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外壁塗装の色の選び方のコツ5個!失敗パターン・おすすめ人気の色は?【プロ監修】

外壁塗装の色の選び方のコツ5個!失敗パターン・おすすめ人気の色は?【プロ監修】

これから外壁の塗り替えを行おうとする方にとって、色選びは重要な課題です。 せっかく塗り替えるのなら今までとイメージチェンジしたいと思っても、色の選び方によって住まいの印象が良くも悪くも変わってしまうので、簡単に決めてしまう訳にはいきません。 またあまりにも個性を出し過ぎてしまうと、周囲の景観に悪影響を与えてしまうことにもなりかねません。 そして一度塗り替えると通常は失敗したからと言って10年は塗り替えることがないので、あらかじめ色に関する正しい知識を身に付けて、後悔のない色選びをしたいものです。 そこで本記事では、満足度の高い色選びをするための方法をご紹介します。


タクトホームコンサルティングサービス代表
亀田 融
東証一部上場企業グループの建設・住宅部門で、約33年間現場監督(注文住宅、賃貸マンション、官庁工事)及び住宅リフォーム事業の責任者として従事。その経験を活かし、会社設立。
東証一部上場企業グループの建設・住宅部門で、約33年間現場監督(注文住宅、賃貸マンション、官庁工事)及び住宅リフォーム事業の責任者として従事。その経験を活かし、会社設立。

外壁塗装の色見本とは?

外壁塗装の色見本の代表的なものには、塗料メーカーが塗料の種類(商品)ごとに作成している色見本と、日本塗料工業会(日塗工)が作成している色見本があります。
色見本は、通常色決めの際に塗装業者が用意してくれます。
塗装業者を決める前に色のイメージが知りたい場合には、日本塗料工業会の色見本を公式サイトから購入することが可能です。(塗料用標準色ポケット版2019年 税込2,915円)
日本塗料工業会が作成している色見本の方が数多くの色の種類がありますが(654色)、原色などが含まれているので全ての色が外壁に向いている訳ではなく、また選んだ色が必ずしも外壁塗料で再現できる訳でもないので注意が必要です。

一方、塗料メーカーが塗料の種類ごとに作成しているカタログの中の色見本の中から選ぶ場合であれば、実際に外壁に塗装した場合の色とほぼ同じになります。
ただし、使用する塗料の種類を先に決めておく必要があります

 

外壁塗装の色の選び方のコツ5個

外壁の色選びに失敗しないためには、事前に選び方のコツを知っておくことが大切です。
ここでは満足度の高い外壁塗装の色選びのコツを具体的に紹介したいと思います。

1.面積効果に注意する
面積効果とは全く同じ色なのに、面積が大きくなるほど明るく薄く見えて、面積が小さくなるほど暗くて濃く見えることをいいます。
外壁は面積が広いので、実際に塗装すると色見本で選んだ色の印象よりも明るい色に感じます。
また、多少色が付いていても想像以上に白っぽく見えてしまうので、面積効果を考慮して少し濃い目の色を選ぶのがコツです。
色見本の色よりも彩度・明度が低い濃い目の色を選んでおくと広い面積になった時に少し明るく見えるため、イメージに近くなるはずです。

2.サッシ、ドア、屋根の色とのバランスを考える
外壁の色を決める上では、サッシ、ドア、屋根の色との相性が重要になります。
屋根も外壁と同時に塗り替える場合でも、アルミのサッシ枠や玄関ドアは塗装することができないので、元の色が残ってしまいます。
外壁単体で見ると非常に良い色でも、サッシや玄関ドア、屋根の色と合っていなければバランスの悪い配色になってしまいます
特にブロンズ、ブラウン系のサッシの場合には、外壁にもアイボリーや同系色の色を選ぶなどの配慮が必要になります。
また屋根が和風の瓦屋根なのに、外壁の色を洋風にするなども避けた方が無難です。

