観葉植物は、部屋の中に置くと癒されることや、比較的手入れが楽なことから人気を集めています。しかし、葉が枯れたり色が悪くなったりすることもあり、対処方法に迷うケースも多いでしょう。
まずは、サプリメントの役割を果たす栄養剤を与えて様子を見る方法が有効です。そこで、観葉植物におすすめの栄養剤と、万が一誤飲した時の対処法を紹介します。
観葉植物の栄養剤の選び方のポイント
栄養剤は「肥料」や「活力剤」といった名称で販売されていることが多く、植物の主食ともいえるものです。観葉植物が成長する過程で必要な成分が配合されており、粉末・液体・ジェル・粉末といった様々な形状のものが販売されています。
栄養剤を選ぶ際には、アンプルタイプ、液体タイプなど、形状をチェックすることがポイントです。
アンプルタイプは土に挿して使用するものであり、非常に手軽なため初心者に最適でしょう。液体タイプは水で希釈して使用するタイプで、水やりをする際に与えられるため効率的です。
観葉植物の栄養剤のおすすすめ人気ランキング15選
様々な栄養剤のなかから、特に人気のメーカーから発売されている定番商品を15点、ランキング形式で紹介します。
無駄のない少量使い切りタイプ 観葉植物を育て始めたばかりの人や、栄養剤を使用したことがない人に最適な少量タイプの栄養剤です。 リーズナブルな価格で購入できるので手軽に使用でき、室内の観葉植物のほかベランダで楽しむ家庭菜園などにも使用できます。液体がこぼれる心配もないため、室内で使用しやすいことが魅力でしょう。 配合されている成分はアミノ酸やフルボ酸、コリンなどで、植物本来の生命力を引き出す効果が期待できるので元気な観葉植物を育てることにつながります。
葉と花を綺麗な状態で長持ちさせる 水に混ぜるだけで簡単に使用できるため、観葉植物のケアを手軽に行いたいという人に最適です。綺麗な葉と花を維持し、長持ちさせる効果も期待できます。 使用方法は、水500mlに対してキープフラワーを10ml入れ、50倍に希釈しましょう。水に浸かる部分の葉は切り落として入れます。 水の量が減ってきた場合は、同じように50倍に希釈したキープフラワーを入れてケアをしましょう。ただし、鉢植えには使用できないため注意が必要です。
観葉植物以外にも活用できる栄養剤 ヒノキング天然植物活力剤は、ウエスタンレッドシーター(米杉)というヒノキ科ネズコ属から抽出したヒノキチオールエキスを使用した栄養剤です。 米杉は「生命の木」とも称されるほど丈夫な木であり、天然植物成分を配合しているため安全に使用できます。病気になりにくく、丈夫な植物を育てたい場合に最適です。 観葉植物はもちろん、家庭菜園やガーデニングも楽しむという人は、ヒノキングですべての植物や作物をケアできるでしょう。
天然成分のみ配合で安全性が高い 天然成分にこだわり、安全性を重視するのであればルートスティミュレイターが最適です。配合されている成分は海藻やハーブから生成したエキスであり、加えてビタミンといった安全性の高いものを使用しています。 配合成分は、植物の免疫力向上に効果的であり、成長をサポートする効果が期待できることがポイントです。使用する期間は発芽初日~成長期までであり、水で薄めて使用するタイプのため1000倍に薄めて与えましょう。
多種多様な観葉植物に対応 植物本来の生命力を活性化させる効果が期待できる栄養剤です。極端な寒さ、熱さから観葉植物を保護したい場合や、花や葉の発色を良くしたい場合や弱った植物を元気にしたいときに活用できます。 ハイポネックスシリーズは、開花を促す効果が期待できる栄養剤も販売されているため、観葉植物の種類に合わせて使い分けたり併用したりと工夫しましょう。成分のバランスが良いため、様々な種類の観葉植物に使用できることが魅力です。
均一に浸透させられるジェルタイプ ジェルタイプの栄養剤として人気があり、植物の細胞へアプローチして切り口からしっかり発根するようにサポートする効果が期待できます。ジェルタイプであることによって植物へ均等に浸透し、配合成分のホルモン剤は100%オーガニックの合成ホルモンであるため安心して与えられることが魅力です。 使用方法は、容器に本剤を入れて切り口を数秒浸けるだけであり、手軽に使用できます。50mlと100mlが販売されているため、用途に適したサイズを購入しましょう。
食用作物にも使える安全性の高さが特徴 オーガニック成分100%にこだわって作られた栄養剤であり、観葉植物はもちろん食用の作物にも使用できることが特徴です。 挿し木や生育初期、成長期まで長期間使用できます。同じメーカーからはオーガニックの発根促進剤も販売されているので、同時に与えると更に高い効果が期待できるでしょう。 詳しい成分が公表されていないものの、販売元であるBIO BIZZは活性剤や肥料として知名度が高いメーカーであるため、安心して使用できます。
