ゴミ屋敷は処分・売却のどちらがお得?解体・片付け費用の内訳とは

ゴミ屋敷を処分するためには、売却か解体のどちらがいいのでしょうか?ゴミ屋敷でも悪臭と汚れを除去すれば通常の物件同様売りに出せますが、その除去費用がどれほどになるかはゴミ屋敷の程度によって変わるもの。

本記事では、売却する際のポイントや解体の費用相場などを解説していくので「これからゴミ屋敷を手放したい」という人におすすめの記事になっています。

目次

ゴミ屋敷は売却・解体のどちらがお得?

ゴミ屋敷を処分する際は、ゴミを片付けて消臭した後に売却するか解体するかを選ぶことになります。「ゴミ屋敷を手放せれば安い価格で構わない」という場合なら、ゴミ屋敷のままゴミ屋敷の買取に対応している業者に売却することも可能です。

しかしどの場合も、ゴミ屋敷の中に貴重品が残っているのであれば、売却・解体の前に捜索が必要です。

なぜなら、解体業者は解体・不用品の回収しか請け負ってくれないため、家に残ったすべてのものが不用品として回収されることになります。家に貴重品が残っている可能性があるなら、できる限り整理しておきましょう。

貴重品がない状態であれば、解体・売却のどちらも選ぶことができます。とはいえ、それ以外に気になるのは「売却・解体のどちらがお得なのか」という点。どちらが費用面でお得かどうかは、ゴミ屋敷の状態に左右されます。

ゴミ屋敷といえど、ゴミの放置時間が長くない場合や悪臭・害虫が発生する前ならば自力での片付けが可能です。手伝いが必要な場合は、通常の清掃業者で構いません。費用は作業時間で決まり3万円前後が目安ですので、解体費用の方が高額になります。

カビや腐敗が発生する部分が多く、悪臭がしみついてしまっているレベルのゴミ屋敷であれば、害虫も大量にいることが予想されます。この場合、キレイな状態に復旧するためには特殊清掃が必要です。

特殊清掃の依頼費用は10~50万円と高額で、一軒家であれば80万円近い事例もあります。そのため、家の規模・汚れの程度によっては解体して土地だけを売却した方が合理的です。

自分で掃除可能レベル1:ゴミが床面積の50%
放置されているゴミが空き箱や空の袋などの乾いたゴミならば、汚部屋状態でもまだ簡単に対処できます。生ゴミを放置してしまう前に片づけましょう。
自力・あるいは清掃業者レベル2:生ゴミの放置がある
生ゴミなどの腐るものが放置されて悪臭が発生するレベルになると、片付けがやや難しくなります。衣類や生活用品もゴミの中にあるので、生活も困難です。カビ・腐敗・ゴキブリなどが出る前に対処できれば特殊清掃を呼ぶのを免れます。
要・害虫駆除業者レベル3:床がゴミで埋まる・探さなくとも害虫が見つかる
床のほとんどがゴミで埋まり、いたるところでゴキブリやハエが発生している状態になると、自力では対処できません。特殊清掃を呼ぶか、ハウスクリーニングを呼んだ後の害虫駆除業者が必要です。目に見えないところにも、シロアリなど家にダメージを与える害虫が発生しているリスクもあります。
要・特殊清掃業者レベル4:床・壁・家具がカビている
床が見えない状態で放置すると、部屋や家具がカビが発生してしまいます。このレベルになると、害虫のほかにネズミも発生している可能性が高いので、必ず業者を呼びましょう。片付け・害虫駆除・カビのある部分のリフォームを請け負ってくれる特殊清掃業者がおすすめです。

このように、解体・清掃のどちらを選ぶか考える際には、汚れの程度を把握するのがおすすめ。

ゴミ屋敷の片付け・解体のどちらも見積もりをとって費用を比較するという方法で調べることもできます。

ゴミ屋敷の処分方法

ゴミ屋敷を処分しようと考えた際には、解体するか、建物ごと売りに出すことがおすすめ。ここでは、それぞれの方法のメリットとデメリットを解説していきます。

ゴミ屋敷のまま売却する

ゴミ屋敷のままで売りに出しても、法律的には問題がありません。しかし、不動産業者にとっても、買主にとってもゴミ屋敷を購入するメリットはないため、売却先が見つからないことがあり得ます。売却が決まっても、買取価格は大幅に安くなります

