ベージュはどんな部屋・色とも相性がいい万能カラーです。本記事では、ベージュの色味ごとの特徴やレイアウトのコツ、おすすめのアクセントカラーなどをインスタでのコーディネート例付きで解説していきます。
ベージュの種類ごとの特徴
どんな色とも相性が良く飽きが来ないのがメリットのベージュですが、明るさによって印象が変わります。ここではライトベージュ・ベージュ・ダークベージュに分けて解説していきます。
■ライトベージュの部屋作りの特徴
白っぽいライトベージュはグレー・ブラックと合わせてクールな部屋を作る時におすすめです。
反対に、グレー+ピンクの組み合わせは可愛らしい印象になります。定番である白と組み合わせは、通常のベージュより開放感がある仕上がりが特徴です。
ベージュ同士で組み合わせるならば、通常のベージュと合わせてアクセントカラーに濃くハッキリとした色合いをプラスしましょう。メリハリが生まれ、おしゃれな部屋になります。
■ベージュの部屋作りの特徴
オーソドックスなベージュはどんな色とも相性が良く、床色にぴったりです。特に、木材を使った家具を使うナチュラル系・カントリー系と相性抜群。
濃い色・淡い色のどちらとにも合わせやすいので、お部屋のベースカラーに迷った時は赤みがかったベージュ・黄色がかったベージュを選ぶのが鉄板です。
■ダークベージュの部屋作りの特徴
ダークベージュとは土に似た色合いで、あたたかみのある印象が特徴です。アンティーク系の暗めのアイテムと組み合わせた時、重い印象になるのを防いでくれます。他のべージュやブラウンと組み合わせてグラデーションを楽しむコーディネートもおすすめです。
オレンジ・カーキなどの濃い色と組み合わせると、カジュアルさと落ち着きが同居する部屋になります。ライトグレー・ダークグレーとの相性も良く、冷たい印象の部屋にやわらかさをプラスする効果があります。
ベージュの部屋作りのポイント・コツ
ベージュを使った部屋はどんな色やテイストとも相性が良くすっきりとまとまりますが、その分無難な印象になりがちなのが悩みの種。ここでは、ベージュを使ったワンランク上の部屋を作るポイントを解説していきます。
■アースカラーと組み合わせる
ベージュとアースカラーを組み合わせると、落ち着いた印象を崩さずに華やかさや個性を出すことができます。
【アースカラーとは】
ブラウン・ダークグリーン・カーキ・濃いブルー・グレーなどの自然界にある色合い。
菜の花・桜などの花のような色味とも相性が良い。
床色・壁色などにベージュを使い、クッションカバーやラグをアースカラーでまとめるとインスタ映えするおしゃれな部屋が完成します。
■部屋の雰囲気を決める
ベージュはどんなテイストとも相性が良い色です。だからこそ、最初にお部屋の雰囲気を決めましょう。目標がないままインテリアを考えていくと、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。
例えば、ホテルライクなお部屋が良いのであれば、白い家具やクッションをそろえていきます。ナチュラルインテリアがお好きならば、家具を木目で統一して、グリーンを添えるのがおすすめです。モダンな雰囲気を目指すのであれば、ライトベージュよりダークベージュが向いていているし、光沢のあるアイテムをプラスすることでぐっと大人っぽい仕上がりになります。
自分の目指したい部屋の雰囲気を決め、それにあった素材・アクセントカラーを見極めていきましょう。
■グリーンを取り入れる
ベージュやその同系色でお部屋をまとめると、単調な印象になりがちという弱点があります。それを解消するのにおすすめなのは、観葉植物で緑をプラスすることです。窓際やテレビ・ベッドの脇に置くだけで簡単におしゃれな部屋に近づきます。
【おすすめの観葉植物】
モンステラ・ユッカ・パキラ・ガジュマル・ワイヤープランツ・サボテン
部屋が狭くて起きない・世話が大変だという方には、フェイクグリーンがおすすめです。セリアなどの100均で購入したフェイクグリーンは、空き缶やガラス瓶に詰めるだけでおしゃれなインテリアアイテムになります。
日当たりを気にしなくてもよいので、テレビの隣や玄関に置いても安心です。
ツタ系のフェイクグリーンなら、天井からつるしてお店のような雰囲気を味わうこともできます。
ベージュの部屋作り実例9選【モノトーン】
ベージュと相性が良く、落ち着いた印象になる色は白・黒・グレーのモノトーン系です。ここではモノトーンを生かした部屋の実例を紹介していきます。
