引っ越しでゴミ出しが大量な時は？業者に頼む目安・注意点って？

引っ越しでは大量のゴミ出しが必要になります。小分けにして処分したり、粗大ごみに出したりしていくことが手軽な処分方法ですが、量や期間によっては業者に頼んだ方がいいケースもあります。本記事では、自力で処分する方法と業者に頼む方法のメリット・デメリットを解説しています。業者に頼む際には、費用・選び方も解説しているので、ぜひご覧ください。

引っ越しでゴミ出しが大量な時にはどうする？

引っ越しで大量のゴミ出しが必要な際には、一度に出せるゴミの量を自治体に確認しましょう。

燃えるごみ・燃えないごみは、通常ゴミ袋2～3袋と制限されています。自力で処分したいのであれば、小分けにして売却したり、売れるものを売ったりすることがおすすめです。

「たくさんありすぎて大変」という場合は、引っ越し業者の不用品回収サービスか不用品回収業者を利用しましょう。電池・電化製品や石油など処分が難しいものも引き取ってくれるのがメリットです。

引っ越しによるゴミの処理を依頼する業者は、量によって選ぶのがおすすめ。

「家具が数点で、後は燃えるゴミ」などの場合は、引っ越し業者に頼んだ方が安く済みます。

「家で使っていた家具をすべて処分したい」など量が多い場合は、不用品回収業者の方がお得な可能性があります。一度見積もりをとって比較してみましょう。

引っ越しのゴミ出しの方法

引っ越しの際のゴミ出しは大量になるので、当日より前に処分を始めるのがおすすめ。ここでは、その方法を紹介していきます。

小分けにして自分で処分する

引っ越しのゴミの出し方でもっとも一般的なのは、小分けにして自分で処理すること。

時間はかかるものの、費用を節約できる方法になります。

燃えるごみなど、大量になりがちなものは一度で出せる量を確認しておきましょう。

回収日を待つだけではなく、自分でクリーンセンターに持ち込む方法もおすすめです。

状態がいいものを売却する

引っ越しの際の不用品は、状態が良ければ売りに出すことが可能です。電化製品なら3～5年以内の新しいものなら売れることがあります。

リサイクルショップに持ち込んだり、オークションサイト・フリマアプリで販売することができます。

引っ越し業者や不用品回収業者も買取に応じてくれる場合があるので、業者を決める際は問い合わせておきましょう。

不用品を高額で買い取ってほしいのであれば、それぞれの専門店に持ち込むのがおすすめ。例えば、自転車はリサイクルショップに、着物なら和服専門店に持ち込むのが一番です。

特に、貴金属などの高額なものは鑑定できる専門知識がある業者に持ち込みましょう。

反対に「ともかく時間がないので、一度で済ませたい」という方は買取に強い不用品回収業者を選ぶのがおすすめします。

引っ越し業者の不用品回収サービスを利用する

引っ越し業者の中には、不用品回収サービスを提供している業者もいます。依頼先が一つですむことと、引っ越し当日に処分できることがメリットです。

引き取って処分してくれるケースと、買取を行ってくれるケースがあるので事前に確認しておきましょう。品目によっては、回収・買取を断られることもあるので注意が必要です。詳しくはこちらの記事で解説しています。

不用品回収業者に依頼する

引っ越しの際のゴミ出しで家電・家具などの大型のものがあるなら、不用品回収業者がおすすめ。引っ越し業者の不用品回収サービスで引き取ってもらえる品目は限られていますが、不用品回収業者は原則すべてのゴミを引き取ってくれます。

依頼した当日や夜間など、回収日・時間も指定できるので、自力でクリーンセンターに持ち込むより楽ですし、自分で運搬する必要が無いことがメリットです。

他の方法と比べた時のデメリットは、費用が高い点。

「テレビと冷蔵庫を一点ずつ」など、不用品の量が少ないと割高になります。ゴミの量が数点ではなく、トラック積み放題プランなどを使える量であればお得です。

不用品の量が少ないほかにも、エレベーターが無かったり、駐車場まで遠い場合は作業費用が高くなる傾向があります。相場はわかりづらいので、最低3社程後に見積もりを頼んでから依頼するかどうかを決めましょう。

