紐通しは、巾着袋の口や洋服に紐やゴムを通すための道具です。巾着袋を手作りした際や、パーカーやズボンなど絞りの紐が抜けてしまったときなど簡単に紐を通すことができます。
あると便利な紐通しですが、実は家にあるものでも十分に代用できるんです。「あまり使う機会がない」「買いに行く余裕がない」そんなときは代用品で挑戦してみましょう。
今回は、紐通しの代用品を使いやすい順にランキング!紐通しで失敗しないコツも紹介しています。また、やっぱり紐通しが使いたいといった場合におすすめの商品もピックアップしているので、要チェックです!
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品1位】安全ピン
使いやすい紐通しの代用品1位は、安全ピンです。特に先が外れにくくなっている「ロック安全ピン」がおすすめ。針が外れてしまうことが少なく安全で、通し進めていくときにどこにあるかもわかりやすいためです。
【通し方の手順】
①通したい紐やゴムに安全ピンを刺して取り付ける
②通し穴に入れる
③手繰りよせながら進めていく
安全ピンを代用するときは紐やゴムと一直線になるように取り付けましょう。それだけで通しやすくなりますよ。下記の動画では、紐通しの代わりに安全ピンを使う方法が紹介されているので、参考にしてみてください。
■コンパクトで穴に入れやすく抜けにくい
安全ピンを代用品として使う場合の良い点は2点。
・通し穴に入れやすい
・途中で紐が抜けにくい
安全ピンの大きさが何種類かあれば、小さい通し穴でも通すことができます。また、ピンに刺した状態で通していくので途中で紐が抜けてやり直し!ということもなくノンストレスです。
対して注意したい点は1つ。安全ピンは小さいので、通す範囲が長い場合は時間がかかってしまうかもしれません。
とは言え、大きめの安全ピンを使ったり、コツをつかむことでスムーズに紐通しができるようになるでしょう。
■オールマイティに代用できる!
安全ピンは針が外れたりしなければ「幅が広い・幅が狭い」「紐やゴム」問わず、ほとんどの形状で使うことができます。
1番使い勝手がいい代用品と言えますね。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品2位】ヘアピン
紐通しの代わりになる使いやすいアイテム第2位は、ヘアピン。「アメリカピンタイプ」のヘアピンがおすすめです。家を探せば見つかることも多く、カバンの中にも予備のピンとして持っていることもあるでしょう。
【通し方の手順】
①ヘアピンに通したい紐やゴムを挟む
②ヘアピンのUになっているところまでおろす
③通し穴の幅が広い場合はUの部分で紐を結んでおく
④手繰り寄せながら進める
アメリカピンタイプのヘアピンを代用する場合は、写真のように先が丸く加工されているタイプを使うと引っかかりが少なく使いやすいですよ。
ヘアピンを使ったゴムの通し方の動画が参考になるので、チェックしてみてください。
■細い通し穴でも対応可能!
