洋服の片付け、ちゃんとできていますか? 整理整頓するのが好きで部屋に物が散乱しているのがイヤな方は、洋服の片付けもしっかりできているかもしれません。一方、洋服の片付けが苦手な方はどうでしょうか? とりあえずクローゼットやタンスに洋服を入れている方もいるでしょう。
洋服の片付けができないとキレイに片付ける意識が薄れ、洗濯済みやクリーニングに出した洋服も適当にしまう方が多いです。洋服の片付けが苦手な方は『片付けのコツ』がわかれば、グチャグチャの洋服もスッキリ収納できます。
今回は他にも、『洋服の片付けができない人の特徴』『洋服の片付け方法』『洋服を捨てるかどうかの基準』をチェックしていきましょう。
洋服が片付けられない人の特徴
洋服をキレイに片付けても、月日が経つと洋服がそこらじゅうに散乱して大変なことになっている方もいます。洋服の片付けができない人には特徴があることを知っていますか? 洋服の片付けができない人の特徴をまとめました。
・収納スペースに対して洋服の量が多い
・古い洋服や着ていない洋服を処分せず新しい洋服を買っている
・洋服を捨てられない
・洋服に関係なく片付けが苦手で部屋が汚れている
・洋服を決まった場所に片付けるのが面倒
ご紹介した項目全て当てはまる方もいれば、いくつか当てはまる方もいるでしょう。チェックして1つでも当てはまる項目があれば洋服の片付けが苦手な人です。とは言え、洋服の片付けができない人でもガッカリする必要はありません。洋服の片付け方法などがわかればゴチャゴチャした洋服もスッキリします。
洋服の片付け方法3ステップ
洋服が多くてクローゼットからあふれている方や、洋服の片付けができなくて部屋や床に放置している方もいるでしょう。洋服をあるべき場所にきちんと収納して部屋のあちこちに散らからないようにする正しい片付けの方法は以下の3つの手順で行えます。
- しまっている洋服を全て出す
- 出した洋服を仕分ける
- 残った洋服を収納する
さっそくそれぞれのステップを詳しくみていきましょう!
■①しまっている洋服を全て出す
洋服の片付けのファーストステップは家にある洋服を全て出すことです。洋服を全て出すと持っている洋服の量や洋服の種類が把握できるため、しばらく着ていない洋服や持っていることさえ忘れていた洋服も出てくるでしょう。
家にある洋服を出したら部屋ごとに置くのではなく、洋服は1ヶ所にまとめると片付けがしやすいです。洋服が少ない方は出した洋服を狭い部屋にまとめてもいいですが、洋服をたくさん持っている方は大きな部屋に洋服を置きましょう。
■②出した洋服を仕分ける
家にある洋服を全て出して1ヶ所にまとめたら、出した洋服を3つに仕分けしていきます。3つの仕分けの内訳は次の通りです。
・捨てる洋服
・残す洋服
・捨てるか迷っている洋服
洋服を仕分ける時は大きめの段ボールかゴミ袋を使い、残す洋服と捨てるか迷っている洋服は夏服や冬服など季節ごとにわけましょう。また、残す洋服と捨てるか迷っている洋服を季節ごとにわけると、半そで・半端そで・長そでなどの種類や量がわかり便利です。
例えば、似たような種類の長そでが多いと判断した場合は捨てる服にシフトするなど、洋服の片付けの判断材料になります。残す洋服や捨てるか迷っている洋服は必ず季節ごとに仕分ける必要はありませんが、面倒でなければ実践しましょう。
洋服の仕分けの中でも困るのが捨てるか迷っている洋服です。洋服を片付けるためには捨てるか迷っている洋服を残すか、捨てるかを最終的にはハッキリさせないといけません。捨てるか迷っている洋服の片付けに関しては次項で詳しく説明します。
洋服を片付けるなら覚えておきたい 「捨てるのはもったいない」なら売るという選択を
着る機会が少なくても「せっかく買った洋服を捨てるのはもったいない」という思いもありますよね。特に少しフンパツして買った服はなかなか捨てにくいものです。
そんなときは洋服を捨てるのではなく売るという方法を考えてみましょう!ゴミにするのではなくお金に換わるのでラクな気持ちで着ない洋服を処分できます。
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洋服を売るなら「ZARA」「BEAMS」などのカジュアルブランドでも高価買取りとなるセカンドストリートのWeb(宅配)買取りがおすすめ。
「着てない服が臨時収入に変わるかも」と思うと、洋服の仕分けや片付けもはかどります!
■③残った洋服を収納する
出した洋服を仕分けしたら洋服の片付けもクライマックスです。残った洋服をハンガーにかけてクローゼットに収納したり、洋服をたたんでタンスなどの引き出しにしまいます。洋服を片付けるとスペースができることもありますが、あえてスカスカのままにしましょう。
洋服を捨てるかどうかの基準とは?
