布団は収納に困るアイテムとして上位に君臨しています。あなたも布団の収納に困っていませんか? 布団はサイズが大きいだけでなく敷布団や掛布団などもあるため、収納場所を確保しないといけません。
自分用や家族用の布団以外に、来客用の布団もあれば収納方法や収納場所に困る方もいるでしょう。布団を上手く収納するためには布団を収納するテクニックや、収納スペースをムダにせず活用することです。
悩ましい布団の収納問題もポイントをおさえれば、限られた収納空間でも布団が収まりおしゃれに見せることもできます。今回は布団を上手く収納している方のアイデアをまとめました。布団の収納テクニックを知りたい方は必見です。
布団の収納方法3個
あなたはどこに布団を収納していますか? 布団は自分や家族が使う分はもちろん、来客用に布団を置いている方もいるでしょう。布団は敷布団や掛布団もあり収納スペースを圧迫しますが、3つの場所に工夫して収納するとスッキリします。
■①押し入れ
押し入れがあるなら布団は押し入れに収納しましょう。押し入れは布団を収納するための空間で布団を積み上げてもスッポリ収まります。季節ものの布団や来客用の布団は圧縮袋に入れてコンパクトにしたり、羽毛布団は布団収納バッグなどに入れましょう。
押し入れに布団を収納する時は、布団の取り出しやすさも考えて布団の置き場所を考えないといけません。よく使う布団は取り出しやすいように上段に収納・使わない布団は天袋や下段に収納します。
押し入れのデメリットは、布団を積み上げて収納すると下にある布団が取り出しにくくなることです。ラクに布団の出し入れをするなら、布団をたくさん積み上げないようにしましょう。収納ケースに布団を入れて縦に収納するのもおすすめです。
■②クローゼット
洋室しかない家はクローゼットが布団の収納スペースになることはよくあります。クローゼットが布団の収納スペースになったとしても、基本的には押し入れに布団を収納する時と同じ考えです。布団用の圧縮袋や収納ケースを組み合わせるなどして布団を収納します。
クローゼットのデメリットは住宅事情によって収納空間が違うことです。クローゼットは押し入れのように奥行きや空間があるとは限りません。クローゼットに布団を収納する時は洋服と布団を一緒にしまうことも珍しくなく、空間をムダにせず上手く収納する必要があります。
■③部屋
押し入れやクローゼットがあっても布団の収納スペースがない方や、部屋にあるクローゼットが狭くて布団が収納できない方はいませんか? 布団の収納場所がない場合は、部屋の一部を布団の収納スペースとして使うしかありません。
部屋の一部を布団の収納空間にするなら、布団をカバーに入れてソファーやクッションとして使うのもいいでしょう。布団をソファーやクッションの代わりにすればおしゃれな部屋のインテリアにもなります。布団を部屋のインテリアにしておしゃれに収納する場合のデメリットは、布団が潰れて傷みやすいことです。
部屋がおしゃれに見えるように布団を収納するよりも、実用性を求める方は部屋の片隅を布団の収納場所として使いましょう。たたんだ布団を壁際に寄せたら縦に置いて収納したり、床にすのこを置いて布団を平置き収納します。
デメリットは布団にホコリが付きやすいことです。ホコリから布団を守るなら、布団の上に1枚布をかけましょう。
布団を収納するときの注意点
布団を収納する時の注意点を見てみましょう。布団を収納する前にいらない布団は捨てて、収納する布団の数を減らすことです。余計な布団を捨てれば収納できるスペースも増えて、布団以外の物も収納できるかもしれません。
布団を押し入れやクローゼットに収納する時は湿気対策をすることです。例えば、押し入れやクローゼットの床にすのこを敷きましょう。できれば壁にもすのこを置くと布団が床や壁から離れるため、空気の循環が良くなり湿気がこもりにくくなります。
押し入れやクローゼットに布団を収納したら、湿気取りを置く・扉を時々開けて収納場所に風を入れる・収納場所に扇風機を当てるなどしましょう。布団の湿気対策がより強化できます。
来客用の布団は時々干して湿気を飛ばしましょう。布団は湿気を吸収しやすく、しばらく布団を干さないと湿気でカビが生えやすいです。ほとんど使わない布団も干してカビが生えないようにします。
布団の収納方法アイディア8選[押し入れ・クローゼット]
布団を収納する時は押し入れかクローゼットにしまう方は多いでしょう。押し入れは布団を収納する前提で作られているため敷布団や掛布団もちゃんと収まるはずです。しかし、収納空間が広いため"収納するのが難しい"と言われています。
クローゼットは押し入れと違い空間の広さにバラつきがあるのが特徴です。住宅事情の関係で広いクローゼットもあればかなり狭いクローゼットもあります。参考になる布団の収納テクニックを8個見ていきましょう。
