エンジンオイルは、独自配合で開発された製品や使用できる車種が限定されている製品など様々な種類があり、選び方が難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、エンジンオイルを選ぶ際に押さえておくべきポイントは2つです。そこで、エンジンオイルの選び方とおすすめの製品を15点紹介します。
エンジンオイルの選び方のポイント
エンジンオイルを選ぶ際のポイントは、粘度とベースオイルについてです。走行地域や車種、季節ごとで適した製品を選びましょう。
粘度については車種ごとで推奨数値が異なるため、注意しなければならないポイントです。そもそも粘度とはエンジンオイルの硬さを指しており、例えば「5W-40」と表記されている場合、Wの左横の数字が小さいものほど、柔らかいオイルであるといえます。
ベースオイルについては、主に化学合成油、部分合成油、鉱物油の3種類があり、最も品質が良いのは鉱物油です。推奨粘度と、エンジンオイルごとの品質をチェックして選びましょう。
また、エンジンオイルのなかには成分が独自配合されているものや車種限定のものもあるため、気になった商品の詳細を確認してから購入することも大切です。
エンジンオイルのおすすすめ人気ランキング15選
エンジンオイルのなかでも、特に人気があり利用者から高評価を得ている製品を15点、ランキング形式で紹介します。
エンジン保護の役割も果たすオイル 負荷がかかる走行にも対応できるように配合されたスポーツオイルが特徴で、粘度以上の性能を発揮するとして高評価を得ています。エンジンの各パーツは、摩擦や燃焼で非常に高温になりますが、エンジンオイルはパーツの熱を吸収することによって過度な発熱を予防する際にも効果的です。 また、オイルは金属の汚れが一定の場所に蓄積しないように吸収する役割も果たします。ゼロスポーツ チタニウムRは、ハイパワーターボ車だけではなく、旧年式の車や過走行車のエンジンを保護する目的で使用するのも良いでしょう。
トヨタ車専用のエンジンオイル トヨタ車専用に開発された品質の良いオリジナルエンジンオイルです。エンジン内部のカムシャフト、ピストンといった金属部品は1分間に数千回転することもありますが、摩擦や焼き付けを軽減してスムーズに動かせるようになるでしょう。 また、燃焼で生成されるエネルギーを逃がさないための密閉機能も期待できます。推奨車はアイドリングストップ機能搭載車、ハイブリッド車ですが、取扱説明書でオイルの規格や粘度をチェックして適合するかどうかを確認しましょう。
様々な環境下でも変わらぬ性能を発揮 耐摩耗性に優れており、一般的な走行だけではなく極めて温度が高い地域や、温度が低い地域でも同等の性能を発揮します。最新高性能化学合成エンジンオイルであるため、最新のガソリン・ディーゼルエンジン対応のエンジンオイル規格の基準を満たしていることが特徴です。 メーカー指定の粘度については取扱説明書およびオイル注ぎ口に記載されているので、エンジンオイル モービル1が適合するかどうかを確認してから使用しましょう。
従来品と比較して高性能なオイル 省燃費とエンジン保護性能にこだわった化学合成エンジンオイルであり、最新のエンジンオイル規格の基準をクリアしているため、これまでのオイルよりも高性能であることが特徴です。低摩擦特性があるので、エンジン効率を高めることに成功し、モービル1シリーズの中でも最大級の省燃費性能だといえます。 オイルグレードが高いため、街乗りはもちろん、長距離の走行や高速走行、渋滞時の停止や始動といった様々なシチュエーションでエンジン内の金属同士の摩擦と接触を低減させられるでしょう。
低粘度化にこだわったエンジンオイル ウルトラオイルは、Honda車本来の性能を最大限に発揮するためのに開発された、Hondaのエンジンオイルです。Honda車とエンジンは同時開発されることが特徴であり、どのHonda車にも最適なオイルだといえるでしょう。品質規格で定められている数値のなかで最低数値の粘度よりも更に低粘度化し、省燃費性を重視して作られました。 Hondaハイブリッド、低燃費ガソリンエンジン向けであり、厳しい耐久テストの条件を満たした性能の高さも特徴です。
燃費向上を期待できる低粘度オイル NC-50(10w50)に使用している潤滑性、高温安定性、耐熱性に優れた高機能素材を基礎として、主成分は変更せずに低粘度化を行ったエンジンオイルです。エンジンオイルが機能性を発揮するためには、粘度の確保が重要です。 高粘度オイルの場合は保護機能が高い物の、粘りがあり抵抗が高いことがデメリットだといえます。低粘度オイルは抵抗が弱く、燃費向上も期待できるでしょう。街中を走行するのはもちろん、NAエンジン用のサーキット走行、高速走行まで対応できる性能の高さが魅力だといえます。
様々な走行環境への対応力が高い 全合成油に加えて、特殊モリブデンとPAO(ポリアルファオレフィン)を配合して高性能に仕上げています。PAOは油膜を保持する効果がある高い粘度が特徴であり、特殊モリブデンはエンジン内部に被膜を作り、金属の摩耗や摩擦を軽減してスムーズに回転させるのに効果的です。 エンジン音を抑えたり、エンジン内部の保護をしたりといった機能性の高さが特徴だといえます。走行する環境を問わず対応できるエンジンオイルであり、省燃費性能をキープする、始動性の向上、オーバーヒートを予防できることも魅力です。
