暮らしのお悩み解決サイト

本サイトはプロモーションが含まれています。

松の剪定方法5ステップ!剪定時期・芽摘み・ミドリ摘みとは?【プロ監修】

松の剪定方法5ステップ!剪定時期・芽摘み・ミドリ摘みとは?【プロ監修】

綺麗に整った松に仕上げたいと思っていても、剪定の方法が分からなかったり手間がかかるのではといったイメージがあったりと、自分で剪定するのを躊躇っている人も多いのではないでしょうか。そこで、自分で松の剪定を行う方法や剪定時期について詳しく紹介します。


イージーオーダーガーデン
小林 直樹
1980年創業の40年近く庭木剪定業界で成長を続けている老舗
株式会社辰巳 二代目。
1980年創業の40年近く庭木剪定業界で成長を続けている老舗
株式会社辰巳 二代目。

松も他の木と同様に剪定をしなければ樹形が悪くなり、更に太陽の光が下の枝まで届かず枯れる可能性もあります。しかし、松の剪定は少し特徴的な剪定方法になります。どのような道具を用意すれば良いのか分からないという人や、自分で行うものではないと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、松の剪定は道具を揃え、コツを押さえれば自分で行うことも可能です。そこで、松の剪定方法と剪定時期について詳しく紹介します。

松の特徴

松は、剪定が難しいだけではなく手間がかかることが特徴です。メンテナンスにも時間がかかり、職人に依頼すると費用もかかります。

例えば、樹齢20年ほど、高さが2mと比較的小さな松であっても、大まかな剪定に2時間程度の時間がかかるのです。大きなサイズの松は、数日に分けて剪定するケースも少なくありません。

松の剪定に時間がかかる理由は、小さな枝が様々な方向に伸びており、剪する定枝を判断することが難しいことや、一部分から出る目の数が多いので必然的に手数が多くなること、無理やり刈ると樹形が乱れるもしくは一部分だけ枯れるリスクがあるためです。

さらに、松は硬いので肌に刺さり、集中力が続かないといったことも挙げられるでしょう。そのため、ゆっくりと剪定することが重要です。

松の剪定時期

関東近辺では、1年を通して松の剪定を行っているケースが多いです。そのため、いつ頃が剪定に適正な時期なのか分からないという人も多いでしょう。基本的に、春に「ミドリ摘み」、秋に「もみあげ」と呼ばれる剪定作業を行います。

しかし、こまめに手入れをすることは難しい場合には、秋のみ行う方法でも良いでしょう。理由は、春から秋にかけて新芽が成長したり葉が落ちるので松の樹形が変化するため剪定した形状をキープできないこと、冬は木に負担がかかるためです。

松の剪定に必要な道具

松の剪定に必要な道具は、剪定バサミ、脚立、手袋です。必ず用意しなければならないのは剪定バサミと植木バサミの2つであり、剪定バサミは必要のない芽や太い枝を切る、松の形を整える際に使用します。特に、秋の剪定で役立つでしょう。

植木バサミは細い枝や枝先を切断し、全体的な輪郭を作り上げる際に利用します。剪定バサミで大体の枝を切り落とした後の作業に使用することが一般的です。

また、剪定バサミと植木バサミで切断できない太い枝を切断するためには、剪定用のノコギリを使用します。足場の上で扱うケースも多いので、折りたためるものや小型のものがよいでしょう。

さらに、高い場所にある枝を剪定する際の脚立や、怪我を予防するための手袋、松ヤニという樹液が洋服につくと洗濯をしても落とせないため、汚れても良い服装で作業をすることも重要です。

松の木肌はごつごつしているのと、葉が針のようにとがっていますので、手袋は少し厚めの皮手袋やゴム張りの手袋がお勧めです。

松の剪定方法5ステップ

松の剪定をする際には、全体の形を確認しながら作業を行い、芽が伸びている方向も検討して少しずつ作業を行うので時間がかかることが特徴です。

特に、初めて松の剪定を行う人は1日では作業を終えられないケースが多いでしょう。時間に余裕がある時に、慎重に丁寧に行わなければなりません。剪定の技法と、春~秋にかけて行う剪定の手順を紹介します。

基本的な剪定技法

一般的に、松の剪定は「中止め」と「もみあげ」の種類の方法で行います。

中止めともみあげの違いは、形が崩れた松の小枝を途中で切断するか、枝は切らず下にある葉を手でむしって取り除くかといった点です。

中止めは枝を途中で切断する方法です。アカマツと呼ばれる種類には中止めをしない方が賢明であるといわれますが、多少であれば問題はありません。

もみあげは、枝を切断せず下にある葉を手で取る方法で、ハサミは使用せず全て手で行うことがポイントです。中止めやもみあげといった技法を利用して、いずれも松の葉をYの字にすることによって、根から送られる栄養分を効率的に分散させられます。松の状況に適した方法を判断して、技法を使い分けることが重要です。