■①布団を本のように縦置きしてスッキリ収納:押し入れ編
新しいスタイルの布団収納のアイデアで、押し入れをスッキリさせつつ布団を収納したい方に向いています。押し入れへ布団を縦に置いて収納するだけでムダな空間なくなり、かさばる布団も収まりがいいです。敷布団だけでなく掛布団も縦に置いて収納しましょう。
■②コの字ラックと収納ケースでスペースをフル活用:押し入れ編
布団・シーツ・タオルケットなどを収納ケースに入れています。押し入れは上段と下段がありますが、コの字ラックを置いて段差を増やしているのが特徴です。コの字ラックの上には布団を置いて、下にはシーツやタオルケットなどを収納しましょう。
■③布団カバーもセットした小ワザが光る収納術:押し入れ編
布団を圧縮袋に入れて押し入れに収納していますが、実は布団にカバーをセットしたまま圧縮袋に入れているのがポイントです。布団にカバーをセットした状態で圧縮袋へ入れることで、布団カバーを収納するスペースを減らせます。
■④ちょっとした隙間もムダにしない布団の収納術:押し入れ編
布団の収納がメインではありませんが、押し入れにできたちょっとした隙間もムダにせず収納空間を活用したケースです。押し入れに置いてある収納アイテムも白で統一することで、ナチュラルでおしゃれな空間に仕上がっています。
■⑤布団を目線の高さに収納すると取り出しやすい:押し入れ編
布団の収納ポイントは押し入れの上段に布団を積み上げて収納し、下段に収納ボックスを置いているところです。よく使う布団を目線の高さに収納すると布団の出し入れがラクで、収納ボックスにはシーツや毛布などを収納します。収納ボックスは白でまとめると清潔感もありおしゃれです。
■⑥洋服と布団を一緒に収納:クローゼット編
1つのクローゼットの中に洋服と布団を一緒に収納したパターンで、限られた収納スペースを上手に使った収納方法です。布団は裸の状態で収納するとかさばりますが、四角い収納ケースにしまうとかさばりも解消します。
■⑦布団はダイソーの袋でおしゃれに収納:クローゼット編
クローゼットの上段に布団を収納することはありますが、注目すべき点は布団を収納している袋です。布団をダイソーのマルチバッグに入れておしゃれに収納しています。ダイソーならコスパも良くおしゃれに布団収納ができて最高です。
■⑧四角い収納ケースを活用した布団収納:クローゼット編
狭いクローゼットでも空間をムダにせず上手く布団を収納しています。布団を収納しているケースも注目ポイントです。収納ケースはできるだけ大きさを揃えていたり、グレーや黒の色で統一しておしゃれに見せる演出も忘れていません。
布団の収納方法アイディア7選[縦置き]
狭い収納スペースでも"布団をスッキリ収納できる!"と言われているテクニックが、布団を縦に置く方法です。
布団の収納方法アイディア[押し入れ・クローゼット]でも布団を縦に置く収納方法をご紹介しましたが、他にもおすすめの収納パターンがあります。
■①布団の収納ケースを全部縦に置いてスッキリ
あなたは気持ちいいくらいにズラリと並んだ布団ケースを見て、何を感じましたか? 収納空間にムダがなくカンペキな布団の収納テクニックと言えるでしょう。布団の収納場所に布団ケースを縦に置いて並べるだけでかなりスッキリします。
■②イケアのskubbは布団の縦置き収納に人気
収納スペースの上段は収納ケースを使っていない布団をメインに置いて、下段はイケアのsukubbで揃えておしゃれに布団を縦置き収納しているパターンです。上段の収納スペースはすのこを敷いて湿気対策もぬかりありません。
■③収納スペースの中央に布団を縦置き
階段前の収納スペースに、布団を縦に置いて上手く収納しているパターンです。大人気のイケアのsukbbに布団を入れて収納しています。イケアのsukbbは黒もありますが、壁の色と同じ白で統一しておしゃれ感も演出しているのがポイントです。
■④布団収納ケースいらずの縦置きテクニック
狭いクローゼットを上手く使って布団を収納しています。布団の収納ケースを使わなくても、丸めた布団を結束バンドで固定してしまうだけの簡単収納テクニックです。結束バンドは布団を取り出す時も便利で取っ手の代わりになります。
■⑤無印良品のソフトボックスで布団を縦置き収納
布団を収納するだけでなく見た目もおしゃれな収納ワザです。布団の収納と言えば専用ケースを使うことが多いですが、無印良品のソフトボックスに布団をしまっています。布団を使う時はソフトボックスごと移動させて使えるのもメリットで、使い勝手のいい収納アイデアと言えるでしょう。
■⑥布団やマットレスも縦に収納すればスッキリ
布団の収納ケースはほとんど使わずマットレスや敷布団を縦に置いて収納しています。折りたたみ式のマットレスは折り目が付いているため、縦置き収納にもおすすめです。来客用の布団だけでなくマットレスもコンパクトに収納できます。
