鳩対策にはカビキラーが効くって本当？鳩が来なくなる対策方法も

ベランダにたびたび鳩がやってきており、どのように対策を取れば良いか分からないという人も多くいるのではないでしょうか。鳩がベランダに住み着いてしまうことで被る健康被害も重大な問題になっています。本記事では鳩対策に最適な方法から、ベランダにあるフンの掃除方法まで詳しく紹介します。本記事を参考に自分に合った最適な方法を学びましょう。

ベランダに入ってくる鳩は放置していると住処にしてなかなか出ていかなくなってしまいます。普段からベランダにやってくる鳩のフンや汚れを掃除せずにそのままにすると、鳩は警戒をしないためそのまま住処にしてしまうことがあります。

また天敵である猫などに見つかりにくいベランダは身を隠して子育てをする環境に最適です。そのため定期的に汚れを落とす必要があります。鳩はカビキラーの臭いを大変嫌います。そのため漂白剤をベランダに撒くことで、鳩が寄ってこないようにすることができるでしょう。漂白剤を撒く場合には原液でも水で薄めてもどちらでも大丈夫です。

しかしより高い効果を得たい場合には、原液で撒くと良いでしょう。容器に漂白剤を溜めてベランダに置いておくという方法も有効です。しかし漂白剤の原液は強い匂いを放つため、近隣の住民に迷惑を掛けてしまう可能性もあるので注意が必要です。

カビキラーが鳩対策に効果的なのは事実ですが、その他にも鳩を寄せ付けないための方法があります。こちらで紹介する方法から自分に合った最適な方法を選びましょう。

忌避剤はもっとも手軽にできる鳩対策の一つです。基本的に忌避剤は鳩が嫌がる臭いや成分を発し、鳩が寄ってこないように作用します。害虫やその他害獣用など多くの種類の忌避剤があります。そのため鳩専用の忌避剤を使用するようにしましょう。価格も1000円以下で購入できるものから、高いものでも2000円程度で購入することが可能です。

忌避剤の形状もスプレータイプや置くタイプなど豊富にあります。スプレータイプは鳩を寄せ付けたくない場所に吹きかけることでその効果を発揮します。置くタイプのものは設置しておくだけで鳩を寄せ付けない効果があるので大変簡単です。ハンガータイプのものは物干し竿などに引っ掛けておくだけで効果があります。ハッカ油が含まれている製品は特に効果が期待できます。

防鳥ネットは物理的に鳩をベランダに入れないために利用すると良いでしょう。設置さえしてしまえば鳩だけでなくその他の鳥や小動物も防ぐことができます。防鳥ネットはホームセンターなどで購入することができ、自分で取り付けまですることができるでしょう。ベランダに隙間なくネットを貼る必要があるため、ベランダの造りなどによっては少々手間がかかる場合があります。

場合によっては屋根やひさし、壁などに穴を開けなくては設置できないタイプもあるので注意が必要です。そのため賃貸住宅では設置ができないこともありますので、設置前に確認しましょう。また大きさが足りないとその効果を十分に発揮できなくなるため、ベランダの寸法を必ず測っておくようにしましょう。工夫一つで設置が可能になる場合もあるので販売員などに相談すると良いでしょう。

ワイヤーを設置することで鳩がベランダの手すりにやってくるのを防ぐことができるでしょう。基本的に鳩がベランダにやってくる際にはまず手すりに乗っかります。外を飛んでいるときに羽を休めるためにはまず手すりが目に付くからです。つまりベランダの中に一度も入って来ていないような鳩に対して効果のある対策方法になります。既にベランダの中を気に入っている鳩には効果が薄いです。

ワイヤーの設置方法はさまざまであり、ベランダの手すりと平行にワイヤーを張ると鳩はうまく手すりに乗っかれずにすぐ飛び立っていきます。またワイヤーを縦に張ることも可能で、縦に短い間隔で張った場合には鳩は手すりに降り立つこともできません。またより効果を上げるためにワイヤーをスプリングにしたりと方法は多種多様です。