ヘアピンを紐通しの代用にする際の良い点は4つ。
・使い方が簡単
・小回りが利く
・細い通し穴でもOK
・3つめの項目
髪につける要領で広げて紐などを挟むので難しい手順はありません。また小さいので細い通し穴でも大丈夫!紐を通す際も小回りが利きます。さらに、カバンなどに忍ばせておけば出先でパーカーの紐が抜けてしまった!というときも安心です。
注意点は通し穴が小さい場合、Uの部分で結ぶと通せなくなってしまう点。そしてヘアピンが小さいため、少し時間がかかってしまうところです。
ですが、紐通しと形状が似ているのでコツをつかめばどんどん通していけるでしょう。
■紐やゴムの幅に注意
ヘアピンが代用できる紐やゴムの種類は、「幅が広くない」「太すぎない」タイプです。
あまりに幅が広すぎたり、太すぎる場合はヘアピンに付けることができなかったり、抜けてしまう原因となりますよ。
【使いやすい紐通しゴム通しの代用品3位】クリップ
使いやすい紐通しの代用品3位はクリップ。クリップに紐を通して使うためメモをまとめるのに便利な「ゼムクリップ」がおすすめです。
【通し方の手順】
①クリップに通して紐を結ぶ
②通し口から入れる
③たぐり寄せながら進める
クリップに紐を結ぶ際は、安全ピンのときと同じように紐とクリップが一直線になるようにするととおしやすいでしょう。
■老若男女持っていることが多い
クリップを紐通しとして使う場合の良い点は、2つ。
・小回りが利く
・持っていることが多い
コンパクトなので小さい巾着やこどものズボンなどにも使いやすいアイテムです。また、文房具として持っている人が多いことも、とっさに使える代用品としてはポイントが高いですよね。
対して、注意したい点は紐を結ばないとクリップに固定がしにくいという点。ですが、結ぶと小さい通し穴だった場合通すことができないことも考えられるので注意が必要です。
■クリップに通せる太さ
クリップを代用して使う場合、使える紐の種類はクリップに通る太さに限ります。あまりに太い紐や平たいゴムなどでは使いにくいでしょう。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品4位】ボールペン
使いやすい紐通しの代用品4位は、ボールペンです。ボールペンを使う場合は、衣類などに挟めるクリップが付いているタイプのボールペンを使いましょう。
【通し方の手順】
①ボールペンのクリップ部分に紐を挟み込む
②必要であれば結ぶ
③通し穴に入れる
④たぐり寄せながら通していく
紐通しに代用するボールペンは、クリップ部分が可動式のタイプを使うと紐が結びやすいですよ。
■短時間で紐を通すことができる
ボールペンを代用する場合の良い点は2つあります。
・持っている人が多い
・短時間で通せる
ボールペンなら、ほとんどの人が持っているので代用アイテムとしてすぐに使うことができて便利。また、長さがあるので短時間で紐が通せるでしょう。
ですが、注意したい点もあります。ボールペンは小回りが利きにくく通している最中にクリップの部分が引っかかってしまうかもしれません。また、ペン先が出ているとインクが付くことがあるので注意が必要です。
■細い紐や薄いゴムがおすすめ
ボールペンを紐通しの代用品として使う場合は、細い紐や薄いゴムなどがぴったりです。厚みがある紐などは挟んだときに、クリップ部分が広がってしまい、引っかかってしまう原因になるため避ける方がいいでしょう。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品5位】結束バンド
紐通しの代用品として使いやすいアイテム5位は、結束バンドです。大容量で売っていることが多く、意外と持っていることが多いのではないでしょうか。
【通し方の手順】
①結束バンドを紐の大きさに合わせて輪っかにする
②輪に紐を通して固定する(必要なら結ぶ)
③通し穴に通す
④たぐり寄せながら進める
結束バンドは1度固定すると切らなければ外すことはできないのが一般的。ですが中には、取り外し可能な結束バンドもあるのでそういったタイプを使うとさらに使いやすいのではないでしょうか。
■通しやすい形にアレンジできる
結束バンドを代用する場合の良い点は3つあります。
・柔軟性がある
・耐久性がある
・紐が固定しやすい