秋は、もみあげ作業を行います。春に行う剪定作業とは異なり作業の手間もかかりますが、中止めともみあげの技法を上手に利用して、根気よく作業をしましょう。

秋の剪定作業では、透かし剪定と切り戻し剪定の2種類が重要です。透かし剪定は枝を減らし、切り戻し剪定は枝を短くする技法であり、全体のバランスを確認しながら行います。

透かし剪定は、髪の毛をカットする際のイメージと同様であり、密集しすぎていたり伸びすぎていたりする枝は適度に透かし剪定を行います。透かし剪定を行うことで、下に生えている枝に日光が当たり、密集している枝を根元から切断することで綺麗な樹形に仕上がるでしょう。

ポイントは、枝が重ならないようにすること、直線的な枝は落とすことです。切り戻しは枝の途中を切断する方法ですが、場合によっては樹形が乱れてしまうため全体をしっかりと観察してから作業を行いましょう。

ステップ①新芽を剪定する【春】

春の剪定では枝を確認して、最初に「ミドリ」と呼ばれる伸びた新芽を剪定します。枝を確認し、黄色い色の新芽を根元から折りましょう。枝が不要なところは根元から取り、一箇所につき2~3本になるように行うとバランス良く仕上がります。

また、葉の部分だけではなく枝についてもY字に仕上げることがポイントです。

ステップ②ミドリを短く切る【春】

ミドリの長さは、2分の1もしくは3分の1程度に短くします。その際に、茶色い通常の花芽は取り除くことがポイントです。春に行う剪定は非常に簡単ですが、松の形を決定する重要な作業であるため、しっかりと観察して綺麗な形になるようにミドリを短く切りましょう。

ステップ③全体を観察する【秋】

養生シートを敷き、上に脚立を乗せて剪定する松を3つの方向からしっかりと観察します。観察する際のポイントは、上から枝の向きを確認し、下から枝の重なり具合を確認し、遠くからバランスを観察することです。全体のイメージを固めることが非常に重要であるため、しっかりと観察しましょう。

ステップ④透かし剪定と切り戻し剪定【秋】

全体の観察をしたら、透かし剪定と切り戻し剪定を行いましょう。先に2つの作業を剪定作業を行っておくことでお、もみあげ作業をスムーズに行うことにつながります。

しかしながら必ずしもこの順序でやらなければならないわけではないです。剪定と同時にもみあげ作業も行ったほうが効率よく作業が出来る場合もあります。作業をやりながら自分のやりやすい剪定方法を見つけてみましょう。

ステップ⑤もみあげをする【秋】

ゴム手袋はせずに芽の下に残っている古い葉を取り除きます。むしり取る際には、先の方に8割ほど葉が残った状態にすることがポイントです。

さらに、虫が付着している場合には虫も同時に落としましょう。秋の剪定は若干手間がかかりますが、自分が望む樹形に仕上げるためにも、また、樹形を維持できるように手入れを継続しましょう。

もみあげは、枝を切断せず下にある葉を手でむしり取る方法です。緑色の葉と色が違う茶色や黒色、黄色になっている葉を特はとくにむしり取っておきましょう。

ハサミは使用せず全て手で行うことがポイントです。中止めやもみあげといった技法を利用して、いずれも松の葉をYの字にすることによって、根から送られる栄養分を効率的に分散させられます。松の状況に適した方法を判断して、技法を使い分けることが重要です。

プロはゴム手袋しないことが多いかと思いますが、初めは手袋付けて安全に注意を払ってやることをお勧めします。

松の剪定で行う芽摘みとは?

芽摘みとは、春から伸びる新芽を取ることを指し、樹形を均等にするために行われます。一定の長さに伸びたタイミングでハサミを使用して切断する技法と、強く勢いのある芽をピンセットで開いたうえで摘む方法が一般的です。

松の剪定で行うミドリ摘みとは?

