人工芝は水やりも芝刈りも不要なので、天然芝のような手間がかかりません。冬でも綺麗な緑色なので、庭やベランダがパッと明るくなります。人工芝なんてどれも同じと思いがちですが、さまざまな種類があるんです。
ここでは人気の人工芝をご紹介していきましょう。
人工芝の選び方のポイント
人工芝選びのポイントは8つあります。
①敷きたい人工芝はロールかジョイントか
人工芝は2種類あって、数メートル単位でロールで販売されているロールタイプと、数十センチ四方の四角い形で販売されているジョイントタイプがあります。
ジョイントタイプは隣同士をくっつけるための「U」字形と「凸」字形のジョイント部が人工芝についているので、「U」字形の中に「凸」をはめれば固定できます。
ロールタイプもジョイントタイプも、設置する場合に糊や工具は必要ありません。どちらもハサミやカッターで簡単にカットできる製品がほとんどです。ジョイントタイプは狭い部分に向いています。隣同士の継ぎ目が目立ってしまうので気になる場合はロールタイプを選びましょう。
②人工芝の芝丈(パイルの長さ)はどのくらいか
人工芝にはさまざまな芝の高さがあります。短いもので20ミリ、長いもので40ミリ、間をとって35ミリという標準サイズもあります。
芝丈が長いものはフワフワ感があり、子どもが転んでも痛くありません。
また、芝が短いと中に熱がこもりにくいので夏でも寝転がることができますが、芝が長いと芝と芝の間の空気層が厚くなるので夏に寝転がるには熱すぎてしまいます。まよったら、まずは中間サイズの35ミリがおすすめです。
③人工芝の色はどうするか
人工芝には、全て単色で作っているものと、3色、4色の人工芝を組み合わせて作っているものがあります。単色のものは価格が安い反面、一目で人工芝とわかってしまうものが多く、3色、4色の組み合わせのものは、黄緑、緑、枯れた芝生の色というように自然に見えるようになっています。
④紫外線対策してある人工芝か
人工芝は庭やベランダといった野外に敷くので、一年中太陽に当たっています。そのため、しばらくするとポロポロと芝が抜けてきてしまったり、紫外線焼けして変色してしまうことも。長持ちさせたい場合には、UV加工してある人工芝を選びましょう。
⑤抗菌防カビ機能がついた人工芝か
価格が高くなってしまいますが、抗菌機能や防カビ機能がついた人工芝もあります。ちいさな子どもやペットがいる場合は、選択肢の一つとして考えてみてください。
⑥密度の高い人工芝か
芝丈が長くても、密度が低いとスカスカの人工芝になってしまいます。多くの場合、カタログにも人工芝の密度の数値は書かれていないため、サンプルを取り寄せるか実物を見て確認しておきましょう。
⑦低ホルムアルデヒドの人工芝か
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の原因となる物質で、目がチカチカしたり、涙が出たり、鼻水が出たりする症状が出ます。
壁や天井、フローリング、タンスなどに多く使われてきたため、近年は使用をひかえる傾向にあります。アレルギーの方や現在シックハウス症候群の方は、低ホルムアルデヒドの人工芝かチェックしましょう。
⑧ゴムチップを使っていない人工芝か
2014 年に、アメリカで人工芝の中のゴムチップに発癌性物質があることがテレビで報道されました。それ以降、人工芝にはゴムチップが使われない傾向にありますが、購入する人工芝はゴムチップが入っているかどうか調べておきましょう。
人工芝のおすすすめ人気ランキング15選
Amazonで人気のリアル人工芝 少し前まで人工芝と言えば、単色でいかにもプラスチック色や形のものが主流でしたが、近年は茶色の枯葉も再現して天然芝と見分けがつかないほどにリアルな人工芝が出てきました。 雨が降った時に、人工芝と床や地面の間に水の層ができないように、一定の間隔で水抜きの穴もあいています。設置には糊も工具も必要なし。ハサミやカッターで簡単に切れるので、じゃまなクーラーの室外機や倉庫があっても人工芝をカットできます。 人工芝を敷いた場合、コンクリートの床に比べて衝撃が六分の一になるので、子どもやペットにも安心です。
まずは6種類のミニカットサンプルで計画を 家に人工芝を敷きたいと思っても、いきなり10メートルのロールを買うのは勇気が要りますよね。そんな時に便利なのが人工芝のサンプルです。 ガーデンガーデンでは常時6種類のサンプルが入手できるようになっており、その時期のロットによりますが、例えば、「ライト/20mm秋冬/30mm春秋/40mm夏/やわらか20mm春秋/やわらか30mm夏」の6種類か「ライト/20mm秋冬/30mm夏/40mm春秋/やわらか20mm夏/やわらか30mm春秋」の6種類というようなセットになっています。 20ミリの芝丈の短いものから40ミリの芝丈の長いもの、色も黄緑色から濃い緑のものまでありますので、使用する場所のイメージがどれにあうか計画してみましょう。
