ベランダ掃除を定期的にしていますか?"ベランダ掃除するのが面倒臭い"と思っている方や"ベランダ掃除はする必要がある?"などの理由から、ベランダ掃除をあまりしていない方もいるでしょう。
しかし、ベランダは外にあるからこそ汚れやすいため掃除をする必要があります。
ベランダ掃除をしないで放置していると虫がわいたり、場合によってはベランダが鳥のフンだらけになっている家もあるでしょう。
早速、ベランダ掃除のやり方をご紹介しますが住宅事情によって掃除方法が少し変わるため、『マンションと戸建てのベランダ掃除』をチェックしましょう。
また、『ベランダ掃除をする頻度』や『キレイなベランダを保つコツ』なども必見です。
ベランダが汚れる原因
"ベランダは砂のせいで汚れるのでは?"と思った方は、ほぼ当たっています。と言うのも、ベランダが汚れる原因は砂以外にもいくつかあるからです。では、ベランダが汚れる原因を5つ見ていきましょう。
【砂や土】
砂や土はベランダが汚れる原因です。また、ベランダで植物を栽培している・学校や公園または海が近くにある場合も、土や砂が風で舞いベランダが汚れます。
【排気ガス】
排気ガスもベランダが汚れますが、汚れの原因は排気ガスに含まれている油です。特に車通りが激しい道路の近くに住んでいる方は、ベランダに油がこびり付くこともあるでしょう。
【ゴミ】
髪の毛やゴミなどが原因でベランダが汚れ、ベランダの溝や排気溝が汚れることもあります。
【コケ】
コケもベランダが汚れる原因です。特に日当たりが悪いベランダは水ハケが悪く、コケが生えることもあるでしょう。
【鳥のフン】
ベランダが鳩やスズメなどの休憩所になるとフンで汚れます。
ベランダ掃除に必要な道具は?デッキブラシやホース?
ベランダ掃除に必要な道具は、住宅事情に合わせて道具を使いわける必要があります。
特にマンションのベランダ掃除は水の扱いに注意が必要で、できるだけ水浸しにならないように気を付けながら掃除をします。
では、マンションと戸建てのベランダ掃除に必要な道具・その他の道具をチェックしていきましょう。
【マンションの場合】
・ホウキ
・ちりとり
・ブラシ類(デッキブラシ、たわし、隙間ブラシなど)
・雑巾やマイクロファイバーの雑巾
・バケツ
・じょうろ
・水
・洗剤
【戸建ての場合】
・ホウキ
・ちりとり
・ブラシ類(デッキブラシ、たわし、隙間ブラシなど)
・雑巾やマイクロファイバーの雑巾
・バケツ
・水
・洗剤
・高圧洗浄機(あると便利)
【その他の道具】
・天井用ワイパーやフローリングワイパー
・天井専用のメラミンスポンジ
・天井専用や通常のモップ
・天井専用や通常の水切りワイパー
・フローリング用のドライシート
・キッチンペーパーやティッシュ
・ゴム手袋
ベランダ掃除に使えるおすすめ洗剤
"ベランダ掃除をするならとことんキレイにしたい!"と思いませんか? ベランダを隅々までキレイにするなら、『中性洗剤・ベランダ専用の洗剤・コケ専用の洗剤』がおすすめです。
ベランダ掃除では汚れに合わせて洗剤を使い分けると汚れが落ちやすくなり、効率よくベランダ掃除ができます。ベランダ掃除におすすめの洗剤を詳しく見ていきましょう。
【中性洗剤】
食器用や住宅用の中性洗剤を使ってベランダ掃除をします。土や砂・排気ガスの油・鳥のフンなどを落とす時に便利です。
【ベランダ専用の洗剤】
中性洗剤と同じで、土や砂・排気ガスの油・鳥のフンなどを掃除する時に使います。ただし、ベランダ専用の洗剤の方が食器用の中性洗剤よりも泡切れが良いです。
【コケ専用の洗剤】
コケ専用の洗剤はベランダの素材を傷めないでコケだけを落とします。簡単にコケ掃除をしたい方は、コケにかけて放置するだけで落ちる洗剤がおすすめです。
ベランダ掃除する場所
ベランダ掃除をする場所は床だけと思っていませんか? ベランダと一口に言っても、手すり・床・壁・窓・天井などがあります。また、エアコンの室外機がベランダの床に置いてある場合は、ベランダ掃除をするついでに室外機も掃除しましょう。
ベランダの中でも目に付きやすい汚れは、床・壁・手すりですが、ベランダは外にあるため様々な場所に汚れが付きやすいです。ベランダは床以外の場所も掃除して、ベランダ全体に汚れがたまらないようにしましょう。
ベランダ掃除方法10ステップ[マンション編]
ベランダ掃除は、天井・壁・手すり・窓・室外機・床の順番に行います。汚れは上から下に落ちていくため、高いところから掃除を始めるのが基本です。
また、ベランダに洗剤が残っていると変色することがあるため、洗剤を残さないようにしましょう。では、ベランダ掃除のマンション編をご紹介します。