3.色見本やカラーシミュレーションとは同じにならない
実際の外壁塗装では、色見本やカタログの施工写真、ソフトや専用ツールを使用して作成したカラーシミュレーションと全く同じ見え方にはならないので注意が必要です。
色は同じシミュレーションでも、ディスプレイ(画面)の明るさ設定によって印象が異なります。
また色見本も、室内で見るのと室外で見るのとでは色の明るさがだいぶ異なります。
したがってできるだけ仕上がりイメージを近付けるためには、塗装業者に大きめの色見本の作成を依頼して、実際に外壁面に置き、太陽光のもとでチェックすることが大切です。
また晴れた日の見え方と、曇天や雨天の日の見え方なども併せてチェックしておくことをお勧めします
カラーシミュレーションはあくまでも参考程度として考え、色の最終的な決定の際には必ず大きめのサイズ(少なくともA4サイズ程度)の色見本を実際に外壁にあてがって確認する様にしましょう。

4.ツヤの加減を考慮する
外壁の塗装では、ツヤの加減でも仕上がりの印象が大きく異なります。
ツヤの加減は、ツヤ無し(ツヤ消し)、三分ツヤ、五分ツヤ(半ツヤ)、七分ツヤがあり、塗料メーカーが製造する際にはすでに決まっていて、現場で塗装業者がツヤの加減を調整する訳ではありません。
したがって色を選ぶ際には、ツヤの有無も決める必要があります
ツヤ加減はイメージが湧かないとなかなか選ぶことができないので、近所の家を色々と見て回って、自分のイメージに合う家を塗装業者に伝えておくと良いでしょう。
必ず晴れた日の屋外で色見本を使って、ツヤの加減を確認しておくことが大切です。

5.近隣住戸とのバランス
外壁の色は、自分の好きな色を自由に選びたくなる方も多いと思います。
しかしあまりに奇抜な色や派手な色、個性的な色は控えた方が無難です。
周囲の家とのバランスは、街並みとしての良好な景観を保つ上で重要な要素になります。
また市区町村によっては、街の景観を損なわないために建物の外観の色を制約する「景観ガイドライン」が定められている場合があるので注意が必要です。
いずれにしても、周囲の環境を大きく損なうことがない様に配慮しましょう。
一般的には街並みとして捉えた上で違和感がない様に、周囲と調和がとれた親しみやすい色を選ぶと好感度が高くなります。

外壁塗装の色選びでよく失敗するパターン5個

前章で外壁の色選びで失敗しない方法をご紹介しましたが、失敗例を良く知っておくことも重要です。
本章では色選びで失敗してしまうパターンを5つご紹介します。

1.思っていたイメージと違う
最も多い失敗例実際に仕上がった状態を見た時に、思っていたよりも色が薄い、暗い、色が濃すぎる、明るすぎるなどです。
少し大きめの見本で念入りに確認したとしても、実際の外壁は見本よりもはるかに面積が大きく、太陽光のあたり具合によっても色はだいぶ違って見えます。
色に対する強いこだわりがある場合には、契約して色を決めた後に実際の外壁に1㎡程度の試し塗りをしてもらう様にあらかじめ塗装業者に依頼しておくと良いでしょう。

2.汚れが目立つ
色によっては雨や埃の影響で、塗装してからそんなに時間が経たないうちに雨垂れや黒ずみ、埃などの汚れやカビやコケ、藻などが目立つ様になることがあります。
白や濃い色は特に汚れが目立ちやすいので、これらの色を採用したい場合には、親水性が高くて汚れが付きにくい低汚染機能を持った塗料や、防カビ・防藻機能に優れた塗料を選ぶ様にすると良いでしょう。

3.色あせが激しい
赤や紫、黄色などの原色に近い色は顔料が紫外線による影響を受けやすいために色あせが顕著に現れ、経年劣化で色が薄くなっていくのが非常に良く目立ちます。
また一般的には、暖色系の色ほど色あせしやすいと言われています。
したがってこの様な色で塗り替えた場合には、同じ時期に塗り替えた他の家よりも古びた感じに見えてしまうので、メンテナンス周期が短くなる傾向があります。

