せっかく除湿機を買ったのに「部屋干しの洗濯物がなかなか乾かない!」「生乾きのニオイが気になる!」とお困りの方はいませんか。この記事では、除湿機の上手な使い方や置き場所について解説しています。
除湿機は洗濯物を乾かす以外にも、梅雨時のカビや、冬の結露を予防するのにも役立ちます。効果的な使い方や、おすすめアイテム、お手入れ方法も解説するので、参考にしてみてくださいね。
生乾きの嫌なニオイを避けるには 【部屋干しの洗濯物】除湿機をうまく使って5時間以内に乾かそう
通常、洗濯物を部屋干しすると乾燥までに7時間以上かかります。長時間干し続けると菌が増え、生乾きの嫌なニオイを引き起こす原因となります。生乾きのニオイ防止には、5時間以内に洗濯物を乾かすのがポイント!
除湿機は部屋干しの洗濯物を早く乾かす強い味方です。使い方と置き場所を工夫すれば早く乾燥させることも可能。ここでは除湿機を使って早く乾燥させるコツを6つご紹介します。
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ① 除湿機は、狭く締め切れる場所に置く
家にランドリールームや部屋干しスペースがあればベストですが、ない場合でも大丈夫です。できるだけ狭く締め切った空間に干すことで、洗濯物が早く乾きます。除湿機を運転中は、換気扇も消しましょう。
換気扇によって外から水分を含んだ空気が入ってくると、除湿の妨げになるからです。次は家の中で部屋干しするときに、おすすめの置き場所を2つご紹介します。
除湿機のおすすめの置き場所 その1 ■【除湿機での部屋干しにおすすめ】脱衣所に置く
脱衣所は家の中でも面積が狭いので、除湿機で早く洗濯物を乾かすことができます。脱衣所に洗濯機がある場合は、洗う→干すの動線もラクですね。除湿効果を上げるため、乾燥中は換気扇を切り、ドアも閉めておきましょう。
除湿機のおすすめの置き場所 その2 ■【除湿機での部屋干しにおすすめ】寝室や個室に置く
洗濯物を乾かすなら、広いリビングの一角よりも、狭い寝室などの個室に除湿機を置くのがおすすめです。部屋を締め切って干すことで、早く効率よく洗濯物を乾かせます。
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ② 除湿機の風を洗濯物に当たりやすくする
基本的には、洗濯物の下の部分に除湿機の風を当てるようにすると、効率よく乾かせます。濡れた洗濯物は水分の重力の影響で、上の方が乾きやすく、下の方が乾きにくいためです。
次は、洗濯物の量が少ない場合、多い場合、それぞれの除湿器の風の当て方をご紹介します。
除湿器の風の当て方 その1 ■【干す量が少ない場合】除湿機の40cmほど上に洗濯物を干す
洗濯物が少ない場合は除湿機の40cmほど上に干し、下から風が当たるようにしましょう。
除湿器の風の当て方 その2 ■【干す量が多い場合】除湿機の風を横から全体に当てる
洗濯物が多い場合は、両端に丈の長い衣類、内側に短い衣類を干して、アーチ状になるようにします。そして除湿機の風が横から全体の洗濯物に当たるようにしましょう。除湿機の風が上下・左右に幅広くに当たるように送風モードを設定してください。
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ③ 干し方を工夫する
衣類の大きさ、素材、厚みなどによっても、乾くまでのスピードが異なります。次は、干し方の工夫を4つ解説します。
除湿機を使って干すときの工夫 その1 ■厚手の服は除湿機の近くに干す
厚手の服は乾きにくいので、できるだけ除湿機の真上に干して風を当てましょう。(40cmほど空けてください)
除湿機を使って干すときの工夫 その2 ■薄手の服は除湿機の遠くに干す
薄手のシャツや下着類は乾きやすいので、除湿機の遠くに干しても乾きます。