〇ベランダに鳥のフンがある時は最初にフンを取り除きます。鳥のフンは菌が含まれているため、ゴム手袋をして掃除をすると安心です。鳥のフンが固まっていない場合は、キッチンペーパーやティッシュで拭き取り、洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除をします。
鳥のフンが乾燥してこびり付いている場合は、フンが洗剤で隠れるまでかけたらしばらく放置してフンをふやかしましょう。時間を置いたらキッチンペーパーやティッシュで拭き取ります。
〇【ベランダの天井の掃除方法】は、天井用ワイパーやフローリングワイパーにドライシートをセットしたら、洗剤を付けてベランダの天井を拭き掃除しましょう。もしくは、天井用ワイパーに天井専用のモップをセットして洗剤を付けるか、天井専用のメラミンスポンジを水で濡らして拭きます。
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〇洗剤でベランダの天井掃除をしたら、天井用ワイパーやフローリングワイパーに水を含ませたドライシートをセットして水拭きをしましょう。もしくは、天井用のモップや通常のモップに水を含ませて軽く絞り、何度か拭いて洗剤を落としても構いません。
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〇天井を乾かすために、天井用ワイパーやフローリングワイパーにドライシートをセットして乾拭きをするか、天井用のモップや天井用の水切りワイパーで水分を取り除きます。
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〇【ベランダの壁の掃除】は高い場所から始めますが、高い場所の壁(平面の場合)は天井掃除と同じやり方です。手が届く場所はたわしで擦ります。
一方、壁が凸凹している場合はデッキブラシに洗剤を付けて擦りましょう。汚れを落としたらデッキブラシを軽く洗って洗剤をすすぎ、水を含ませて壁の洗剤を落とします。
もしくはモップに水を含ませて軽く絞り壁の洗剤を落としましょう。何度か繰り返して洗剤を落とします。
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〇【ベランダの手すりの掃除方法】です。洗剤を含ませた雑巾で手すりを拭いた後に水拭きをしましす。汚れが落ちない時はたわしなどで擦り、細かい場所は隙間ブラシや歯ブラシが便利です。
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〇【窓の掃除方法】は上から拭き掃除をしていきますが手が届かない場合は、フローリングワイパーに洗剤を含ませたドライシートをセットして掃除しましょう。
一方、手が届く場所は洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除をします。そして、水拭きをした後に乾拭きをしましょう。
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〇【室外機の掃除】も洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除をして、水拭きを何回か繰り返し洗剤を拭き取るだけです。
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〇【ベランダの床掃除】は新聞紙を使います。新聞紙をちぎって水に浸したら床に新聞紙をバラまき、砂やゴミと一緒にほうきで掃いて新聞紙は捨てましょう。
次に、洗剤を床に付けてデッキブラシなどで擦りますが、水分が足りない時は様子を見ながらじょうろで水を足します。
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〇洗剤を流す時は水を含ませたモップで何度か水拭きをするか、水を含ませたドライシートや雑巾をフローリングワイパーにセットして水拭きをしましょう。
最後に、乾いた雑巾で拭いたりドライシートをセットしたフローリングワイパーで拭きます。
ベランダ掃除方法10ステップ[戸建て編]
戸建てのベランダ掃除もマンションのベランダ掃除と流れは同じです。天井・壁・手すり・窓・室外機(ベランダに床にある場合)・床の順番に行い、洗剤が残らないようにしましょう。また、高圧洗浄機でベランダ掃除をするのもおすすめです。
〇ベランダに鳥のフンがあればゴムを手袋をします。フンが固まっていない場合はキッチンペーパーやティッシュで拭き取り、洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除をしましょう。一方、鳥のフンがこびり付いている場合は、フンが洗剤で隠れるまでかけたらしばらく放置します。時間を置いたらキッチンペーパーやティッシュで拭き取りましょう。
