海外映画などで初めてスキットルを見た時は、”おしゃれでカッコいい”と心を奪われた方もいるでしょう。スキットルは別名、フラスクボトルやヒップフラスコと呼ばれており、誕生したのは17世紀~19世紀頃のヨーロッパです。
スキットルは日本でも広く愛用されており、スタイリッシュな見た目から人気があります。また、コンパクトなサイズ感や風合いを楽しむことができるのも、支持されている理由です。
一方でスキットルの使い方や洗い方が曖昧で、手を出せない方もいるでしょう。スキットルの使い方はシンプルですが、洗い方はポイントがあり知る必要があります。早速、洗い方などをチェックしてスキットルの知識をモノにしましょう。
スキットルの使い方
スキットルに興味があっても、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか?スキットルは小さな水筒のような入れ物で、ウィスキーやウォッカなどアルコール度数が高い酒を入れる容器です。では、スキットルの基本的な使い方をご紹介していきます。
【スキットルへ酒を移す時はじょうごを使う】
スキットルの中へ酒を注ぐ時はじょうごを使って入れましょう。スキットルの飲み口はとても小さく、酒瓶から直接注ぐとこぼれる可能性があります。
【レジャーや自宅で楽しむ】
スキットルの使い方は人それぞれで、キャンプなどのレジャーに持って行く方も少なくありません。他にも、スキットルで飲む酒を楽しみたい方は自宅でも愛用しています。
【直飲みやコップに注いで飲む】
スキットルに直接口を付けて飲んでもいいでしょう。スキットルの飲み口に直接口を付けて酒を飲みたくない方は、中身をコップに注ぎます。
スキットルの洗い方5つ
スキットルは食器の洗い方と違い、素材や汚れに合わせて洗うのが基本です。スキットルの素材は、ピューター、チタン、ステンレス、銀、プラスチックがあり、素材によっては洗い方に注意しないといけません。正しい洗い方を熟知してお気に入りのスキットルを長く愛用しましょう。
■①基本的な洗い方はお湯と食器用洗剤のみ
スキットルはお湯と食器用洗剤による洗い方が基本で、汚れが酷くなければ十分キレイになります。また、スキットルの素材に関係なく洗うことができるのもポイントです。
【洗い方】
1.)食器用のスポンジに水と食器用洗剤を含ませて、スキットルの飲み口を洗います。スキットルの中は洗いにくいため、細くて柔らかいブラシなどで擦りましょう。スキットルの中の汚れが気にならない場合は、容器の半分くらいまで熱湯を注いで振ります。
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2.)食器用洗剤をよくすすいでスキットルの中を消毒しましょう(スキットルの消毒は度数40%以上のウォッカが向いています)。スキットルの半分くらいまでウォッカを注ぎ、フタをして振りましょう。最後に、消毒用のウォッカを捨てて乾かすだけです。
また、キッチン用のアルコール除菌スプレーを使う方法もありますが、スキットルを完全に乾かしてから使うのがポイントです。アルコール除菌スプレーは水に弱く、濡れたまま使うと除菌効果が落ちます。
アルコール除菌スプレーのノズルを外してから、中身をスキットルへ注ぎましょう。注ぐ量はスキットルの半分くらいまでです。次に、スキットルのフタをして振り中身を捨てて乾かしましょう。
■②重曹とお湯を使う洗い方はステンレス製にもおすすめ
スキットルの洗い方は重曹とお湯を使う方法もあり、除菌、消臭、少しだけ漂白効果が期待できます。重曹は自然界にある成分で作られており、口に入っても人体へ害が及ぶ心配がありません。また、重曹とお湯による洗い方は、ステンレス製のスキットルにも適しています。
【洗い方】
1.)スキットルの中へ重曹小さじ1杯と、約40度~60度のお湯を注ぎましょう。重曹は水で溶けにくいため、必ず熱湯を注ぐのがポイントです。なお、熱湯の温度は高温になるほど洗浄力が高まるため、汚れや臭いが気になる時は約60度のお湯を使いましょう。
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2.)マドラーやストローなどでよく混ぜて溶かし、約1時間待ってから中身を捨てます。最後に、スキットルを水でよくすすいで乾かしましょう。
※重曹を扱う時やすすぐ時はゴム手袋をして手を保護します。重曹に直接触れると手が荒れるため触れないようにしてください。
■③臭いを落とす洗い方はホワイトビネガーがいい
スキットルの臭いが取れない時や臭いが強い時は、ホワイトビネガーとお湯を用いた洗い方をしましょう。ただし、チタン製のスキットルはホワイトビネガーを使うことができません。ホワイトビネガーの成分がチタンを変色させる恐れがあります。
【洗い方】
1.)スキットルの中へお湯とホワイトビネガーを注ぎましょう。お湯とホワイトビネガーの分量はそれぞれ半々で、スキットルの1/2くらいまで注ぎます。
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2.)スキットルにフタをして約1分~1分30秒振りましょう。スキットルを振り続けることに疲れた時は、休みながら行ってもかまいません。スキットルを振り終わったら、中身を捨ててお湯でしっかりすすぎます。
