ベランダで洗濯物を干している時やガーデニング作業をしている時など「気付かないうちに虫に刺されていた」という経験はありませんか?また「見たことのない虫が自宅の中に発生していた!」という怖い経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
特に春や夏の虫が活動的になる時期はベランダや庭の屋外はもちろん、自宅の中で虫が発生するケースも増えてしまいます。
そこで本記事では植物のなかで虫除け効果が期待できる植物の種類や育て方のポイント・活用方法について紹介します。
虫除けの植物の効果は?
植物のなかでも、特にハーブ類は虫除け効果が高いことや自宅で育てやすいことが特徴です。飲み物や料理にも利用でき、香りが特徴のハーブ類のなかには虫除け効果が期待できる種類もたくさんあります。
ベランダや庭においても大きすぎる存在感や違和感もないため、虫除けのためにハーブ類を育てる人も多いです。ハッカは海外から輸入されたものであるという印象を持つ人も多いですが、実際には日本でも虫除け効果が期待できる植物として昔から利用されていました。
ハーブ類については虫が嫌う匂いであるシトラール、カンファーといった成分が含まれるものがあります。シトラールはハッカにも似た爽快感がある匂いであり、カンファーは防虫剤に使われる成分です。それぞれ虫が嫌う匂い成分であり、高い虫除け効果が期待できます。
虫除けの植物が効果的な虫とは?
虫除けのために植物を利用した場合、ダニやノミなど小さな虫を寄せ付けない効果が期待できます。虫が発生しやすいベランダや庭に置くことで、アレルギーやかゆみといった害をもたらす小さな虫除けに役立つでしょう。
一方、紙魚やゴキブリについては植物による虫除け効果がほとんど期待できないため、ゴキブリなどが寄りつかない清潔な環境を作ることが大切です。
虫除けに効果的なのは植物だけ?土も超重要!
植物を購入した際、清潔な土に入れ替えることが実は最強の虫除け対策になります。
なぜなら土の中には「虫の卵」がすでに産み付けられている可能性があるから。せっかく虫除け効果のある植物を置いても、すでに土の中に卵があると充分な虫除け効果は期待できないでしょう。
特に腐葉土や有機肥料を使った土などは虫にとっても栄養が豊富。栄養分が多い土の中で孵化した虫は一気に増殖してしまいます。
今現在「プランターの周りに虫がわいて困る」という方も、土を清潔なものに入れ替えるだけで虫の悩みが解決するかもしれません。
以下で虫のわきにくいおすすめの土を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
虫除け効果のある植物とセットで最強の対策! ■人気No.1の清潔な土「ゴールデン粒状培養土」
アイリスオーヤマ
ゴールデン粒状培養土
ゴールデン粒状培養土は製造工程で約200℃もの高熱処理をして殺菌された土。開封時に虫の卵や幼虫が混入している可能性はほぼゼロといえるでしょう。
水ハケが良く底石の必要もないので、根腐れも起こしにくい!室内で観葉植物を楽しむならこれ1つで簡単にお世話を楽しめます。
虫除けに効果的な植物15個と育て方
植物は虫が寄ってくるものであるというイメージを持つ人も多いですが、ハーブを含め、香りが強い植物であれば虫除け効果が期待できるものもたくさんあります。
ベランダや玄関、室内の窓周辺に置いた植物の虫除け効果で、自宅の中に虫が侵入することを予防できる場合もあるのです。庭やベランダに市販の防虫物を置くだけではなく、見ていて癒される植物を利用して虫が近寄らないように対策をしましょう。
虫除けに効果的な植物で、玄関に置くのがおすすめのもの、室内に置けるものなど、自宅で育てやすい種類を15個紹介します。
- ミネラルニーム:200種類以上の虫に対して防虫効果を期待できる!
