2DKのゴミ屋敷清掃の相場は?相見積もりのコツ・悪徳業者の特徴とは

2DKのお宅がゴミ屋敷になってしまった時は、特殊清掃などの業者に片付けを依頼するのがおすすめ。本記事では、業者に頼む目安や相場の把握方法、安く依頼するポイントなどを解説しています。これからゴミ屋敷を清掃したいと考えている方や、ゴミ屋敷の住人を説得したいと考えている人におすすめの記事になっているので、ぜひご覧ください。

目次

2DKのゴミ屋敷がゴミ屋敷になる理由は?

キッチンと二つのお部屋がある2DKは、一人で住むだけではなく2人暮らしやお子さんのいる家族にもおすすめの物件。

一つを生活スペース、一つを寝室として使う場合や、一つを子供部屋にするパターンがよくあります。

「ワンルームに比べれば収納スペースも多いし、家族と住んでいれば人目がある。ゴミ屋敷になるわけがない」と思う人もいるかもしれませんが、それは誤解です。

お部屋が多くとも、誰かと一緒に暮らしていても、ゴミ屋敷になる時はなってしまうもの。その理由は、下記で解説しています。

掃除の習慣がない・ゴミ出しが間に合わない

忙しすぎる人や夜勤勤務の人が陥りやすい理由です。特に、小さなお子さんがいる家庭は、子供中心で掃除を後回しにしがちですし、ゴミ出しの時間に間に合わないことがあります。

物が多すぎる

ため込み癖があったり、買い物でストレスを発散する人が陥りやすい理由です。趣味の品が多すぎたり、衣服の整理をしていないお宅は物の収納場所が定まらず、どんどん散らかってしまいます。

なにか病気にかかっている

うつ病などの精神病や認知症の結果によって片付けられない可能性があります。「今まではしっかりしていたのに、最近急に散らかった」という方は、一度専門医の診断を受けた方が安心かもしれません。

上記の理由は一例であり、どんな人にもゴミ屋敷になってしまうリスクはあります

例えば、外ではしっかりと仕事している人ならば「外でしっかりするために、家では疲れて寝てばかり」で掃除をしていないかもしれませんし、おしゃれな人は「いつも流行の服をそろえていたい」と衣服の買いすぎによるゴミ屋敷になってしまっているかもしれません。

理由は人それぞれですが「片付けられないなんて恥ずかしい」と思う人ほど重症化しやすい傾向があるので、早い段階で家族・友人に相談することがおすすめです。親しい人に知られたくない場合は、専門医や清掃業者に相談しましょう。

ゴミ屋敷清掃にお勧めの業者については、次の「2DKのゴミ屋敷掃除には業者がおすすめ」で解説しています。

2DKのゴミ屋敷掃除には業者がおすすめ

2DKのゴミ屋敷を掃除するなら。特殊清掃業者ハウスクリーニング業者を呼ぶのがおすすめ。どちらを呼ぶのかは、ゴミ屋敷になった理由や害虫の有無によって変わります。

業者を選ぶ際のポイントは下記の表をご覧ください。

自分で掃除可能レベル1:ゴミが床面積の50%
放置されているゴミが空き箱や空の袋などの乾いたゴミならば、汚部屋状態でもまだ簡単に対処できます。生ゴミを放置してしまう前に片づけましょう。
自力・あるいは清掃業者レベル2:生ゴミの放置がある
生ゴミなどの腐るものが放置されて悪臭が発生するレベルになると、片付けがやや難しくなります。衣類や生活用品もゴミの中にあるので、生活もしづらいです。ゴキブリなどが出る前に対処しましょう。
要・害虫駆除業者レベル3:床がゴミで埋まる・探さなくとも害虫が見つかる
床のほとんどがゴミで埋まり、いたるところでゴキブリやハエが発生している状態になると、自力では対処できません。特殊清掃を呼ぶか、ハウスクリーニングを呼んだ後の害虫駆除業者が必要です。目に見えないところにも、シロアリなど家にダメージを与える害虫が発生しているリスクもあります。

要・特殊清掃業者
レベル4:床・壁・家具がカビている
床が見えない状態で放置すると、部屋や家具がカビが発生してしまいます。このレベルになると、害虫のほかにネズミも発生している可能性が高いので、必ず業者を呼びましょう。片付け・害虫駆除・カビた部分のリフォームを請け負ってくれる特殊清掃業者がおすすめです。