除湿機を使って干すときの工夫 その3 ■こぶし1個分空けて干す
ハンガーとハンガーの間はこぶし1個分空けると、風がよく通って乾きやすくなります。
除湿機を使って干すときの工夫 その4 ■ときどき洗濯物を並べかえる
乾き方にムラがあるときは、ときどき洗濯物のを並べかえるとよいでしょう。
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ④ 扇風機やサーキュレーターを併用する
除湿機にプラスして、サーキュレーターや扇風機を併用すると、もっと時短になりますよ。洗濯物のスキマに、より多くの風が通ることで早く効率よく乾かせます。
部屋干しの洗濯物の乾燥におすすめのアイテム ■除湿機の乾燥効率を上げるサーキュレーター
次は、部屋干しの洗濯物の乾燥に、おすすめのサーキュレーターをご紹介します。
部屋干しにおすすめのサーキュレーター サーキュレーター 8畳 首振りタイプ Hシリーズ PCF-HD15 全2色
コンパクトながら、パワフルな風を送れるサーキュレーターです。洗濯物に直接風を当てることで、乾きが早くなります。
・8畳用(首振り機能付き)
・商品サイズ(cm)幅約24.1 × 奥行約17.5 × 高さ約29.2
・重量 約2kg
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ⑤ 室内用の物干しを使う
除湿機やサーキュレーターとの併用を目的とした、室内用の物干しを利用するのも効果的です。風の通りを良くする工夫がされているので、乾燥までの時間を短縮できます。
部屋干しの洗濯物の乾燥におすすめのアイテム ■除湿機の乾燥効率を上げる室内用物干し
次は、洗濯物の乾燥に、おすすめの室内用物干しをご紹介します。
おすすめの室内用物干し 風ドライ室内物干し KDM-8514X
1台で約4人分の洗濯物を干せる、竿伸縮タイプの室内物干しです。除湿機やサーキュレーターの風が通りやすく、乾きやすい仕様になっています。
・キャスター付きで移動が楽
・広げたときの商品サイズ(cm)幅90~139 x 奥行80 x 高さ183
・折り畳み収納時のサイズ(cm) 幅90 x 奥行9 x 高さ193
除湿機で洗濯物を早く乾かすコツ⑥ バスタオルを使わない or 速乾性のバスタオルに変える
洗濯物の中でも、バスタオルはなかなか乾きにくいもの。部屋干しのバスタオルが、お風呂上がりに臭うと気分がよくないですよね。家族全員分のバスタオルを部屋干しするのは、スペースもとるし…とお困りの場合は、次のような解決法があります。
・思いきってバスタオルをやめて、お風呂上がりはフェイスタオルを使う
・速乾性のバスタオルに変える
フェイスタオル1枚では足りない場合は2枚使っても、バスタオルほどのボリュームにはなりませんし、子どもの体ならフェイスタオル1枚でも十分ふけそうですね。
どうしてもバスタオルがいい!という場合は、薄手の速乾性のバスタオルに変えることも検討してみましょう。
部屋干しの洗濯物の乾燥におすすめのアイテム ■除湿機で乾きやすいバスタオル
次は、部屋干しで除湿機を使うときに、乾きやすい薄手のバスタオルをご紹介します。
おすすめの速乾性バスタオル 『あえて 薄手 にした ママがラクできる』 バスタオル 約60×120cm
サイズは一般的なバスタオルと同じ大きさですが、厚さは普通のバスタオルの半分以下。使い心地のよいコットン100パーセントで、しっかり水分をふきとります。
ふんわり柔らかい肌触りが自慢の泉州タオルです。豊富なカラーバリエーションで、家族それぞれ色で使い分けもできますよ。
その他の除湿機活用法 【除湿機の活用法】家の中のカビ・ニオイ・結露の対策にも
除湿機の効果は、洗濯物の早く乾燥させるだけではありません。家の中で、湿度が高い場所の湿気をピンポイントで取り除きます。カビ・ニオイ・結露の対策にもなりますよ。洗濯物の乾燥以外の除湿器の活用法を4つ解説します。
