石油ストーブは部屋や肌が乾燥しない、優しい暖房器具として見直されています。エアコンや電気ストーブでは、部屋が十分に温まらないという場合におすすめなのが石油ストーブです。石油ストーブという名前ですが、使用するのは灯油です。また、石油ストーブによっては、アウトドアで使用できるものもあります。
ここでは人気の石油ストーブについて、ご紹介していきましょう。
石油ストーブの選び方のポイント
石油ストーブを選ぶポイントは4つあります。
①反射板方式の石油ストーブか、対流式の石油ストーブか
石油ファンヒーターは、暖めた空気をファンで送り出して部屋を暖かくしますが、石油ストーブはファンがついていないので、反射板もしくは対流式で熱を広げる方式をとっています。
反射板は四角い形の石油ストーブの多くとりつけられています。燃焼筒の後ろにある、銀色の板が反射板で、鏡のように熱を反射します。石油ストーブの前面を効率的に暖めたい場合に向いているストーブです。
対流式の石油ストーブは、360度ぐるりと周囲を暖めてくれます。部屋の中央に置いて使用するタイプで、温かい空気は上に上昇するため、天井に空気が当たって部屋の中の空気が対流するようになっています。
②石油ストーブの暖房の目安は何畳か
石油ストーブは、木造の部屋なら8畳、コンクリートの部屋なら10畳というように、石油ストーブによって暖められる広さが限られています。
邪魔だからと言って、広い部屋に小さなストーブを置いても部屋全体は寒いままです。また、狭い部屋に大型のストーブを置くのも温度調節がきかず、コスパも悪くなってしまいます。自分の部屋にあった大きさのストーブを選びましょう。
③ヤカンや鍋が置ける石油ストーブか
石油ストーブの種類によっては、上にヤカンや鍋が置けるものも多く見られます。小さな石油ストーブに大きめの鍋やヤカンを置いてしまうと、転倒する可能性もあり大変危険ですので注意してください。
また、鍋やヤカンの中身が吹きこぼれてしまうと燃焼筒を汚してしまう場合もあります。自分が購入したいストーブが、どこまで分解して洗えるのかも調べておきましょう。
④石油ストーブは室内用か野外用か
石油ストーブの多くは、電源にコンセントを使用していないので、アウトドアなど野外にも持っていくことが可能です。点火はハンドルを回してつける手動式か、乾電池を入れる電子式なので、停電してしまった非常時にも石油ストーブは使うことができます。野外専用の石油ストーブの中には、ガスも使用できるタイプもあります。
石油ストーブのおすすすめ人気ランキング20選
点火も消化もボタンでらくらくの石油ストーブ Amazonの口コミで430件以上の口コミがある、大変人気の石油ストーブです。点火は押すだけでつく簡単な点火ボタン。消化もボタンですぐできます。 電源がいらないので、使う場所を選びません。温度調節は、つまみでコントロールできるので微妙な温度設定も可能です。 木造の部屋なら6畳まで、コンクリートの部屋なら8畳までが目安となっています。タンク容量はたっぷり3.7リットル。1時間に消費する燃料は、わずか218ミリリットルです。
広い部屋を暖房できる石油ストーブ 大きな部屋を、効率よくパワフルにあたためてくれるトヨトミの「対流形 石油ストーブ」です。遠赤外線で非常に暖かく、日本製なので安心です。 面倒な点火ボタンは無いので、ダイヤルを回すだけで火がつく自動点火方式です。電子点火なので、フィラメントを使用しないためヒーター切れの故障の心配がありません。 また、トヨトミ独自の「でるでる芯」を採用しているので、つまみを回せば芯が最後まで使用できるため、火力が弱くなってしまうこともありません。24畳用のほかに、9畳用の石油ストーブもあります。
アウトドア好きの方に人気の石油ストーブ 同じトヨトミのRBシリーズよりも、より広いスペースを暖めることができる石油ストーブです。口コミによると、点火してから暖かくなるまでに15分ほどかかってしまうのが石油ファンヒーターとの違いですが、サーキュレーターと組み合わせて使用すると温風が部屋のすみずみまで行き渡ります。 「TOYOTOMI KR-47A-C」の全体の雰囲気や、暖炉のような優しい炎が見えるのが好評のようです。マシュマロなど食べ物をあぶって楽しんでいる口コミも見られました。 転倒や地震など、非常時には一瞬で消えるシステムを採用しているので、まさかの時も安心の石油ストーブです。
持ち運び便利なハンドル付きの石油ストーブ 部屋から部屋へ持ち運んだり、収納したりする時に便利なハンドルがついた石油ストーブです。一発で点火する電子点火方式なので、何回も点火ボタンを押す面倒な作業から開放されます。 中のタンクをたおしても流れ出ない工夫がしてある「こぼれま栓」を採用しているので、毎日の灯油の移し替え作業も安全にできます。 石油ストーブを消した時のにおいも、ゆっくりと小さい火にして消すので、部屋の中に臭いにおいが充満しません。中の芯が小さくなって火が弱くなってきたら、レバーをまわして2ミリずつ芯を出せる仕組みになっています。