部屋にあるものが乾いたゴミや衣服など、放置しても腐るものがない状態であれば自力での対処が可能です。散らばった物の定位置を決めるだけで片付くので、早めに対処しましょう。

レベル2にある生ゴミなど腐るものが放置されているお部屋は、少なくともハウスクリーニング・家事代行業者が必要です。異臭がしたり、害虫が発生してしまっているのであれば特殊清掃が必要な可能性もあります。

床がゴミで埋まったり、探さなくとも害虫がいるレベルならば確実に害虫駆除業者が必要です。ゴミの量が多いようなら、特殊清掃の方が向いていることもあります。

確実に特殊清掃が必要なのは、床・壁・家具などがカビている場合。この場合は、害虫駆除の他に異臭への対処が必要になります。ゴミなどが腐敗して、そこから出た液体がシミになっている可能性もあります。

こうなると解体・リフォームが必要なので、通常の清掃業者に頼むよりも、特殊清掃の方がスムーズに作業してくれるのでおすすめです。

特殊清掃業者ゴミが腐って害虫が発生している・ペットの糞尿被害がある・台所やトイレを使えない状態である・天井までゴミで埋まっている
ハウスクリーニング・家事代行ゴミは腐っていないが整理整頓ができない・書類・洋服などの乾いたものが散乱している・ゴミはまとめているが分別方法がわからない

大まかにいえば「自分でも清掃できる種類の汚れだけれど、誰かに手伝ってほしい」場合はハウスクリーニング・家事代行業者の方が向いています。

収納方法についてのアドバイスをしてくれる業者もあるので、片付け方や収納方法を知りたい人におすすめです。

特殊清掃が必要なのは「市販の洗剤では落とせない汚れがある」場合や「ゴミで生活が困難・部屋が本来の機能を失っている」場合です。

他の業者に比べて特殊清掃は高額ですが、通常の方法では落とせない汚れ・臭いに対応してくれるので安心です。腐敗集やカビ臭さをそのままにしていると、ゴキブリなどの害虫が寄ってくるので、少しでも早い対応が必要になります。

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特殊清掃が必要な臭いがどんな臭いであるかはこちらの記事で解説しています。どんな場所にどんな理由で危険な臭いが発生するのかを知りたい方は、ぜひご覧ください。

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2DKのゴミ屋敷掃除におすすめの業者

2DKのゴミ屋敷を掃除する際は、特殊清掃業者・通常の清掃業者のどちらかがおすすめ。ここでは、それぞれが必要になる目安と不用品回収業者のみで構わない目安を解説していきます。

特殊清掃業者

特殊清掃が必要なのは、生ごみなどの腐ってしまうゴミが放置されていたり、探さなくとも害虫が見つかるレベルのゴミ屋敷です。悪臭が漂っていることも特徴です。

生ごみ類の放置が長期間になった時点で、家具や床がカビたり、腐ったゴミが溶けてシミになっているケースがあります。

ペットの糞尿被害がある場合も、独特のフェロモン臭がしみついてしまっているので、ペットに対応できる特殊清掃業者が必要です。

特殊清掃業者は高額ですが、状況に合わせた専用薬剤による徹底清掃・消臭の他、汚れや臭いが落としきれなかった時の解体・リフォームも行えます。

複数の業者に頼むよりスムーズなので、重度のゴミ屋敷の場合は最初から特殊清掃業者に依頼しましょう。

どんな部屋におすすめ?

  • ゴミの放置時間が長く異臭がする
  • 害虫が大量に発生している
  • 犬や猫の糞尿・傷跡による被害が深刻

特殊清掃の費用相場など、本記事よりも詳しい情報はこちらの記事で解説しています。

ハウスクリーニング・家事代行業者

ペットの糞尿被害が無く、清潔な衣服や書類など、放置していても腐りづらいゴミが放置されているゴミ屋敷なら、ハウスクリーニング・家事代行業者がおすすめ。

ただし、衣服や紙でもぬれたり、不潔な状態であるならばカビ・異臭の温床になってしまいます。部屋全体に異臭があるようであれば、どこかでカビや腐敗が発生してしまっているので、特殊清掃業者に依頼をしましょう。

そうでないのであれば、ハウスクリーニング・家事代行業者の方が費用を節約できます。「自分でも片付けることができるが、誰かに手伝ってほしい」という状況に合っていると考えると分かりやすいです。

どんな部屋におすすめ?