レジェンドシリーズのお試しサンプル 「LEGEND(レジェンド) イージーターフ」を庭に敷きたいけれど、どんな色や質感か試してみたいという方のために、製品サンプルの切り売り販売がはじまりました。 本物そっくりと言われる「LEGEND(レジェンド)」の人工芝ですが、どの位のリアルさか自分の目で確かめてみたいですよね。 「レジェンド」シリーズは耐久性が非常に高いため、サッカー場やグラウンドなど、スポーツで人工芝を使う場所に導入されています。 裸足になって歩いた時の足の裏の質感なども試してみましょう。
日焼け対策済の人工芝でずっと綺麗なグリーンに 人工芝は一年中、雨ざらし日ざらしなので雨風だけでなく紫外線によるダメージも受けています。「LEGEND イージーターフ」は人工芝の中に耐UV材を練りこんであるため、紫外線を浴び続けても色褪せしたりボロボロに劣化したりする心配がありません。 サイズは幅1メートル×10メートルとたっぷりあるので、庭やベランダだけでなく、子ども部屋やペットのスペースなどにも十分使用することができます。 普通のハサミで難なくカットできるので、庭やベランダの形にあわせて簡単にカットすることができます。
ナチュラルグリーンにこだわりたい方に! 芝の高さが20ミリと短めなので、人工芝の上でスポーツもしやすく、お掃除も簡単です。高い場所から見ると、35ミリよりも短いので継ぎ目が目立ってしまいますが気になるほどではありません。 庭やベランダだけでなく、ペットが過ごすスペースの暑さ対策や、屋上の熱や日焼け対策にも使用できます。 色は4種類のカラーをミックスした、より天然芝に近いタイプ。 メーカーでは3年以上の耐久性があると発表しており、紫外線に一年中当たっていてもへたれない人工芝です。 サイズは幅1m×長さ2m、幅1m×長さ4m、幅1m×長さ6m、幅1m×長さ10mがあります。
4種の人工芝をミックスしてより本物に近く YouTen(ユーテン)の人工芝は、使い勝手が良くコスパの優れた人工芝です。 自然に見えるように濃い緑色から黄緑色、枯れた芝生の色と4種の葉を組み合わせているので、本物と比べて遜色ありません。 サイズは幅1m×長さ5m、幅1m×長さ10m、幅2m×長さ5m、幅2m×長さ10mがありますので、庭やベランダにあったサイズを選びましょう。 口コミによると、たまに別製品が届いたり、裏面が破損しているものが届いたりすることもあるようですので、購入後はすぐに商品をチェックしてみましょう。
モコモコの苔が生えているように見える人工芝 他とはちょっと違う人工芝を敷いてみたいという方におすすめなのが、kimsooの「モスマット」です。 緑色のモコモコした苔を人工的に再現しているので、床だけでなく壁や柱にも巻いて森の中のような雰囲気を醸し出すことができます。 1メートル四方のサイズがあるので寸法の計算がしやすく、材質も綿でできているのでハサミで手軽に好きな形に切ることができます。防草シート付なので、下から雑草が出てきてしまう心配もありません。 庭やベランダ以外にも、店頭のディスプレーや飲食店の模様替え、お祭りやイベントのデコレーションにも使えます。
低ホルムアルデヒドでペットにもお子様にも安心 人工芝を敷いたけれど、芝が細くてスカスカに見えて困ってしまうことも。 「山善 ガーデンマスター人工芝」は他社よりも芝が太いので、全体的にしっかり目がつまったように見えます。 他社の芝は細長い平な芝ですが、一面グリーンに見える秘密は山善独自の立体型の芝だからです。芝の高さは35ミリあるので、フカフカ感も十分。ハサミやカッターで切ることができるので、柱や室外機がある場所でも場所にあわせて施工することが可能です。 ホルムアルデヒドも、厚生労働省の基準値0.08ppmを下回る0.05ppmなので、赤ちゃんにもペットにも安心です。
パイルが抜けにくいので長持ちの人工芝 人工芝は気持ちいいけれど、使うたびにポロポロと芝が抜けてしまうという悩みも聞きます。 こちらの「LOWYA(ロウヤ)人工芝ロール フレッシュグリーン」は、人工芝の裏面の黒いマット部分に、芝のパイルを縫い込んであるので非常に長持ち。毎年買い替えなくても、フワフワのまま長年使えます。 一般的な人工芝よりも水はけ穴を細かくあけているので、雨の時でも雨の翌日でも、水が人工芝の裏にたまって浮いてしまうこともありません。 ロールタイプなので継ぎが無いため、本物の芝生と比べても見劣りしません。