〇【ベランダの天井の掃除方法】は、天井用ワイパーやフローリングワイパーにドライシートをセットをするか、天井用ワイパーに天井専用のモップやメラミンスポンジをセットします。そして、洗剤を含ませて掃除をしましょう。
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〇天井掃除をしたら洗剤を落とします。天井用ワイパーやフローリングワイパーに水を含ませて軽く絞ったドライシートをセットするか、天井専用のモップや通常のモップに水を含ませて軽く絞り何度か天井を拭きます。最後に、天井用ワイパーやフローリングワイパーにドライシートをセットして乾拭きをするか、天井用のモップや天井用の水切りワイパーで水分を取り除きましょう。
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〇【ベランダの壁の掃除】は上から下に向かって掃除をしましょう。ホースなどで壁を濡らしたら、デッキブラシに洗剤を付けて壁を擦ります。また、手が届く場所は洗剤を含ませたたわしで擦りましょう。
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〇壁の洗剤を落とすために水で流します。水で洗剤を流した後、平面の壁は天井用や通常の水切りワイパーを使って水を取り除きましょう。凸凹の壁は天井用のモップや通常のモップを使います。
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〇【ベランダの手すりの掃除】は、洗剤を含ませた雑巾で手すりを拭いた後に水拭きをしましょう。汚れが落ちない時はたわしで擦ったり、細かい場所は歯ブラシや隙間ブラシで掃除をします。
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〇【窓の掃除方法】は上から拭き掃除をしていきますが、手が届かない場合は、フローリングワイパーに洗剤を含ませたドライシートをセットし掃除をしましょう。一方、手が届く場所は洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除をします。最後に水拭きと乾拭きをしましょう。
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〇【室外機の掃除】は洗剤を含ませた雑巾で掃除をして、水拭きを何回か繰り返し洗剤を拭き取ります。
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〇【ベランダの床掃除】はホースで床を水で濡らすかバケツに入れた水を流します。次に、ベランダの床に適当な大きさにちぎった新聞紙をバラまき、ほうきで掃いてゴミと一緒に新聞紙を捨てましょう。
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〇ベランダの床に中性洗剤を付けてデッキブラシなどで擦り、溝や隅っこは歯ブラシや隙間ブラシで掃除をしましょう。ベランダ掃除が終わったらホースで洗剤を流すか、バケツに水を入れて床にまきます。最後に、水切りワイパーやモップで水分を取り除きましょう。
ベランダに付いた苔の掃除方法は?
ベランダに生えたコケは『ベランダ掃除に使えるおすすめの洗剤』でもご紹介した通り、コケ専用の洗剤で落としましょう。コケ専用の洗剤は様々な素材に使えるのがメリットで、コケがビッシリ生えたベランダもキレイになります。
ベランダのコケは熱湯をかけたりカビ取り剤で落とす方法もありますが、べランダが傷む可能性がありおすすめしません。熱湯をコケにかけるとコケは枯れますが、ベランダの素材が熱に耐えきれず変色したり塗装が剥がれることがあります。
また、ベランダのコケにカビキラーやキッチンハイターなどで掃除をすればコケは落ちるでしょう。しかし、熱湯と同じでカビ取り剤を使うとベランダが変色するかもしれません。
以上の理由をふまえて、ベランダを傷めないでコケを落とすならコケ専用の洗剤で掃除をしましょう。
ベランダ掃除におすすめの日や天候
ベランダ掃除は天気と関係があることを知っていますか? ベランダ掃除をするなら、『曇りの日や小雨の日』『雨が上がった後』にしましょう。
天気が少し悪い方が湿気があり、砂や土が湿気を吸い舞いにくくなるためベランダ掃除がしやすいです。
反対に、晴れている日・風が強い日・普通に雨が降っている日はベランダ掃除に向いていません。
晴れの日や強風の日は砂や土が舞いやすく、雨が普通に降っている日は掃除中に洗剤が雨で流れやすいため、ベランダ掃除はやめましょう。
ベランダ掃除のおすすめ頻度
汚れやすいベランダはどれくらいのペースで掃除をすれば良いのでしょうか?