鳥威しはその名の通り、鳥を脅して近寄らせないようにするものです。鳩にとって脅威であるカラスやフクロウを模した置物や人形を設置することで、鳩が怖がって近寄らなくなります。装飾が付いていて目立つものから、近づいたらようやく認識できるものまでさまざまな種類があります。日光の光に反射してキラキラ光る物は大変目立つため効果が高いとされています。

また置物タイプのものは手すりなどに固定しておき、鳩が手すりに休憩しに来るのを防ぎます。また引っかけるタイプもあるため、物干し竿などに設置しておくことも可能です。鳥威しはカラスやフクロウだけでなく、蛇などを模した製品でも効果があります。100均などの安価なものでもある程度の効果が期待できるでしょう。

バードスパイクは手軽に行える鳩対策の一つです。材質も樹脂製のものから針金のものなどさまざまな種類があります。また一つ一つは小さいですが、特別な道具無しで連結させたりも可能です。ベランダの手すりなど広範囲に渡って設置しておくことで、鳩が飛来してくるのを防ぐことができるでしょう。より効果が高いのは硬い針金などの製品です。

バードスパイクを固定する場合は両面テープや結束バンドを使用すると良いでしょう。また始めからシートに針が設置されているバードスパイクのシート版も製品化されており、数を多く買って連結させなくてもすむため大変簡単です。バードスパイクは簡単に設置できる代わり、大雨や台風などで飛んで行ってしまう可能性もあるので、しっかりと落下防止対策を行いましょう。

鳥威しや防鳥ネットをベランダに設置したくないと考える人には、臭いで鳩対策をすると良いでしょう。カビキラーなどの臭いを鳩は嫌いますが、実はバラやミントの香りも苦手なのです。人間にとっては大変良い香りで好きな人も多くいるのではないでしょうか。バラやミントのプランターをベランダに設置しておくだけで鳩対策になります。

鳩がバラの花を嫌う理由は、バラの棘に傷つけられることを嫌がるからだと言われています。そのためバラの香りがすると警戒して近寄らないのです。次にミントのような少し刺激的な香りは、鳩にとっては毒だと勘違いするため近寄りません。またミントを育てるために必要な日当たりと風通しという条件が揃っているベランダはミントを育てるのに最適な環境でもあります。

カビキラーを使ってベランダに散らばった鳩のフンを簡単に掃除することが可能です。鳩のフンは長い間放置してしまうと、鳩が安全地帯だと勘違いして寄り付きやすくなります。鳩に限らず野生動物のフンには病原菌などが含まれている可能性があるのでしっかりと対策をしてから始めましょう。

衛生面を考えてビニール手袋、マスク、ゴミ袋などを準備した上で、作業をすると良いでしょう。ビニール手袋をしていても、鳩のフンに直接触れないように注意しましょう。作業手順は、カビキラーを鳩のフンに吹きかけ、固まっているフンが湿るのを待ちます。そして柔らかくなったら、キッチンペーパーなどで拭き取ります。

拭き取った後は再度カビキラーを吹きかけ、次はデッキブラシなどで擦りましょう。付着しているフンが全てキレイになったらバケツなどを使用して水を流すと良いでしょう。最後にカビキラーを全体に吹きかけることでしっかりと除菌もできます。

上述したように鳩のフンには病原菌などが含まれる場合があり、それらが原因で重篤な症状を引き起こすこともあります。その中でも危険性が高いのが、クリプトコッカス症、オウム病、サルモネラ食中毒などです。また鳩が原因でダニアレルギーや喘息を引き起こす場合もあります。

特に免疫の弱いお年寄りや小さなお子さんに多く見られるので、そのような方がご家族にいる場合は気を付けましょう。また呼吸器などに持病を持っている人も悪化すると危険度が高くなりますので注意が必要です。鳩の羽に寄生しているノミやダニが人へ移ってしまったり、ペットの猫などにシラミが移る可能性もあるため、ベランダにやってくる鳩には必ず対策を行いましょう。

鳩がベランダに住み着いてしまうと不利益が大変多くあります。また放置してしまうとどんどん掃除が大変になってしまいます。そのため本記事を参考に最適な方法で素早く対処するようにしましょう。