遺品整理で査定に出すべきものは?高額になるコツ・注意点とは

遺品の処分方法の選択肢の一つとして「買取業者に依頼」があります。初めてだとなかなか勝手もわからないもの。

本記事では遺品の中で高額査定になりやすいものと査定金額を上げるコツを解説していきます。これから遺品の売却・処分を考える人におすすめできる記事になっています。

目次

遺品整理と査定・売却の流れ

遺品は故人が亡くなった時点で相続人の財産となります。相続人以外が処分・売却はできませんし、整理も相続人が中心になって行う必要があります。

とはいえ、相続人のみで行うことは親族トラブルの元。精神的にも体力的にも辛い作業になるので、相続人・他の親族で協力して行っていきましょう。量が多いのであれば、遺品整理業者への依頼もおすすめです。

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遺品整理をスムーズに進めるコツや準備についてはこちらの記事で解説しています。これから遺品整理を始める方がいたらご覧ください。

遺品整理が終わったら、売却する遺品を決めます。どれを売却するのか相続人・親族で確認し終えたら査定に出しましょう。

買取業者に頼んだり、遺品整理業者に頼んだり、専門家に頼んだりする方法があります。コインやお人形などのコレクション品でしたら、ネットのフリマアプリを利用することで高値がつくケースもあります。

高額になりやすい遺品と査定のコツ、売る時の注意点や高額査定になるコツを紹介しています。これから遺品の売却を考えている方へ向けた記事になっております。

高額査定がつく遺品の種類【日用品を売るコツ】

故人が使用していた日用品も、3~5年以内の新しい品や状態の良い品物であれば買取の対象になります。ここでは、高値が付きやすい日用品・嗜好品を紹介していきます。一見高額に見えなくとも高額になるケースもあるので、ぜひご覧ください。

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ここで紹介したもの以外にも、状態次第では高値が付くケースはあります。遺品買取業者への依頼やフリマアプリへの出品で査定してみましょう。

腕時計

腕時計の中には高級ブランド品があり、高値がつきやすいです。物によっては百万円を超えるケースもあるので、譲渡所得として課税の対象になる可能性もあります。

ケースや保証書がある場合は一緒に出すとさらに価格が上がります。

売却を考えているなら、鑑定に出したり、フリマサイトで相場を調べたりしてからがおすすめです。

家電・家具

日常的に使う家電やオーディオ機器は家電は主に3~5年以内の新しいもの・保証期間内のものであれば高額取引の可能性があります。説明書・保証書・箱があると価値が上がるので、なるべく購入時と同じ状態で査定に出すことが大切です。

「まだ使えそう」という家電があるのなら、遺品買取業者・遺品整理業者・リサイクルショップなどに持ち込んでみましょう。

家具

有名ブランド・デザイナーズ家具は高値で査定されています。介護用の電動ベッドやシャワーチェアなど需要が高いものも同様です。

他にも、飾り棚や小箪笥、菓子箱や手箱などの木工工芸品のような家具も高額査定の対象です。

黄楊、紫檀、黒檀を使った家具も高級品ですので「古いからと捨てよう」と処分せずに査定に出してみましょう。

楽器

楽器もブランド品が多く、高値が付くケースが多いです。

ギター、ベース、コントラバスはバンドに使うので需要が高いです。ピアノも手入れさえしていれば長年使えるので、買い手を見つけやすいです。

「ブランドものかどうかわからない」というときは、写真をとってフリマアプリに出展し、相場を調べる査定方法もおすすめです。

カメラ

カメラは市場価格・中古需要共に高いアイテムです。初心者向けプロ仕様も買い手を見つけやすいです。

特に一眼レフは高額で取引されているので、一度査定に出してみましょう。

説明書・箱の他にもレンズやストラップ・アイピースなどの付属品を探し、新品に近い状態で査定に出すと高値がつきやすいです。

着物

着物は洋服の中では高額になりやすい遺品です。リサイクルショップに出すと安い価格になるので、着物専門の買取業者に依頼することが大切です。

友禅染西陣織などは伝統工芸品として買い取ってもれます。認紙や落款がある着物は処分しないように注意しましょう。

洋酒・日本酒

開封前の洋酒・日本酒はコレクターが多く、高額の査定になります。デザイン性の高いボトルであれば、空き瓶でも高額取引の可能性があります。お酒に関する専門家のいるお酒専門の買取業者に依頼しましょう。

