。
- 女子の汚部屋片付けのモチベーションが持たない時どうすればいい?
-
お部屋がキレイな状態をイメージしたり、汚部屋の掃除を終えた人の体験談を読んでみましょう。片付け後の写真を見ると、やる気が出る人もいます。片付け後のご褒美を用意しておく人もいるようです。
- 女子の汚部屋を安く片づける方法は?
-
自力で片付ける場合、ゴミ処理にかかる費用しか必要がないので、最も安く済みます。「安く業者に依頼したい」と思う場合は、できる範囲自分で片付けを行いましょう。部分的に片づければ、依頼する作業量が少なくなります。
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ゴミ屋敷や汚部屋を片付けたいと思ったとき「不用品回収業者じゃダメなの?」と思う方もいますよね。
しかし本当にゴミ屋敷を元のキレイな状態に戻したいなら、迷わずゴミ屋敷片付けの専門業者を選んでください。
ゴミ屋敷の片付けにはゴミを捨てるという作業だけではなく、長年ゴミを放置してこびりついた汚れや臭いを取るような特殊な作業も必要だからです。
また一般的に不用品回収業者はゴミの回収は行っていませんし、不用品回収と部屋の清掃を別々の業者に依頼するとコストがかかります。
ゴミ屋敷の片付けはその道のプロに依頼するのが最も安く、確実にキレイにできる方法です。