■ベージュ+ホワイトの部屋のインテリア実例3選
ベージュとホワイトが上品なリビングの例です。カゴのような素材のクッション・植木鉢カバーがあることでナチュラルな印象も追加され、とてもおしゃれな部屋となっています。
ベージュとホワイトでリラックスしやすい寝室の例です。ライトも白で統一することで、おしゃれなリゾートのような雰囲気があるのが特徴です。ベージュのラグがあることで、居心地の良さもUPしています。
ライトベージュとホワイトのワンルームの例です。明るい色味だけではぼやけた印象になりがちなところを、ピンクをプラスすることで女性らしさと可愛さが生まれています。
■ベージュ+ライトグレーの部屋のインテリア実例3選
ライトベージュとライトグレーを組み合わせたさわやかなリビングの実例です。広々と見せる色を組み合わせただけではなく、家具をロータイプでまとめることでより開放感が演出されています。
ベージュとライトグレーの寝室の例です。ライトグレーは優しい印象がある色なので、寝室とも相性が良いです。窓際に観葉植物を置くことで、さらにリラックス効果を狙えます。
ダークベージュとライトグレーを組み合わせたリビングの実例です。グレーに黒をプラスすることで、高級感を感じるインテリアになっています。クッションはダークベージュと同じ濃さのオレンジ・ブラウン系で統一感が出ています。
■ベージュ+ダークグレーの部屋のインテリア実例3選
ベージュとダークグレーの椅子を組み合わせ、クールにまとめたリビングの例です。ラグの黒で部屋全体にメリハリをつけることに成功しています。
ベージュにダークグレーのラグを合わせたクールなワンルームの例です。レンガ調の壁は100均のリメイクシートで簡単に再現できます。アイアン家具を取り入れることで、やわらかい色合いながら男性的な印象に仕上がっているのが特徴です。
ダークベージュに暗めのグレーを合わせたスタイリッシュなワンルームの例です。同系色で統一することで、家具の数が多くても圧迫感がない空間になっています。
ベージュの部屋作り実例12選【暖色】
ベージュと暖色の組み合わせは、ナチュラル系やカントリー系と相性が良いです。ここでは、その実例とポイントを紹介していきます。
■ベージュ+ブラウンの部屋のインテリア実例3選
ベージュでまとまった床・家具の中にダークブラウンのラグがメリハリをつけているワンルームの例です。バスケットを収納アイテムにすることで、カントリーで可愛らしい印象が生まれています。
ベージュにライトブラウンの机と淡いダークブラウンの布団をプラスしたワンルームの例です。狭い部屋でも、暖かい色合いの家具を選ぶことで圧迫感を感じず過ごすことができます。
ベージュの床・ベッドカバーにブラウンのクッションとテーブルを合わせた寝室レイアウトの例です。小物入れに使っているバスケットは、似たデザインを100均で購入することができます。ドライフラワーを飾ることで生まれるナチュラルな雰囲気がおしゃれです。
■ベージュ+オレンジの部屋のインテリア実例3選
ライトベージュにオレンジを組み合わせたリビングの例です。暖色だけではぼやけた印象になりがちですが、グリーンを飾ることでリゾートのように開放感がある印象に仕上がっています。
ベージュとオレンジのクッションの組み合わせが可愛らしい寝室の例です。ファー素材のラグを敷くことで、女性らしい華やかさが生まれています。
ベージュ系でまとめた床とソファにオレンジの壁紙が鮮やかなワンルームの例です。100均のタイル風リメイクシートを購入すれば、賃貸でも同じようにおしゃれな部屋を作ることができます。
■ベージュ+レッドの部屋のインテリア実例3選
ベージュの床・壁・ラグに赤いクッションを合わせたリビングの例です。ベージュ系だけではぼやけた印象になりがちなところに濃いレッドが入ることで、モダンなおしゃれさを演出しています。
ベージュをメインカラーにして淡いレッドの枕カバーを合わせた寝室のレイアウト例です。やや赤みのあるベージュを選ぶことで、赤いアイテムがよくなじんでいます。寝室は淡い色の方が安眠効果が高いので、こういった組み合わせはぴったりです。
ワインレッドのソファをメインにしたリビングの例です。壁と床がベージュなので、赤というインパクトの強い色を使ってもどこか優しい印象があります。ラグが赤・ベージュのどちらとも高相性なグレーであることもポイントです。
■ベージュ+イエローの部屋のインテリア実例3選