裸足でもチクチクしない人工芝 さわやかな黄緑色の春色グリーンで、見た目も触り心地も、本物の人工芝そっくりな人工芝がほしいという方に試してほしい人工芝です。 市販の人工芝は、同じ色だけを使ったものも多いのですが、こちらの「タンスのゲン リアル人工芝」は、ストレートグリーンが25%、ストレートライトグリーンが25%、パーマベージュが50%の3色のパイルを使っているので見た目はまさに本物。 水抜き穴も開いているので、雨の日の後もお手入れ不要で安心して使えます。カッターで楽に切れるので、ベランダや柱があっても自分で手軽に加工可能です。
抗菌防カビ機能付き人工芝でいつも清潔に 子どもが寝そべる場所に置く人工芝は、衛生面が気になりますよね。こども用プールの下に敷いたり、ペット用スペースに敷いたりと、人工芝があると生活の快適さが広がります。 こちらの「コーナン オリジナル LIFELEXガーデンターフ」は、表面には抗菌処理、裏面には防カビ処理がしてあるので、いつでも清潔に使うことができます。芝丈はフカフカ感が味わえる40ミリ。 通常の他の製品は35ミリが多いので、5ミリも長いのが嬉しいですね。時々デッキブラシで芝をブラッシングすると、フカフカ感がよみがえります。 こちらは抗菌防カビタイプですが、芝丈が35ミリで金額が割安の通常のガーデンターフの同メーカーから販売されています。 水はけはどちらも良いので、ライフスタイルによって選びましょう。
色が選べる!本物のような触感が人気の人工芝 色やサイズが選べるロールタイプの人工芝です。 幅1m×長さ2m×毛足20mm、幅1m×長さ2m×毛足35mm、幅1m×長さ5m×毛足20mm、幅1m×長さ5m×毛足35mm、幅1m×長さ10m×毛足20mm、幅1m×長さ10m×毛足35mmの6種類あり、どのサイズも黄緑色の春色タイプと、緑が濃い夏色タイプが選べます。 質感やクオリティーにもこだわっており、ヨーロッパのEU基準をクリアし、FIFA基準にもクリアしているので安全です。 カットは普通のハサミやカッターで可能なので、力が無くても簡単に敷けます。
ジョイントで作業も簡単!お手入れいれずの人工芝 人工芝にしたいけど、ロール式だと敷き詰める作業が大変と思っている方にぴったりなのが「ジョイント式リアル人工芝」です。 縦横30センチ角の人工芝で、施工に糊や工具も不要です。カットしたい場合は、ハンディータイプのノコギリや、大きなハサミを使うとカットが可能です。 本物に近い使いふわふわの心地なので、100円ショップで売っているジョイント式の人工芝は、芝の腰がかたくて素足で歩くにはちょっと痛いと感じている方に試してほしい人工芝です。 庭やベランダだけでなく、室内のペット用のスペースや、子ども部屋などにも使用可能です。
安心の日本製。糊も使わず加工もラクラク! 30センチ角のジョイント式人工芝です。ジョイント方法は、製品の側面から出ているアーチ形の出っ張りを、つなぎたい人工芝の凸型の出っ張りにはめるだけです。 糊も工具もいらず、力も必要としないので、子どもでも女性でも簡単に人工芝を敷くことができます。 日本製の高耐久性ポリエチレンを使用しているので、長持ちで伸縮性も良く、丈夫で暑さ寒さにも強くなっています。 何回踏んでも人工芝の腰がへたれることは無いので、いつでも新品同様に使えます。 また、ハサミやカッターでカットできるので、庭やベランダの形にあわせて隅々までぴったり綺麗に敷き詰められます。
水はけが良いのでスノコ代わりにも使える 30センチ角のジョイント式人工芝です。ジョイント方法は、製品の下にあるジョイント部分を上から押さえてパチンとはめ込むだけなので、工具も力も不要です。 のりも不要なので、届いてすぐに人工芝をひく作業ができます。ハサミやカッターでカットできる素材でできているので、庭や床にあわせてカットも楽にできます。 同じロイヤル通販が販売している「テラコッタタイル調 ジョイントマット [type-E] 」と組み合わせて、庭をデザインしても素敵です。庭以外にも玄関まわりに敷き詰めて、家に入る前の泥落としにも使えます。
比較一覧表
まとめ
人工芝には芝の長さの違いや、色の違い、ロールや四角いジョイントといった形の違いがあることがわかりました。人工芝の肌触りは、実際に触ってみるのが一番です。サンプルを取り寄せたりして、自分のライフスタイルにあった人工芝を選ぶようにしましょう。