- ユーカリ:可愛いけれど葉っぱに毒あり。
- アロマティカス:ぷっくり可愛い多肉植物ながら虫除け効果バツグン
- センテッドゼラニウム:葉っぱの匂いが強く虫が嫌がる。
- タイム:蚊が嫌う臭い。消臭・防腐効果で料理にも使用される。
- 除虫菊(シロバナムシヨケギク):生花の匂いを虫が嫌う。
- ペパーミント:L-メントールで虫除け効果が期待できる。
- ハッカ:L-メントールの多い和ハッカがおすすめ。
- レモンユーカリ:蚊が嫌いなシトロネラールが含まれる。
- バジル:バジルの成分・シネオールは特に蚊が嫌う成分。
- 月桃:カンファーやシネオロールが含まれ古来から利用。
- レモングラス:虫が嫌うシトラールを含む。
- 蚊連草:シトロネラと、ゼラニウムの掛け合わせが強力!
- タンジー(ヨモギギク):防虫効果以外に強力な殺菌力も。
- ラベンダー:リラックス効果と虫除けが同時に期待できる。
- マリーゴールド:根周辺につく菌でまわりの植物も虫から守る。
それぞれの植物の特徴と、育て方のポイントについて詳しく確認していきましょう。各植物がお手頃価格の購入サイトリンクも掲載しています。ホームセンターなどでは手に入りにくいハーブ類がお手軽に購入でき、なおかつ口コミが高評価の購入サイトを厳選しました!気になった植物があれば参考にしてみてくださいね。
虫除けに効果的な植物|室内版 ■部屋がおしゃれに!虫除け効果のある観葉植物3個
室内の虫除けに効果的な観葉植物|その1 ①ミネラルニーム
ミネラルニーム
ニームはインド原産の植物で、200種類以上の虫に対して防虫効果が期待できることが魅力です。ニームだけで虫を寄せつけない効果が期待できるのでメリットが大きいですが、他の植物に散布するとさらに植物に害虫がつくことを予防できます。
ニームの栽培は風通しがよく日当たりの良い場所で育てましょう。インド原産の植物であるため、暖かい環境や乾燥している場所で育ちやすいです。
反対に寒さには弱いので、寒い日には室内に入れて管理をしなければ枯れてしまうので注意が必要です。冬の昼間の日が出ている時間は外に出し、夕方から夜の時間は室内に入れておきましょう。
室内の虫除けに効果的な観葉植物|その2 ②ユーカリ
ユーカリの葉っぱには毒があるのでほかのハーブのように料理に使用されることはありません。しかし、他の植物と寄せ植えにするために利用されることが多いです。
ユーカリは銀色の葉が特徴で、最近ではおしゃれなインテリア植物として人気を集めています。地植えにすると大きく育ちすぎてしまうので鉢植えにしましょう。
ユーカリを購入する際には葉が黄色くないもの、主幹がしっかりしているものを選びます。ユーカリは夏と冬を避け、春や秋に植え付けることがポイントです。ユーカリがある程度育ったところで支柱を立てます。
ユーカリは大きく育つので、主幹が細く長く伸びると不安定になり倒れる可能性があるため注意しましょう。ユーカリを剪定する場合は、春か秋の天気が良い日に行います。ユーカリは極端な暑さや寒さに弱いため、夏と冬の剪定は避けることが大切です。
また植え替えや鉢替えは1~2年に1度行います。綺麗に育った状態の鉢植えも販売されていますが、初心者でも苗から育てやすいことが魅力。ユーカリは乾燥している場所でもしっかり育つ植物で、肥料を与えたりひんぱんな水やりをしなくても大きく育ちます。
室内の虫除けに効果的な観葉植物|その3 ③アロマティカス
アロマティカス
ぷにぷにとした丸い葉が印象的なアロマティカス。甘く瑞々しい香りは置くだけでお部屋が爽やかな空間になること間違いなし。
可愛らしい見た目とは裏腹に虫除け効果はバツグン!過去には「ゴキブリを寄せ付けない最強ハーブ」として特集されたこともあるのです。
虫除けに効果的な植物|屋外編 ■庭やベランダの虫除けに効果的な植物13個
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その1 ①センテッドゼラニウム
ゼラニウムの中でも、センテッドゼラニウムと呼ばれる種類の植物は、特に葉っぱの匂いが強い植物です。そのため虫除けを重視したい場合に最適な種類といえるでしょう。
センテッドゼラニウムは見た目の美しさで楽しめるゼラニウムと比較して、香りが強くなるように品種改良されたもの。センテッドゼラニウムをはじめとする虫除け効果が期待できるハーブ類は丈夫であり、初心者でも育てやすいことが魅力です。
