コンセントにプラグを挿したり、抜いたりした時に火花が出ることがあります。
本記事では、その原因と対処方法を解説していきますね。
【コンセントに火花が出た時の対処法】
・ブレーカーを切る
・コンセントをプラグから抜く
・原因が分かるまではコンセントを使用しない
【コンセントの火花の原因】
・電源スイッチを入れたままコンセントを挿した・抜いた
・たこ足配線をしている
・コンセントにホコリがついていた
・電源コードが切れていた
【コンセントの火花の予防法】
・コンセント・プラグを掃除する
・電源を切ってコンセントを挿す
・たこ足配線はNG
コンセントから火花が出ないようにする予防法も紹介しているので、ぜひご覧ください。
コンセントに火花が出た直後の対処法 すぐにしたい対処法3ステップ
コンセントから火花が出た時は、慌てずに自分でできる対処をしましょう。ここでは、その方法を3ステップに分けて解説しています。
コンセントに火花が出た時の対処法1 ■ブレーカーを切る
コンセントから火花が出た時は、掃除をしたり原因を調べる必要があります。
それが済むまでブレーカーを切っておきましょう。
コンセントにホコリがついていない状態で火花が出たなら、この状態で電気業者に連絡するのもおすすめです。
コンセントに火花が出た時の対処法2 ■コンセントをプラグから抜く
ブレーカーを切って安全を確保したら、火花が出たプラグからコンセントを抜きましょう。
この時、素手で抜くと感電する可能性があるので、ゴム手袋で作業するのがおすすめ。
火花が出続けているなら、電気会社に電話して対処してください。
コンセントに火花が出た時の対処法3 原因が分かるまではコンセントを使用しない
コンセントから火花が出る原因は、掃除不足かたこ足配線、使い方の問題など様々。
ホコリがついているだけならともかく、他の原因は業者を呼ぶのがおすすめです。
原因が分かるまでは、火花が出たコンセントを使用してはいけません。
コンセントの火花の原因は? コンセントの火花の原因5つ
コンセントから火花が出る原因は、掃除不足かたこ足配線、使い方の問題など様々です。ここでは、それを解説していきます。
コンセントの火花の原因1 ■電源スイッチを入れたままコンセントを挿した・抜いた
電化製品のスイッチが入ったままコンセントからプラグを抜くと、放電が起こって火花が起きることがあります。
その方法で片付けた電化製品のスイッチをオンにしたまま、プラグを差し込むと、その時も火花がでることがあります。
これは大きな電流が一気に電化製品の中に流れるということなので、故障リスクが高くなるリスキーな行為。
コンセントを抜く前に、しっかりとスイッチを切ってください。
コンセントの火花の原因2 ■たこ足配線をしている
一つのコンセントで使用できる電流の量は決まっているので、たこ足配線で容量以上の電流を使ってしまうと、コンセントから火花が出ます。
たこ足配線には、漏電や発熱のリスクもあるのでやめましょう。
「決まった電流の量が分からないから不安」という方は、たこ足配線そのものを控えるのがおすすめ。
一か所にコードを集めているとホコリがたまりやすいので、たこ足配線には火事の原因にもなる危険な方法です。
コンセントの火花の原因3 ■コンセントにホコリがついていた
コンセントにホコリやゴミがついてると、火花の原因になります。
パッとホコリがなくとも、コンセントの差し込み口から少しずつホコリが侵入しています。
表面のホコリを拭き取るだけではなく、掃除機やエアダスターでホコリを吸い込んでおきましょう。
コンセントのホコリの掃除をしないままプラグを挿しっぱなしにしていると、トラッキング現象という危険な状況が発生します。
【トラッキング現象】
トラッキング現象とは、コンセントに積もりっぱなしになったホコリが湿気を吸い、漏電を起こしてしまう現象。
漏電すると周りのホコリに引火し、火事の原因になってしまいます。
コンセントの内部にもホコリが入り込んでいると、コンセントの内部で火花がでることもあり、火事につながるケースもあるので、コンセントはしっかり掃除しましょう。
コンセントの火花の原因4 ■電源コードが切れていた
電源コードが切れていると、火花の原因になります。切れた部分がないか確認してください。
見た目が変わらなくとも、電源コードを曲げたり、きつく縛ったり、重たいものを乗せたりしたコードは内部が切れている可能性があります。交換しましょう。
ゆるく束ねたとしても、束ねたままだとコードにたまった熱が放熱されず、火災の原因になるケースもあるので、束ねて使うのは止めてください。
コンセントの火花の原因5 ■高電圧の時や落雷時にコンセントを挿した
家庭内の電流は、たまに高電圧になっている時があり、火花が発生します。
この時、周囲にホコリがあると引火のリスクがあります。コンセントの周りはキレイにしておきましょう。
落雷で瞬間的に高電圧になることもあるので、悪天候の時はなるべくコンセントからプラグを抜いてください。
コンセントに火花が出た時の対処法 コンセントの火花で業者を呼ぶ目安
コンセントから火花が出た時、電化製品のスイッチを確認してオンになっているのであればそれが原因。
この場合は、電化製品が壊れる可能性はありますが、コンセントそのものは使い続けてもOKです。
それ以外の原因は、内部の電源も傷んでいる可能性が大きいので業者を呼んだ方が確実。コンセントが焦げた場合も同様です。
原因の特定や修理は素人には難しいので、業者が到着するまでコンセントを使うのは止めましょう。
コンセントが焦げているようであれば、プラグを抜くのは感電のリスクがあります。電話で状況を確認し、専門家の指示に従って待ってください。
コンセントの火花の予防対策は? コンセントの火花の予防法3選
コンセントの火花を防ぐには、日々の使い方とお手入れに気を付けるのがポイント。ここでは、その方法を解説していきます。
コンセントの火花の予防法1 ■コンセント・プラグを掃除する
コンセントの表面にホコリがたまったり、コンセント内部にホコリが入り込むと、火花が出てしまいます。
たこ足配線を止め、マメに掃除をしておきましょう。
コンセントの内部にもホコリが入ることがあるので、掃除機などで吸い込んでください。
コンセントの火花の予防法2 ■電源スイッチを切ってからコンセントから抜く
コンセントからプラグを抜くとき、電化製品の電源がオンのままだと、火花が出ることがあります。
電化製品の故障につながるので、必ず電化製品の電源を切っておきましょう。
コンセントの火花の予防法3 ■たこ足配線はNG
たこ足配線をすると、ホコリがたまりやすい他、コンセントの容量以上の電流が流れやすくなるので危険です。
火花や火事を防ぐため、たこ足配線は止めてましょう。