ライトベージュをベースにベージュの木目の家具をそろえ、そこにイエローのクッションを差し色として取り入れたワンルームの例です。淡い色でそろえられた部屋の中、はっきりとしたイエローが良く映えます。
ベージュの床・壁にハッキリとしたイエローを合わせた北欧インテリアの例です。使う色の数をベージュ・淡いベージュ・イエローに統一することで、華やかでも派手すぎないリビングになっています。
どんな色とも相性がいいベージュなら、カーテンという大きな部分がハッキリとしたイエローでも大丈夫。窓から入る光がうっすらと黄色がかり、やわらかい印象に仕上がります。
ベージュの部屋作り実例6選【中間色】
緑・紫・ピンクといった中間色とベージュの組み合わせは、クッションの柄やアイテムの素材などで印象を変えることができます。ここでは、その実例を紹介していきます。
■ベージュ+グリーンの部屋のインテリア実例3選
ライトベージュの床にオリーブのソファがくっきりと映えるリビングの例です。ソファと同じく濃い色合いのクッションと観葉植物が部屋にメリハリをつけています。派手な色を使うときは、このように同じ濃さでまとめるのがポイントです。
ライトグリーンのソファと黄色の足置きがおしゃれなワンルームの例です。ソファ以外の家具・ベッドカバーをベージュ系で統一することでナチュラルな印象の部屋が演出されています。部屋の中央にライトベージュのラグがあることもよいアクセントです。
ベージュとカーキというリラックス効果抜群の組み合わせの寝室インテリアの例です。観葉植物の鉢もライトベージュで、部屋にしっくりとなじんでいます。
■ベージュ+パープルの部屋のインテリア実例3選
ベージュのソファとラグに淡いパープルのラグを合わせた可愛らしいリビングの例です。ラグでスペースを分けることで、部屋を用途別に区切ることができます。
ベージュとライトグレーの組み合わせにパープルでアクセントをつけたリビングダイニングの例です。小物が一つあるだけで、ぐっとエレガントな雰囲気になります。
ベージュの床・机にパープルの壁紙を合わせた部屋の例です。一部分だけ色を変えると、上品なアクセントとなります。100均のリメイクシートを使えば、簡単にツートーンな壁紙を再現できます。
■ベージュ+ピンクの部屋のインテリア実例3選
ベージュにピンクとダークグレーを合わせたワンルームの例です。照明もピンク・オレンジがかっていることで、部屋全体がファンシーな雰囲気にまとまっています。
ライトベージュとピンクが可愛らしい寝室の例です。レース素材を重ねることで、薄い色だけでものっぺりとした印象になることを防いでいます。窓際に飾られたチューリップもピンク色で、部屋によくなじんでいます。
ベージュの床とダークべージュのソファにピンクのクッションを合わせたレイアウトの例です。ややくすんだピンクを選ぶことで、部屋全体のやわらかい雰囲気を壊すことなくアクセントをつけることに成功しています。
ベージュの部屋作り実例4選【寒色】
ベージュと寒色の組み合わせはクールな印象になることが多いです。北欧系や他の民族調のアイテムとも相性がいいので、個性的な部屋を作りたい方におすすめです。ここでは、その実例を紹介していきます。
■ベージュ+ネイビーの部屋のインテリア実例3選
ベージュの床板・ラグにネイビーとダークグレーを組み合わせたワンルームの例です。グレーだけでは重たくなりかねないところに、チェックのカーテンがあることでカントリーで可愛らしい部屋となっています。
ベージュのテレビ台・テーブルにネイビーのラグを合わせた部屋の例です。薄い色だけで印象がぼやけてしまうところを、ネイビーでクールに引き締めています。
ベージュの床とカーテンにネイビーのソファを合わせたホテルライクなリビングの例です。ネイビーだけだとやや暗くなってしまうところに、ブラウンのクッションを添えることで明るく上品な印象に仕上がっています。
■ベージュ+ブルーの部屋のインテリア実例3選
ベージュの床とラグに青い壁紙を合わせた部屋の例です。ブルー系には安眠を誘う効果があるので、寝室にぴったりです。ベッドフレームを白にすることで、可愛らしい印象も生まれています。
ベージュのラグにジーンズのブルーを合わせた西海岸風リビングの例です。机もベージュの木目にすることで、落ち着いた印象にまとまっています。
ベージュのソファにブルーの竹風ラグを追加したリビングの例です。あたたかい印象のあるベージュが、素材と色の効果で夏向けのインテリアに変身しています。