洗濯物の乾燥以外の除湿機の活用法① ■押入れ・クローゼットの除湿に
湿気がたまりやすい押入れやクローゼットは、除湿機で定期的に除湿しましょう。梅雨の時期は週に1回程度、除湿機を使うのが効果的です。
【押入れ・クローゼットの除湿方法】
1: 部屋のドアや窓を締め切った状態で行います。
2: 押入れのふすまや、クローゼットの扉を開けっぱなしにして、除湿機の風を内部に送ります。
押入れ・クローゼットの除湿におすすめのアイテム2選 ■除湿機と併せて使うと効果的な「すのこ」と「調湿木炭」
押入れやクローゼットに布団を直置きすると、カビの原因になります。除湿機と併せて除湿グッズも使うと、湿気やカビ予防になりますよ。次は、押入れ・クローゼットの除湿におすすめの「すのこ」と「調湿木炭」をご紹介します。
おすすめの「すのこ」 風ドライ室内物干し KDM-8514X押入れ すのこ 2台 連結タイプ 日本製
プラスチックすのこなので、カビが生えにくい仕様です。高床式なのでスキマに掃除機ノズルが入りやすく、お掃除も簡単です。
・連結・横置き可
・安心の日本製
おすすめの「調湿木炭」 【ホームデコプラスオリジナル・ダークブラウン】炭八 押入用(炭八棒)1個 繰り返し使える調湿木炭
繰り返し使えてコスパに優れた調湿木炭です。押入れの布団の間に挟んで収納します。木炭が呼吸できるよう、布団から少し先端が見えるように置くのがポイントです。クローゼットの衣類の除湿にも使えます。
洗濯物の乾燥以外の除湿機の活用法② ■玄関の靴置き場の除湿に
雨や雪の日の玄関は、濡れた靴と雨具で湿気がたまりがちになりますね。自然に乾かすと時間がかかってしまい、ニオイやカビの原因になります。除湿機で早めに乾かしましょう。
【玄関の靴置き場の除湿方法】
・除湿機を靴置き場の方向に向けて運転開始します。近くの窓やドアは閉めましょう。
・靴のカビ予防にもなりますが、革靴は変形や変質の原因となるため、除湿機での乾燥は避けるのが無難です。
靴置き場の除湿におすすめのアイテム ■除湿機と併せて使うと効果的な「備長炭シート」「調湿木炭ミニサイズ」
靴置き場の除湿に、除湿機と併せて除湿グッズも使うとカビ予防になります。次は、靴箱の除湿におすすめの「備長炭シート」と「ミニサイズの調湿木炭」をご紹介します。
おすすめの「備長炭シート」 備長炭シート V 防カビ仕様【下駄箱・シンク下・床下収納用】より防カビ効果を高めたハイグレード品 カット済 30×450cm
自由に切って使える防カビ仕様の備長炭シートです。扉を開けたときの気になるニオイを、備長炭シートが吸着・分解してくれます。
おすすめの「調湿木炭ミニサイズ」 炭八ミニ 靴 出雲屋炭八 結露対策 湿気対策 湿気取り 2本セット 繰り返し使える
靴にぴったり収まるミニサイズの調湿木炭です。お気に入りのブーツやスニーカー、パンプスなどをしっかり除湿してくれます。
洗濯物の乾燥以外の除湿機の活用法③ ■浴室の除湿に
浴室は家の中でもとくに湿気が多く、カビの温床になりやすい場所ですね。お風呂上がりに除湿機をオンしておくと、カビが生えにくい浴室になります。
【浴室の除湿方法】
1: 浴槽の水を抜きます。浴室の壁などの水分もふき取っておくと、より早く除湿できますよ。
2: 脱衣所に除湿機を設置します。(浴室内は結露があるので除湿機を置かないようにします)
3: 除湿機を浴室に向けて運転開始します。(浴室の窓や脱衣所の扉は締め切っておきましょう)
浴室の除湿におすすめのアイテム ■除湿機と併せて使うと効果的な防カビ剤 2選
浴室には、除湿機と併せて防カビ剤も使うとカビ予防になります。次は、浴室の除湿におすすめの防カビ剤を2つご紹介します。