それでもゴミ屋敷のまま売りに出すのであれば、最初からリフォームを前提にしている不動産買取を利用しましょう。

売却金額は落ちますが、仲介手数料を支払う必要はなく、契約不適合責任が免除されるというメリットがあります。

ゴミ屋敷の片付けの手配に関する手間もなくなるので、売り手側の負担が少ない方法でもあります。

「売却価格は期待しない。ともかく楽にゴミ屋敷を処分したい」という方ならそのまま売却するのがおすすめです。

ゴミ屋敷を片付け・リフォームして売却する

ゴミ屋敷のゴミを片付け、リフォームして売却するのであれば買い手は見つかりやすくなります。この時、ゴミが腐って悪臭がしみついていたり、害獣・害虫被害があったり、カビや腐敗が深刻な場合は特殊清掃業者が必要です。

タスくん

軽度のゴミ屋敷であれば、ゴミだけを片付けて、リフォーム無で売りに出す方法もあります。その際は通常の清掃業者に依頼すればOKです。

特殊清掃はリフォームも請け負ってくれるので、業者の手配は一度で済みます。しかし、依頼費用は高額で10万円程度で済むこともあれば、一軒家であれば50~80万円かかる事例もあります。特殊清掃の依頼費用は、売却費用に上乗せできないことも注意が必要です。

つまり「高額な依頼料を払ってリフォームして売る」か「安くともゴミ屋敷のまま売るか」を選択することになります。一軒家であれば、解体して土地のみを売り出した方が利益が出るケースもあるので、一度「ゴミ屋敷清掃にかかる費用の見積もり」を作成することをおすすめします。

ゴミ屋敷の特殊清掃の相場や業者の選び方については、下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

ゴミ屋敷を解体して処分する

ゴミ屋敷の状態が深刻で、特殊清掃の費用が高額になるようでしたら解体して土地だけ売却することも選択肢に入ります。

更地になればゴミ屋敷であったことは関係ありませんし、どんな使い方をするか買い手側で決めることができることがメリットです。

ただし、ゴミ屋敷のままでは解体を断られることがあるので、不用品回収業者などに頼んで先にゴミを引き取ってもらう必要があります。その後に解体業者に依頼することになるので、合計費用は高額になります。

解体費用そのものがゴミ屋敷の清掃・消臭・リフォームを下回るのかどうかは、依頼の地域・家の素材・立地・家の坪数で変わります。更地にすることで固定資産税もかかるので、100万円前後かかると思った方がいいでしょう。解体に関する詳細はこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

解体費用の方がゴミ屋敷の修復より高額でも、ゴミ屋敷のまま売りに出すよりは高く買い取ってもらえるあてがあるのであれば問題ありません。

この辺りの問題は、専門家でないと難しい部分になるので、ゴミ屋敷専門の買取業者馴染みの不動産業者に相談してみましょう。良心的な不動産であれば、無料相談を受け付けてくれます。

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ゴミ屋敷の清掃・原状回復にかかる費用

ゴミ屋敷を清掃・消臭・リフォームするためには、特殊清掃がおすすめ。

特殊清掃はゴミの状態・お住いの地域・リフォームの有無で費用が大きく変わります。

最低5万円から見積もりがスタートし、少なくとも10万円程度はかかると思っておきましょう。作業時間よりも作業内容が料金に関係し、50~80万円近くなることもあり得ます。

マンションの高層階など、ゴミの搬出に人手がいる物件では高額になりがちですし、トラックを近くに止めることができても一軒家全体がゴミ屋敷化していれば高額になります。

解体せずに薬剤だけで消臭できる場合は費用を抑えられますが、床下などに腐敗したゴミ・汚物がしみこんでいたり、水回りのリフォームが必要ならば高額です。

このように、費用に関しては「業者に現場を見てもらわなければ判断がつかない」要素が高いので、一度見積もりを出して相場を把握しておきましょう。特殊清掃についての詳細はこちらの記事で解説しています。

ゴミ屋敷の解体処分にかかる費用

ゴミ屋敷を解体する際は、まずゴミ屋敷内のゴミを処分する必要があります。自力で捨てることができない量であれば、不用品回収業者や特殊清掃業者に回収してもらうのがおすすめです。

次に、解体業者に依頼していきます。人件費や重機の使用料、解体した廃材の搬出処分費の他、専門的な作業にかかる費用が合算され、高額になります。

例えば20坪の解体工事であれば、80~160万円必要です。立地や周辺道路の状況によっては、さらに高額の場合もあります。

解体工事の費用内訳や安く抑えるコツは、こちらの記事で解説しているので、解体を考えている人はぜひご覧ください。

さらに、更地にすることで固定資産税も発生するので、費用はともかく高額で複雑になります。専門知識がないと難しい分野ですので「どのくらいの費用が必要なのか」は不動産業者などに相談しておおまかな費用を算出していきましょう。

ゴミ屋敷の売却処分にかかる費用

ゴミ屋敷の売却にかかる費用に関しては、「ゴミを残したままで売るか」「更地にして売るか」で変わります。どちらがお得なのかどうかは専門家の判断に任せた方が安心ですので、不動産業者に相談してみましょう。


確実に必要になるのは、印紙税と登記費用。

印紙税は売買契約が成立した時点で必要になり、契約金額に応じて税金が変わります。

登記費用も売買契約が成立した時点で締結されます。所有者変更の手続きは複雑ですので、司法書士などの専門家に依頼しましょう。

ゴミ屋敷の片付け・解体に使える制度はある?

