物が溢れてる部屋の片付け方法は自力・業者?見極め方や選び方のコツは?

物が溢れてる部屋は、どこから手を付けていいのか分からない人は多いと思います。本記事では、おすすめの収納術や断捨離の方法、不用品を売るポイントを解説しています。業者に依頼する目安も紹介しているので、物が多いお部屋に悩んでいる方はぜひご覧ください。

目次

物が溢れてる部屋は不用品の処分・整理がおすすめ

物が溢れてる部屋は、不用品を処分して家の中の物の数を減らした後、収納方法を見直すのがおすすめ。部屋に入るだけの収納グッズ・家具を用意して、その中に納まる分だけに物を減らすことを目標にします。

溢れている物が不衛生で、害虫が出てしまっている場合はハウスクリーニングや特殊清掃が必要になります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

物が溢れてる状況で放置していると、掃除がしづらくなり、汚部屋化してしまうリスクがあります。そうなる前にも、必要なものを探すために時間をロスしてしまいますし、イライラとして休みにくくなることも問題です。

片付けは早い段階であればあるほど取り組みやすいので、思い立ったタイミングではじめましょう。しかし、一日で終わららせることは困難ですので、計画を立てて進めていきます。

残すもの・残さないものの基準ゴミ処理の方法を決めたり、不用品の処分方法を決めたり、決めることが多いので最初は「計画を立てること」にうんざりしてしまうこともあるかもしれません。

本記事では、モチベーション維持のコツも併せて解説していくので、ぜひご覧ください。

物が多い部屋におすすめの片付け方法

物が多いお部屋は、まず必要・不要なものを仕分けていきます。部屋に入るだけの収納アイテムに収まる物の数を目標にしていきましょう。

残す基準を決めてリスト化する

物が溢れてる部屋の整理を始める前には、まず残すもの・捨てるものの基準を決めます。本記事がおすすめするのは「1年間使っていないこと」を基準にすることです。

それだけの期間手に取らなかったものは、無くても生活できるかもしれません。特定の季節しか使わないアイテムも、1年間使わなかったのであればこれからも使わない可能性が高いからです。

悩んでしまうものは、一旦保留ゾーン・ボックスにおいて、片付けの最後に判断します。

思い出の品など「使わないけれど捨てづらい」というものなら、残す代わりにカメラで撮影し、データ化するという方法もありますよ。

他に迷いがちなのは、限定品やコレクション品。これらの入手しづらいものは、安易に捨てると後悔しやすいので注意が必要です。収納できるだけの場所を確保したり、オークション形式のフリマアプリなどで価値の分かる人に譲る方がいいでしょう。

分かりやすいゴミから捨てる

物が溢れているほかに、床にゴミが放置されているようなお部屋の場合は、まずはゴミから片づけていきます

それだけではなく、賞味期限の切れた食品や使用期限の切れた化粧品など、古くなった消耗品も捨てていきます。使い終わった乾電池など、中々ゴミ袋がいっぱいにならずにたまってしまうものもこれを機に捨てるのがおすすめです。

未開封なら長く保つものも、開封してしまうと数カ月~1年間で消費期限が切れることが多いです。最後にいつ使ったか覚えていないような消耗品は捨てても後悔しづらいですよ。

量が多く、ゴミの分別が難しいようであれば新品の段ボールや頑丈な袋を用意して一か所にまとめておきましょう。

通販などで外から来た段ボールにゴミを入れると、外で産み付けられたゴキブリの卵が孵化するケースがあります。すぐにゴミに出せるなら構いませんが、断捨離の期間が長くなるようでしたら新品の箱・袋が安全です。

大きな家電・家具を仕分ける

明らかなゴミを処分したら、大きな家電・家具を片付けていきます。1年以上使っていなかったり、破損してしまったりした家電・家具などの不用品は粗大ごみに出しましょう。

買い替えの場合は下取りに応じてもらえるのでスムーズです。処分したい不用品の量が多ければ、不用品回収業者をおすすめします。

大きな家電・家具の次には、衣服や食器、本などの少し重ためのものに取り掛かります。状態が亜良ければ買い取ってもらえるので、各種専門店に持ち込んでみましょう

洋服や本、キッチン用品などの断捨離・整理のコツはこちらの記事で解説しています。アイテム別にコツを解説しているので、さほど散らかっていない場合はこちらの記事の方が参考になるかもしれません。