■④卵の殻・砂を用いた洗い方は酷い汚れに最適
スキットルの中の汚れが酷い場合は、卵の殻や砂を用いた洗い方をしましょう。卵の殻を使う場合は細かく砕き、砂は細かいものであれば何でもいいです。砂はペットショップなどにある金魚用を使ってもいいでしょう。
【洗い方】
1.)細かく砕いた卵の殻か、細かい砂をスキットルの中へ入れたらフタをします。スキットルの中の汚れを落とすために、フタをしてよく振りましょう。ただし、過剰に振るとスキットルの内部が傷付く恐れがあるため、振り過ぎに注意してください。
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2.)スキットルを振った後は、お湯と食器用洗剤を追加して振ります。お湯の量はスキットルの半分くらいまでです。お湯と食器用洗剤を追加して振った後、ブラシなどで擦ると汚れがよく落ちます。
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3.)スキットルをしっかりすすいだら、度数40%以上のウォッカで消毒しましょう。ウォッカを注いだらフタをして振り、中身を捨てて乾かしてください。
もしくは、スキットルをよく乾かしてから、キッチン用のアルコール除菌スプレーで消毒します。アルコール除菌スプレーのノズルを外して、スキットルの半分くらいまで注ぎましょう。次に、スキットルのフタをしてから振り、中身を捨てて乾かします。
■⑤ガンコな汚れを落とす洗い方は塩素系漂白剤が便利
スキットルの中の汚れが酷い時は塩素系漂白剤が最適です。卵の殻や砂による洗い方で汚れが落ちない時も、塩素系漂白剤で洗浄しましょう。ただし、ステンレス製や銀のスキットルに使うことはできません。金属が塩素系漂白剤に反応して黒ずんでしまいます。
【洗い方】
1.)お湯をスキットルが満杯になる手前くらいまで注ぎ、塩素系漂白剤も入れましょう。塩素系漂白剤の分量はお湯の量に対して5%くらいが目安です。
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2.)スキットルの汚れをしっかり落とすために約20分~30分待ちます。時間が経ったら、スキットルの中身を捨ててお湯でしっかりすすぎましょう。あとは、スキットルを乾かせば洗浄は終わりです。
スキットルの乾かし方
スキットルの洗い方を見て、”コツがある”と感じた方もいるでしょう。実はスキットルの乾かし方もコツがあるため覚えておく必要があります。スキットルを清潔に保つためにもしっかり乾燥させることが大切です。
【スキットルはフタを外して乾かす】
濡れているスキットルをできるだけ早く乾燥させるために、フタを外しましょう。特に注意したいのは水で濡れているスキットルです。水は酒やアルコール除菌スプレーのように除菌効果がなく、細菌やカビの繁殖リスクがあります。
また、スキットルのフタを閉めると中に湿気がこもり、細菌やカビが繁殖しやすいです。細菌やカビは臭いの原因になるためフタを外して湿気を逃がしましょう。
【飲み口を下に向けて乾かす】
スキットルを乾燥させる時は飲み口を下に向けて、中に水分がたまらないようにしてください。ちょっとしたことですが、スキットルの飲み口を下に向けるだけで乾きが早くなります。
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スキットルのお手入れ時の注意点2つ
スキットルの洗い方や乾かし方はルールがあり、間違ったお手入れは劣化の原因になることもあるでしょう。大切にしているスキットルを長く使い続けるために、お手入れの注意点を2つご紹介していきます。
■①ジュースなどを入れない
洗浄した後のスキットルは、細菌やカビを繁殖させないために消毒が欠かせません。さらに、スキットルを使う段階から、中身に度数が高い酒(ウォッカ、ジン、テキーラ、ウィスキーなど)を入れておくと殺菌効果があります。
一方で、ジュースなど中身に全くアルコール成分が入っていない飲料の殺菌効果はゼロです。度数が低い酒も殺菌効果が期待できません。清潔なスキットルを維持するためには度数が高い酒を入れて使い、酒でお手入れをする時は度数が高いものを選びましょう。
■②ステンレス製はポットや水筒用の粉末洗浄剤を使う
汚れが酷いステンレス製のスキットルを漂白剤でお手入れする場合は、ポット用や水筒用の粉末洗浄剤を使いましょう。ポット用や水筒用の粉末洗浄剤であれば、ステンレス製のスキットルが変色する心配もありません。
また、ブラシなどで擦る必要もなく、浸け置きするだけで汚れを落とすことができるため簡単です。ポット用や水筒用の洗浄剤はタブレットと粉末がありますが、必ず粉末タイプを選びましょう。タブレットはスキットルの飲み口に入らない可能性があります。
まとめ
スキットルは使い方や洗い方などを知る必要がありますが、扱いに慣れてしまえば難しくありません。スキットルのいいところは使い込むほど風合いが出て、目や舌で楽しむことができることです。ぜひ、アウトドアや自宅でスキットルを使って至福のひとときを過ごしましょう。