コンセントなど電源不要で安心の日本製石油ストーブ 反射板が右から左までググっと広いので、ワイドにお部屋を暖めてくれる石油ストーブです。熱が効果的に広がるように、反射板が波状に工夫されています。 ストーブの芯が小さくなると、温度が低くなってしまいますが、トヨトミの石油ストーブはつまみを回すと芯が出る「でるでる芯」システムになってるので、温度が下がることもありません。 消した時に石油ストーブ独特のいやなにおいが広がらないように、効率的にガスを燃やし切る「ニオイセーブ消火」も人気です。口コミによるとコスパの良さも人気のようです。
大きな事務所や工場もパワフルに暖める 木造なら47畳、コンクリートの建築物なら66畳まで暖められるので、体育館や倉庫のように広くて人が多く集まる場所で便りになる石油ストーブです。 リピーターも多く、1台目を買って良かったので2台目、3台目を購入している方も見られます。タンクは、18リットルの灯油タンクがまるまる1本入るビッグサイズ。 6時間タイマーがあるので、消し忘れの心配もありません。対震自動消火システムや、停電した時のための安全装置など、万が一の時のための装置も万全です。
7秒以内に点火する秒速点火システムの石油ストーブ コロナの石油ファンヒーター「FH-G32YA2(W)」は、「秒速タイマー」と「秒速点火」システムで、7秒以内に点火できます。点火すると素早く部屋があたたまると、口コミでも評判の石油ストーブです。 温度が安定するまでは燃焼音がしますが、部屋が温まった後はとても静かです。音が静かなので、ついているか消したのかわからない程です。3時間タイマーがついているので、まさかの消し忘れも心配ありません。 灯油のいやなニオイがしないよう、「ニオイカットメカ」でくさいにおいの元を吸引するのでお部屋はいつも快適な暖かさになります。
停電の時も使える電源不要の石油ストーブ 電源のいらないポータブルな石油ストーブです。ハンドルを数回ぐるぐる回すだけで点火するので、乾電池不要の点火方式です。 災害時などは乾電池が不足するので、このシステムは便利ですよね。地震の時や、何かをぶつけてしまった時などは、自動で消えるので災害時でも安心して使えます。反射板もできる限り広くとられているので、効率よく暖めます。 中のタンクのフタを締め忘れても、なるべく中の燃料がこぼれないように工夫されているので、タンクを倒してしまった時も心配ありません。
ボタンで一発点火するランプのような石油ストーブ 炎の色が7色で浮かびあがるので、見た目にも落ち着く石油ストーブです。40Wの電球くらいの明るさになるので、非常時には足元を優しく照らすライトの代わりになります。 点火は電子点火なので、ボタンを押せば一発で稼働します。石油ストーブは消した時のにおいが臭いのが難点ですが、炎をゆっくり小さくしながら消すので臭くなりにくい仕組みになっています。 地震の時やぶつかってしまった時でも、2重タンク構造なので中の油がこぼれにくい仕組みになっています。
良好な燃焼状態を保つブルーの炎の石油ストーブ アラジンの石油ストーブは、青い光「ブルーフレーム」がトレードマークです。青い光は酸素がたっぷり供給されているのを示しており、燃焼状態が良好な印です。 アラジンの「ブルーフレームヒーター BF3911」は90年近い歴史のある石油ストーブで、発売当初から改良を加えながら続いてきました。ロングセラーなので、2台目3台目と購入している方も多く見られます。 口コミでは、週に一度クリーニングやメンテナンスが必要なことや、空焚きしてしまうと部屋がススで汚れてしまうことが記されていました。
コンパクトで表示がわかりやすい石油ストーブ アラジンの石油ストーブは燃費が良いのが評判ですが、この「AKP-S248/K」も使いやすくコスパも良いのが特徴です。 小さく軽量なので部屋から部屋への移動も楽で、アウトドアにも気軽に持っていけるサイズです。石油ファンヒーターのように空気が乾燥しないので、喉も痛くなりません。 口コミによると、緊急消化ボタンで消化してしまうとくさい臭いが部屋中に広がってしまうので要注意です。点火レバーを上げることで消火でき、このやり方であればにおいもほとんど残りません。
レトロ調でクラシカルなデザインの石油ストーブ アンティークのストーブのようなレトロ調のデザインで、室内はもちろん、キャンプやアウトドアにも使える石油ストーブです。 電子点火方式なので、ヒーターが切れて使えなくなることもありません。乾電池は単2が4本必要です。 点火すると40Wの明るさがあるので、非常時には照明の代わりにもなります。炎はレインボーの輝きで、手入れもしやすくなっています。口コミによると、購入者の満足度が非常に高い石油ストーブとなっています。