ここで断捨離したアイテムも、判断に迷うのであれば一旦保留にして構いません。保留期間を決めておかないといつまでも処分できないので、最初に保留期間を決めておくことが重要です。

カバン・クローゼットなどよく使う物の中を仕分ける

カバン・クローゼットなどは毎日目にするものなので整理整頓の効果を実感しやすい部分。それだけで満足しないように、大きめの物を片付けてから取り組みましょう。

整理の際には一度すべての中身を取り出し、必要・不要を分けていきます。もし判断に迷うものがあれば、いったん保留にします。期間を決めないといつまでもおいてしまうので、一定期間保存したら処分していきましょう。

引き出し・小型の収納ボックスの中を整理する

毎日使う物を整理したら、普段使わない部分に手を付けます。例えば、つい物を入れがちな引き出しや小型の収納ボックスの中身を整理していきいましょう。

ここでも「1年間使わないものは処分」の基準を当てはめるとスムーズ。特に、存在を忘れていたようなアイテムはすぐに処分するのがおすすめです。

引き出し・小物入れの中には「絶対に使うものだけを入れた状態」を目指すと分かりやすいですね。

思い出の品を仕分ける

大型の物・毎日使うもの・しまい込んでいるものの順に片づけた後は、思い出の品に手をつけます。迷ってしまうものは、一定期間保留した後に捨てるかどうかを決めましょう。

思い出の品は残すかどうかの判断に時間がかかるので、最後に回すと安心です。

時間がかかる品物から取り掛かると、その間にモチベーションが下がりがちです。迷いがちな品物は最後に回して、やる気を維持しましょう。

ゴミの処分方法を決める

物が多い部屋の中の物を必要・不要を決め終えたのであれば、ゴミの処分方法を決めます。

状態が良いものであれば、フリマアプリやリサイクルショップで売りに出すことができます。大型の家具・家電などの重たいものは出張買取サービスを呼ぶのがおすすめです。

燃えるごみや粗大ごみは、各自治体のルールに沿って回収日に出していきます。

どうしても自分でゴミを出せない時や量が多すぎる時は、不用品回収業者を呼ぶとスムーズ。不用品回収業者はどんな種類のゴミも回収してくれるので、自分で分別をしなくてもいいのがメリットです。

不用品回収業者の選び方や安く頼むコツは、こちらの記事で解説しています。断捨離を終えた後に、不用品の量が多いという場合にご覧ください。

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物が多いお部屋におすすめの収納術

物が溢れてる部屋は、収納を見直すことがおすすめ。不要な収納グッズは処分し、必要なアイテムだけを揃えましょう。

収納グッズを見直す

物が多い部屋で一番に見直したいのは、収納グッズ。

収納グッズの数が多すぎると、収納グッズで部屋が圧迫されてしまいます。特に、カラーボックスなどの奥行きのないタイプの物は「予想より物が入らない」とどんどん数を増やしがちです。

そうなるとキリがないので「家に置くのは、今ある収納グッズに収まる分だけ」ということを意識していくことが大切です。

最初に収納グッズの数を決め、そこに収まるだけに物の数を減らしていくことを目標にしましょう。

物の定位置を決める

収納グッズの数を決めたら、物の定位置を決めていきます。定位置を決めきれないほど多く物があるなら、物の数を減らすことを検討しましょう。

定位置を決める時に大切なのは、よく使うものほど取り出しやすい場所に置くこと。物を取り出すために他の物を出すことになると、散らかりやすくなってしまうので注意が必要です。

見せる収納を活用する

よく使う物の定位置を決めたら、コレクション品の収納場所を決めます。戸棚やガラスケースでホコリからガードし、見せる収納にしていきましょう。

目線の高さに合わせてディスプレイすると、よりきれいに収納できます。

「戸棚やガラスケースは、そんなに数を置けない」というお部屋もあるかもしれません。その場合は「コレクション品を集めるのは、見せる収納にできる分だけに抑える」と考えてみるのがおすすめです。

サブスクを活用する

洋服やバッグ、本などサブスクリプションサービスを利用できるものがあれば、積極的に活用することで部屋の物を減らせます。

子育て世代なら、チャイルドシートや抱っこ紐など、すぐにサイズアウトしてしまうものもおすすめです。

サブスクはどんどん種類が増えていきます。家具・家電など「こんなものまで月額で使い放題?」と思うようなものもあるので「サブスク おすすめ」などで検索して、目当てのアイテムをレンタルできないか確認してみましょう。