耐久性や柔軟性のある結束バンドは、通し穴がカーブしていてもストレスなく通すことができます。また、紐が固定しやすいので通している途中に抜けてしまうことが少ないでしょう。
注意したい点ですが、柔軟性があるがゆえに通している最中にくねくねと曲がってしまい通しづらいことがあるかもしれません。
通しにくくて困ったときは、少し太めの結束バンドに変えてみたり、テープなどを巻き付けて補強したりと工夫してみてくださいね。
■結束バンドは紐の種類を選ばない
結束バンドは紐のサイズに合わせて輪の部分をチェンジできるため、紐のサイズを選びません。丸い紐・細い紐・平たいゴムなどサイズに合わせることができますよ。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品6位】ストロー
使いやすい紐通しの代用品6位は、ストローです。ストロ―も持っている人が多いアイテム。
ストローを使うときは、子ども用の細いタイプではなくレギュラーサイズやもう少し大きいサイズを選ぶと使いやすいでしょう。
【通し方の手順】
①ストローに紐を数センチ入れる
②紐とストローを一緒にホッチキスで止める
③長さをカットして調整する
④通し穴に入れる
⑤たぐり寄せながら進める
ストローに入れた紐は、先の方ではなく中央あたりにホッチキスをすると抜けにくいですよ。
通し終わったら、ホッチキスとストロー紐からを外しましょう。
■自分が使いやすい長さにカットOK
ストローを代用品として使う場合のメリットは下記の点です。
・通しやすい
・サイズを変えられる
ストローに紐の先を入れることで、固定されるので通しやすく感じます。また、ストローを自分の好きな長さに簡単にカットできるので、色んなものの紐通しに使えますよ。
対して注意したい点は、通し穴によってはストローでは太すぎる場合があること。この場合は使うことができません。
そしてもうひとつ、最初に通し穴に入れるときにストローの先を入れにくいことです。その場合は、ストローの先を斜めにカットすると通しやすくなるので試してみてくださいね。
■ストロー入れることができるサイズのみ
ストローを代用できるのは、ずばりストローの穴に入れることができるサイズの紐のみです。
平ゴムなど、ストローの穴とサイズが合わないものは、入れにくくホッチキスも止めにくいので別の代用品で試してみてくださいね。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品7位】毛抜き
紐通しの代用品7位は、毛抜きです。ピンセットよりも、毛抜きの方が紐を通したりたぐり寄せやすい形ですよ。
【通し方の手順】
①毛抜きの後ろの部分に紐を通して結ぶ
②毛抜きの先の方をテープで留める
③通し穴に入れる
④たぐり寄せながら進める
毛抜きの先は、しっかりテープで留めておくことで通すときに引っかかることなくスムーズに通すことができますよ。
■頑丈で動かしやすい
毛抜きを代用する場合のメリットはが下記のとおりです。
・動かしやすい
・頑丈
毛抜きは手で持って使うアイテムなので、通し穴の中でも動かしやすいです。また頑丈なので、プラスチック製の紐通しと比べても、壊れるリスクが少ないことが挙げられます。
ですが先が開いているので注意しておかないと、通している最中に引っかかってしまうことも。先をしっかりテープで固定するのを忘れないようにしましょう。
■幅の狭い紐やゴムが使いやすい
毛抜きもほとんどのタイプの紐やゴムに使えます。ですが幅が広い平ゴムなどを通す場合は、毛抜きでは使いにくいこともあるでしょう。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品8位】割り箸
紐通しの代用品8位は、割り箸です。割り箸を代用して使う場合は、少し加工が必要になります。
【通し方の手順】
①割り箸を割る
②割り箸の先にテープを巻き付けて紐を付ける
③はさみなどで割り箸をカットする
④割り箸の先にテープを巻いて保護する
しっかりとテープで巻き付けて取れないように固定してくださいね。
■使いやすいサイズに加工できる
割り箸を代用する場合の良い点です。
・身近なアイテム
・好きなサイズに加工できる
お店でもらったり100均でも購入できるので持っていることが多いアイテム。自分の使いやすいサイズに簡単に加工することもできるので、意外と使い勝手がいいかもしれませんね。
