バスタオルに対してどのようなイメージがありますか? あるアンケートによると…… 「バスタオルは乾きにくいから使わない」、「室内干しは乾きにくい」等の意見が多かったそうです。アンケートの意見からもわかるように、バスタオルの、特に乾かし方に対するイメージは、あまり良くありません。
バスタオルは室外の干し方と、室内の干し方がありますが、バスタオルの干し方で悩んでいる方に朗報です。実は室内室外問わず、生乾き臭を防ぎながら、早く乾く干し方があるって知っていますか?
また住宅事情によって、ベランダが狭い場合もあるでしょう。でも大丈夫です。バスタオルを早く乾かす干し方があります。早速、バスタオルの干し方をご紹介します!
バスタオルの干し方おすすめベスト6
バスタオルの生乾き臭を防ぎながら、できるだけ早く乾かしたい方も多いはずです。バスタオルの干し方は様々で、ごく一般的な干し方から少し変わった干し方まであります。中でもおすすめの干し方は6つです。部屋干しでも生乾き臭を防ぎながら、早く乾く干し方をご紹介します。
■①バスタオルの縦長干し
最初にご紹介するのは、バスタオルを縦長にする干し方です。少し大きめの角ハンガーを用意して、バスタオルの端をピンチで止めて干します。バスタオルを縦長にする干し方は、空気の触れる面が多くなるため、早く乾かすことができるのが特徴です。
■隙間を開けて干す・アーチ型干しは早く乾く
縦長の干し方で、より早くバスタオルを乾かしたい時は、バスタオルとバスタオルの間に、できるだけ隙間を作ることです。隙間を作ることで、より一層、空気の循環が良くなり早く乾きます。
またバスタオルの丈も揃えましょう。角ハンガーの外側は丈の長いバスタオルを干し、角ハンガーの中央に丈の短いバスタオルを干します。アーチ型の干し方をするのがポイントです。同じく空気の循環が良くなります。
バスタオルを2つ折にして干す方もいるでしょう。バスタオルの面と面が密着するため、生乾き臭の原因になります。ベランダが広い場合や、バスタオルを縦長の干し方をしても、地面にバスタオルが付かない場合は、縦長の干し方をするといいでしょう。
■②バスタオルの蛇腹干し
バスタオルの干し方には蛇腹干しもあります。名前の通り、バスタオルを蛇腹のように折りながら干す方法です。バスタオルを横向きにしたら、蛇腹のようにバスタオルを折りながら、角ハンガーのピンチで止めます。
■蛇腹干しは室内干しにも向いている
室内干しをする時、蛇腹の干し方は、縦長の干し方よりも早く乾くのが特徴です。バスタオルは上から下に向って乾くため、横向きにすることで、縦長で干すよりも早く乾かすことができます。さらに地面に新聞紙を敷いて、扇風機をバスタオルに当てるのも効果的です。
新聞紙はバスタオルの湿気を吸収するため、早く乾かすのに役立ちます。あなたは扇風機を使ってバスタオルを乾かす時、扇風機の首を回していませんか? 実は扇風機の首を回さず、固定してバスタオルに風を当てた方が、早く乾きます。さらにバスタオルの正面に扇風機を置いて、扇風機の首を上向きにするのがポイントです。
また扇風機の風を強にしている方も多いですが、中でも構いません。強と中、どちらもバスタオルが乾く時間に差がないことがわかっています。
■③バスタオルの囲み干し
バスタオルを囲うようにして干す、囲い干しをご紹介します。バスタオルを横向きにしたら、角ハンガーのピンチをいくつか使って、バスタオルを囲うようにして止めましょう。ポイントはバスタオル(1枚)の端と端を、密着させないことです。あえて少しだけ隙間を作りましょう。隙間のおかげで空気が入りやすくなり、早く乾かすことができます。
バスタオルを囲う干し方は、大きめの角ハンガーで、バスタオル約2枚~3枚干せると思いましょう。
■囲い干しは室外室内問わず最も早く
