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ムクドリ対策方法3個とおすすめグッズ5選!業者に依頼する場合の費用相場も

ムクドリ対策方法3個とおすすめグッズ5選!業者に依頼する場合の費用相場も

ムクドリの大量発生に悩んでいる場合や、敷地内に巣を作られる可能性がある場合、ムクドリ対策を行って追い払う必要があります。ただし、ムクドリ対策は正しい方法で行わなければ罰せられる可能性があるため注意が必要です。そこで、ムクドリの正しい対策方法や業者に依頼した場合の費用を紹介します。


ムクドリは、茶色い頭、体とくちばしがオレンジ色で小さく見た目は可愛い鳥です。1匹であれば可愛いですが、大量発生すると糞や鳴き声が原因で住宅や町に被害をもたらします。ムクドリの大量発生については、全国の自治体で様々な対策を講じているほどです。

そこで、ムクドリの主な被害や自治体での取り組み、個人の自宅付近でムクドリが大量発生している場合の対策方法について紹介します。ムクドリ対策を行うにあたっては注意点もあるため、しっかり確認してから対策を行いましょう。

ムクドリの特徴と生態

ムクドリは、スズメ目ムクドリ科の鳥であり、体長はおよそ20cmと、鳩より小さくスズメよりも少し大きい程度のサイズです。

胸と翼は茶色、頭部と腰には白い模様が混じっており、くちばしや足は黄色やオレンジ色をしています。オスとメスによっても色が異なり、オスは腹や胸が黒色、メスはオレンジ色をしていることが多いです。

日本全国に分布しており、北で暮らしているムクドリは冬の時期に南に移動する傾向があります。雑食であり、果物や植物の種、幼虫を食べることが特徴で、地面にいる虫を探したり木の枝で木の枝になっている果物を取ったりしながら生活している鳥です。

特に平野や低い山に生息しており、都市部にも多く、畑や民家周辺でも確認されています。巣は、大きく枝が細いケヤキに作るケースが多く、夕方になると巣から出て周辺の建物や電線にとまり、日が暮れると巣へ戻ることが特徴です。

ムクドリは、鷹やカラスに狙われる鳥ですが、近年ではカラスの数が減っておりムクドリの数が増えています。

ムクドリの被害

ムクドリは、ムクドリ同士がコミュニケーションを取るために大きな声で鳴き、数千、数万羽の群れで集まるので騒音被害が起こりやすいです。

都心部では夜遅い時間でも街灯やネオン、ビルの影響で明るいため、日が落ちてからもムクドリは巣に戻らず常にコミュニケーションを取り続けます。そのため、遅い時間でもムクドリの鳴き声による騒音問題が起こっているのです。

さらに、ムクドリが大量発生することによって糞が原因で悪臭を放ったり、ウイルスに感染したりといった懸念もあります。

糞が原因の被害はムクドリ以外の鳥でも起こりますが、ムクドリは群れで飛んでいる時に糞をするケースが多く、ムクドリが群れで糞をすることになるため被害が大きいでしょう。

また、ムクドリを含め、野鳥の糞はウイルスや菌を媒介する便にも注意が必要です。糞が乾燥して菌が舞い上がったり、糞に触れたりすることによってウイルスに感染する可能性があります。さらに、大量の糞は街の景観を損ねる点も被害のひとつだといえるでしょう。

ムクドリの対策方法3個

いくつかの対策方法はありますが、ムクドリは賢い鳥であり、確実に駆除できる方法はわかっていません。様々な自治体で対策を行っているものの、確実に追い払う方法はないといえます。しかし、ムクドリを自宅周辺に「近寄らせない」ようにする対策方法はあります。

①ムクドリが住み着く木を切る
庭の木といった自分の敷地内でムクドリが巣を作っている場合、枝や木を切る方法が有効です。住み着く木が なければ、ムクドリはその場所で住めなくなるので大量発生することもないでしょう。

②ムクドリを寄せ付けない天敵の声や形状のグッズを使う
ムクドリに効果的な市販の鳥対策グッズは、カラスや犬といったムクドリの天敵の声が出るスピーカーや、天敵の形をした置物などです。ただし、天敵の形をした置物やスピーカーについては、模した天敵の習性に合わせて設置しなければなりません。

例えば、カラスの置物であれば、カラスが主に活動する時間に合わせて設置する必要があります。カラスの活動時間外に設置すると、学習能力が高いムクドリに偽物だと見破られるためです。

③ムクドリの侵入を防ぐグッズを使う
手頃な価格で購入できるスパイクや網を使用するのもよいでしょう。網は、目が細いものを使用しなければ小さなムクドリが網目から入ってしまうため注意が必要です。網は軒下といった解放されている箇所に、部分的に使用します。

スパイクは、ムクドリがとまっているケースが多い場所に設置する方法が有効です。確実に追い払うことは困難ですが、巣を作ったり糞の被害を最小限に抑える効果は期待できます。

ムクドリ対策おすすめグッズ5選

ムクドリが巣を作らないように、また、自宅の敷地内で繁殖させないための対策グッズを紹介します。比較的狭い範囲に効果的なグッズと、広範囲のムクドリ対策に効果的なグッズをチェックし、対策を講じたい場所に合わせて選びましょう。