  • 生ごみなど湿ったゴミの放置はない
  • 異臭はないが不用品の量が多い
  • ペットの糞尿被害はない
  • 不用品の売却は考えていない

不用品回収業者

部屋がすでに片付いている状態であれば、不用品回収業者を呼ぶだけでOKです。

自分で分別をしなくともゴミを回収してもらえますし、家具・家電を養生して持ち出してもらえるので、アパートなどの共有スペースを通る際にも安心です。

バッグの中身や家具の引き出しを確認するサービスはないので、カギやクレジットカードなどの小さな貴重品を入れたままにしないようにだけ注意しましょう。

どんな人におすすめ?

  • 片付け自体は自力で終わっている
  • 犬・猫の糞尿や害虫による被害が無い
  • 不用品を買い取ってもらいたい
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不用品回収業者の費用相場などは、こちらの記事で解説しています。本記事よりも詳しいので、不用品回収業者を考えている方は是非ご覧ください。

2DKのゴミ屋敷掃除に使える補助金

2DKのゴミ屋敷を掃除したいと思った時は、市役所にいって補助金の有無を確認しましょう。

重度のゴミ屋敷は自治体の出す補助金の対象になる可能性があります。

補助金の対象・内容は自治体によって変わるので、担当窓口で確認するとスムーズです。

補助金の申請は住人が行うがありますが「どんな制度があるのか」を質問するだけなら家族・知人でもOK。

もしもゴミ屋敷に住む方が「高いお金を払って片付けるなんて無理」と掃除に積極的でないのであれば。補助金の面から説得することをおすすめします。

2DKのゴミ屋敷掃除を安く依頼する方法

2DKのゴミ屋敷を安く片づけたいのであれば、できる限り自分で片づけることが大切です。特に、粗大ごみは自分で処分しておくと作業時間を短縮できます。特殊清掃やハウスクリーニングは片付けにかかる時間・人数で費用が変わるので、少しでも短くなると節約が狙えます。

思い出の品や貴重品は、プライバシーを守るためにもご自分での整理がおすすめ。引き出しの中やバッグの中身など、小さなところだけでも自分で片づけてみましょう

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自分でゴミ屋敷を片付けるポイントはこちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。

安く依頼したいからといって、格安業者に頼むのは危険です。他の業者に比べて極端に安い業者は悪徳業者であるリスクが高いです。契約成立後に予定にない作業を追加され、高額請求を受けるトラブルがよくあるので、安さで業者を決めるのはやめましょう。

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悪徳業者の特徴については本記事の「2DKのゴミ屋敷掃除業者の選び方」でも解説しているので、ぜひご覧ください。

依頼料そのものを安くするためには片付け以外にできることはありませんが、不用品買取に対応している業者を選べば片付け費用を回収できる可能性があります。

家具や家電は3~5年以内のモノで状態が良ければ買い取り対象になります。運搬が難しい重さならば出張買取サービスに電話をかけてもいいですし、清掃業者を選ぶ際に買い取りサービスを行っている業者にするのもおすすめです。

古い家具でも、飾り棚や子箪笥、菓子箱や手箱などの木工工芸品のような家具は高額で売れることがあります。黄楊、紫檀、黒檀も同様に高級品なので、古くとも査定に出してみることをおすすめします。

洋服も原則新しく状態がいいもの以外は買い取りを断られますが、着物・高級スーツならば古くとも高額買い取りの可能性があります。高級な衣服はリサイクルショップではなく、それぞれの専門店に持ち込むことにしましょう。

コレクターが多いアイテムは、専門店だけではなくオークション形式のフリマアプリがおすすめ。同じ趣味を持つ人に、思いがけない高額で買い取られることがあります。

2DKのゴミ屋敷掃除の費用はどうやって決まる?

