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自分でできる食洗機の水漏れ対処法!水漏れの原因や予防策も

自分でできる食洗機の水漏れ対処法!水漏れの原因や予防策も

食洗機の水漏れは、業者へ依頼しなくても自分で直すことができるかもしれません。業者へ依頼する前に自分で原因を突き止めて対処してみませんか?自分で水漏れを対処するやり方や、予防策などを解説していきます。


家事の負担を減らすために食洗機を愛用している方もいるでしょう。食洗機の需要は増えている一方で、”昨日まで問題はなかった食洗機に水漏れエラーがある”など、故障を疑う声もあります。

食洗機のトラブルでよくあるが水漏れです。例えば、ビルトイン型の食洗機が不具合を起こして水漏れした場合、買い替えを検討する方もいるでしょう。しかし、ビルトイン型の食洗機を新調するとなると費用は高額です。

ビルトイン型や据え置き型の食洗機が水漏れした時は、自分で対処できる場合もあります。意外と単純なことが原因で水漏れしているケースも少なくありません。今回は、食洗機が水漏れする原因、直し方、予防策などをご紹介していきます。

食洗機から水漏れしたらまずやるべきこと

食洗機から水漏れした時にしてはいけないNG行動は、『ブレーカーを落とす』ことや『食洗機の電源を切る』ことです。食洗機の排水ポンプが止まってしまいさらに水漏れします。まずは、以下の2つのことを行い適切に対処しましょう。

【1.】水道メーターの元栓を閉める
水漏れ被害を拡大させないために水道メーターの元栓を閉めます。給湯器や洗濯機が稼働している場合は、一時停止してから元栓を閉めてください。水道メーターの元栓は、戸建ては敷地内、マンションやアパートは玄関横にあります。

【2.】食洗機専用の止水栓を閉める
食洗機には専用の止水栓があり庫内への送水と排水を行うのが特徴です。設置場所はシンクの下か食洗機の下に設置していることが多いため、どちらかにあるでしょう。

なお、食洗機の下にある止水栓は、配管カバーなどで保護しており外さないと止めることができません。外し方は機種によって違うため取り扱い説明書で確認してください。

食洗機の水漏れ原因と自分でできる対処法

食洗機が水漏れを起こすと焦ってしまう方もいるのではないでしょうか?まずは落ち着いて、食洗機の水漏れを止めるために原因を突き止めましょう。食洗機の水漏れでよくある原因は5つあり、自分でできる対処法を下記にまとめました。

①キッチン用の洗剤を使っている

【水漏れの原因】
食洗機は洗剤が原因で水漏れすることがあります。食洗機用の洗剤ではなく、キッチン用の洗剤を使っていませんか?食洗機にキッチン用の洗剤を使うと、大量発泡により水漏れを起こすためセンサーが作動しエラー表示されます。

キッチン用の洗剤は、食器や調理器具などの油汚れを落としやすくするために、大量発泡するのが特徴です。ただでさえ大量発泡する洗剤を食洗機に使うと、庫内に送水された時の勢い、洗浄中の水流などにより泡立ちやすくなります。

【対処法】
食洗機が漏水してエラー表示している時は、庫内に入っている食器などを取り出しましょう。次に、庫内に残っているキッチン用の洗剤を全て洗い流すために、何度も送水と排水を行ってください。多くの場合、送水と排水を繰り返し行うとエラー表示は消えます。

②食洗機を水平に設置していない

【水漏れの原因】
据え置きタイプの食洗機は、水平に設置していないと水漏れを起こしやすいです。食洗機を設置した時は水平に設置していても、稼働中の振動、食洗機に物などが当たると傾くこともあるでしょう。

水平に設置していない食洗機は、ホースからの排水がスムーズにできず、ホース内に水がたまり水漏れを起こします。ホース内にたまった水が水漏れを起こすと、食洗機の下から水が流れ出るなどして、床が水浸しになることもあるでしょう。

【対処法】
食洗機の設置状態を見て傾きを確認して、水平の状態で設置することができる場所に置きます。スペースなどの問題で設置場所を変えることができない場合は、食洗機の底にゴム板などを置いて傾きを調整しましょう。

③ドアパッキンが汚れている

【水漏れの原因】
食洗機のドアパッキンを定期的にお手入れしていますか?と言うのも、食洗機の水漏れはドアパッキンの汚れが原因で起こるからです。食器や調理器具などを洗浄している最中は、ドアパッキンに油汚れや食品カスなどが飛び散って汚れます。

ドアパッキンに付着している汚れは、水分が蒸発するとこびり付くこともあるでしょう。こびり付いている汚れがあると、ドアパッキンと扉の間に隙間ができて完全に閉めることができません。食洗機のドアパッキンは水漏れを防ぐパーツで、扉の間に隙間があると稼働した時に水漏れします。

【対処法】
食洗機のドアパッキンに付着している汚れは、柔らかいスポンジ、いらない布、タオル、綿棒などで優しく拭き取りましょう。

食洗機のドアパッキンは破損しやすいため、強く擦ったり傷付けやすい物で擦ってはいけません。例えば、タワシ、ハードタイプのスポンジ、鋭利な物の使用は避けましょう。

④排水トレーに食品カスやヌメリがある

【水漏れの原因】
食洗機が水漏れエラーを表示している時は、排水トレーが原因かもしれません。排水トレーは庫内への異物混入を防ぐためのフィルターで、食器や調理器具などに付着している食品カスをキャッチするパーツです。

しかし、食品カスがたまっていると排水の妨げとなり、汚水を上手く流すことができません。また、雑菌が繁殖してヌメリが発生し、粘り気が排水の妨げとなり水漏れを起こすこともあります。

【対処法】
排水トレーにたまっている食品カスやヌメリを取り除きましょう。次に、排水がスムーズにできるかを確認するために、食洗機のドアを閉めてから稼働してください。

排水に異常がなければ水漏れエラーの表示は消えます。水漏れエラーの表示が消えない場合は、食洗機が故障しているかもしれません。

⑤分岐水栓・給水ホース・排水ホースの接続不良

【水漏れの原因】
コネクターやホースの不具合も食洗機が水漏れを起こす原因です。分岐水栓のコネクターが外れている、もしくは外れそうになっていませんか?