高額な空き瓶の例

バカラ社の空き瓶(バカラクリスタルグラス使用品)、メーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ、山崎50年、イチローズモルト、ザ・マッカラン50年など

空き瓶の場合は状態がよくラベルがはがされていないことが大切。木箱入り・コルク付きはさらに高額になります。

将棋盤・囲碁盤

将棋盤や囲碁盤は量産品ではない場合、高値で取引されます。作家物の駒高級素材の将棋盤・囲碁盤は工芸品の一種として扱われているためです。

高額な将棋アイテムの例

作家物将棋駒、本榧将棋盤、御蔵島本黄楊駒、薩摩黄楊駒、天童将棋駒など

高額な囲碁アイテムの例

蛤碁石、那智黒碁石、象牙鯱歯石・本因坊対局盤、本榧柾目碁盤、国産本榧漆塗碁盤・紫檀柾目碁笥、蒔絵碁笥、鎌倉彫碁笥

箱などの付属品がそろっていて、作者の名前が分かると高額査定になりやすいです。

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高額査定がつく遺品の種類【貴重品を売るコツ】

金や宝石などの貴重品は、しっかりとした鑑定・査定を行える業者を選びましょう。30万円以上を超える貴重品は課税の対象になる可能性があるので、税理士や司法書士に相談するのがおすすめです。

金・貴金属

金をはじめとする貴金属は1gあたありの相場で取引されており、高額査定になりやすいです。

ネックレス、指輪などのアクセサリは、壊れていても査定に出してみましょう。素材自体に価値が付くケースがあります。金歯にも高値がつくことがあります。

売りに出す際には、貴金属専門の業者遺品買取業者がおすすめです。

仏具・仏壇

仏具は金銀銅真鍮を使うパーツが多いため、高値がつきやすいです。中には骨董品・美術品としての価値があるものもあります。

状態の良い仏具があれば、骨董品を鑑定できる業者に頼んで査定してもらいましょう。その次に貴金属を買い取る業者に依頼すれば、どちらとしての価値があるのかを調べることができます。

仏壇に関しては、金箔・漆を多く利用しているものが高値がつきやすいです。工芸品として買い取ってもらえる場合もあるので、工芸品・骨董品の鑑定ができる業者に持ち込みましょう。

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仏具・仏壇は売りに出す前に供養しておくとよいでしょう。供養についての詳細はこちらで解説しています。

宝石・装飾品

宝石や宝石を使ったアクセサリーは、素材やブランドによって高額になります。

有名ブランドのアクセサリーは需要が高いですし、デザインが古くても宝石や金属部分に資産的な価値があることもよくあります。

宝石の鑑定は難しいので、リサイクルショップや遺品整理業者ではなく、専門の業者に査定を依頼しましょう。特にダイヤモンドは専門の鑑定士がいるので、ダイヤモンドの専門家がいる買取業者を選ぶことが大切です。

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宝石が思ったより高値にならなかった場合は、リメイクもおすすめ。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

骨董品・美術品

骨董品や美術品は素人では価格の判断をつけにくいもの。「故人は大したモノじゃないと言っていたから」と思っていても、鑑定に出すと高額だというケースもあります。もちろん、その逆もあるので専門業者に鑑定してもらいましょう。

鑑定書や作家・年代が分かるものがある場合は一緒に出すと査定がスムーズです。箱などの付属品があれば価格が上がります。

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美術品や骨董品に関しては、状態が良くないものも高額取引の可能性があります。処分する前に一通り査定に出しておくのがおすすめです。

高額査定がつく遺品の種類【コレクション品を売るコツ】

骨董品や美術品以外の一見オモチャのようなものでも、故人が大切にコレクションしていたものは査定に出した方が安心です。同じ趣味の方やネットオークションで高額取引されていることがあります。