ベランダは『掃き掃除を1週間に1回』を行い、『拭き掃除は1ヶ月に1回~2回』がおすすめです。ベランダは外にあることから汚れやすいため、ご紹介したペースで掃除をしましょう。定期的にベランダ掃除をすると汚れがたまりにくく掃除もラクです。
ただし、枯れ葉やゴミなどがベランダにある時はベランダ掃除のおすすめ頻度に関係なく、ほうきやちりとりで取り除きます。
枯れ葉やゴミがベランダにあるとベランダの溝に入り込んだり、排水溝に枯れ葉やゴミが集まって虫がわくことがあるためすぐに取り除きましょう。
ベランダをきれいに保つコツ3個
ベランダは季節や天候によっては汚れが酷くなることがあります。例えば、台風の日や強風の日は砂やゴミが舞い汚れやすく、春は桜の花びら・秋は枯れ葉でベランダが汚れやすいです。キレイな状態のベランダをキープするために3つのコツをチェックしましょう。
■①ベランダに置いてある物は収納ボックスに入れる
あなたは部屋に置けない物をベランダに置いていませんか? ベランダに物を置いている方は外用の収納ボックスに入れましょう。ベランダに置いてある物を外用の収納ボックスに入れると、ベランダに汚れがたまりにくくなりキレイなベランダをキープできます。
ベランダに物が置いてあったり散乱していると枯れ葉やゴミがたまりやすく、虫が卵を産むこともあるでしょう。すると、ベランダは虫の居住スペースとなり大量発生することがあります。キレイなベランダを保つなら何も置かないのが良いですが、ベランダに物を置く必要がある場合は外用の収納ボックスを使いましょう。
■②できれば植木鉢やプランターは置かない
キレイなベランダを保つなら植木鉢やプランターは置かないことです。ベランダはただでさえ風で運ばれてきた砂で汚れますが、ベランダで植物を栽培すると土が風に飛ばされて汚れます。
また、ベランダの手すりにプランターを引っかけたり、べランダの床に受け皿を使わないで植木鉢やプランターを直接置くのも汚れる原因です。
受け皿を使わないでプランターや植木鉢をベランダに置くと、水やりの時に水と一緒に土が垂れて汚れます。ベランダを汚さないためには植物を栽培しないのがベストですが、ベランダで植物を栽培する場合は水や土が流れないように受け皿を使いましょう。
■③汚れたらベランダ掃除をする
ベランダは汚れたらすぐに掃除をすると、キレイなベランダをキープしやすいです。ベランダ掃除は、掃き掃除は1週間に1回・拭き掃除は1ヶ月に1回~2回のペースがおすすめですが、汚れた時はすぐに掃除をしましょう。
特に固まるとやっかいな鳥のフンや土は、水分が完全に蒸発する前に掃除した方が良いです。気付いた時に掃除をすれば汚れが落ちやすく簡単に掃除ができます。ベランダが汚れたら面倒だと思わないで積極的に掃除をしましょう。
まとめ
ベランダは外にあるため汚れが付きやすく掃除をしないと汚れがたまります。汚れがたまったベランダは掃除をするのが大変になるだけでなく、汚れを落としてキレイにするまに時間がかかると思いましょう。
また、ベランダ掃除を少しでもラクにしてキレイな状態をキープするためにも、定期的に掃除することをおすすめします。マンションの場合は水の扱いに注意して、他の住民に迷惑をかけないようにしましょう。