不用品の量が多く分別が大変な場合や、トラック積み放題プランを使える量であれば不用品回収業者が最もおすすめです。

引っ越しのゴミ出しの分別方法・注意点

引っ越しで大量のゴミ出しがある時に注意したいのは、回収所に持っていける量に制限があること。引っ越し当日に間に合うよう、計画的に処分していきましょう。

燃えるごみ・燃えないごみは袋2～4袋と自治体ごとに決まっているので確認が必要です。大量のゴミの回収には申し込みが必要なこともあります。

一定のサイズを超えると粗大ごみになり、別途料金が必要です。

その他注意が必要なのは、家電の処分方法。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など、家電リサイクル法の対象品は粗大ごみに出せません。リサイクル料金を払って回収してもらったり、不用品回収業者に依頼することになります。

その他の処分が難しい品目は「引っ越し時でゴミ出しが難しい品目は？」で解説していきます。

引っ越し時でゴミ出しが難しい品目は？

引っ越しでゴミ出しをしていると、処理が難しい品目があります。家庭ごみの回収所・クリーンセンターでは回収できないこれらのゴミは、処理困難物と呼ばれ、各種業者に回収してもらうことになります。

処理困難物を処分するためには、一般廃棄物収集運搬業許可を持つ業者への依頼が必要です。処分したいものを購入した店・販売した店やメーカーであれば回収してもらえることがあります。

消火器や小型電池・バッテリーなど、特定の取引場所や窓口がある品目もあるので、処理に悩んだ場合は自治体に相談してみましょう。

引っ越しでゴミ出しが大量な際の不用品回収業者への費用相場

引っ越しのゴミ出しのために不用品回収業者を使うのであれば、トラック積み放題プランがおすすめ。トラック積み放題を使うほどの量がないのであれば、自力でゴミに出した方が安くすみます。

不用品回収業者に頼むのであれば、基本の費用は軽トラックなら1万円～2万円、2tトラックなら2万5,000円～6万円が目安。

ここに作業量や人数、エレベーターの有無や駐車場との距離などの追加料金がかかり、費用が大きく変動するため、相見積もりをとって相場を把握していきましょう。

引っ越しでゴミ出しが大量な際の不用品回収業者への選び方

引っ越しの際に不用品回収業者を使うのであれば、相見積もりをとって相場を把握するのがおすすめ。

不用品回収業者の相場は不用品回収業者に頼むのであれば、基本の費用は軽トラックなら1万円～2万円、2tトラックなら2万5,000円～6万円です。ここに作業量や人数、エレベーターの有無や駐車場との距離などの追加料金が入って料金が決まります。

相見積もりの際には、会社の情報や担当者との相性を確認していきましょう。

代表者氏名や会社の連絡先がハッキリしていて、ゴミ処理・買取のための資格があることを確認したら、見積もりを請求します。サイトにご自分の状況と近い実績を掲載している業者ですと、より安心して依頼できます。

見積もりを受け取ったら、料金体系・作業内容が明確であることを確認します。悪質な業者は作業内容が曖昧で、合計費用だけを提示してきますし、提示してきた費用が極端に安いのであれば、後で高額請求をされるというトラブルも発生しやすいもの。安い業者への依頼は止めておきましょう。

引っ越しの大量のゴミ出しに関するよくある質問

引っ越しまで処分しきれなかったゴミや当日出たゴミはどうする？

ゴミ出しが間に合わない時や当日ゴミが出た時には、新居に持ち込んで処分するのがおすすめ。引っ越し荷物としてカウントされるので、大量すぎれば引っ越し料金が追加されるかもしれません。

荷物とゴミを一緒にするのが抵抗がある場合は、不用品回収業者に依頼します。即日対応できる業者を選んで呼びましょう。

引っ越しでゴミを残していくとどうなる？

引っ越しの際に残していった荷物は、大家さんや管理会社の手で処分されることになります。その際、処分費用を請求されることになるでしょう。

引っ越しのゴミはどの業者がおすすめ？

家電・家具など2～3個処分したいだけなら、引っ越し業者の不用品回収サービスがおすすめ。契約が一つの会社で済むのでスムーズです。ゴミが大量にあるなら、不用品回収業者の方が向いています。

「重たい家具・家電が1～2個残っているだけなら引っ越し業者」「トラックにたくさん積みたいほゴミがあるなら不用品回収業者」といった形で選びましょう。