ミドリ摘みとは、松の新芽が立ち上がったものを取り、ナチュラルな樹形を維持する目的で行います。地域ごとでミドリ摘みのタイミングは異なりますが、手で取れる程度の柔らかさの期間に剪定をすることが一般的です。

ミドリ摘みのおすすめの時期はいつですか?
4月から5月がミドリ(新芽)が伸びる時期です。ここでミドリ摘をしないと樹形がかなり崩れてしまします。必ず行うようにしてください。
ミドリ摘みは年に何回やるのがおすすめですか?
新芽が伸びる春先に1回行うのがよいでしょう。

松の剪定のコツと注意点10個

松の剪定を行う際のコツと、注意点を10個紹介します。手順だけではなく注意点を押さえて行うことで、失敗せず理想通りの樹形に仕上がるでしょう。

プロのアドバイスをお願いします!
初めは一度に多くの枝を切るのではなく、少しづつ切っていくのがいいかと思います。切った場所をよく観察して成長する過程を楽しみながら、どのように切ると枝ぶりが良くなるかを考えながらやってみて下さい。

1.しっかりと道具を準備する

松の剪定をする際には、ハサミや脚立といった必要不可欠のアイテム以外にも様々な道具を準備してから始めることが大切です。具体的には、衣服をゴム手袋、指サック、養生シート、ゴミ袋が挙げられます。脚立に登って高い場所で作業を行うので、滑りにくい靴を履きましょう。

さらに、手首を保護するために指先の部分が開いてある手甲を使用する方法も有効です。松の葉は、長く細い針のような形をしています。剪定をする際に注意しなければ体や手に当たる他、手に刺さる場合もあり怪我をする可能性があるので注意しましょう。

松の葉が刺さって作業に集中できないという場合には、ゴム手袋を使用します。ゴム手袋も、指先がしっかりと動く柔らかいものを選びましょう。ただし、手袋をしたままでは葉をむしる際に不便なため、着脱しやすいものを選ぶこともポイントです。

また、指サックは必需品ではないものの、スムーズに道具を入れ替えられるので脚立や踏み台の上で効率的に作業を行えます。購入する際には持っているハサミの形に適したものを選ぶことが大切です。

高い場所の枝を剪定する枝の剪定に利用する踏み台や脚立は、松の高さに適したものを利用します。脚立の高さが適していないとスムーズに作業を行えなかったり、雑になってしまったりする場合があるためです。

剪定した際に地面に落ちる葉をスピーディーに集めたり、周辺を保護したりする目的で養生シートを使用します。最初に養生シートを敷くことによって、剪定後の片付けが非常に楽になるでしょう。

大きな松の剪定でない場合には、養生シートではなくビニール袋を切って開いたものを代用する方法も有効です。

剪定した枝や葉を捨てる際のゴミ袋も使用します。松の大きさに適したサイズのものを用意しましょう。枝を入れるとゴミ袋が破けてしまう可能性が高いので、丈夫な素材のものを使用することがポイントです。

2.剪定は奥から手前、上から下へが基本

剪定をした後には葉や枝が落ちなかったりぶつかったりすることによって葉や枝が折れ、作りあげた樹形が乱れる場合があります。

奥と手前といった手順ついても同様に、枝を剪定する際には手やハサミでなとで手前の枝や葉を傷める場合があるため、奥から手前方向へ剪定することがコツです。

3.様々な方向からチェックする

松の剪定を行う際に重要なことは、様々な角度から枝を観察することだといえます。様々な方向から見ることによって、混み合っている枝や葉をチェックすることが可能であり、カットするべき枝の場所も把握できます。チェックをし終わったら、混み合った葉を取り除いて樹形を作りましょう。

4.葉はハサミで切断しない

尖っていて細い針にも似ていることが特徴の松の葉は、根元から取り除くために手で取ることが重要です。剪定の際に枝と同時に切り落とすことが多いですが、葉っぱを切断すると樹形が乱れて手で取りにくくなるため、最初の段階から手で取りましょう。

松の葉は短くむしって、下の方は葉っぱを長い状態で残しておくと綺麗に仕上がります。

5.Y 字になるように枝を剪定する

いくつもの新芽や枝が生えていると、中心に栄養分が集中することが特徴です。放置すると周辺の枝と比較して中心部分が早く成長してしまい、ボリュームのある形になりません。

例えば、3本の場合、中心の枝や新芽を取り除くことによって左右の枝が均等に成長し、綺麗な樹形を作れるでしょう。

6.松の状態を見て剪定をするかどうかを判断する

アカマツやゴヨウマツは、強剪定をすることで枯れるリスクがあるので注意が必要です。松が一般的な状態であると判断できるような見た目でも注意しなければなりませんが、特に注意すべき点は害虫被害が見られる場合です。松が健康ではない時に、強剪定は行わないようにしましょう。