ゴミ屋敷の片付け費用は、どんな業者を呼び、どの程度の作業を依頼するかで決まります。

部屋の数は作業時間に関係するので、無関係ではありませんが、それよりも重要なのは放置時間と汚れの種類

害虫が発生しているかで特殊清掃に頼むかどうかが決まり、解体とリフォームが必要になると特殊清掃の中でも高額な作業になります。

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例えば、市販の洗剤でも対処可能な汚れかつ害虫がいない段階であればハウスクリーニング・家事代行業者で構いません。費用は作業時間で決まるので、3万円前後を目安にしておけばOKです。

大量に害虫が発生していたり、市販の洗剤では歯が立たない汚れ、長期間放置されたゴミのどれかがあるのであれば、特殊清掃への依頼になります。

特殊清掃は最低5万円程度から見積もりがスタートし少なくとも10万円程度はかかると思っておきましょう。作業時間よりも作業内容が料金に関係し、70~80万円近い事例もあります。

一見高額に見えますが、高額になる場合は大規模な害虫駆除や解体・リフォームが必要になっているはずです。清掃と解体を別の業者に頼むよりはスムーズで割安になる可能性があるので、相見積もりをとって相場を把握していきましょう。

ゴミ屋敷の片付けの費用については、業者のWEBサイトの料金表を見るよりは「費用ではなく部屋の状況で業者を頼むことが大切」で「相見積もりを比較してその中で安い業者を選んでいく」と考えると分かりやすいですよ。

片付け費用が高くなる2DKの特徴

片付け費用が高くなるのは、長期間放置された2DKです。

ゴミの山が大人の肩ほどまで届いていたり、天井まで届いてしまっていたり、トイレや浴室・キッチンにもゴミがあふれて本来の使い方をできないようなお部屋は費用が高くなります。

特に、水回りの配管や浴槽は汚れが詰まっているようであればリフォームが必要で、費用が高くなります。ペットの糞尿被害もリフォームの対象になりやすいので、要注意です。

他にも、マンション・アパートの高層階や駐車場までが遠い物件は作業時間が長くなり、その分費用に上乗せされます。ロフトや2階があるタイプの2DKも、ゴミの持ち出しが困難なのでその分がプラスされます。

まとめると、生活が困難なお部屋ほど高額で、トラックからお部屋までが遠いと作業時間が長くなるので料金に上乗せされる可能性があるということです。

ゴミ屋敷化してすぐに依頼ができれば、その分対処しやすくなるので、少しでも早い段階で依頼しましょう。

片付け費用が安くなる2DKの特徴

片付け費用が安いゴミ屋敷の特徴は、生ごみ類の放置がないこと。あってもキッチンの水回りにとどまっているようであれば、重度の事例よりは安く済みます。

生ごみなどの腐りやすいゴミが部屋中に散らばっていると、そこからカビや腐敗が発生します。害虫も増えていくので、重症化しやすいです。

子供のおもちゃ・服で散らかってしまったり、整理しきれない趣味の品であふれてしまっているけれど、悪臭はしないといったパターンも同様です。

必要なもの・不要なものを分類する必要がありますし、放置時間によっては「必ずしも安い」と言い切れませんが、悪臭がするお部屋よりは安い可能性があります。

可能ならばできる範囲で片付けを終わらせ、状態のいい不用品を売りに出しておくと、より安くなりやすいです。

2DKのゴミ屋敷掃除業者の選び方

2DKのゴミ屋敷を清掃する時は、特殊清掃業者・ハウスクリーニング・家事代行業者のいずれかがおすすめ。各業者の特徴は本記事の「2DKのゴミ屋敷掃除におすすめの業者」で解説しています。

使いたい業者を決めたら、相見積もりをとって相場を把握していきましょう。ゴミ屋敷の清掃は業者の料金表のみでは分かりづらい部分があるので、具体的にお部屋の状態を伝え、複数社に見積もりをとることで相場が分かります。最低3社程度に頼み、安心できる業者に依頼しましょう。

見積もりを取る際には、下記の項目を確認しておくのがおすすめです。

2DKのゴミ屋敷におすすめの清掃業者のチェック事項

  • 解体・ゴミ処理のための専門資格があるか
  • 料金体系が明確で無料見積もりに対応できるか
  • サイトにゴミ屋敷・汚部屋の実績が掲載されているか
  • 大家・管理会社と依頼人の連絡をサポートしてくれるか

ゴミ処理のためには一般廃棄物収集運搬許可証、解体・リフォームに必要な解体工事登録が必要です。ゴミ屋敷清掃を頼むなら、この二つを持っていることを確認しておきましょう。

さらに、一般社団法人が講座を受講した証である脱臭マイスターを持つ人が在籍していると、より安心です。

必要な資格を持っている業者の中で、無料見積もりに対応している業者に相見積もりを頼み、見積書が届いたら料金体系をチェックしていきます。

ゴミ屋敷の清掃は高額なので「なるべく安い業者でいいや」と思いがちですが、極端に安い合計金額だけを提示してくる業者は信用できません。作業内容と価格が紐づいていることを確認しましょう。