洋服を捨てるかどうかの基準は4つ。
・1年以上着ていない
・あったことを忘れていた
・年内もしくは来年着ない
・仕事でもプライベートでも着ない
以下で4つの内容を詳しく見ていきましょう。
洋服を片付ける時に仕分けをして、洋服を捨てるか迷った時はどうすればいいのでしょうか? 洋服の片付けでは多くの方が経験する悩ましい問題ですが、洋服を捨てるか迷った時は次のことを実践すれば解決するはずです。
【1年以上着ていない洋服は捨てる】
1年以上着ていない洋服は今後も着ない可能性が高く、必要のない洋服と判断しましょう。洋服を着ていない理由は人それぞれですが、着ない洋服は残しておいても収納スペースの邪魔になるだけです。
【洋服を全て出した時、あったことに気付いた洋服は捨てる】
"こんな洋服持っていた?""そういえば前は着ていた"など、持っている洋服の存在を忘れている時点で必要ありません。思い切って処分しましょう。
【年内や来年に必ず着るなら残す】
年内や来年と期間を決めて考えた時に、必ず着る洋服だと判断すれば残します。ただし、期間内に着るか迷った時は着ない可能性が高いため捨てた方がいいです。
【仕事かプライベートで必ず着るなら残す】
仕事かプライベートで必ず着る洋服なら残しますが、着るか着ないか考えた時に"着ないかもしれない"と少しでも思ったら捨てます。
洋服の片付けのコツ10個!分類や収納は?
洋服の片付けが得意な方がいれば、反対に洋服の片付けが苦手な方がいて当然です。洋服の片付けが苦手な方にとってみれば洋服をキレイに収納するのは大変なことで、できればやりたくない方もいるでしょう。しかし、洋服の片付けはコツがわかれば簡単で苦手意識も克服できるかもしれません。
■①吊るす洋服はクローゼット・たたむ洋服はタンスなどが基本
"洋服を上手く片付けられない!"と困っている方は、洋服の片付けの基本を頭に入れましょう。吊り物の洋服はクローゼットで、たたみの洋服はタンスや収納ケースにしまうのが基本です。洋服を片付ける基本は2通りしかなくすごく難しいワケでもありません。
洗濯した洋服やクリーニングに出した洋服は部屋に放置しないで、クローゼットやタンスにしまう習慣をつけましょう。洋服をクローゼットやタンスにしまうことが習慣になれば、部屋が洋服で散らかることもありません。
■②クローゼットやタンスの中は空間があってもいい
クローゼットやタンスなどが洋服でパンパンになっていませんか? 洋服の片付けのコツはクローゼットやタンスなどは空間があっても構いません。と言うより、むしろ空間があった方がいいです。
クローゼットやタンスなどに空間を作ると持っている洋服の種類や数が把握できて、似たような洋服を買う心配もなくなります。つまり、洋服の数が増えすぎるのをセーブできるため、洋服の片付けも最低限の量ですんでラクです。
洋服の片付けが苦手な方は、クローゼットやタンスなどがパンパンになっているケースは珍しくありません。空間があると物足りなさを感じたり違和感があるかもしれませんが、洋服を片付けるために空間に慣れましょう。
■③シャツなどシワになる洋服はハンガーで吊るす
吊り物の洋服はハンガーにかけてクローゼットにしまいますが、基本的にシワになりやすい洋服はハンガーにかけます。ハンガーにかける洋服の例をいくつか挙げると、シャツ・ブラウス・スラックス・スーツ・スカート・ワンピース・アウターなどです。
洋服をハンガーにかけて片付けるとクローゼットの中がスッキリして、探している洋服を見つけやすくなります。ただ、クローゼットのスペースに対して洋服をハンガーで吊るす量が多いと、クローゼットに吊り物の洋服が収まりません。
吊り物の洋服がクローゼットからあふれた時は、クローゼットに入りきらない吊り物の洋服を捨てます。クローゼットに入り切らない吊り物の洋服を残すと部屋のどこかへ置くことになり、キレイに片付けても再び洋服が散乱する可能性大です。
■④ハンガーはアイテムごとに揃える
洋服をハンガーにかけて片付ける時はアイテムごとに揃えましょう。例えば、ブラウスなど滑りやすくて薄い素材の洋服はゴム製やベルベット製の薄手のハンガー・コートやジャケットは厚めのハンガーを使います。
アイテムごとにハンガーを使い分ける理由は、クローゼットの中で洋服が落下するのを防ぐためです。サテンやシルクなどツルツルしている素材の洋服は滑りやすく、クローゼットの中でハンガーを左右に動かすと洋服がハンガーから落ちることがあります。コートやジャケットも同じです。薄いハンガーにかけると重みで落下することがあります。
