植木鉢やプランターで植物を育てるときにあると便利なのが「鉢底ネット」。しかし、鉢底ネットが手元にないとき、家にあるほかのもので代用できないか気になりますよね。
今回は、鉢底ネットの代用品について特集!代用品としておすすめのもの5つと、代用品に向かないもの3つをご紹介します。鉢底ネットの代用で失敗したくないという方はぜひ参考にしてくださいね。
鉢底ネットの用途は?使わないでもいい?
鉢底ネットは、植木鉢やプランターの底に敷いて使うネットです。鉢底ネットには以下のような役割があります。
【鉢底ネットの役割】
- 土の流出を防ぐ
- 鉢に害虫が侵入するのを防ぐ
- 根腐れを予防する
植木鉢やプランターには排水のために底に穴があいていますが、鉢底ネットを使うことで水やりのときに土がいっしょに流れ出て減ってしまうのを防ぐことができます。
また、鉢底からナメクジなどの虫が侵入するのを防いだり、通気性や水はけを良くし根腐れを予防したりする目的でも使われるアイテムです。
鉢底ネットは絶対に必要というわけではありませんが、使うことで植物が元気に育つのをサポートすることができます。
鉢底ネットは100均でも買えるし代用もできる!
鉢底ネットが付属しているプランターもありますが、ない場合は園芸店やホームセンター、100円均一ショップでも購入できます。また、三角コーナーの水切りネットなど、排水性を保ちつつ鉢底の穴を防げるさまざまなもので代用も可能です。
代用品は耐久性や機能性で劣る場合も多く、数年育てる植物に使う場合などは園芸用を使ったほうが無難かもしれません。しかし、実際に代用品で済ませている方もたくさんいるので、鉢底ネットが手元にない場合は試してみるのもいいですね。
鉢底ネットの代用品1:水切りネット
三角コーナーで使うネットタイプの水切りネットは、鉢底ネットの代用品の定番です。一枚あたりの単価が安く、鉢底ネットを買うより低コスト。家にあるもので代用したい方はもちろん、節約目的で代用品を探している方にもおすすめです。
ストリックスデザイン
ストッキング水切りネット 白 320×240mm 抗菌 浅型 増量 SA-093 100枚入
水切りネットを鉢底ネットの代用として使うときは、鉢底のサイズに合わせてカットして使いましょう。ただし、水切りネットは耐久性がそれほど高くないため長期的な使用には不向きです。
鉢底ネットの代用品2:網戸
網戸も鉢底ネットの代用品として使えるアイテムのひとつ。網目が細かいため、水やりの際の土の流出もしっかり防いでくれます。また、水切りネットなどにくらべ丈夫なのも魅力です。
網戸 張り替え
張り替えた古い網戸が残っていればお金をかけずに代用できますが、張替え用の網戸も意外と安く買えるので、コスパ重視の方にもおすすめですよ。
鉢底ネットの代用品3:コーヒーフィルター
コーヒーフィルターを鉢底ネットの代用品として使うアイデアもあります。コーヒーフィルターは粉の流出を防ぎつつ水分はスムーズに通すように作られているため、水やりの際も水だけをしっかり排出してくれます。
ハリオ V60用ペーパーフィルター 01M
コーヒーフィルターは紙なので、最終的にはそのまま土に還り環境に影響がないのもうれしいポイント。土に戻るころには根が下部まで広がっていて、鉢底から土が流出する心配もありません。
小さな鉢の場合は、コーヒーを淹れるときのように鉢にフィルターを広げ、なかに土を入れ植物を植えます。大きな鉢の場合は鉢底の穴を塞ぐようにコーヒーフィルターを折りたたんで敷きましょう。
鉢底ネットの代用品4:洗濯ネット
ダイヤ (Daiya)
洗濯ネット AL 角型洗濯ネット 大
洗濯ネットは水が通り抜けるようメッシュになっています。やわらかすぎるため鉢の下にそのまま敷くのにはやや不向きですが、袋状の鉢底ネットの代用としてなかに鉢底石を入れるときなどには便利です。
ただし、目が細かすぎるものは排水不良をおこすおそれがあるので使わないようにしましょう。
鉢底ネットの代用品5:玉ねぎネット
玉ねぎやにんにく、みかんなど、野菜やくだものが売られているときに入っているネットを鉢底ネットの代用品として使っている方もいます。
マルソル(MARSOL)
収穫ネット 25枚入 3kg用
水切りネットによく似ていますが、本来ゴミとして処分するものなのでお金が一切かかりません。徹底的にコストダウンしたい方はマネしてみるのもいいですね。
鉢底ネットの代用品としておすすめできないもの
鉢底ネットは身近にあるさまざまなもので代用できます。しかし、なかには代用品として使って大丈夫そうでも、あまりおすすめできないものもあるんです。
ポイントは、土をかぶせて使ったときに十分な排水性が確保できるかどうか。水はけが悪いものは植物の生育に悪影響を及ぼすおそれがあるので気をつけましょう。
鉢底ネットの代用品に不向きなもの1:不織布・ストッキングタイプの水切りネット ■不織布・ストッキングタイプの水切りネットはNG
水切りネットは鉢底ネットの代用品として使う方も多い定番アイテムですが、代用に向くのは目が粗いネットタイプのもの。不織布やストッキングタイプのものは目が細かく目詰りしやすいため、鉢底ネットの代用にはあまり適していません。
水はけが悪くなると根腐れなどトラブルを引き起こすおそれがあるため注意しましょう。
鉢底ネットの代用品に不向きなもの2:新聞紙 ■新聞紙は水はけが悪く代用品としては不向き
新聞紙を鉢底ネットの代用品として使用する方もいますが、水はけが悪く水がたまってしまう可能性があります。また、水に濡らすことを目的に作られたものではないため劣化も著しく、鉢底ネットの代用としてはあまりおすすめできません。
鉢底ネットの代用品に不向きなもの3:ストッキング ■ストッキングは目詰まりに注意
ストッキングもメッシュになっていて水を通しますが、目が細かすぎるため鉢底ネット代わりに使うには目詰まりを起こしやすいという難点があります。
代用品として使うのであれば、鉢底石を上に敷き、なるべくストッキングが土に触れないようにするなど工夫をすることが大切です。
鉢底ネットと鉢底石の違いは?鉢底石の代用は?
鉢底石とは植木鉢やプランターの底に敷き詰める石のことで、排水性や通気性をアップさせる役割があります。鉢底ネットにも同様の効果がありますが、鉢底石と併用すると効果が高まるためセットで使う方も多いです。
鉢底石も身近にあるさまざまなもので代用できます。小石や砂利のほか、発布スチロールやコルクなど捨ててしまうものを再利用して代用することもできますよ。
鉢底石の代用アイデア11選!園芸用品・日用品でも大丈夫 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1626鉢底石とは植木鉢やプランターの底に敷き詰める石のことで、水はけをよくする役目があります。ホームセンターで簡単に購入できますが「代用できるならそちらの方がお得」という方もいますよね。本記事では、代用品と代用する時のコツを解説していきます。
鉢底ネットと鉢底石を併用するときの使い方
鉢底ネットと鉢底石をセットで使うときは、まず先に鉢の底の穴を鉢底ネットで覆い、その上から鉢底石を敷き詰めて土を入れるのが基本です。
また、鉢底石を鉢底ネットに入れて使う使い方もあります。鉢底石に土がつきにくく、再利用するときに便利なのでおすすめです。