センテッドゼラニウムは庭で植えるのであればほとんど水を与えなくても育てられるので、気軽にチャレンジできるでしょう。
センテッドゼラニウムは園芸店で多くの種類が販売されています。苗や株を購入し、枝の先端は10cmほどカットして下の葉っぱを除去して植えましょう。土は若干アルカリ性のもので、挿し木で増やした苗は春と秋に植え付けることがポイントです。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その2 ②タイム
タイムは料理で使用されるハーブとして有名ですが、虫除け効果が期待できる種類の植物でもあります。ハーブセットとして市販されているもののなかにはタイムが含まれているケースが多く、ローリエといった料理用のハーブと組み合わせて使用されるのが一般的。
タイムは消臭・防腐効果も期待できることから肉料理に使用されることが多いですが、蚊が嫌う匂いであり虫除け効果が高い植物です。
タイムは2種類に分けられ、料理に使用するコモンタイムのほか、横に成長することが特徴のクリーピングタイムと呼ばれるものもあります。クリーピングタイムは立性であり、上に伸びることが特徴です。
玄関やベランダなどに飾る場合なのか、寄せ植えをして他の植物と合わせるのかによって2種類のタイムから選択しましょう。
タイムは植物のなかでも寒さに強く、冬に1度枯れたような姿になった場合も春になれば元の姿に戻ります。ただし湿度が高い場所を嫌うため、水はけのよい土を使用することがポイントです。ハーブ用の土としてホームセンターなどで販売されているものを使用すると良いでしょう。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その3 ③除虫菊(シロバナムシヨケギク)
除虫菊の生花は虫が嫌う匂いを発生するため、虫除け効果が期待できる植物のひとつです。除虫菊はマーガレットに似た白い可愛い花をつけるので、虫除けだけではなく癒し効果も期待できますね。明治初期に虫除けの薬剤を作るために輸入された植物で、香取線香の材料として使われたことでも有名です。
除虫菊は背が高い植物のため、初夏から梅雨明けまでに高さは60cmほどになります。大きなサイズのプランターや鉢に植える、もしくは剪定して小さな状態にしてから植えることが大切です。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その4 ④ペパーミント
ペパーミントは海外産のハーブであり、虫除け効果が期待できるL-メントール成分が特徴です。ペパーミントは室内に置けば虫除け効果だけではなく、消臭効果も期待できることがメリットといえます。
鉢やプランターを利用して室内で育てることができ、料理に活用されることも多い種類です。ペパーミントは室内屋内問わず、簡単に育てられることから初心者におすすめできる植物。
ペパーミントの苗を選ぶ際には節の間が伸びすぎておらず、葉の色がきれいで茎が丈夫そうな物を選びましょう。株を揺らしてみて根が不安定なものは避けます。
種まきに適しているのは春、植え付けは真夏以外に行うことがポイントです。直射日光が当たる場所に置くと葉が劣化するので日陰に置きましょう。収穫に適しているのは5月下旬~9月ですが、基本的に1年を通して収穫できます。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その5 ⑤ハッカ
日本の和ハッカはL-メントール量が多いので香りが非常に強いです。ハッカは蚊やノミだけではなく、ゴキブリといった大きな虫に対してもある程度の虫除け効果が期待できます。
ハッカは土質を選ばないことも特徴で、多少湿った場所を好む傾向にありますが乾燥している場所でも育つので育てやすいでしょう。
市販の培養土のほか、ハーブ用の土や観葉植物の土でも問題ありません。市販の土に1割程度赤玉土を加えて、保水力を上げる方法が有効だといえます。
ハッカは秋~冬の時期にかけて花を付けることが魅力です。ハッカの苗はほかの植物と比較して価格が手ごろであり花壇や鉢植えなどさまざまな方法で育てられるので、玄関周辺に置くことで手軽に虫除け効果が期待できます。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その6 ⑥レモンユーカリ