ゴミ屋敷の片付けや解体を考えているのであれば、各自治体の役所に問い合わせをしましょう。片付け費用やゴミの処分などに使える補助金・条令が整備されている可能性があります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

ゴミ屋敷解消のための補助金・条令に関してはゴミ屋敷の住人本人以外でも問い合わせができます。

親の住む家がゴミ屋敷なので解決したい」という方や「ゴミ屋敷を相続したのは自分の親だけれど、処分を手助けしたい」という方でも役所でサポート内容を聞くことはできるので、まずは相談してみることをおすすめします。

ゴミ屋敷放置の危険性

ゴミ屋敷の処分には手間と費用がかかりますが、放置するのは危険です。衛生面・防犯面・費用面のデメリットを解説していきます。

害虫・害獣のリスクがある

放置された期間が長ければ長いほど、ゴミ屋敷内の害虫や害獣は多くなります。ゴキブリやハエだけではなく、ネズミやシロアリが発生すれば家の基礎の部分までダメージが及びます。知らない間に野良猫が入り込み、糞尿をまきちらされたという事例もあります。

放置時間が長いと、害虫・害獣に付着した細菌も増え続け、伝染病や感染症のリスクが高くなるのも問題です。

繁殖した害虫・外獣が近隣に被害を与える前に対処しましょう。

倒壊・放火のリスクがある

ゴミ屋敷は柱や基礎部分までボロボロになってしまうので、倒壊のリスクがあります。

また、ゴミ屋敷は家中に可燃物がある状態ですので、外からタバコが入り込んだだけでも火災の危険があります。

家の外までゴミが溢れているレベルであれば、外のゴミに放火され、家が焼けるという事例もあります。ゴミ屋敷の周りに不審者がいても、近隣の人に気づいてもらえる確率が低いので、早めに対処しましょう。

タスくん

例え相続放棄をしたとしても、ゴミ屋敷の管理責任は残ります。倒壊・火災が周囲に被害を与えた場合は損害賠償を請求されるリスクがあるので、放置しつづけるのは危険です。

物件の不動産価値は下がり続ける

ゴミ屋敷であった期間が長ければ長いほど、建物への影響は深刻になります。腐敗やカビ、劣化などによって不動産価値は低下し続けます。

ゴミ屋敷そのものだけではなく、周囲の土地の価値まで下がっていくので、近隣に影響が出る前に対処しなければいけません。

ゴミ屋敷の処分費用に関するよくある質問

ゴミ屋敷はそのまま売りに出せる?

ゴミ屋敷をそのまま売りに出すと、売却費用は大幅に安くなりますし、買い手がつかないこともあります。ゴミ屋敷はそのままでは使えず、ゴミの処分・清掃費用が買主側で必要になるためです。

「ともかくゴミ屋敷を手放したい」という場合でなければ「ゴミを処分してから売却」か「消臭・リフォームの後に売却」か「更地にして売却」のいずれかの方が費用面で優れていることもあります。詳しくは不動産業者に相談してみましょう。

ゴミ屋敷は売却・解体のどちらがお得?

ゴミの状態や家の素材、土地そのものの価値、立地などの様々な要素でゴミ屋敷の売却・解体のどちらがお得になるかは変わります。

一度ゴミ屋敷の清掃費用の見積もり解体費用の見積もりを比較してみたり、不動産業者に相談することをおすすめします。

ゴミ屋敷の原状回復に必要な費用は?

ゴミ屋敷の程度によりますが、害虫や悪臭が出ているレベルなら10万円を下回るケースは稀です。

一軒家であれば50~80万円になるケースもあります。

現場を見るまで分からない部分も多いので、特殊清掃業者に見積もりを依頼して相場を把握していきましょう。

ゴミ屋敷を安く片づける方法はある?

自力で片付けられる範囲を片付けておけば、ゴミ処理の費用は安く抑えることもできます。

悪臭・害虫が発生してしまっているレベルであれば、解体やリフォームが必要になるので、安く済ませるのは困難です。

特殊清掃業者の相見積もりをとって費用を比較したり、自治体の役所で「ゴミ屋敷の片付けに使える補助金はないか」と質問してみましょう。

この時、格安業者に頼むと高確率で悪徳業者ですので「他に比べれば費用が安いけれど、作業内容は確か」という業者を選ぶように注意する必要があります。

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