バスタオルの干し方はいくつかあります。中でも最も早く乾くのが、囲う干し方です。室内室外問わず、最も早く乾くのが囲う干し方のため、最速でバスタオルを乾かしたい時は、囲う干し方をしましょう。バスタオルを囲う干し方にすると、早く乾く理由は空気の流れと関係しています。バスタオルを囲うことでバスタオルが壁となり、空気が同じ方向に循環するからです。
蛇腹にする干し方も室内干しに向いていますが、囲う干し方と比較すると差があります。気温や湿気等にもよりますが、蛇腹干しに対して囲い干しは、室外干しで約1時間早く乾き、室内干しで約15分早く乾きます。
■④バスタオルのU字干し
バスタオルをU字にする干し方は、メジャーな干し方です。ハンモックのようなイメージで、バスタオルをたるませて干します。バスタオルを縦長にしたら端を2ヶ所、角ハンガーのピンチで止めましょう。さらに地面に近い方のバスタオルの端を2ヶ所、ピンチで止めます。
■面倒な方でも簡単に干せる
バスタオルのU字干しは、バスタオルの面と面を密着させたくない方に向いている干し方です。またバスタオルを蛇腹にする干し方や、囲う干し方は、角ハンガーのピンチで何ヶ所も止めないといけません。面倒な方にはU字の干し方が向いています。
ベランダ事情等により、バスタオルを縦長の干し方をすると、バスタオルが地面に着いて汚れてしまう場合もあるでしょう。でもU字の干し方にすると、地面にバスタオルが着きにくくなります。
■⑤バスタオルの三角干し
少し特殊な干し方が三角干しです。バスタオルを横向きにしたら、端を1ヶ所だけ角ハンガーのピンチで止めます。次にバスタオルをひねり、最初にピンチでとめた部分と対角になるように、さらに端を1ヶ所止めましょう。
■縦長干しと乾く時間はほぼ同じ
バスタオルをひねり、三角にする干し方を初めて知った方もいるのではないでしょうか? あまりメジャーな干し方でではないですが、縦長の干し方と同じくらいの時間で乾かすことができます。
三角にする干し方は、バスタオルを横向きにしているため、縦長の干し方よりも早く乾くこともあるでしょう(気温や湿度による)。室内干しで、早くバスタオルを乾かしたい時は扇風機を使うと時短になります。詳しいやり方は、2番でご紹介した「バスタオルの蛇腹干し」を、参考にして下さい。
■⑥バスタオルをハンガーと洗濯ばさみで干す
ハンガーでバスタオルを干す時、バスタオルを折るか、そのまま適当にハンガーの中に通していませんか? 多くの方が実践している干し方ですが、乾かすのに時間がかかり、生乾き臭の原因にもなります。バスタオルをハンガーの中に通さないで、洗濯ばさみを使って乾かす方法を見ていきましょう。
■干し方は3通り
ハンガーと洗濯ばさみを使う干し方は、3通りあります。
・バスタオルを縦長にしたら、ハンガーの外側をバスタオルで覆い被せますしょう。次にハンガーに覆っているバスタオルの端を、洗濯ばさみで止めます。仕上がりはマントのようなイメージです。
・もしくはバスタオルを横向きにして、マントのようにするのもいいでしょう。
・バスタオルが小さい場合は、バスタオルの端と端を洗濯ばさみで止めることができません。ハンガーにバスタオルを覆い被せたら、ハンガーの上の両端に、1個づつ洗濯ばさみで止めて固定します。
バスタオルをはやく乾かすコツ3つ
バスタオルを早く乾かすコツは3つです。バスタオルの干し方も大事ですが、早く乾かすコツもプラスすることで、速乾に繋がります。一手間かけるコツもありますが、簡単にできるコツもあるため、やりやすい方法を取り入れましょう。
■①バスタオルは脱水を長めにかける
バスタオルをできるだけ早く乾かすコツは、脱水をしっかりすることです。バスタオルは、水を含んでいる状態が長くなればなるほど、乾くのに時間がかかり、さらに生乾き臭の原因にもなります。
脱水により、バスタオルの風合い等が気になる方は、一手間加える干し方をしましょう。脱水後、バスタオルを振ってシワを伸ばす方は多いですが、何回くらいバスタオルを振っていますか?