物が多い部屋の掃除におすすめの業者

物が多い部屋を片付けた後には、不用品回収業者の利用がおすすめ。片付けから頼むのであればハウスクリーニング・家事代行業者・特殊清掃業者のどれかが必要になります。ここでは、それぞれの業者の特徴を解説していきます。

もしも片付けを代行業者に頼みたい時は、こちらの記事で詳細を解説しています。自分で片付けるのが辛い方はぜひご覧ください。

不用品回収業者

部屋を片付け終わった後に不用品が多くて困っているという人には、不用品回収業者がおすすめ。

ゴミの分別をしなくとも引き取ってくれますし、大き目の家財はしっかりと養生して持ち出すので、アパートなどの共有スペースを通って搬入する際にも安心です。

バッグや引き出しの中身を確認するサービスは無いので、鍵やクレジットカードなどの小さい貴重品を入れたままにしないようにだけ気をつけましょう。

どんな人におすすめ?

  • 片付け自体は自力で終わっている
  • 犬・猫の糞尿や害虫による被害が無い
  • 不用品を買い取ってもらいたい

不用品回収業者の費用相場などの詳細は、こちらの記事で解説しています。

家事代行業者・ハウスクリーニング

片付けを業者に頼みたい時には、悪臭が無いことを確認しましょう。悪臭がなく、清潔な衣服・書類などの乾いたゴミで散らかっているのであれば、家事代行業者・ハウスクリーニングがおすすめです。

もしも生ごみや洗濯していない衣服、濡れたものを放置しているようであれば、特殊清掃が必要になるかもしれません。ペットによる糞尿被害がある場合も同様です。

「自分でも片付けることができるが、量が多いので手伝ってほしい」という人には家事代行業者・ハウスクリーニングでOKと考えればOKです。

どんな部屋におすすめ?

  • 生ごみなど湿ったゴミの放置はない
  • 異臭はないが不用品の量が多い
  • ペットの糞尿被害はない
  • 不用品の売却は考えていない

特殊清掃業者

部屋に生ごみが放置されていたり、大量の害虫が見つかるような汚部屋の場合は、特殊清掃がおすすめ。部屋に腐ったゴミがあると、ゴミが溶けて家財・床・壁にしみ込んでいるリスクがあり、解体・リフォームが必要になります。カビが生えている可能性も高いので、早めの対処が必要になります・

また、長期間生ごみを放置していた場合は、悪臭が家全体にしみついている可能性が高く、掃除・消臭をしてくれる特殊清掃が必要というわけです。ペットの糞尿被害がある場合はさらに深刻で、フェロモン臭に対応してくれる業者を探すことになります。

特殊清掃に依頼すれば、状況に合わせて専用の薬剤・道具を使った掃除・消臭を行ってくれます。それでも臭いを落としきれない場合は解体・リフォームで対処してくれるので、どんなお部屋でも原状回復してくれます。

どんな部屋におすすめ?

  • ゴミの放置時間が長く異臭がする
  • 害虫が大量に発生している
  • 犬や猫の糞尿・傷跡による被害が深刻

特殊清掃の費用相場などの詳細はこちらの記事で解説しています。

物が溢れたお部屋のおすすめ買取品目

物が溢れたお部屋を整理する際には、状態のいいものや新しいものを売りに出すこともおすすめ。ここでは、売りに出すのにおすすめのアイテムを解説していきます。

高値がつきやすい日用品

日用品の中で高値がつきやすいのは、新しい家電・家具類<。状態が良く、販売から1~3年以内の物ならば高額買取の可能性があります。カメラなど中古需要が高い家電ほど買い手がつきやすいです。

家具に関しては、古い家具でもブランド品なら高値になります。飾り棚や子箪笥、菓子箱や手箱などの木工工芸品のような家具や、黄楊、紫檀、黒檀を使った家具も同様です。

洋服もブランド品や着物、高級スーツは古くとも高額で取引されます。この時、チェーン店の古着屋よりもそれぞれの専門店に持ち込むことがおすすめ。特に友禅染や西陣織など伝統的な着物は鑑定が必要になる場合もあります。

意外に高値がつきやすいのは、未開封のお酒。限定品の他、デザイン性を高く評価されているお酒であれば、空き瓶だけでも取引されています。高級な洋酒・日本酒を持っている人は、一度お酒の専門家のいる買取業者を探してみましょう。