エンジン本来の性能を発揮できるオイル 耐摩耗性と熱安定性が高く、エンジン性能についてはモータースポーツで実証されています。エンジンが持つ本来の性能を引き出せるエンジンオイルであることが魅力であり、スポーツカーや、色々な種類の車に使用可能です。 また、0W-40は幅広い走行環境に対応できる粘度特性であり、エンジンを保護しながら快適な走行を行えます。極めて寒い地域であっても始動性に優れ、高温の場所ではデポジットやスラッジを予防できることがメリットです。
2輪・4輪、車種問わず使用可能 100%化学合成油の最高級エンジンオイルであり、API最新の最高規格を取得しています。加えて、JASO:MAに適合した100%化学合成油を基礎とした最高級エンジンオイルであるため、2輪、4輪どちらでも使用でき、国産車だけではなく外国の車でも使用可能です。 また、ミッションブースターを配合しているため、2輪車のミッションタッチが良いことが魅力だといえます。街中の走行や長距離の走行など、全車両、様々な使用用途に適したエンジンオイルです。
最高級エンジンオイルが安定した性能を維持 SN/GF-5の審査基準を満たした高品質のガソリン・ディーゼルエンジン兼用オイルであり、高温になった際にオイルが循環する機能に優れ、高速運転でも安定の性能を体感できる最高級オイルです。負荷がかかった際、連続走行、高回転時にエンジンオイルが劣化することを予防し、長期間性能が落ちずコストパフォーマンスが良いことが魅力だといえます。 エンジンオイルを選ぶ際には、基本的にはメーカー推奨オイルを使用しますが、車の使用目的や現段階での走行距離などから選ぶと良いでしょう。
シチュエーションを問わず性能を発揮できる 連続して負担がかかる走行や高回転でもエンジンオイルの劣化を予防できる、高い高温酸化安定性が特徴です。長期間、エンジンパフォーマンスが持続します。液体チタンを配合したオリジナル技術で、どのような場面でも対応する強力なオイル被膜を作れることが魅力だといえます。 カストロールエンジンオイルの推奨車種は、フォルクスワーゲン VW502 00 / 505 00、ポルシェ Porche A40、メルセデスベンツ MB-Approval 229.3 / 229.5です。
世界中で使用されている国産エンジンオイル 国内で製造され、世界26の国へ輸出されており、極めて寒い地域・極めて暑い地域を問わず使用されており品質の高さが特徴です。JDAグレードエンジンオイルシリーズは、国内での販売はインターネット通販のみですが、高い支持を得ています。 また、使用するオイルは国際潤滑油標準化認定委員会が定めるGF-5規格、TOYOTA、MAZDA、LEXUS、HONDA、MAZDA、NISSANSUZUKIなどのメーカー基準にも適合しています。
高品質のオイルを使用している ハイスペックエンジン搭載車に使用する目的で開発されたエンジンオイルです。ターボ車の走行にも対応できるタイプであり、エンジンの保護に役立ち、耐熱性にも優れています。そのため、ハイパワーターボエンジン搭載車に最適でしょう。 ベースオイルは、化学合成油POLYOLESTER、PAO、VHVIをオリジナルの配合で取り入れており、通常のオイルでは使用しないような品質の良い成分だけをこだわって選んでいます。耐摩耗性、耐熱性、耐酸化性に優れていることが魅力です。
根強い人気のマツダオリジナルオイル マツダオリジナルのスカイアクティブディーゼル専用オイルであり、スカイアクティブディーゼル以外の車両には使用できません。 軽油の高温・高圧着火でも使用できるオイルであり、モリブデンを含めることで摩擦特性に優れています。燃費の向上にも役立つでしょう。 また、スカイアクティブディーゼル専用オイルの粘度は0W-20です。一般的にはメーカーが推奨する粘度のものを使うことが理想ですが、自分の車のエンジンや車の使用用途に適したオイルを選択しましょう。
品質の良さと性能の高さが魅力 MOLYGREENは、車関連用品の卸商社「パルスター株式会社」が製造した製品で、経済的であり静音性や保護耐久性に優れたエンジンオイルです。自社が持つ製造・販売のノウハウを活かして、高品質、高性能なエンジンオイルを販売しています。 街中を走行する際や、長距離の運転など、燃費の良さを重要視した化学合成油を使用していることが特徴です。季節を問わず使用でき、オイルが劣化することを予防できるうえに長期間性能が落ちにくいことがメリットだといえます。
比較一覧表
エンジンオイルを交換するタイミングは?
エンジンオイルを交換するタイミングは、車の種類や走行距離によって細かく異なります。
軽自動車のターボ車・普通車、ガソリン車のターボ車は5,000km走行もしくは半年経過した段階で交換すると良いでしょう。
ガソリン車の普通車は15,000km走行、もしくは1年が経過したタイミングで交換することが理想です。
ディーゼル車は、5,000~10,000km走行した段階がオイル交換の目安時期です。
ただし、状況によっては目安よりも早いタイミングで交換する必要があります。例えば、低温や高温、湿度が高いところで走行する、高速や坂道走行が多い、短距離の移動が多くエンジンが温まらないといった場合には目安時期よりも早めにエンジンオイルを交換しましょう。
まとめ
エンジンオイルは、ブランドオリジナルのものや、2輪・4輪問わず使用可能なものなど様々です。車種や推奨粘度をしっかり確認したうえで、エンジンオイル交換の時期も見極め、愛車を快適に運転しましょう。