ただ、テープで巻いたり長さを調整したりと、使い始めるまでに少し時間がかかってしまいます。またカットするときや割り箸の切り口でケガをしてしまうことも。その点には注意が必要です。
■割り箸に固定できる素材の紐
割り箸を代用できる紐の種類は、割り箸にうまく固定できるタイプに限ります。太い・細いというよりはレースやサテンといった滑りやすい素材の紐は固定が難しいでしょう。
【使いやすい紐通し・ゴム通しの代用品9位】クリアファイル
最後、使いやすい紐通しの代用品9位は、クリアファイルです。こちらも使う際には加工が必要です。
【通し方の手順】
①クリアファイルを通し口の大きさに合わせて細長く切る
②通したい紐とクリアファイルをホッチキスで留める
③通し口から入れる
④たぐり寄せながら進める
クリアファイルの閉じられている側を使うと強度が増して使いやすいですよ。
■使いたい形にアレンジ自由自在
クリアファイルを代用する際の良い点はこちらです。
・通し口に合わせて作れる
・柔らかいのでアレンジ可能
通し口の大きさに合わせて細長く切る・重ねて厚みを出す・ストロー状にする・穴を開けて紐を通せるようにするなどアレンジは自由自在です。
ただ、加工に時間がかかったり、クリアファイルとしての機能はなくなってしまうという部分は注意点となります。
■応用が利くのでほぼすべての紐に使える
代用品としてのクリアファイルは紐に合わせて、アレンジできる柔軟性があるので、ほぼすべてのタイプの紐やゴムに使うことができます。
通販で購入できる便利な紐通し2つ
紐通しの代用品を紹介してきましたが、やっぱり専用のものが使いやすい!裁縫箱に常備しておきたい!といったことがあるでしょう。
そんなときにおすすめの便利な紐通しをつ紹介します。
■先端が曲がるので使いやすい
クロバー スピードゴム通しひも通しクリップ式
クリップで紐やゴムを留めて使う紐通しです。強力なクリップなので通している途中で抜ける心配もほとんどありません。
また樹脂製で先端は柔らかく曲がります。ウエスト部分などカーブしているものでも通しやすいでしょう。
長さもあるのでスピーディに紐通しができます。
■しっかり挟んでスムーズに動かせる
クローバー ひも通し はさみ式
挟んで固定するタイプの紐通しです。紐を固定するときに結ばなくていいのでスマート。ストレスなく紐通しの作業ができると口コミでもいい評価が付いています。
また、プラスチック製の紐通しと比べるとアイテム自体の強度もあるため、ひとつあるだけで長く使うことができるでしょう。
■【ダイソー・セリア】紐通しの口コミ
100均ダイソーやセリアの手芸コーナー通販などでも紐通しが購入可能です。ダイソーやセリアの紐通しの評判を、投稿されている口コミからいくつか紹介しますね。
紐通し・ゴム通しの失敗しないやり方とポイント
紐通しや紐通しの代用品を使って紐を通すときに失敗しやすい3つのポイントです。
①紐が途中で抜けてしまう
②紐が通し口に入り込んでしまう
③紐が通らない
紐通しは、下記にあるようにSNS上でも失敗したといった声が良く聞かれます。ではここからは、紐通しやゴム通しのやり方と失敗しないコツを3つ紹介しますね。
■途中で抜けない工夫をする
1つ目の紐通しで失敗しないコツは、途中で抜けない工夫をしておくことです。
・紐を結ぶ
・ピンで留める
・紐通しに2回通す
これらの対策をしておくと、通している最中に紐が抜けてしまうことが少なくなりますよ。
通し口に入りこまない工夫をする
紐通しで失敗しないコツ2つ目は、通し口に入り込まないように工夫をしておくこと。
紐を通している際、順調に通せたと思ったら反対側の紐の先が通し穴に入り込んでいたという経験はありませんか。
そんなときは安全ピンやダブルクリップを使ってみましょう。
・安全ピンで反対側の紐と布を一緒に留めておく
・ダブルクリップを紐の先に付けておく
紐を通す前に上記のような対策をしておくとやり直さなくていいので便利です。
■紐が通らないときはやり方を工夫する
紐通しを失敗しないコツ3つ目は、紐が通らないときはやり方を工夫することです。
・少し手前から通しなおしてみる
・反対から通してみる
意外と通しなおしてみると紐がスムーズに通る場合があります。困ったら試してみてくださいね!