レモンの香りが特徴のレモンユーカリは、蚊が嫌う成分のシトロネラールが含まれていることが特徴。また、シトロネラと呼ばれる植物と比較すると含有率がより高いことが魅力です。
レモンユーカリは日が当たるベランダや庭での栽培に適しています。ただしレモンユーカリは寒さに弱いため、冬の時期は鉢植えを室内に置くと良いでしょう。一方で乾燥には強いので、こまめに水を与える必要はありません。水を与え過ぎると根腐れするので注意が必要です。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その7 ⑦バジル
バジルは料理だけではなく虫除け効果が期待できる植物として役立ちます。バジルに含まれているシネオールと呼ばれる成分は虫の中でも特に蚊が嫌う匂いであり、キッチンや玄関・ベランダに置くだけでも高い虫除け効果が期待できます。
バジルは日が当たる場所に置いて管理しましょう。そのため室内に置く場合は窓際に置くことがポイントです。20cmまで育ったら上の部分を摘心して、わき芽を成長させます。摘心を繰り返すと多くの葉がつき、長い間楽しめるでしょう。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その8 ⑧月桃
月桃は暖かい地域では有名な植物であり、カンファーやシネオロールといった虫除け効果が期待できる成分を含んでいます。そのため昔から虫除け効果がある植物として利用されていました。
20度以上で発芽するので、4月下旬~5月に実から種を取り出してポットに小粒の赤玉土を入れて蒔きます。土が乾燥しないよう水やりをしながら日陰で育てれば、3ヶ月程度で芽が出るでしょう。
日当たりや気温によって鉢植えを置く場所を変更することがポイントです。また植えつけは苗よりも一回り大きいサイズの鉢を選びましょう。気温が5度以下になる冬の時期は室内に入れて育てることも大切です。
月桃はインテリアとして楽しめるうえに虫除け効果も期待でき、比較的育てやすいなどメリットが大きい植物です。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その9 ⑨レモングラス
レモングラスは名前のとおりレモンの香りがするハーブの一種です。シトラールと呼ばれる虫が嫌う成分を含みます。そのため虫除け効果が期待できる植物としてはもちろん、ハーブティーにも活用できます。
レモングラスは熱帯植物であり、暑さには強いものの寒さには弱いため注意が必要です。寒い時期には葉っぱを刈り込んで鉢植えは室内に入れて管理しましょう。また、葉っぱが増えると蒸れてしまうので常に剪定する必要があります。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その10 ⑩蚊連草
蚊連草とは虫除け効果が期待できるシトロネラと、ゼラニウムを掛け合わせて作られた植物です。その名の通り虫を寄せ付けない効果が期待できる植物であり、観賞用の植物と比較して忌避効果が高いことが特徴。
蚊連草はホームセンターで販売されており、高温多湿に弱く寒さには強い植物で、冬でも外で管理できます。手間をかけずに育てられるので初心者でも育てやすいでしょう。
蚊連草を育てる際には水はけのよい土を用意することがポイントです。高い湿度に弱いので、水はけが悪い土を使用すると根腐れする場合があります。
肥料は2~3週間に1回、液体肥料を与えるだけで良いでしょう。鉢植えのものを購入し挿し木で増やすことも可能ですが、挿し木は春もしくは秋に行う方法が有効です。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その11 ⑪タンジー(ヨモギギク)
タンジーは防虫効果のほか殺菌力が高く、虫除けのために庭に植えている人も多い植物です。ローズマリーに似た香りが特徴であり、おじぎ草のようなビジュアルをしています。夏から秋にかけて黄色く丸い可愛い花を咲かせるので、花をドライフラワーにするのも良いでしょう。
タンジーは香りが非常に強いので室内で育てるのには適していません。庭やベランダに植えていると、タンジーの香りが部屋の中にまで漂うこともあるほど。虫除け効果は高いですが強い香りが苦手な人は部屋の中に匂いが入ってこない場所など、育てる場所は工夫必要しましょう。