オモチャ・人形類

古いオモチャやプラモデル、フィギュアや人形には高値がついていることがあります。

状態が良ければ良いほど査定金額は上がり、箱や付属品がそろっていればより高額になります。

リサイクルショップや遺品買取業者ではただ「古い品物」として買い取りされる可能性があるので、ネットオークション専門のショップを利用して査定するのがおすすめです。

限定品・記念品類

限定品や記念品など、現在は入手できないものは高額で取引されることがあります。

絶版になった書物やレコード、記念切手やコインが該当します。その他も現在手に入れられないものは思いがけない価値がある可能性があるので、一度WEBのフリマアプリ・オークションアプリに出展して価格を調べてみましょう。

お菓子のパッケージや空き箱、牛乳瓶のフタなどゴミ同然のものでも、コレクション品として高額取引されているケースがあります。故人が大切にコレクションしていたものでしたら、一度査定してみましょう。

コレクターが多い品物

上記に挙げたもの以外でも、コレクターが多い品物でしたら高額査定の可能性があります。

アイドルやアーティストのグッズやアニメのグッズ、切手など、該当する品物は多いので「故人が大切にコレクションしていたもの」は一度査定に出してみましょう。

リサイクルショップや遺品買取業者ではさほど高額にならなくとも、WEBのフリマアプリ・オークションアプリでは高額というケースもよくあるので、一度調べることをおすすめします。

遺品の査定を高額にするポイント

高額査定の可能性がある遺品も、扱いによっては安い価格での買取なってしまうもの。ここでは、より高額査定になるためにできることやコツを紹介していきます。

元の状態に近づけて査定に出す

遺品を査定に出す前に、できる限り汚れを落としましょう。箱や保証書・説明書を探してなるべく元通りの状態にすることも大切です。

特に、オモチャなどのコレクション品は壊れた箱でも価値がある場合もあります。着物や将棋盤・囲碁盤など、作者名が分かると高額になる品物も同様です。

「壊れている箱だから捨てよう」と決めつけず、一度一緒に査定に出してみるのがおすすめです。

高値がつく時期・タイミングで査定に出す

家電・家具などは需要が高まるタイミングがあります。洋服やアクセサリなど、流行があるものは早めに売ることがおすすめです。

使う季節が限られているものは、そのシーズンの1カ月前に売ると高値になると覚えておくと分かりやすいです。

遺品の種類で買取先を使い分ける

高額査定となる遺品は、専門家による鑑定が必要なものがほとんど。査定する品物に合わせて買取業者を選びましょう。

手間はかかりますが、専門知識のないリサイクルショップなどに専門知識が必要なものを持ち込んでも安く取引されてしまいます。各自の専門家のいる買取業者を利用するのがおすすめです。

コレクターの多いものや限定品に関しては、WEBのフリマサイト・オークションサイトの方が高値が付く傾向があるので、一度ご自分で査定をしてみましょう。

整理した遺品の査定に関するよくある質問

遺品は売ってもいいの?

遺品は故人が亡くなった時点で相続人の財産になります。整理・査定・売却の権利は相続人のみにあるので、他の人が勝手に行うのはトラブルの元になるので止めましょう

とはいえ、法律的には相続人が売っていい遺品も、他の方にとっては大切な思い出の品である可能性があります。

遺品を査定に出したり、売りに出すときには、相続人だけではなく関係者全員に報告をしてからの方が安心です。

遺品を売った時に税金はかかる?

生活に関わらないもの・高級品かつ1点で30万円を超える場合は課税対象になる可能性があります。控除との関係など、複雑な計算が必要になるので司法書士や税理士に相談しましょう。

相続税はどうやって計算するの?

まずは相続する遺品の総額を把握する必要があります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、必要に応じてご覧ください。

遺品整理や査定はいつまで終わらせるべき?

遺品の査定・売却を考えているのであれば、相続税の申告期限である10か月以内がいいでしょう。10か月を超えると税金が追加されるリスクがあります。

「遺品整理業者って何となく不安」と思うならタスクルへ!

