アパートやマンション、住宅に発生する黒い小さい虫は、駆除しているのに再度発生する、数が増えているなど、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
1度で駆除したいと考えていても、黒い小さい虫の正体が分からず、最適な駆除方法も分からずに困っている人も多いです。そこで、アパートやマンション、戸建て住宅に発生する黒い小さい虫の種類、駆除方法や発生を予防するポイントをご紹介します。
基本的に、人の身体に多大な悪影響を及ぼす種類は少ないですが、大量発生していると気持ち悪く、駆除すらできないというケースも珍しくありません。黒い小さい虫の種類、発生する場所ごとの対処法を実践して、家の中で虫が発生しないようにしましょう。
黒い小さい虫の正体と種類は?
自宅で発生する黒い小さい虫は、見た目は似ていますが様々な種類が存在します。主な種類としては、シバンムシ、クロバネキノコバエ、チャタテムシ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒラタキクイムシ、ゴキブリの赤ちゃんです。
シバンムシは非常に小さい虫で、体長は2mm程度、2000種類以上が存在しています。シバンムシは小麦粉や香辛料、パスタ、ペットフードといった乾物や穀物製品に発生するケースが多いです。
クロバネキノコバエは羽が生えています。大きさは1~2mm程で、プランターや植木鉢、畑で見られることが多いです。水分が多い場所に発生しやすく、肥料や腐葉土で繁殖することがあります。
チャタテムシは段ボールや水回りなど様々な場所に繁殖する茶色い長細い虫
ヒメマルカツオブシムシは衣類に付着して繊維を食べるといった被害をもたらす種類です。
ヒラタキクイムシは家の柱や床を食べる長細い種類であり、人間に直接害がある虫ではありません。ただし、大量発生すると自宅の柱や床、家具を食べられて劣化するため注意が必要です。
ゴキブリの赤ちゃんは、ゴキブリの種類ごとに特徴が異なります。体長は約5mmと、ゴキブリの種類によっては成虫と変わらないものの、色が黒いことが特徴です。
【※1ミリくらいの飛ぶ黒い虫がいたら|ゴキブリ対策も必須】
羽の生えた1ミリくらいの飛ぶ黒い虫やゴキブリの赤ちゃんとは違う黒い小さい虫が発生している場合、それらを餌にゴキブリが家の中に侵入している可能性大。
ゴキブリが家の中で増殖してしまわないために、ゴキブリ対策も十分に行っておきましょう。
市販の駆除剤でも十分効果がありますが「何をやってもゴキブリ」が減らないという方にもおすすめできるプロ用駆除剤「ゴキちゃんストップ」もご紹介します。
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黒い小さい虫を駆除する方法4個
黒い小さい虫は、シバンムシ、ゴキブリの赤ちゃんなど様々な種類が挙げられますが、いずれの種類であっても駆除する方法に大差はありません。駆除する前に確認しておくべきポイントと、自分ですぐに行える駆除方法を4つご紹介します。
■黒い小さい虫を駆除する前のチェックポイント
黒い小さい虫はどの種類も非常に繁殖能力が高いことが特徴です。また虫そのものを市販の殺虫剤や害虫駆除アイテムで駆除できても、卵まで駆除するのは困難なもの。
「最近毎日のように虫に遭遇する」「燻煙剤をしたばかりなのに虫が出てくる」という場合は家の中のどこかで害虫がうごめいているかも。
目の前の黒い小さい虫を1匹駆除することは非常に重要ですが、巣や卵を駆除しなければ必ず再発生します。あまりにも家の中で虫を目にする回数が多い方はプロによる徹底駆除を検討するのがおすすめです。
黒い小さい虫駆除おすすめの業者|害虫駆除110番
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■①黒い小さい虫に熱湯をかける
黒い小さい虫は水に卵を産んだり水回りで繁殖したりすることが特徴ですが、熱湯は嫌う傾向にあります。そのため、黒い小さい虫を見つめた場所がリビングや自室ではない場合、黒い小さい虫に熱湯をかけましょう。
特に、浴槽の下の部分は掃除しにくく、黒い小さい虫が卵を生むことが多いです。浴槽の下に手が届かない場合には熱湯を流して汚れを除去し、卵や黒い小さい虫を一気に流すと良いでしょう。
■②市販の殺虫スプレーを使う
黒い小さい虫を見つけた際に、市販の殺虫スプレーを吹き付けて駆除する方法です。1匹だけ駆除することになるので、卵や巣、繁殖している場合は他の虫までは駆除できません。しかし、殺虫スプレーは1本常備しておくと安心です。
なお、殺虫スプレーの種類ごとに、効果が期待できる虫の種類、配合成分が異なります。殺虫スプレーの効果が期待できる虫の種類、成分を確認し、不安な場合はメーカーに問い合わせたりホームページをチェックしたりといった対策を行いましょう。
正しい方法で殺虫スプレーを使用していれば問題はありませんが、使用方法を誤ると人の健康やペットに悪影響を及ぼす場合があります。使用時の注意点を確認し、使用する際、もしくは使用後は忘れずに換気しましょう。