5回以上、大きくバスタオルを振ってから干すと、ふんわりします。バスタオルを5回以上振るとふんわりする理由は、絡んでいるパイルをほぐし、さらにパイルの中に空気を入れながら干すことができるからです。是非、試してみてください。
■②バスタオルにアイロンをかけて乾かす
バスタオルを早く乾かすの役立つのがアイロンです。脱水をしたバスタオルを、アイロン掛けするだけで、早く乾かすことができます。
またバスタオルが濡れていることで、自然とスチームになるのもポイントです。アイロンの温度とスチームにより、生乾き臭の原因である、菌の繁殖を防ぐ効果も期待できます。
ただしアイロン掛けだけでは、完全にバスタオルを乾かすのは難しいです。アイロン掛けをした後は、角ハンガーや、ハンガーと洗濯ばさみ等を使って干しましょう。特にバスタオルを囲う干し方は、室内でも室外でも早く乾かすことができるため、おすすめです。事情により、囲う干し方ができない場合は他の干し方をしましょう。
■③バスタオルは他の洗濯物と離して干す
バスタオルを早く乾かすコツは空気です。バスタオルの面に空気を当てる、空気を循環させる、空気を同じ方向に当てる等しましょう。バスタオルは面が広いため、ただでさえ乾くのに時間がかかります。空気の通りを良くして、早く乾かすために、バスタオルと他の洗濯物は離して干すことです。
天気が良い日は室外で干すことができるため、他の洗濯物と離す干し方ができるでしょう。問題は梅雨のシーズンや、雨が続いて洗濯物が多い時です。
室内干しはスペースが限られているため、バスタオルと他の洗濯物を密着させる干し方になることが多いでしょう。解決策としてバスタオルのみ、ハンガーと洗濯ばさみの干し方をして、他の洗濯物と密着させない方法もあります。
狭いベランダでバスタオルを干す方法
ベランダスペースが困っている方は、100均アイテムを使って、3つの干し方を試してみましょう。狭いベランダでも、バスタオルを1度で何枚でも干せます。
■①バスタオルハンガー
ハンガーホルダー1つにつき、1枚のバスタオルが干せます。フック部分を端に寄せて、ハンガーを横にスライドさせましょう。大きさが倍になります。バスタオルをハンガーの中に通したら完成です。
早く乾かすコツは、バスタオルの端と端を合わせた干し方をしないことです。バスタオルハンガーにバスタオルを通したら『片方を長くし、もう片方は短く』干しましょう。バスタオルをズラすことで風に当たる面が多くなるため、生乾き臭を防ぎながら乾かします。
■②ハンガーホルダー
ハンガーホルダーは、ハンガーと洗濯ばさみを使った干し方をする時に役立ちます。ただしハンガーホルダーは、物干し竿が2つあるベランダしか使えないため、注意しましょう。ハンガーホルダーはプラスチック製の棒状で、棒の両サイドにフックが付いています。
棒状部分はハンガーを引っ掛ける穴が、5つ程度あるのが特徴です。
穴は5つ程度開いていますが、5枚バスタオルを干す方法はおすすめしません。乾きにくいのと、生乾き臭が発生しやすいからです。できれば1つのハンガーホルダーに対して、バスタオルは2枚か3枚干すようにしましょう。
■③小さい角ハンガー2個とチェーン
小さい角ハンガーとチェーンを使った干し方は、縦のスペースを有効活用できる方法です。チェーンを使い、角ハンガーを2個連結させてバスタオルを干しますが、横向きにする干し方が向いています。チェーンのおかげで、角ハンガーの位置を自由に設置できるのがポイントです。
■チェーンは輪が大きい物が良い
100均では小さい角ハンガーや、プラスチック製のチェーンも販売しています。角ハンガー2個と、プラスチックチェーンは輪が大きい物を選びましょう。チェーンの長さは物干し竿から地面までの高さによって異なりますが、バスタオルを干すことを考えると、50cm~1mが望ましいです。
1つ目の角ハンガーのフック部分に、チェーンを通します。次に2つ目の角ハンガーのフック部分も、チェーンの輪に引っ掛けましょう。最後にバスタオルをピンチで止めます。
まとめ
バスタオルの干し方次第で、早く乾かすことができたり、生乾き臭も同時に防ぐことができます。是非、参考にして下さい!