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アラカシの剪定方法の2種類を解説!道具や手入れの方法も紹介

アラカシの剪定方法の2種類を解説!道具や手入れの方法も紹介

アラカシはどんぐりのなる樫の木です。年に1~2回の剪定が必要ですので、本記事でその方法を紹介していきます。


アラカシは、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹で、庭木や生垣に向いています。カシの木といえばアラカシであることが多く、クロガシ・ナラバカシという別名もあります。

数十mまで背が高くなる木なので、年に1~2回の剪定が必要です。本記事では、剪定のコツや時期を紹介していきます。

・基本的な剪定のポイント(道具・刈り込みの方法・枝抜きの方法)
・生垣の剪定のポイント
・剪定時期
・小型化のコツ
・剪定を業者に依頼するポイント
・お手入れのポイント

業者の相場も解説しているので、ぜひご覧ください。

アラカシの基本的な剪定のポイント

アラカシは剪定方法でハサミを使い分けます。ここでは、そのポイントを紹介していきます。

アラカシの基本的な剪定のポイント1
剪定におすすめの道具

アラカシの剪定には太い枝を切り落とすパワーのある道具が必要です。

【アラカシにおすすめの道具】
・ノコギリ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・軍手

太い枝はノコギリ、全体を刈り込むときは刈り込みバサミ、その他は剪定バサミを使っていきます。

剪定作業が終わったら、枝を集めるためのホウキ・熊手・ゴミ袋も必要です。

アラカシの基本的な剪定のポイント2
刈り込みの方法

刈り込みにはノコギリと刈り込みバサミを使います。

伸びすぎた枝を刈り込みバサミで切っていきます。先に太い枝をノコギリでカットすると、刈り込みバサミを入れやすくなるのでおすすめです。

ただし、太く長く飛び出す枝を切っても同じ枝が生えてきます。切るのは伸びすぎた枝だけにしましょう。

アラカシの基本的な剪定のポイント3
枝抜きの方法

枝抜きには剪定バサミを使います。

内側の枝を減らして、日当たりや風通しを改善するのが目的です。

込み入った枝や葉っぱ、極端に勢いのある枝(徒長枝)を切り落としていきます。特に、徒長枝は樹木の栄養を奪い、樹形を悪くしてしまう枝なので剪定が必要です。

アラカシの生垣を剪定するときのポイント

アラカシの生垣も、刈り込みと枝抜きを行います。

太い枝はノコギリや剪定バサミで切っていくのですが、この時、枝の切り口が生垣の表面から見えなくなるように注意しましょう。

太い枝を落としたら、刈り込みバサミを使います。

側面部分は下から上へと剪定していきます。下の方は浅めに、上の方は深めに切り込むとキレイに切れます。

上面部分は生垣の端から端へと平らに切っていきます。この時、タコ糸をはり、そこを目安にしていくと失敗しにくいです。

最後に細かい枝を剪定バサミで切って、きれいに整えれば完成です。

アラカシの剪定時期

アラカシの剪定は年に1、2回が目安。

新芽がで終わる6下旬~7月頃か、成長が止まる11~12月が向いています。特に冬場は木の成長が弱まるのでおすすめです。

小型化したい時は、1年で小型化を完成させようとせず2年かかる気でいるのがおすすめです。

アラカシを小型化するコツ

アラカシは剪定で小型化することができます。樹木を大きく切っていくので、2年ほどかけてゆっくりと進めていくのがおすすめです。

1年目には徒長枝・立ち枝・懐枝・平行枝・逆さ枝などの不要な枝と残す枝の剪定を中心に進めましょう。幹に日光が届くかどうかを意識するとうまくいきます。

2年目は大きさを調整していくのがおすすめ。樹形を見ながら切り詰めていくのがポイントです。

アラカシの剪定を業者に依頼するポイント

アラカシが大きいのであれば、業者に頼むのもおすすめ。費用は樹高の高さで決まることが多いです。

【庭木の剪定費用相場】
0m~3m未満:約3,000~4,000円
3m~5m未満:約5,000~9,000円
5m~7m未満:約13,000~20,000円

【生垣の剪定費用相場】
1m未満:約2,000~4,000円
1m~2m未満:約4,000~7,000円
2m以上:約6,000~10,000円


こちらは木のサイズによる費用の相場なので、ここに人件費・ゴミ処理代が追加されていきます。

業者を選ぶ時には、無料で見積もりをだしてくれる業者を選びましょう。その中から日時・費用が適切な業者を選べばOK。

口コミを参考にするのも大切です。

アラカシのお手入れのポイント

アラカシは剪定の他にもお世話のポイントがあります。ここでは、そのポイントを紹介していきます。

アラカシのお手入れのポイント1
植える場所・時期のポイント

アラカシを植えるのは4月下旬~9月頃がおすすめ。植える場所は日当たりが良く、半日陰で風通しがいい場所がいいでしょう。水はけのよさも意識するとなお◎です。

アラカシは温かい地域の樹木ですが、寒い地域でも育てることができます。

アラカシのお手入れのポイン2
水やり・肥料のポイント

アラカシは湿った状態を好む樹木です。庭木の場合でも、木が小さい時や植え立ての間は小まめに水をやりましょう。成長しきった状態なら、雨水だけでOKです。

もし鉢植えの場合は、土が乾いてから水をたっぷりと与えましょう。

肥料は幼苗の時に行います。2月・9月頃に固形肥料を少量株元に置くのがおすすめです。

あまり多くの肥料を与えると逆効果になるので、注意しましょう。

アラカシのお手入れのポイント3
害虫・病気対策のポイント

アラカシは比較的病気・害虫に強い樹木です。

葉っぱを食べる蛾の幼虫・汁を吸うアブラムシの仲間が発生することはありますが、アラカシの成長する力が勝つので神経質にならなくともOKです。

注意が必要な病気はうどんこ病。葉っぱの表面に白いカビが生える病気で、5~6月と9~11月に発生しやすいです。

放置すると葉っぱが枯れてしまうので、薬剤で対処しましょう。初期段階であれば薬剤でOKですが、進行している場合は葉っぱを切り取って治療しなければなりません

アラカシ以外の庭木にうつる可能性もあるので、早めに対処しましょう。

日々葉っぱの状態をチェックするのがおすすめです。

アラカシのお手入れのポイント4
増やし方のポイント

アラカシを増やすなら、どんぐりから育てるのがおすすめ。

拾ってすぐにまくか、乾かないように保存して春にまくのがいいでしょう。乾かすと発芽率が下がってしまいます。また、水につけると浮かんでくるどんぐりは、虫に食われているので発芽しません。

どんぐりを育てる時には、市販の培養土や赤玉土と腐葉土を混ぜた土と鉢を用意しましょう。どんぐりを横にして土に植え、その上に2~3㎝土をかけます。発芽するまでは乾燥しないように水をたっぷりと与えましょう。

発芽から5年~7年くらいまで鉢で育てれば、庭木にすることもできます。どんぐりのまま庭植えするのは、根っこが建物の土台を侵食するリスクがあるのでNGです。

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