アース製薬/アース ジェット 殺虫スプレー
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ブンブンと飛び回る黒い小さい虫は見つけたらすぐに駆除したいですよね。定番アイテムはご家庭に1本常備しておくと安心です。ドラッグストアやホームセンターなどで簡単に購入できる手軽さも嬉しいですよね。
目や鼻、のどにやさしい低刺激・無香料。ツンとした臭いも感じにくいです。使用前に商品注意点を必ず確認してから使ってくださいね。
■③掃除機で虫を吸う
掃除機を使用した駆除方法は、目の前にいる黒い小さい虫を駆除できるほか、卵を駆除することも可能です。生きている状態の虫を吸う、殺虫剤を使用してから掃除機で吸い取るといった方法が挙げられますが、吸い取った後はすぐにゴミとして処分しましょう。
殺虫剤を使用しても生きている可能性があるほか、他の害虫が吸い取った死骸をエサにする可能性があることから、すぐに処分することが大切です。巣を取り除くことは難しくても、卵を吸い取れることや虫をスムーズに処理できることがメリットだといえます。
また、シバンムシやチャタテムシは家具の隙間に居ることが多いため、日ごろ掃除機をかける際は部屋の隅々まで注意深く掃除をすると良いでしょう。虫の存在を目にすることなく、自然に駆除できます。
■④くん煙剤で広範囲の駆除をする
殺虫成分が含まれた煙を自宅の中に充満させる方法で駆除できる、くん煙剤を使用する方法です。目の前に居る虫だけではなく、家具の隙間に隠れている虫も駆除できます。
食べ物の袋に入っているシバンムシを駆除することは困難ですが、広い範囲に1度で殺虫成分を充満させられることがメリットです。
ただし、くん煙剤タイプを使用する場合には、殺虫スプレーを使用する場合よりも人間やペットの健康に注意しましょう。使用方法を誤ると、ペットや子ども、年配の方の場合は命に関わります。
基本的に、使用時は人間やペットが自宅のなかに入らないことと、煙が充満するため隣近所にも声を掛けてから使用しましょう。使用する際にはパソコンやテレビを保護し、使用方法をしっかり確認することが重要です。
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黒い小さい虫を大量発生させない予防対策4個
黒い小さい虫を駆除した後は、再度自宅に黒い小さい虫が発生しないように予防することが大切です。大量発生を予防する方法をご紹介します。
黒い小さい虫を大量発生させない予防対策4個 ■①玄関や窓の予防対策
黒い小さい虫が室内に侵入しないように、予防する方法が最も有効です。外出時、帰宅時にはすぐに玄関の扉を閉め、戸建ての場合は浴室の窓も閉めることで、屋外からの侵入を最低限に抑えられます。
玄関や窓には、置き型タイプの虫除けを置いたり防虫スプレーを吹き付けたり、虫を寄せ付けないライトをつけたりといった予防対策を行いましょう。市販されている置き型タイプの虫よけアイテム、虫よけ効果が期待できるハーブを置くと、窓や玄関からの侵入を予防できます。
ハーブの種類は、ハッカ、ペパーミント、レモングラスなどがおすすめです。植物を置くと黒い小さい虫以外の害虫が寄ってくる場合があるため、アロマオイルを活用すると良いでしょう。
黒い小さい虫のうち、シバンムシ、チャタテムシ、クロバネキノコバエは、網戸をしていても少しの隙間から侵入します。網目が大きい網戸や、窓枠と網戸に隙間ができている場合は、網戸専用の防虫スプレーを吹き付けて対策をします。
商品によって異なりますが、防虫スプレーは数時間もしくは数日で効果がなくなるため、頻繁にスプレーをしましょう。また、白熱電球を使用している場合、LED電球にするだけで虫を寄せ付けない効果が期待できます。
戸建て住宅であれば紹介した予防方法をすべて行えますが、アパートやマンションの場合は玄関や窓への対策が制限されるでしょう。
例えば、白熱電球ではなくLED電球に変える対策については、マンションやアパートの廊下の電球を変える際に管理会社の許可を得なければなりません。自分の部屋の前の電球だけであっても、アパートやマンションの設備であるため勝手に変えないよう注意が必要です。
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あみ戸やガラスにスプレーするだけのワンアクション。ほかの道具不要であみ戸の虫よけができます。虫に直接スプレーして殺虫することも可能。1本で虫よけ・殺虫両方できるのも嬉しいですよね。
効果持続は約2か月。揮発性シリコーン成分配合で雨にも強いためスプレーし直す手間も少ないです。
無香料なので薬品の臭いが苦手という方でも使用しやすいですよ。
黒い小さい虫を大量発生させない予防対策4個 ■②台所の予防対策
台所は、生ゴミや排水溝のニオイが原因で黒い小さい虫が発生しやすいことが特徴です。そのため、生ゴミを長時間放置ぜすに毎日捨てることや、排水溝を掃除しましょう。
