霧吹きの代用品！パン作り・アイロンがけ・掃除・整髪・水やり…シーン別に解説

生活の中で霧吹きを使う場面は、それほど頻繁ではないものの、いざ必要なときにないと困りますよね。

霧吹きが見つからない！壊れて霧状に出てこない！そんなときに使える霧吹きの代用品や霧吹き代わりになるアイディアを、6つのシーン別に解説します。

①パン＆シュークリーム作り
②アイロンがけ
③掃除（除菌アルコール使用）
④髪の寝ぐせ直し・散髪
⑤観葉植物への葉水
⑥生き物の飼育

ストローやペットボトルを使った霧吹き作りや、おすすめのアイテムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

パン（主にハードパン）やシュークリームを焼く前に、霧吹きで水分を加えることがあります。

【パンやシュークリームに霧吹きをする目的】
・焼き上がりの表面を、パリッとさせるため。
・表面が焼き固まるスピードを遅らせて、生地を膨らみやすくするため。

霧吹きの代用品として使えるのは、次の5つです。
・ハケ
・キッチンペーパー
・水で濡らした手
・水蒸気
・しょうゆスプレー or お酢スプレー

順番にみていきましょう。

ハケに水をつけて、生地の表面をやさしくなでることで、霧吹きの代用になります。また、水の代わりに溶き卵を塗るのも効果的です。

【ポイント】
・毛のやわらかいハケを使う。

折りたたんだキッチンペーパーを水で濡らします。軽くしぼってから生地の表面をやさしくなでると、霧吹きの代用になります。

【ポイント】
・繊維が出にくいキッチンペーパーを使う。ティッシュペーパーはNG。

清潔な手に水をつけて、生地の上でパッパッと水分を飛ばします。濡れた手でやさしくなでるのも、霧吹きの代わりになります。

【ポイント】
・生地表面の水分量に、ムラが出ないようにする。

耐熱容器に入った水から出る水蒸気を、霧吹き代わりにする方法です。

【手順】
①プリン型のような深めの耐熱容器に、水を入れる。（半分程度）
②天板の真ん中に、耐熱容器を置く。
③耐熱容器の周りに、生地を並べて焼く。

【ポイント】
・水が吹きこぼれないように、入れる量は容器の半分程度にしておく。

本来は、しょうゆやお酢を均一に味付けしたり、かけすぎを防止するアイテムですが、料理用の霧吹きとしても使えます。

キッチン用品売り場や、ダイソーなどの100円ショップでも手に入りますよ。

続いて、キッチン以外の場所で霧吹きが必要なときに、代用となるものを紹介します。

霧吹きがないときに、アイロンをかける方法は2つあります。

■洋服が「生乾き」の状態で、アイロンをかける
服に水分がある方が、シワが伸びやすくなります。霧吹き不要で、家事の時短にもなるアイディアです。

■木綿のハンカチを水で濡らす
乾いた服にアイロンをかけるときは、木綿のハンカチを水で濡らして、あて布にするとよいでしょう。

【ポイント】
・生地の裏にアイロンを当てる。（テカリや、水染みを防ぐため）
・あて布は白か色の薄い物を使う。（色移り防止のため）

服をハンガーにかけたままシワ伸ばしができる、スチームアイロンをご紹介します。

掃除、除菌、消毒、とさまざまなシーンで便利に使えるアルコール。まとめ買いして容器に移すこともありますが、プラスチック容器の中には「アルコール非対応」のものがあるので、注意が必要です。

■アルコール非対応の容器に、アルコールを入れるとどうなる？
⇒容器の変形、破損の恐れがあります。

このような場合は香水アトマイザーやスプレー付き化粧瓶が、アルコールスプレーとして代用できます。

髪に霧吹きが必要なときは、目的によって「蒸しタオル」や「濡らしたクシ」を使い分けます。

■寝ぐせ直しには、蒸しタオルを使う
【手順】
①水で濡らしたフェイスタオルを、軽く絞る。
②電子レンジで1分ほど温めると、蒸しタオルが完成。
③寝ぐせ部分に蒸しタオルをかぶせて、15～30分程度置く。

■散髪には、濡らしたクシで髪をとく
散髪するときに髪を湿らせるメリットは、切った髪がパラパラ落ちずに片付けがしやすいことと、目に入りにくいことです。霧吹きがないときや、お子さんの散髪で霧吹きを怖がるときは、水で湿らせたクシで代用できます。

寝ぐせ直しにおすすめのアイテムを、ご紹介します。

観葉植物の葉に水を与えることを「葉水（はみず）」といいます。

【葉水の目的】
・乾燥を予防する。
・病害虫を予防する。
・ホコリを取り除く。

葉水は、霧吹きを使うのが一般的ですが、ない場合は代用品としてキッチンペーパーや軍手などが使えます。

【キッチンペーパーを使う場合】
①キッチンペーパーを持ちやすい大きさに折り、水で湿らせて適度に絞る。
②葉を一枚ずつ丁寧に拭く。

【軍手を使う場合】
①軍手（滑り止めがついていないもの）を両手にはめて、水で湿らせる。
②両手を使って、葉を一枚ずつ丁寧になでる。

今後、葉水用の霧吹きを購入する場合は、細かい霧が出るタイプがおすすめです。（ムラなく葉にうるおいを与えられるため）また、部屋の空気が乾燥しているときは、葉水にプラスして加湿器を使うとよいでしょう。

おすすめのミストスプレーと加湿器をご紹介します。

カブトムシや爬虫類などの飼育で、霧吹きでの水やりが必要な場面がありますね。霧吹きがない場合は、ストローで簡単に手作りできます。お子さんの自由研究にもいかがでしょうか。

【ストロー霧吹きの作り方】
■準備するもの■
・ストロー1本
・ハサミ
・水の入った大きめのコップ

①ストローの3分の1ぐらいの長さで切って、2本にする。
②短い方のストローを左手に持ち、ストローの底を水につける。
③長い方のストローを右手に持ち、水につけたストローの90度の位置に添える。
④右手に持ったストローを勢いよく吹くと、霧のような水しぶきが出る。

詳しい解説は、こちらのYouTube動画をご覧ください。

スプレーヘッドはペットボトルや空き容器に取りつけて、霧吹きにするアイテムです。資源を再利用できてエコにもなりますね。

加圧式タイプは噴射力が強いので、掃除や汚れ落としにも使えます。購入の際は、サイズが合うかをチェックしてからお買い求めください。

ダイソーの霧吹きヘッドは、ペットボトルにつけて霧吹きとして使えます。また、加圧式霧吹きは、庭の水やりはもちろん、窓・サッシの軽い汚れ落としにも使えます。

ダイソーの加圧式霧吹きの使用方法は、こちらのYouTube動画が参考になります。

無印良品のスプレーヘッドは、化粧水をミスト化したいときに使うアイテムです。基本的には、無印良品の化粧水専用のスプレーヘッドですが、他のメーカーの化粧水もサイズが合えば使えます。（ハトムギ化粧水 500ml入り など）

詳しい解説は、こちらのYouTube動画が参考になります。