4.想像以上に派手で目立つ
実際に仕上がってみると、カラーシミュレーションで見た時よりも派手すぎて周囲から浮いてしまったといったケースが時々あります。
外壁の色は周辺の建物の色によっても大きく印象が変わるので、単独で確認するだけでなく周辺の家と並んだ時のことを想像して検討することが大切です。
また塗料のツヤの程度によっても色の印象が大きく変わります
ツヤが多いと表面に光沢が出てテカテカするので、派手目の印象になります。

5.ツートンカラーの配色で失敗
外壁をツートンカラーで塗り分ける方法はお洒落でイメージチェンジにもなるので、近年は人気があります。
しかしその一方で、配色が悪くてまとまりのない印象になってしまうケースが少なくありません。
また色の組み合わせによっては非常に派手になってしまったり、見る人に不快感を与えてしまったりすることにもなりかねません。
外壁を2色以上で塗り分ける場合には、施工事例などを参考にして配色パターンやカラーコーディネートを十分に検討することが大切です。

外壁塗装でおすすめの人気の色

外壁塗装ではどの様な色が人気があるのでしょうか。
近年の人気のカラーは以下の5つになります。
・ベージュ、アイボリー系
・グレー系
・ブラウン系
・ホワイト系
・ネイビー(濃紺)


ベージュ、アイボリー系は埃が目立たず和風住宅にも洋風住宅にもマッチするので、長期に渡って人気のある色です。
また周囲の家とも良く馴染むので、外壁の定番色とも言われています。

グレー系やブラウン系は、外壁の汚れやコケ、カビなどが目立ちにくく、落ち着きと重厚感がある外観になるので、比較的無難な色といえます。

ホワイト系は清潔感があって、すっきりとしたスタイリッシュな印象がメリットです。
ホワイト系で塗り替えると、まるで新築の様になるのも人気の要因です。
一方で、汚れが目立ちやすいという欠点があります。

ネイビー(濃紺)はスタイリッシュでモダンな印象があるため、近年は多くの住宅の外壁の色に採用される様になりました。
ただし既存のサッシがブラウン系の場合にはあまりマッチしません。

外壁塗装で汚れが目立たない色

外壁の汚れの原因となるものには、雨垂れや砂埃などの雨や風の影響によるものの他に、大気汚染、油汚れ、カビ、コケ、藻などがあります。
これらの汚れの付着は経年と共に避けることはできませんが、塗り替えの際に選ぶ色によって目立ちにくくすることができるので、色を選択する上では重要な要素になります。
外壁に付着する汚れのほとんどが、薄茶色や黄土色、グレー系の色なので、外壁をこれと同系色の色にすることで汚れを目立たなくすることができます。
すなわち、外壁をグレーやベージュ、アイボリー、薄いブラウンなどで塗装すると、汚れが付着しても外壁の色と同化するためあまり目立ちません。
外壁の色に対して特に強いこだわりがないようでしたら、これらの色の中から選ぶことをお勧めします。
また白の外壁は汚れが目立つことは良く知られていますが、黒も汚れが目立つので注意が必要です。



外壁塗装で風水に良い色

外壁を塗り替えるのなら、「風水を採り入れて運気が上がる色にしたい」とお考えの方も少なくないでしょう。
風水は1990年代に国内でブームになり、当時は住宅を新築する際にも風水を気にする方がたくさんいました。

ただし、風水では、その住宅が置かれている環境全体を考慮しなければならず、外壁の色についてはどんな運気を上げたいのかによって、どの方向にどの色を使用すれば良いのかが決まります
たとえばホワイトは風水でも浄化の効果が高いとされていますが、北西の方向に採用した場合に特に高い効果を発揮するといった具合です。
同様に風水では黄色は金運がアップすることで知られていますが、効果の高い方角は西といわれている一方で、北東の壁に塗ると運気が下がると言われている様です。
この様に運気を高める効果がある色でも、使う方角によって効果が大きく変わります。
外壁塗装で風水による効果を期待する場合には、住まいの外壁がそれぞれどの方向を向いているのかを確認しておくことが必要です。