7.ゆっくり時間をかけて行う

松の剪定をする際には、スピードではなく慎重に行うことを重要視しましょう。大きなサイズの松ではない場合でも、適度な手入れだけであっても非常に時間がかかります。

暑い時期や個人の性格によってはスピーディーに終わらせたいと考えてしまい、枝を折ったり切ったりする失敗を起こす可能性が高いです。1日で全て剪定を行うのではなく、枝1本1本に時間をかけ、慎重に作業を行いましょう。

8.枝や芽が多い場合には注意が必要な枝が多い

松の剪定をする場合には、どの部分から作業を進めれば良いのか判断できないというケースも少なくありません。枝や芽が多いため、実際に剪定をすると手数が多くなることも特徴です。

さらに、枝が多いことによってどこから切り落とすべきか、初心者では判断できない場合もあるでしょう。不安が残る場合には、失敗する前に業者に依頼する方法が有効です。

9.無理やり刈り込まない

松の剪定をする際には、無理矢理刈り込むことによって樹形が乱れるため注意が必要です。 切り落としても良いと判断して切った部分から新しい枝が生えると、バランスの悪い生え方になり、樹形が乱れることにつながります。さらに、枯れた枝が再度生えるケースもあるため注意しなければなりません。

10.剪定によって松が枯れるリスクがある

「松の剪定が行えれば職人としては一人前である」とされるほど、松の剪定は難しいことが特徴です。

松の剪定は、判断するのが難しかったり目の数が多く手間がかかったりするほか、松の状態を確認して剪定のタイミングを検討したり、剪定しすぎると枯れてしまう場合があります。

さらに、松が大きいと数日に分けて行わなければならない場合もあるでしょう。松の剪定は、職人であっても時間がかかったり手間がかかったりする作業です。また、剪定方法を間違えると枯れる場合もあるので注意しなければなりません。

そのため、松の状態をしっかりと確認し、剪定するタイミングや切る枝、剪定度合いを判断することが大切です。ただし、判断には知識や経験が不可欠だといえるでしょう。

松の剪定を業者に依頼する場合の料金目安

松の剪定を行っている業者の料金形態は、松の本数で決めている場合と時間単位で決めている場合の2つのパターンがあります。

時間単位で料金を設定している場合は、職人1人、1日ごとに支払う日当、時間ごとに支払う時給制の2種類に分かれることが特徴です。本数で料金を設定している業者は、松の小枝の数や種類によって異なります。

松の剪定の料金相場は1本1万5000~2万円であり、剪定費用を抑えたい場合には切り落とした葉や枝は自分で処分をすることでゴミ処理費用を抑えられるでしょう。日当で支払うケースは 1万5000~3万円、時給は1時間で2,000円程度が相場です。

ただし、大きさや枝によって作業に要する時間が異なり、害虫被害があれば駆除をしなければならないため、状況によって料金には幅があるでしょう。そのため、見積もりを依頼して費用の内訳や詳細を確認することが重要です。

まとめ

松の剪定は、十分に準備をしなければ衣服や肌に松脂が付着したり手に葉が刺さり怪我をしたりと、実際に剪定を開始する前の段階でトラブルが起こる場合があります。さらに、感覚で剪定すると、樹形が乱れてバランスが悪くなることにも注意が必要です。

剪定時期を間違えてしまい強剪定を行うことで、松が健康的に成長しなくなるといったトラブルも少なくありません。そのようなトラブルにならないためにも、自分で剪定する際には手順や道具、注意点やコツを押さえて慎重に行う必要があります。

しかし、想像していた通りに剪定をする自信がない、設定をする時間を確保できない人も多いです。また、枯れるといったリスクを避けるためにも、松の剪定は業者に見積もりを依頼し、プロに依頼する方法が有効だといえるでしょう。

イージーオーダーガーデン
小林 直樹
1980年創業の40年近く庭木剪定業界で成長を続けている老舗
株式会社辰巳 二代目。
1980年創業の40年近く庭木剪定業界で成長を続けている老舗
株式会社辰巳 二代目。

【PR】満足度98%!お庭のお手入れお任せください!<日本全国対応>

お庭のお手入れでお困りですか?お庭の剪定・伐採・草刈などのお困りごとにはこちらのサービスがオススメです。

お見積り無料で、あらゆるお庭のお手入れの悩みに対応してくれます。請負賠償責任保険加入で、もしもの時も安心です。お庭に関する悩みを解決しませんか?

“お庭110番"

\日本全国 対応可能/

お庭のお悩み解決します!

 

  • ◆実績多数の上場企業
  • ◆現地ご相談・お見積り無料!
  • ◆お見積り後のキャンセルOK
  • ◆24時間365日受付中

 

ビジネスパートナー募集