分岐水栓とは、蛇口へ送水するパーツに取り付けて食洗機にも送水するものです。噛み合っていないと、食洗機へ正常に送水することができないため水漏れします。なお、食洗機の後ろから水漏れしてる場合は、給水ホースや排水ホースの噛み合わせを疑いましょう。

【対処法】
食洗機が稼働している場合は、一時停止ボタンを押してから稼働をストップします。分岐水栓、給水ホース、排水ホースの接続部分を確認してください。緩みや噛み合わせが悪い場合は、しっかり閉めて水漏れが起きないようにしましょう。

食洗機の水漏れを予防する方法3つ

食洗機は食器や調理器具などを洗う度に水漏れリスクが高まります。例えば、食洗機が頻繁に水漏れするようになった場合は、お手入れ不足が原因かもしれません。食洗機の水漏れリスクは日々のお手入れで防ぎましょう。3つの予防策を以下にまとめました。

①下洗いはできるだけ汚れを落とす

食洗機へ使った食器や調理器具などを入れる前に、しっかり下洗いを行っていますか?”食洗機が汚れを落としてくれるから”などの理由で、下洗いを簡単に済ませている方もいるでしょう。下洗いが原因で水漏れを起こすことがあり、適当な下洗いはやってはいけない行動の1つです。

食洗機で食器や調理器具などを洗浄すると、汚れが庫内やパッキンに付着し水漏れを起こすことがあります。食洗機の水漏れ対策は、しっかり下洗いを行い庫内の汚れを最小限にすることが大切です。おすすめの下洗いを以下でご紹介します。

【水漏れを防ぐ下洗いのやり方】
食器や調理器具に付着している食品カスを取り除き、ソースなどの液状汚れはキッチンペーパーやヘラなどでを拭き取りましょう。もしくは、お湯で洗い流す、キッチン用の洗剤で下洗いして汚れをある程度落としてもかまいません。

②食洗器用の洗剤を使い溶け残りをなくす

食洗機を使う時は必ず食洗機用の洗剤を使い、適切な量を入れるのも水漏れを防ぐポイントです。食洗機に過度な量の洗剤を入れると、溶け残りが原因で水漏れする可能性があります。溶け残った洗剤は、食洗機の底や排水トレーにたまることもあれば、排水ホースなどに詰まることもあるでしょう。

食洗機用の洗剤が完全に溶けないと、排水に支障をきたすため水漏れの原因となります。また、食器や調理器具などをキッチン用の洗剤で下洗いを行い、すすぎ残りがあると水漏れの原因となるため注意が必要です。

【食洗機用の洗剤はジェルタイプがおすすめ】
最も洗剤の溶け残りリスクが低いのはジェルタイプで、お湯はもちろん水でもよく溶けます。自動で計量できる商品もあり使い勝手もいいでしょう。

一方、粉末洗剤は水で洗うと溶け残りのリスクがあります。タブレット洗剤は計量の手間がなくラクですが、食器や調理器具の量、水量、汚れに合わせて使用量を調整することができません。場合によっては洗剤の溶け残りが発生します。

③使用後は排水トレーにたまっている食品カスを取り除く

食洗機を使った後、排水トレーにたまっている食品カスを取っていますか?面倒な方は排水トレーの食品カスを放置したまま、繰り返し食洗機を使っているかもしれません。中には、食品カスがいっぱいの状態で使っている方もいるでしょう。

食洗機の水漏れを防ぐためには、排水トレーのお手入れも必要です。食洗機を使った後は、毎回排水トレーにたまっている食品カスを取り除きましょう。毎回排水トレーの食品カスを捨てるようにすると、雑菌の繁殖をおさえヌメリも防ぐことができます。

食洗機の使用後すぐ、排水トレー内の食品カスを取るのが面倒な方は、次回の使用前に取り除いてください。また、排水トレーにヌメリがある時は、洗浄してヌメリを落としてから食洗機を使いましょう。

自分で解決できない場合は業者に修理依頼を

食洗機の水漏れを自分で対処しても解決しない時は、故障しているかもしれません。例えば、水漏れエラーの多発や再発がある、エラー表示が解消しない場合は故障している可能性があります

また、経年劣化などにより、パーツの破損(パッキン、ホース、内蓋、ポンプ、水位センサーなど)も考えられるでしょう。どうしても水漏れを解決することができない時は、業者に修理依頼した方が安心です。食洗機の修理代を以下にまとめました。

【修理費用の目安】
食洗機の修理を業者依頼した時の費用相場は、約3,000円~30,000円です。食洗機の修理費用は、型式、パーツ代、出張費、工賃などによって変動する他、業者ごとに費用のバラつきがあります。必ず複数の業者から見積もりをとり、費用や修理内容などを確認してから依頼しましょう。

まとめ

食洗機は食器や調理器具などを洗浄する便利な家電です。一方で、使う度に食品カスや汚れが庫内に残り、水漏れの原因となるため清潔にしましょう。また、食洗機は水平な場所に置いて専用洗剤で洗うなど、正しい使い方をすることも水漏れ防止につながります。

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