苗を購入したら、苗から枝を切って挿し木で増やせます。植え付ける時期は春で腐葉土3に赤玉土7を混ぜて植えることがポイントです。タンジーは手間をかけずに育てられるので、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その12 ⑫ラベンダー
ラベンダーは人間にとってはとても良い香りですが、虫が嫌う植物のひとつです。特に家に発生する小さな虫が嫌う匂いを発するので、リラックス効果を得ながら虫除けできることがメリットだといえるでしょう。
ラベンダーを庭やベランダに植えれば虫が寄りつかないことはもちろん、香りを楽しんだり、花を収穫してドライフラワーにしたりと様々な楽しみ方ができます。
ラベンダーは形状や色などに違いがあるため、茎や葉をチェックして選びましょう。葉っぱの色がきれいなもの、茎の節間が詰まっている丈夫そうな苗を選択することが大切です。
茎が細く伸びている苗や土に苔が生えている苗は根腐れしたり育たなかったりする場合があるので注意しましょう。ラベンダーは寒さに強いですが暑さに弱い傾向にあるため、秋に植えて初夏までに根が張るようにすることがポイントです。そのため3月下旬から育てると良いでしょう。
庭やベランダの虫除けに効果的な植物|その13 ⑬マリーゴールド
マリーゴールドはキク科の植物であり、葉っぱが細長くオレンジや黄色の鮮やかな花を付けることが特徴です。香りがあること、根の周辺に菌が発生することから虫除け効果が期待できます。
マリーゴールドそのものや周辺の植物に虫が付くことを予防できることから、コンパニオンプランツとして人気です。農薬のような強力な殺虫効果はないものの、虫除け効果は高い部類だといえるでしょう。
マリーゴールドを育てる際には、苗植えの1~2週間前に土を作成しておくことがポイントです。鉢植えであれば赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜ、化成肥料を少量混ぜて1週間程度時間をおきます。
土を作った後は苗を買う、もしくは挿し木や種から育てた苗を準備しましょう。マリーゴールドの苗植えは4~6月が最適です。
苗より大きな鉢の底に軽石を入れ、土を3分の2入れたらポットから苗を取り出し根の3分の1をほぐします。苗を置いて周辺を土で固めて水やりをしましょう。
虫除けに効果的な植物で注意すること
虫除けに効果的な植物には強い香りの植物やレモンの香りがするハーブなど様々な種類の植物があります。しかし忌避効果が期待できるというだけで、全ての害虫に対し虫除け効果が期待できるわけではありません。
虫よけのために部屋やベランダに植物を置いていても、ベランダや玄関以外の場所から虫が侵入するケースもあります。
また「あくまでも虫除け効果がある植物である」ということを理解しておきましょう。自宅で育てる植物は、あくまでも植物の香りが届く場所のみ虫除け効果が期待できるというものです。
殺虫成分が含まれているわけではないので、確実に虫の発生を予防できるわけではありません。紹介した植物は「忌避効果があるもの」という認識で育てる必要があります。
そのため香りやガーデニングを楽しみながら、虫除け効果も得たいという場合におすすめです。強い虫除け効果や防虫効果を得たい場合には、市販の防虫剤や殺虫剤を使用することも検討しましょう。
虫除けの植物を色々な使い方で
アロマオイルを使用したスプレーを作りキッチン・洗面所・トイレなどの水回り、自室などに散布すれば、様々な場所で虫除け効果が期待できます。
アロマオイルスプレーを作るために、まずはアロマオイルを手作りしましょう。最初に耐熱性のガラス瓶に収穫した植物を入れ、キャリアオイルを入れてしっかり混ぜます。
弱火で1時間程度湯煎したら半日程度おいて冷ましましょう。数日間常温で放置し植物を取り除きます。スプレーボトルに精製水45ml、無水エタノール5ml、アロマオイル10滴を垂らして混ぜたら完成です。
植物を植えたままの状態ではなく、育った植物を活用しましょう。
まとめ
気軽に育てられる植物のなかには、高い虫除け効果が期待できるものもたくさんあります。大きく育つ植物や室内で育てられる植物、きれいな花を付けることが特徴の植物など種類もとても多いです。
虫除け効果が期待できる植物は初心者でも育てやすい種類が多いので、不快な虫を寄せ付けないためにも栽培にチャレンジしてみましょう。