安い合計金額だけを提示してくる業者は、悪徳業者である確率が高いです。契約成立後に勝手に「作業を追加した」と言って高額な料金を請求してくることがあるので、注意しましょう。

悪徳業者に関しては、こちらの記事で解説しています。特殊清掃を選ぶ際にはぜひご覧ください。

2DKのゴミ屋敷に戻らないための収納術

2DKを片付けた後、ゴミ屋敷に戻さないためには収納方法の見直しが必要です。ここでは、そのポイントを解説していきます。

物の定位置を決める

ミ屋敷化の原因になりやすいのは、物が多すぎること。収納場所や定位置が決まっていない物が多いと、床に散乱していってしまいます。

ゴミ屋敷に逆戻りしないためには、物の定位置を決める習慣が大切です。定位置を決められないほど多くのものがあるならば、断捨離を検討しましょう。

断捨離に関してはこちらの記事で解説しています。物が多いお家ならば、ぜひご覧ください。

定位置を決める時には、よく使うものほど取り出しやすい場所に置くのがおすすめ。使いにくい場所に置いたものは、一年間使っていないなと感じた場合は処分を検討してもいいでしょう。

収納グッズの数を決める

「物の定位置を決めるために、収納グッズを増やそう」と考える方がいたら、一旦止めましょう。

収納グッズを増やしすぎると、収納グッズで部屋がいっぱいになってしまいます。特に、カラーボックスなどの奥行きのないアイテムは、思ったよりも物が入らない割にどんどん増やしてしまいがち。収納グッズを増やすのではなく、「家に物を置くのは今ある収納グッズに収まる分だけにしよう」という考え方がおすすめです。

キッチン用品などは似た機能の物を買いやすいので、一つ物を増やした時に「代用できそうなものがあるかな」と確認し、古い方・使いにくい方を処分していくのもよいでしょう。

最初に収納グッズの数を決め、そこに収まるだけの物を揃えることが大切です。

サブスクを活用する

洋服やこどものおもちゃなど、サブスクリプション契約できるものはどんどん活用していきましょう。チャイルドシートや抱っこ紐など、すぐにサイズが変わってしまうアイテムもサブスクを活用できます。最近は美容家電のサブスクもありますよ。

かさばることが多い本や漫画にもサブスクはおすすめ。電子書籍で購入するのも、収納場所を取りません。

サブスクはどんどん種類が増えています。一度「サブスク おすすめ」などで検索して、好きなアイテムを月額で使い放題できないか確認してみましょう。

子どもが使うものは一度一か所にまとめる

2DKは家族で暮らすのにちょうどいい間取りですので、おもちゃで散らかってしまう家庭も多いでしょう。

おもちゃだけでゴミ屋敷になってしまうことはありませんが、床におもちゃを置いてしまうと他のものも置きがちになってしまいます。どんな小さなものも、床に置かない習慣をつけると安心です。

とはいえ、おもちゃの収納場所を決めても、小さなお子さんに覚えてもらうのは至難の業。そんな時は「おもちゃはここに入れてね」と専用のボックスを用意しておくのがおすすめ。

おもちゃを一旦一か所に集めれば、後で大人が片付けるのが簡単ですし、お子さんに片付けの習慣をつけてもらうことにもなります。大き目で頑丈な箱型収納グッズを用意するのがおすすめです。

2DKのゴミ屋敷に戻らないための習慣

2DKがゴミ屋敷に戻らないためには、毎日のちょっとした習慣を続けることが大切。ここでは、無理のない範囲できる習慣を紹介していきます。

毎日窓を開ける

毎日カーテンを引いて窓を開けてると、換気ができて湿気がこもりにくいお部屋づくりに繋がります。カーテンが空いていれば、人目を気にすることにもつながるので、ゴミ屋敷の再発に効果的です。

掃除のタイミングや朝の起床時など、窓を開ける時間を決めて習慣化しましょう。

掃除・ゴミ出しの頻度を決める

ゴミ屋敷に戻らないためには、掃除・ゴミ出しを定期的に行うことが大切。

掃除は「毎日5分モップをかけ、週末に他のところを掃除する」といった形がおすすめ。難しいのであれば週に1度まとめてでも構いませんし、続かないようなら1カ月に1度から始めてもかまいません。自分が続けられる頻度で定期かしましょう。