外壁塗装で色あせしやすい色・しにくい色

色あせは退色とも呼ばれていて、外壁塗装では経年劣化による色あせは避けることができません。
色あせが発生する原因は主に太陽光による紫外線の影響ですが、風雨による物理的な影響や酸性雨の影響もあると言われています。
すなわち色褪せは塗料に含まれている顔料が、紫外線などの影響を受けて破壊されてしまうことで起こります
塗料が色あせすると、非常に古びてみすぼらしく見えるので、できるだけ色あせしにくい色を選ぶことが大切です。
では色あせしやすい色としにくい色にはどんな色があるのでしょうか。
前にも少し触れましたが、一般的には原色に近い鮮やかな色や暖色系の色ほど色あせしやすいといわれています。具体的には、赤や黄色、紫などです。

一方では、紫に近いと思われる青は色あせしにくいと言われています。
また白や黒も色あせしにくい色ですが、いずれも汚れが目立ちやすいという欠点があります。
比較的色あせに強くて選びやすい色としては、薄い茶系の色や黄土色などの落ち着いた色がお勧めです。

二色(ツートン)の外壁塗装は?

近年は新築住宅でも、外壁を二色に塗る分けるのが流行です。
塗り替えの場合にもシンプルカラーをベースにして、アクセントになる様に濃い色を塗ることで、とてもお洒落でスタイリッシュな外観にイメージチェンジすることができます。
塗り分けの方法としては、1階と2階を別の色で塗り分ける、ベランダやバルコニー、玄関廻りなどの凹凸部分だけ色を変える、白系の外壁をベースに濃い色で縦のラインを入れるなどが代表的です。
1階と2階の塗り分けは重厚感を、縦のラインを入れると洗練された雰囲気を演出する効果があります。
塗り分けの色としては、ベージュベース+ブラウン系、白ベース+ダークグレー、白ベース+ネイビー、淡いグレーベース+黒などがお勧めです。
無難な仕上がりにしたい場合には、茶系統を中心としたアースカラーの濃淡を組み合わせる様にすると良いでしょう。
そしてツートンカラー仕上げにする場合には、同系色か彩度が同じくらいの色を選ぶと比較的間違いがありません

外壁塗装で濃い色のメリット・デメリット

近年は外壁の色に黒やネイビー(濃紺)などの濃い色を選ぶ方が増えている様です。
外壁に濃い色を使うと他の家にはない強いインパクトがあると共に、重厚感や高級感、都会的でお洒落な雰囲気などを演出することができます

しかし一方では太陽の熱を吸収しやすいので、夏場には室内の温度が高くなる恐れがあります
断熱対策がしっかりと施された新築住宅であればそれほど大きな問題にはなりませんが、断熱対策が不十分な住宅を塗り替える場合には、住環境が著しく悪化してしまう恐れがあります。
したがって断熱性能に不安のある住宅での採用は控えた方が良いでしょう。

また、濃い色は紫外線を吸収しやすいので、外壁が劣化しやすくなるのもデメリットになります。
さらに濃い色の外壁は、砂埃や鳥の糞などの白っぽい汚れが目立つので注意が必要です。

まとめ

外壁の色によって住まいのイメージは大きく変わります。
また、色によって経年劣化の度合いや汚れの目立ちやすさに差が出るばかりでなく、街の景観に悪影響を与えたり見る人に不快感を与えてしまったりすることもあります。
したがって色選びにあたっては単に自分の好きな色を選べば良いという訳ではなく、街並みや周辺の家との調和、メンテナンスのしやすさなど多方面から検討しなければなりません。
また仕上がりのイメージが違ったなどということがない様に、色選びの基礎知識を身に付けておくことが重要です。
本記事を満足度の高い色選びに役立てていただけたら幸いです。

タクトホームコンサルティングサービス代表
亀田 融
東証一部上場企業グループの建設・住宅部門で、約33年間現場監督(注文住宅、賃貸マンション、官庁工事)及び住宅リフォーム事業の責任者として従事。その経験を活かし、会社設立。
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