浴室におすすめの防カビ剤 その1 バイオくん お風呂用 カビ防止剤 約6ヶ月有効 浴室 天井 お風呂 カビ対策
浴室の天井に貼るだけで、お風呂場のカビ防止になります。納豆菌の力で、カビの発生の原因となる有機物を抑えます。
浴室におすすめの防カビ剤 その2 日本製 お掃除革命!カビ予防剤 バイオの職人 浴室用
浴室の天井に貼ると、バイオが上から下へと広がっていき、カビの繁殖を抑えます。
洗濯物の乾燥以外の除湿機の活用法④ ■結露した窓の除湿に
冬は、外と室内の温度差が大きいので結露が起こりやすくなります。窓が濡れていると、近くの壁やカーテンにもカビが生えやすく、シミの原因にもなります。
また、カビをエサにするダニが繁殖したり、建物自体も傷めてしまったりと悪影響が大きいので、除湿機を使ってしっかり結露を防ぎましょう。
【結露した窓の除湿方法】
・除湿機の風が、結露している部分に当たるように調整します。
結露した窓の除湿におすすめのアイテム ■除湿機と併せて使うと効果的な断熱シート
窓の結露防止には、除湿機と併せて断熱シートを使うと効果的です。実は、断熱シートは窓の内側よりも、外側に貼る方が効果があることをご存じでしょうか。
すだれや雨戸のように窓ガラスを外側からカバーすることで、窓が冷えるのを防ぎ、結露も出にくくなります。次に、外側に貼っても見栄えが良く、結露防止にもなる断熱シートをご紹介します。
結露した窓の除湿におすすめの断熱シート 窓ガラスフィルム 断熱シート 窓 目隠し フィルム マジックミラー フィルム 【90cm x 2m】
冬は部屋の暖気を逃がさず結露を防止、また夏は外からの熱を遮断する断熱シート(フィルム)です。
マジックミラー機能があり、昼間はは目隠しフィルムとしてプライバシーを守ります。(夜間、室内が明るい時は外から中が見えます)
【使用方法】
1: 窓が汚れている場合は、拭いてください。
2: 水の入ったスプレーを窓にふりかけます。
3: フィルム保護膜の裏面をゆっくりはがし、窓に貼りつけます。
4: 窓とフィルムの間に空気が入っている場合は、外側に押し出します。
最後に、除湿機のお手入れ方法について解説します。
除湿機のパワーを落とさず長持ちさせるメンテナンス 除湿機のお手入れ方法
除湿機がいつもフルパワーで稼働できるように、定期的なお手入れをしましょう。2つのお手入れ方法を解説します。
除湿機のお手入れ方法 その1 ■運転後は内部クリーンや内部乾燥機能を使う
除湿機の使用後は、内部クリーン機能や内部乾燥機能を使いましょう。カビやニオイを防止します。
除湿機のお手入れ方法 その2 ■フィルターのホコリをとる
フィルターにホコリが詰まると、風の通り道がふさがれるので除湿パワーが落ちてしまいます。また水漏れの原因にもなります。
2週間~1か月に1回程度のフィルター掃除がおすすめです。水タンクも内側に汚れがつくので合わせて掃除しておきましょう。
【フィルターの掃除方法】
1: 除湿機の運転を止め、電源プラグを抜きます
2: 水タンクの水を捨てます
3: フィルターに詰まったホコリを掃除機で吸いとるか、軽くたたいてホコリを取ります
【水タンクの掃除方法】
1: 水タンクの水を捨てます
2: 水タンクとカバーをぬるま湯(40℃以下)で洗います
3: 内側の汚れがひどいときは、やわらかいスポンジなどを使うとキレイになります(強くこすって傷にならないように注意しましょう)
除湿機のお手入れにおすすめのアイテム ■除湿機のカビ防止に効果的な防止剤
次は、除湿機の水タンクのカビ・黒ずみの防止におすすめの防止剤をご紹介します。
水タンクのカビ防止におすすめのアイテム 水タンク内のカビ・黒ずみ防止剤 3個入り
除湿器の水タンクに入れておくと、カビや雑菌が繁殖しにくくなります。ヨウ素・ヨードの力でフィルターや水タンク内のカビや黒ずみを防止。加湿器にも使えます。
・無臭タイプ