ゴミ出しは週に1~2度がおすすめ。難しいようであれば、2週間に1度でもOKです。この時、生ごみだけは密閉できるゴミ箱などにまとめておくと安心です。食べ物が腐った臭いはゴキブリやハエを呼び込み、ゴミ屋敷に逆戻りしやすくなってしまいます。悪臭がストレスにもなるので、臭いが漏れない工夫をしましょう。

通販でたまりがちな段ボールもゴミ屋敷の温床。置きっぱなしにしておくと、そこにゴキブリが住み着いたり、卵を産み付けたりします。自治体のルールに従い、早めに処分しましょう。時間的に厳しい時は、スーパーマーケットなどの回収ボックスを利用するのがおすすめです。

「決まった日にゴミを出すことが難しい」という場合は、都合のいい日・時間に自治体のゴミ処理施設に持ち込むという方法もあります。予約や処分費用が必要ですが、好きなタイミングでゴミを処分できるのがメリットです。

ゴミ屋敷の予防には、掃除・ゴミ出しを習慣化することが最も大切。最初は自分ができる頻度を目標にしましょう。

床に物を置かない

ゴミ屋敷は急にできるものではなく、お部屋が少しずつ荒れていき、掃除・整理整頓の気力がなくなってしまうことが多いです。部屋が荒れる第一歩は、床に物があること。床に物を置くのが習慣化されると、掃除もしづらくなります。

毎日寝る前など、タイミングを決めて床の物を片付けるようにしましょう。

ロボット型掃除機を購入すれば「掃除するのに邪魔なものはどかそう」という習慣ができるので、さらにおすすめです。

定期的に人を呼ぶ

ゴミ屋敷に逆戻りしないためには、人の目線を意識することも大切。定期的に人を呼べば、それに合わせて掃除をする習慣ができます。

月に1度など、頻度を決めて人を招いてみましょう。

家に人を招くのが嫌なら、宅配便や新聞の集金でもOK。人の目線を意識するだけで、ぐっと掃除がしやすくなります。

2DKのゴミ屋敷相場に関するよくある質問

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は?

ゴミ屋敷は部屋の状態で費用が変わるので、相場が分かりにくいのが特徴。3万程度で片付く事例もあれば、50万を超える場合もあります。相見積もりを作成・比較して相場を把握していきましょう。

片付け費用が安くなる・高くなるお部屋の特徴は本記事の「2DKのゴミ屋敷掃除を業者に頼む相場の仕組み」で解説しています。

ゴミ屋敷の片付け費用を安くする方法は?

自力で部屋を片付けておくと、依頼費用を安く抑えることができます。不用品を買い取ってくれる業者を選んで、片付け費用を回収する方法もおすすめです。

安さで業者を選ぶことは、悪徳業者にひっかかりやすいのでNG。詳しくは本記事の「2DKのゴミ屋敷掃除を安く依頼する方法」で解説しています。

ゴミ屋敷になってしまう理由は?

ストレスをためていたり、掃除が苦手な人はゴミ屋敷になりやすいです。買い物でストレスを発散する人や、ため込み癖がある人も危険です。

どうしても掃除ができない人は、うつ病や認知症の可能性もあるので、一度専門家に相談しましょう。ゴミ屋敷の原因や関係する疾患に関してはこちらの記事で詳しく解説しているので、必要に応じてご覧ください。

ゴミ屋敷の掃除を嫌がる人をどう説得するべき?

まずはゴミ屋敷放置の危険を説明してみましょう。臭いによるご近所トラブルだけではなく、ゴミの火災カビ・害虫による感染病のリスクが深刻です。あまりに深刻な場合は、自治体が介入することもあります。

とはいえ、ゴミ屋敷の住人にとっては家にあるものすべてがゴミではなく大切な宝物であるケースもあります。無理に捨てようとせず、ゴミ屋敷になった原因を解決していくことが重要です。これは家族や知人だけでは難しいので、専門医などを挟むのがおすすめ。ゴミ屋敷専門のカウンセリングをオンラインで行っている方もいるので、探してみましょう。

ゴミ屋敷掃除の説得でNGなのは、勝手にゴミを捨てていくこと。それが住人にバレると、余計にこじれてしまいます。片づけてもまた散らかされては同じですので、根気強く説得してきましょう。

ゴミ屋敷に住んでいるのがご家族ならば、こちらの記事もおすすめ。実家を片付けるために役立つ情報をまとめております。

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