高値がつきやすい貴重品

宝石やアクセサリーは素材やブランドによって高額買取の可能性があります。デザインが古くとも、宝石や金部分のみが高値で取引されることもあります。金、貴金属も安定して高値が付きやすいです。

金が使われている意外なアイテムといえば、仏具や仏壇。金以外にも銀、銅、真鍮など高値が付きやすい素材を使っているので、一度専門家に鑑定をお願いしてみましょう。

骨董品・美術品も鑑定が必要な貴重品です。不用品をまとめて買い取るタイプの業者ではなく、各専門店に持ち込み、鑑定をしてもらうことで安全に取引できます。

高値がつきやすいコレクション品

ボビー関係のコレクション品を手放すことを決めた場合は、箱や付属品がそろっているか確認しましょう。オモチャや人形類は箱・説明書の有無が買取価格に大きく影響します。

絶版になった書物やレコード、記念切手やコインなど、現在では入手しづらい品も高値がつきやすいです。心辺りがある場合は、捨てるより買取依頼に出すのをおすすめします。

この他、コレクターが多い品物は思いがけない高値がつきやすいです。

コレクターがいるタイプのアイテムは、他の不用品と一緒にまとめて売りに出すのではなく、各専門家がいるお店に持ち込むか、ネットオークションがおすすめです。価値が分かる人に譲れるようにしましょう。

物が溢れたお部屋を放置するリスク

物が溢れた部屋の掃除は困難ですが、放置すると健康・経済的に危険です。ここでは、そのリスクを解説していきます。

汚部屋化するリスクがある

物が溢れてる部屋は、片づけないでいると汚部屋に発展してしまう危険性が高いです。

ゴミの放置が始まる前に片づけてしまいましょう。

物が多いと掃除がしづらくなることも問題で、汚れやすいことにも注意が必要です。

無駄な出費が増える

物が溢れている部屋では、必要なものをすぐに見つけることができなくなってしまいます

捜して見つかった場合は時間の消費だけで済みますが、見つからない場合は買い直すことになります。

小さなものだったとしても、どんどん無駄な出費が増えてしまうので、早めに整理しましょう。

健康被害がある

物が溢れてる部屋には、ゴミもたまりやすくなることが問題です。ゴミがたまっていると、不衛生なだけでなく害虫やネズミが発生してしまいます。ゴキブリやハエ、ネズミなどは細菌やウィルスを運び、感染症の温床になるので大変危険です。

伝染病だけではなく、カビが生えた場合にはカビ菌によるアレルギーを発症してしまうリスクもあります。呼吸器官が弱い人は、特に注意が必要です。

ここまでいかなくとも、物が多いお部屋ではストレスが溜まりやすくなりがち。ゆっくりと休むことができないので、すっきりと片づけてしまいましょう。

物が溢れてる部屋の片付けに関するよくある質問

物が溢れてるお部屋の片付けにかかる費用は?

お部屋の片付けは汚れの程度や放置時間によって費用が変わります。業者に頼まなければゴミの処分費用だけですみますが、評者ならば数万円かかります。

3万程度で片付く場合もあれば、50万円を超える場合もあるので相見積もりをとって相場を把握してみましょう。

片付け業者の相場や選び方は、下記の記事で解説しています。

片付け費用を安く済ませる方法は?

自力で片付ければゴミの処分費用だけですみますし、業者に依頼する場合も途中まで片づけていれば費用を抑えられます。状態のいい不用品を売りに出して費用を回収するという方法もおすすめです。

物を片付けられない原因は?

物が多すぎると掃除が難しくなってしまいます。物をためてしまう理由は、ストレスがたまっていたり、掃除が苦手といったものが多いです。

意識してもどうしても掃除ができない人は、うつ病や認知症の可能性もあるので、一度専門家に相談してみましょう。片づけられないことに関する心理や病気は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

物が片付けられない時の相談先は?

掃除を頼みたいのであれば、家事代行業者やハウスクリーニングに相談しましょう。整理整頓についてアドバイスをくれる業者も多いです。

一度部屋をキレイにした後にも物が散らかった状態に戻ってしまうのなら、定期的に人を呼んで人の目を意識するのがおすすめ。どうしても掃除ができないようであれば、専門医のカウンセリングで原因を探すと安心です。

オンラインで汚部屋専門のカウンセリングを行っている人もいるので、検索してみましょう。

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