新技術によって有効成分をしっかり吸収させる 肥料の成分が含まれている栄養剤であり、観葉植物へのサプリメントとしての効果だけではなく発根を促進する効果も期待できます。そのため、根からしっかり育てたい場合に効果的です。 さらに、界面活性コーティング技術を採用しており、植物へ成分を吸収しやすいことも魅力です。配合成分は主にコラーゲンであり、アミノ酸も豊富に含まれています。観葉植物だけではなく家庭菜園で育てる野菜にも活用できることが特徴です。
挿すだけで簡単に栄養補給 カリ、リン酸、チッソといった様々な栄養成分を配合した栄養剤であり、あらゆる観葉植物に使用できます。1000倍に薄められた状態で販売されているため、そのまま使用できることが魅力です。手軽に栄養剤を使いたい人に最適でしょう。 使用本数はリン酸、カリ等の栄養素を配合した、全ての植物に使える活性液です。すでに1000倍に希釈されているので、そのまま鉢やプランターに挿して使えます。4~5号鉢で1本、6~9号鉢で2~3本、直植えやプランターで育てている植物には1~2株に対し1本を使用しましょう。
安全性が高く幅広い用途で活用できる メネデールは、弱った観葉植物を根から元気にする効果が期待できる栄養剤です。コストパフォーマンスが良いことから非常に人気が高く、元気のない植物や挿し木など様々な用途で使用できます。 主成分は植物に必要不可欠な栄養素である二価鉄イオンであり、栄養成分のみで肥料の成分は配合されていないため、好きな肥料と合わせて使用できることもポイントです。また、化学合成成分不使用であり、安全に使用できることも魅力だといえるでしょう。
粉末タイプで使いやすいホルモン剤 挿し木タイプの観葉植物用の栄養剤として人気のあるルートンは、発根を促す効果が期待できます。正しく使用すれば成功する確率は非常に高いでしょう。 通称「植物ホルモン」と呼ばれるアルファナフチルアセトアミドと呼ばれる成分を配合したホルモン剤でもあり、粉末タイプであるため水を混ぜてペースト状にするか、直接振りかけるようにして使用しましょう。 球根類や種子への発根効果も期待できるので、観葉植物や園芸に興味がある人は1つ持っておくと便利です。
植物に元気を与える栄養剤 使用方法は水に薄めて使用するだけであり、手軽に活用できることが魅力です。 一般的には、本剤2.5ml:水10Lで薄めましょう。ただし、栄養剤はサプリメントと同等の効果を得るためのものであるため、観葉植物の種類に合わせて液体の肥料なども用意する必要があります。 ラピットスタートは125mlタイプや275mlタイプ、大容量の500mlや1Lなど様々な種類が販売されており、使用用途に適したサイズを選べることもメリットです。
切り口を保護するホルモン剤 発根を促進する効果が期待できるインドール酪酸と呼ばれる成分は配合されています。インドール酪酸とは、植物の組織がダメージを受けると分泌される植物ホルモンであり、切り口を守って発根を促すことが特徴です。 また、樹木にも使用できることが特徴であり、ひのきや杉の木、果物の台木などに活用するケースも少なくありません。容量も多く、様々な植物や樹木に使用できるでしょう。液体タイプと粉末タイプから選べるので、使いやすい方を選べます。
リーズナブルかつ使い切りタイプで経済的 35mlの栄養剤21本セットのお得な商品であり、リーズナブルな価格にこだわるアイリスオーヤマから販売されているので気軽に購入できることが魅力です。 アンプルタイプであるため、使用方法はキャップの先を切り取って土に挿すだけであり非常に簡単なこともメリットだといえます。 植物が弱っていると感じる場合や、耐暑、耐寒性を強化したいときにも効果的です。あらゆる植物に使用できるうえに使い切りタイプのため、無駄なく活用できることも特徴です。
観葉植物や水草にも使用できる栄養剤 観葉植物や水生植物に使用できる栄養剤であり、観賞用の水草やメダカや亀などペット用の水草を作る際に適しています。挿し芽や挿し木にも使用でき、肥料の代わりにもなる成分が配合されていることが特徴です。 液状であるため、使用用途に合わせて薄めて使用しましょう。観葉植物に直接与える場合には薄めて使用し、水草を作る際の使用方法は1週間~10日に1度、水槽の水に入れるだけで簡単にケアできます。水草を作るときには水で薄める必要がないので、手軽に使えることが魅力です。
比較一覧表
観葉植物の栄養剤をもし誤飲してしまったら?
栄養剤は、誤飲しても中毒症状が出る可能性は低いです。
うがいをして牛乳もしくは水を飲み、様子を見ましょう。ただし、体重10kgに対し5g以上を誤飲した場合は、牛乳か水を飲ませたうえで吐いてから病院で診察を受ける必要があります。
まとめ
観葉植物は、正しい方法で育てていても、環境の変化で元気がなくなることもあります。ただし、観葉植物と一口にいっても様々なタイプがあるため、植物の種類と自分が与えやすいと感じる形状を明確にしてから選びましょう。