石油ストーブで初めて「切」タイマー付属 就寝前は、石油ストーブを消す時間が早すぎると、寝る時に寒くなってしまいますよね。こちらの「アラジン 石油ストーブ CAP-U288G」は、自動で消火する「切タイマー」がついているので、消し忘れることもありません。 タイマーは、3時間、5時間、8時間となっており、生活スタイルにあわせて選べます。また、電子点火や自動消火タイマーには電池を使用しますが、乾電池ケースにカバーがついているので交換も苦になりません。 口コミによると燃焼音がするので、音が気になる方は注意が必要です。
中国製でも安心して使えるケロシンストーブ 中国製のアウトドア用石油ストーブです。暖房としても、煮炊きができるコンロとしても使えるので大変便利。 上の五徳部分は羽を広げることも可能ですので、大きめの鍋やヤカンもかけておくことが可能です。口コミによると五徳を開いた径が約183mmなので、直径24センチ位の鍋も置くことができそうです。 点火前のポンピングを手作業でするのが苦手な場合は、純正空気入れ用ツール「B07T2QNVF2」も販売されています。室内で使用するのは危険ですので、室外、アウトドアでの使用をおすすめします。
アウトドアで使うシングルストーブ ソト(SOTO)ストームブレイカー SOD-372は、ゴトクを接続して使うシングルストーブです。ガソリンでもガスでも、どちらの燃料でも使用できるので非常に便利です。発熱量は3.5KWで、1時間につき3000キロカロリーになります。 ガソリンボトルは別途購入が必要で、「ソト(SOTO) 広口フューエルボトル」は400ml、700ml、1000mlのサイズがあります。また、「ソト(SOTO) ポータブルガソリンボトル」もあり、こちらは750mlです。700mlで約1.6時間燃焼します。
煮炊きができて暖房や照明代わりにもなる石油こんろ 火鉢やいろりのように使える、コロナの石油コンロ「KT-1618(M)」です。 直径は約50センチと使いやすいコンパクトさ。暖房としてだけでなく、上に水をいれたヤカンを置いておけば加湿器にもなりますし、上に鍋も置けるので調理も可能です。 停電しても使えるので、災害の時に大活躍します。「KT-1618(M)」の上に鍋を置いて、皆で鍋料理を楽しむこともできます。電子点火方式なので、単一型電池が2個必要になります。
給油のタイミングがひと目でわかる石油ストーブ 石油ストーブは、給油の時に手が汚れてしまうのが難点ですが、コロナ「SX-2419Y-S」は「よごれま栓」システムを採用しているので、タンクのつまみを引いて開け給油したらフタをしめるだけなので手ににおいがついたり、キャップの置き場に困ったりすることもありません。 コンセント不要な電子点火システムなので、停電時も使用可能。単1電池が2個必要になります。ゆっくり消火するニオイカット方式なので、消火の時のいやな臭いが出にくくなっています。
キャンプでも大活躍する対流型石油ストーブ 特定有害物質規制のEUの基準レベルをクリアしているので、消化の時のいやなニオイや、地震やぶつけた時の自動消化も心配ありません。 二重タンクになっているので、間違ってタンクを倒してしまった時でも、中の燃料はこぼれにくい仕組みになっています。 炎は40Wの電球くらいの明るさがあるので、キャンプでも停電などの非常時でも照明代わりとして活躍します。7色のやさしい炎の色なので、見た目にも安心できる石油ストーブです。
まんべんなく部屋を暖める遠赤外線の石油ストーブ コンセントのいらない石油ストーブです。トヨトミ独自の電池式の電子点火システムで、ヒーターが切れてしまう心配もありません。電池が切れてしまっても、マッチやチャッカマンなどで点火することができます。 また、芯が劣化して短くなってしまうと火力が弱くなってしまいますが、そんな時でも奥から芯を出す「でるでる芯」システムを採用しているので、ストーブとしての寿命も長持ちします。連続燃焼時間は10時間なので、朝から夕方まで途切れなく使用することが可能です。
昔から変わらない青い炎のロングセラー石油ストーブ アラジンは90年近く昔から続いている、ロングセラーの石油ストーブです。ススが出たり、週に1度中の掃除をしなくてはいけなかったりと手がかかりますが、スローライフを目指している方々に大変人気です。 アラジンと言えば青い炎の「ブルーフレーム」です。火力調整はレバーや目盛りなどは無いので、自分で炎の色を見て行います。昔からデザインや仕組みがほとんど変わらないので、2台目3台目を買っても変わらない使い心地です。
比較一覧表
まとめ
石油ストーブは、コンセントなど壁からの電源が不要なので災害時や停電時も使うことが可能です。軽量でコンパクト、デザインも良いものが最近は増えてきましたので、気になる方はこの機会に購入を考えてみてはいかがでしょうか。