①キンボシ(KINBOSHI) 鳥よけネットナチュラル7430
キンボシの対策グッズはサイズが幅2m×高さ4m、色はホワイトで、自宅の外観や自宅から見える景色を損ねないよう工夫されています。網は光を反射することも特徴で、自宅の中が明るくなる効果も期待できるでしょう。

網の大きさは9mmと非常に細かいので、身体が小さいムクドリの対策にも最適だといえます。取り付けロープが付属しており、ロープは3mあるためベランダをガードするのに十分な長さです。

サイズを調整したい場合にもカットしやすく、軽量で結びやすいことから、ユーザーからも高評価を得ています。

②第一ビニール 鳥よけシート2枚入
樹脂でできた剣山タイプのシートで、柔らかい作りのため巻きつけたり折り曲げたりすることが可能です。手すりやライトにも取り付けられます。

サイズは幅12.2cm×長さ51.2cm×高さ(剣山部分)5.3cmですが、ハサミでカットしてサイズを調整できることが特徴です。剣山を使ったムクドリ対策をする場合、ムクドリが止まらないよう、剣山を隙間なく敷き詰めましょう。

③コンパル(COMPAL) 防鳥トルネード
商品名の通り、風が吹くと回転するトルネードタイプの商品です。長さ49cmと、景観を損ねることなく手軽にムクドリ対策を行えます。

ただし、ムクドリが自宅周辺に近付いてからでは十分な効果が期待できないため、早めに設置しましょう。紐部分は雨風の影響を受けやすいため、気になる場合には丈夫な紐に付け替える方法が有効です。

④福農産業 ソーラー式防獣/防鳥アラームSA-55
モーションセンサーが搭載されており、ムクドリを感知したらライトとアラームを使って追い払うことが可能です。ソーラー発電で動くのでコードがなく、場所を選ばず設置できます。

アラーム音は犬が吠える音、サイレンなど、8種類の音が順番に鳴る仕組みです。ただし、アラームが鳴るため、マンションのベランダや都心の住宅街での使用は騒音トラブルに発展する可能性があります。

そのため、住宅が密集していない場所、畑といった比較的広範囲のムクドリ対策をしたい場合に使用しましょう。

⑤Atmu フクロウモデル2個セット
光沢と立体感があるフクロウを模したグッズであり、太陽の光が反射してムクドリを追い払います。場所を選ばず使用できるので、ベランダといった狭い場所でも簡単に設置できるでしょう。価格も手頃なため、気軽に使用できるムクドリ対策グッズです。

ムクドリ対策する際の注意点

ムクドリ対策をする際には、ムクドリを殺さないようにすることが非常に重要です。ムクドリを含め、国内に生息している野鳥は鳥獣保護管理法に基づいて保護されているため注意しましょう。

万が一殺してしまった場合や、ムクドリの巣にいる卵やヒナに対して故意に危害を加えた場合にも法律で罰せられます。ムクドリは狩猟鳥に分類されているものの、資格や許可がない人は駆除できません。

殺すだけではなく危害を加えるだけでも罰せられる場合がありますが、市販されているグッズを使って「追い払う」程度であれば問題ありません。

ムクドリ対策は自治体でおこなってくれる?

全国でムクドリの被害が確認されており、全国の自治体でも様々な取り組みが行われています。全国から多くの観光客が訪れる場所では、糞によって汚された場所の清掃やムクドリが巣を作りやすい木の剪定を行っているのです。

自治体の対策のうち、街路樹を切ることによって一定の効果があったと報告されていますが、樹形が変わらないよう、樹勢が衰えないようにすることは簡単なことではありません。

自治体で行われているその他のムクドリ対策としては、街路樹にネットをつける、ムクドリが嫌う忌避剤を設置する、電飾をつける、サーチライトで追い払うなどが挙げられます。

いずれもムクドリ対策に一時的な効果が確認されていますが、ムクドリは賢いので徐々に慣れてしまい効果が薄くなりやすく、ムクドリ対策は大きな課題です。

ムクドリ対策を業者に依頼する場合の費用相場

ムクドリ対策を業者に依頼した場合の費用は3万円程度ですが、ムクドリが巣を作っている場所によって費用が異なります。

ムクドリの巣を除去する場合には多くのゴミが出るうえに、わずかな隙間で作業をしなければなりません。そのため、基本料金だけではなく作業料金やゴミの処分料のほか、業者によっては高所での作業に追加料金がかかるケースもあるでしょう。

また、ムクドリが再度侵入しないよう補修まで行う場合には更に費用が高くなるため、ムクドリ対策を依頼する際には見積もりを依頼することが大切です。

まとめ

ムクドリは本来被害をもたらす鳥ではなく、害虫を捕食する鳥として良い影響をもたらしてくれるものでした。しかし、森林伐採によって住む場所をなくしたムクドリが街に住み着くようになった結果、ムクドリが害獣として認識されるようになったのです。

市街地で、ムクドリと人間がそれぞれ快適に暮らすことは困難でしょう。そのため、徐々に山へ返すためにムクドリ対策を行う必要があります。

個人で対策することは簡単ではなく、さらにムクドリや卵やヒナがいる状態の巣を駆除すると法律違反になる可能性があるため注意が必要です。ムクドリ対策グッズを使用した対策以外の巣の撤去といった作業については、業者に依頼をして正しい方法で対処しましょう。

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