遺品整理を頼みたいけど選び方もわからないし、ちゃんとした業者っているの?

遺品整理を考えている方の中にはこんな不安を持つ方も多くいらっしゃいます。

確かに、周りに利用した事がある人も少ないサービスだけに「ぼったくられないかな?そもそも相場がわからないんだけど」と思ってしまうもの。

タスクルではきちんとした遺品整理業者とお客様をつなぐために、以下の取り組みを行っています。

  • 有資格者在籍の業者を紹介
  • 明確な料金設定の業者を厳選
  • チャットでのやり取りで記録を残す

また遺品整理を考えるときには「不用品回収業者じゃだめなの?」という疑問もよく上がってきます。

まずは不用品回収業者ではなく遺品整理業者に依頼しなければ損してしまう可能性について解説するので参考にしてください。

遺品整理業者ではなく不用品回収業者だと損をする可能性

実は遺品整理では家具の中などから現金が見つからないことの方が多いという事実があります。

タンスの中など分かりやすい場所だけでなく、ソファの中から3000万円の現金が見つかったという事例もあるのです。

故人が現金至上主義だった場合、空き巣被害を避けるため思いもよらない場所に現金を隠していた可能性があります。

実績の多い遺品整理業者はこの事実を知っているので、遺品の中の違和感に即座に気づくことができます。

しかし不用品回収業者は遺品整理のプロではないので、現金が入ったままの家具や家電でも気づかず回収してしまう可能性が高いです。

故人が大切に貯めた資産を間違えて捨ててしまわないためにも、遺品整理は不用品回収業者ではなく遺品整理業者に依頼するのが最適なのです。

タスクルは有資格者在籍の業者を紹介

遺品整理士という資格をご存知でしょうか?

一般財団法人 遺品整理士認定協会が認定している正式な資格で、モラルはもちろん遺品整理に関する法規制についても学んでいます。

例えば上記のように「遺品の中から現金が見つかった」というようなケース。

法規制や遺品整理のルールを何も知らない人が大量の現金を発見した場合と、遺品整理士の資格を持ち実績も多数ある人が発見した場合とでは現場の状況が変わってくると思いませんか?

タスクルでは遺品整理士の有資格者が在籍している業者を厳選して5社紹介いたします。

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葬儀や初七日などめまぐるしい日々が続く中でも、信頼できる遺品整理業者を簡単に探していただけます。

タスクルは明確な料金設定の業者を厳選

利用したことがないサービスだけに、遺品整理は相場や料金設定がわかりにくいという声も多いです。

タスクルでは遺品整理士の有資格者在籍業者を厳選すると同時に、料金設定を明確にしている業者も厳選いたします。

そもそもタスクルはどのような業者とでも提携しているわけではありません。

実績や資格の有無など弊社独自の厳しい基準で業者をジャッジし、お客様に安心してご紹介できる業者とのみ提携。

そんな選りすぐりの提携業者の中から最大5社、無料見積もりで料金を比較してご納得できる業者を選んでいただけます。

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分かりにくい見積もりや使途不明金などを請求するような業者とは提携しておりません。

タスクルはチャットでのやり取りで記録に残す

チャットはよく分からないし不安。

こんな声もあるかもしれませんがタスクルではあえて、原則チャットでやり取りのシステムを構築しております。

なぜならチャットでのやり取りは全て記録に残るため、万が一業者とのトラブルが発生した際「言った言わない」の水掛け論を防止できるからです。

トラブルの起きない優良業者のご紹介を第一にしておりますが、仮にトラブルが起きた際もチャットの記録でお客様を守ることができます。

またチャットを使用していただくことで、正式に遺品整理を依頼するまでお電話番号などの個人情報が業者に公開されない仕組みとなっております。

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お客様の個人情報を守り、やり取りの記録が残るタスクルのシステムをぜひご利用ください。

もちろんお電話で対応している業者も多数ございます。チャットができないという方でもご利用いただけますのでご安心ください。

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