クローゼットの中で洋服がハンガーから落ちると、手で取るのが面倒で片付けないまま放置する方もいるでしょう。クローゼットの中でハンガーにかけていた洋服が1枚落下すると、2枚目も3枚目も片付けなくなる可能性があります。
■⑤ニットなどシワになりにくい洋服は四角にたたむ
ニットなどシワになりにくい素材の洋服は四角にたたんでから、タンスや収納ケースにしまいましょう。洋服を四角にたたむ理由はタンスや収納ケースの中で倒れにくくするためです。洋服を四角にたたんだら輪の部分を上にしてタンスや収納ケースに入れます。
もう1つ片付けのコツがあり、タンスや収納ケースの深さに合わせて洋服の高さを合わせることです。タンスや収納ケースの深さと洋服の高さを合わせれば引き出しを開けた時に洋服を巻き込むことがないため、たたんだ洋服が崩れることがありません。
■⑥必要があればタンスに仕切り板をセットする
たたみの洋服の片付けのコツは四角にすることですが、洋服を四角にたたむのが上手くできない方もいるでしょう。洋服を四角に上手くたためない時は仕切り板を使います。タンスの中に仕切り板をセットすればたたんだ洋服が倒れにくくなり、キレイに片付けた状態をキープしやすいです。
仕切り板は長細くて薄いプラスチックの板でできており、タンスのサイズに合わせて切ったらタンスや収納ケースにセットします。仕切り板は100円ショップやホームセンターなどで購入しましょう。
■⑦アイテムや色別にわけて洋服をしまう
吊り物やたたみの洋服の片付けのコツはアイテムや色で揃えることです。パンツ・シャツ・ジャケットのゾーンや、赤系・青系・黒系などで統一して片付けます。洋服のアイテムを揃えて片付けをするか、洋服の色で揃えて片付けをするのかはやりやすい方で構いません。
洋服をアイテムごとに片付けるのが大変な場合は色で揃えましょう。色で揃えればアイテムに関係なくクローゼットやタンスに収納できます。また、洋服の片付けが苦手な方でもアイテムや色で揃える方法はやりやすくておすすめです。
■⑧洋服をたたむのが面倒ならハンガーで吊るす
シワになりにくい洋服はたたんでタンスにしまうとわかっていても、洋服をたたむ作業が面倒な方もいるでしょう。また、洋服を四角にたたむのが苦手な方も面倒に感じる方も少なくありません。どうしても洋服をたたむのが面倒な方はハンガーを使って片付けるのもアリです。
ただし、洋服なら何でもハンガーにかければいいわけではなく、よく着る洋服やお気に入りの洋服だけをハンガーにかけます。家にある洋服を全てハンガーにかけるとクローゼットに入りきらない場合がある他、クローゼットがパンパンになり片付けが上手くできません。
■⑨洋服は決まった場所にしまう
洋服の片付けのコツは決まった場所に必ずしまいましょう。洋服の基本の片付け方法は吊り物はクローゼットでたたみはタンスですが、洋服の片付けが面倒でも適当に置かないことです。1度でも適当に洋服をしまうと片付けのコツを実践するのが億劫になり、再び洋服が散乱すると思いましょう。
洋服の片付けが苦手な方は特に要注意で、気を抜くと洋服がグチャグチャになるパターンが多いです。洋服の片付けのコツをせっかく身に付けても実践しなければ意味がありません。疲れていて洋服の片付けが面倒だと感じても決まった場所に収納しましょう。
■⑩着た洋服を洗わない時はハンガーにかける
洋服の片付けのコツは、洗濯済みやクリーニングをした洋服をクローゼットやタンスにしまうだけではありません。家に帰ってきて脱いだ洋服をハンガーにかけるのも片付けのコツです。ただし、着た洋服を洗濯する場合は洗濯カゴに入れて、洗わない場合はハンガーにかけます。
洋服をハンガーにかけたらクローゼットにしまうのがいいですが、臭いなどが気になりクローゼットにしまいたくない方もいるでしょう。着た洋服をハンガーにかけてクローゼットに収納しない時は、フックなどにハンガーをかけます。とにかく、ベッドの上や床に着た洋服を置かないことです。
まとめ
どうにかして洋服を片付けたい方は、洋服の片付け方法3ステップ(洋服を出す→洋服を仕分ける→洋服を収納する)からスタートしましょう。洋服の片付けをすると捨てる洋服がかなりあるかもしれません。
洋服を捨てるとなるともったいない気もしますが、洋服の片付けにもったいないというフレーズはNGです!高い洋服やブランドの洋服であっても思い切って捨てます。洋服を片付けて部屋や収納スペースをスッキリさせましょう。