生ゴミを置いたままにしておくと腐敗臭が出るため、ゴキブリの赤ちゃんやコバエが発生します。また、生ゴミはあらゆる虫のエサになるため、生ゴミに卵を産んで大量発生につながるのです。
三角コーナーの生ゴミは破棄し、捨てる際にはビニール袋に入れるか新聞紙やチラシで包みます。三角コーナーだけではなく、ゴミ箱も定期的に洗うと良いでしょう。
排水溝の内部には食べかすや洗剤といった汚れが蓄積しやすいため、放置するとカビやぬめり、雑菌の繁殖や不快なニオイの原因になります。ヌメリ汚れは黒い小さい虫のエサになるので、排水トラップやゴミ受けを掃除し、パイプクリーナーや熱湯、氷水を流して掃除をすることがポイントです。
排水溝については、下水道から黒い小さい虫だけではなくゴキブリの成虫が上ってくるため、常に清潔な状態を維持しましょう。
和協産業株式会社
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使い方も簡単で排水口の周りにピーピースルーFを散布し、温水で溶かしながら排水口に流し込みます。1時間程度置いたら大量の水で排水口を流すだけ。たったこれだけの手順で嫌なニオイの原因となる排水口のつまりを解消することが可能です。
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黒い小さい虫を大量発生させない予防対策4個 ■③浴室の予防対策
黒い小さい虫は湿度が高い場所を好むので、浴室は非常に繁殖しやすい場所です。1回発生すると卵を産み、棲み付く可能性があります。
そのため、浴室を乾燥させたり排水溝を掃除したりと、虫が棲み付きにくい環境を作ることが大切です。湿度を低く保つために、お風呂に入った後は浴室の壁や床、浴槽に水をかけて乾燥させましょう。最後に水をかけて乾燥させるだけで、浴室内の湿度を効率的に下げられます。
また、排水溝に石鹸カスや髪の毛が残って溜まると、雑菌が繁殖して虫が卵を産むため注意が必要です。排水溝を分解するのが難しい場合には、市販のパイプクリーナーを活用して掃除をしましょう。
排気管や浄化槽がある場合は、黒い小さい虫が発生していないかを定期的にチェックすることも大切です。さらに、排気管に網を付けると、虫の侵入を予防できます。水が溜まった状態の排水管はコバエが繁殖しやすいため、排水管に水を溜めないようにすることも大切です。
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黒い小さい虫を大量発生させない予防対策4個 ■④専門業者に駆除を依頼する
黒い小さい虫が発生したという理由で掃除をするのではなく、一定期間に1度、毎日掃除できる場所は毎日掃除をすることで虫が発生しにくくなるでしょう。汚れが虫のエサになるため、食べかすやホコリはしっかり掃除することが大切です。
特に浴室については、桶に水が溜まった状態になっているだけでも虫が繁殖します。忙しいと毎日浴室全体の掃除を徹底することは難しいですが、2週間に1回は徹底的に掃除をすることを習慣化しましょう。
しかし、掃除をしていても黒い小さい虫が発生している場合、見えない場所、掃除できない場所で繁殖している可能性が高いです。自分で駆除することは難しく、大量発生している場合は市販の殺虫剤では全滅させるのも難しいといえます。
目に見えない場所で繁殖していると、家屋が侵食されるリスクがあるため、駆除しても大量発生する場合には専門業者に駆除を依頼しましょう。
黒い小さい虫が発生しやすい時期
黒い小さい虫が発生しやすい時期は、虫の種類によって若干異なります。例えば、食べ物に繁殖するシバンムシは湿度70%以上、気温25度以上になる梅雨の時期~夏にかけて発生することが多いです。
クロバネキノコバエについては、1年中発生しますが、シバンムシ同様に梅雨の時期には特に大量に発生します。チャタテムシも涼しい場所を好まず、湿度が高く暑い場所に繁殖するため、夏~秋にかけて発生することが一般的です。
いずれの虫も繁殖するスピードが早いため、虫が発生しやすい梅雨~夏の時期にかけては駆除・繁殖予防対策を徹底する必要があります。
まとめ
黒い小さい虫は、遠目で見ると見た目に大きな違いはありませんが、実際にはコバエの種類だけでも数千種類存在します。いずれの小さな虫も湿度が高い場所に発生しやすく、梅雨から夏の時期にかけては大量発生する可能性もあるため注意が必要です。
加えて、小さい虫ほど繁殖するスピードも速いことから、飛ぶ虫、飛ばない虫、どちらも早めに駆除しましょう。特に、キッチンや浴室といった暖かい場所、水回りに繁殖する虫が多いです。
汚れていると大量発生しやすいため、掃除をしてきれいな状態を維持しなければなりません。万が一、掃除をしても黒い小さな虫が発生しているのであれば、置き型殺虫剤を活用する方法がおすすめです。
自分で対処しても虫が発生するのであれば、見えない場所で繁殖している可能性があります。そのような場合には専門業者に相談し、駆除することも検討しましょう。