防獣ネットは、猪、鹿、狸の他、野良猫や野良犬などから作物を守る役割を果たします。
定番のメーカーだけではなく様々なメーカーから販売されており、初めて利用する人はどれを選べば良いか分からないというケースも多いでしょう。
そこで、おすすめの防獣ネットを10点、選び方のポイントも合わせて紹介します。
防獣ネットの選び方のポイント
防獣ネットは、リーズナブルな価格で購入できるネット柵、業者に依頼しなければならない電気柵、自分で設置可能ですが高額な金属柵の3種類に分けられます。
十分に防獣効果が得られるうえに、最も人気がある種類はネット柵です。ネット柵は、張りやすさを重視している軽量タイプが多く、製品ごとに網目の大きさが異なるため被害の程度に合わせてチェックする必要があります。
また、防獣ネットを設置する際には杭や支柱、固定バンドも用意しなければなりません。防獣ネットと合わせて購入することが大切です。固定バンドは数十本セットになっている商品もあるので、使用量に適したものを選びましょう。
防獣ネットのおすすすめ人気ランキング10選
防獣ネットのなかから、インターネット通販で購入でき、自分で簡単に設置できる商品を10点紹介します。
丈夫な糸を使った防獣ネット 耐用年数は3~5年、鹿や猪のほか、キツネやイタチといった害獣から作物を保護できる防獣ネットです。蹄や四肢などがネットに入り込むことを避けるといったことから、害獣による被害だけではなく近寄ることもなくなる可能性があります。 さらに、比較的リーズナブルな価格で購入できるうえに設置方法が簡単な点もメリットです。糸の織り方はラッセル織りと呼ばれる方法であり、縦糸は4本糸を1本に、幅糸は5本糸を1本に撚って作られています。
害獣被害をしっかり防げる2本セット イタチやキツネ、鹿や猪から作物や家畜を守る効果が期待できる防獣ネットです。ネットは2本セットですが、他に防獣杭と杭を打ち込むためのハンマーといった道具、杭を固定するロープやネットを固定するヘアピン杭を用意しましょう。 最初に杭が倒れないようにおよそ40cmの深さで、1~2mの間隔を目安に杭を打ちます。杭にはフックが付いているので、防獣ネットの端を掛けて固定しましょう。フックがないタイプの杭を使う場合、張り紐を使ってSカンやネット吊り具で固定する必要があります。
様々な用途で使える極太ロープ ポリエチレンでできた防獣ネットであり、キツネや狸、鹿といった害獣被害を予防する効果が期待できます。また、家畜の飼育や農業用のフェンスなど、幅広い用途で活用できることが魅力です。 網の太さが3mmと、他の製品と比較して太いため丈夫な防獣ネットを探している人に最適でしょう。基本的には1m程度の感覚で支柱を設置して、別売りのピンやロープ、工具などを使用して設置する必要があります。
簡単に張るためのロープ付き 噛み切られにくい仕様の網であり、害獣から作物を守りたい場合に効果的です。ロープも付いており、スムーズにネットを張れることが魅力です。 ただし、害獣被害を予防するためには、ネットを張るだけではなく休耕地や放棄地にエサとなる場所や隠れ家を作らないように定期的に手入れを行うことも大切だといえます。 さらに、十分に手入れを行えないのであれば、家畜を放牧する、防護柵を活用するといった方法も検討しましょう。
防獣効果が高い網目サイズ まつうら工業の防獣ネットの網目は、最も効果が期待できるサイズである10cmであり、構造が不安定であり柔軟性があるため害獣の侵入を予防できる可能性が高いです。また、凹凸のある場所にも設置しやすいでしょう。 ただし、視覚的に遮断する効果が薄いことや、網目を広げられる、食いちぎられるといったことが原因で侵入されるケースもあります。そのため、トタン板なども併用し、猪の侵入や鼻で持ち上げられることを防ぐ方法も検討しましょう。
ホワイトカラーで見た目もすっきり 2m×50mと一般的なサイズのポリエチレン製の防獣ネットであり、鳥はもちろん、鹿や猪などによる被害を予防する効果が期待できます。設置する際には、自宅や菜園周辺に杭を設置し、中網はネットと杭を挟んでパッカーで固定しましょう。 ネットの裾部分はおよそ50~100cm程度垂らすことがポイントです。ネットの裾部分は長めに確保し、手前に垂らしたら、穴掘りを予防するためのヘアピン杭を打ち込んで固定します。風が強い場所や大きな害獣が出没する場合には筋交いも行いましょう。
農薬が付着しても劣化しにくい防獣ネット 猪、鹿、イタチ、狸、キツネといった作物や家畜に悪影響を及ぼす害獣被害を予防します。ポリエチレン製のため軽量であり、耐薬品性も高いことが特徴です。 ただし、害獣被害を予防するためには、農地周辺にエサとなるような物を置かないことが重要です。農家や人間にとって食物ではないものでも、鳥や猪、鹿、狸などの動物にとってエサになる物や隠れ家になる場所があるケースは少なくありません。 ネットを張るだけではなく、農地に近づけないことも予防対策として重要だといえるでしょう。
ほつれにくく耐久性に優れた防獣ネット 猪や鹿、鳥の他、野良犬や野良猫の侵入防止にも効果が期待できます。ポリエチレンを使って作られているため軽量であり、ネットを張る作業もスムーズに行えるでしょう。 また、耐久性があり丈夫なため長期間使用することが可能で、コストパフォーマンスが良いことも魅力です。 さらに、塩水や泥水、カビや酸にも強く、様々な用途、場所で活用できるでしょう。ネットはラッセル編みで作られているため、ほつれにくいことが特徴です。
大型の害獣予防にも効果的なサイズ 猪や鹿、キツネなど様々な害獣の侵入を予防したい場合に効果的です。鹿の侵入予防対策をする際には2mのネットを垂直に張り、猪の侵入予防対策をする際には1mのネットを地面に広げたうえで残り1mは地面と垂直に張りましょう。 どのような張り方をする場合でも、ピンを使って地面と固定することが重要です。防獣ネットを張る高さはあくまでも目安であり、田畑の周辺に餌となる物が少ない場合や何度も被害に遭っており執着が強いと思われる場合は、高く設置する必要があります。
小動物の侵入防止に効果的 猪や鹿、鳥といった害獣の侵入予防に効果的であり、ホールタイプ16mmの目合いであるため特に鳥といった小さな動物を除けるのに効果が期待できます。害獣の侵入予防だけではなく、水田で放鳥する際の囲いとしても活用できるでしょう。ポリエチレン製であり軽量なため、ネットを張る作業をする際にも体に負担がかかりにくいことが特徴です。 また、アルカリや酸、泥水にも強く、耐久性が高いことが魅力だといえます。ラッセル編みを採用しており、ほつれにくい仕様です。
比較一覧表
まとめ
害獣による被害の程度によって、選ぶべき商品は異なります。動物の種類によってはネットを噛み切られることもあるため、強度を重視して選ぶこともポイントです。
大切な作物や家畜に被害が及ばないように、防獣ネットを活用して害獣対策を行いましょう。