■⑦狭い場所も布団などを置いて便利な収納空間に
布団とマットレスを組み合わせて、デッドスペースになりやすい収納場所も便利な収納空間に生まれ変わるテクニックです。スペースをとることが多い折りたたみ式のマットレスも、たたんで縦に置くとスッキリ収納できます。
布団の収納方法アイディア7選[押し入れがない場合]
布団は押し入れにしまって収納することも多いですが、押し入れがなくて布団の収納場所に困っている方もいるでしょう。押し入れがない家でも布団を収納できるアイデアをご紹介します。"布団をどこにしっまたの?"と聞きたくなるくらい、部屋がおしゃれに見える布団収納のテクニックを発見しました。
■①布団はビーズクッションカバーに収納してイスに変換
何も言わなければ大きなクッションにしか見えない布団の収納アイデアです。羽毛布団をビーズクッションのカバーに収納して、おしゃれなインテリアの1つにしています。羽毛布団をビーズクッションカバーに入れるだけという手軽さも嬉しいポイントです。
■②布団収納カバーに羽毛布団を収納すればクッションに早変わり
"中に羽毛布団が入っているの? "と驚いた方もいるでしょう。布団収納カバーに羽毛布団を入れるとクッションになる商品はありますが、写真は好きな布で布団収納カバーを作った事例です。バンビと木目がプリントされた布地を使って部屋をおしゃれに見せています。
■③布団をたたんでカバーに収納した即席ソファー
"カバーの中身は布団"と言われない限り、ソファーにしか見えない収納方法です。カバーの中にたたんだ布団を収納して部屋に置くだけでおしゃれなインテリアになります。写真ではハッキリ見えませんが、手作りの小上がりもありクオリティの高い布団収納と言えるでしょう。
■④布団をカバーに収納すれば2人掛けソファーの完成
布団も収納1つで背もたれ付きのソファーに変身します。布団をソファーとして使う専用のカバーが販売されていて、布団を専用のカバーに収納して部屋に置くだけです。専用のカバーは好みのデザインや色を選んでおしゃれな部屋にしましょう。
■⑤手作りの風呂敷で見せる布団収納
好きな布を縫い合わせて風呂敷を作り布団を包んだ収納アイデアです。風呂敷に使う生地によっては雰囲気もガラリと変わり、部屋をおしゃれに見せるインテリアにもなります。布団を風呂敷に包むとクッションの代わりにもなって便利です。
■⑥洋服に羽毛布団を収納してマネキン風クッションに
写真は着なくなった体操着に羽毛布団を収納していますが、カジュアルシャツやTシャツを使っても構いません。トップスに羽毛布団を収納して部屋に置くとマネキンチックで目を引き、インパクトのあるおしゃれ空間になります。
■⑦テーブルを台にすれば簡易的な布団収納スペースのできあがり
部屋の一角にテーブルを置いて台を作って、布団収納ケースを置いただけの簡単な収納テクニックです。テーブルを置くと仕切りができるため、下の空間に収納ケースなどを置いても布団をどかして物を取り出す必要がありません。
布団の収納方法アイディア3選[一人暮らしの毎日収納]
賃貸物件で1人暮らしの方はワンルームなど部屋数が少なかったり、布団の収納スペースが狭いこともあるでしょう。限られた収納空間でも布団をスッキリ収納して、部屋を有効的に使うアイデアをご紹介します。
■①スチールラックを使った実用的な布団収納テクニック
クローゼットにスチールラックを置いて布団を収納した方法です。スチールラックの棚を布団が収まる場所にセットすれば、布団をスッポリ収納できます。おしゃれを求めた布団の収納方法ではありませんが、通気性も良く実用的な収納テクニックです。
■②湿気対策もバッチリな布団収納のアイデア術
部屋の角にすのこを置いて布団を縦に置いただけの簡単な収納方法ですが、使い勝手は悪くありません。布団で寝たい時にはパッと敷いて、布団をしまいたい時も簡単に収納できます。横に置いてあるのは除湿シートで布団を敷いて寝る時の湿気対策も万全です。
■③六角形の布団収納ツールがおしゃれで斬新
布団を縦に収納するアイデアはありますが、六角形の収納空間に布団をしまうと近未来的でおしゃれに見えませんか? 六角形の収納ツールは手作りで、100均などにあるメッシュの網を結束バンドで固定しただけです。収納空間は6ヵ所あるため布団や毛布などもそれなりの数が収まります。
まとめ
布団の収納場所や収納方法のアイデアを25個ご紹介しましたが、マネしたい収納術はありましたか?
布団は押し入れに収納するのがベストですが、押し入れがある家は少なくなりクローゼットに布団を収納するのも当たり前になっています。
押し入れやクローゼットに布団を収納できない方は、布団をカバーに収納してソファーやクッションするのも1つの方法です。住宅事情や収納空間に合わせて布団を収納しましょう。