吸盤の吸着力を復活させる方法 1.吸盤の内側の汚れを取り除く
吸盤の内側についているホコリや汚れ、油分を取り除きましょう。吸盤の内側に異物がついていると、真空状態を作り出せず、貼りつきが悪くなる原因になります。
軽い汚れなら水で洗い流し、汚れがひどい場合はメラミンスポンジを使うのがおすすめです。油汚れには食器用洗剤や重曹を使うのが効果的。
キッチンや風呂場で使っている吸盤は特に汚れやすいため、この方法で吸着力がすぐに復活する可能性が高いです。
吸盤の吸着力を復活させる方法 2.吸盤を貼る場所の汚れを取り除く
吸盤の内側を綺麗にするだけでなく、くっつける側の壁やタイルもきれいにしましょう。古い吸盤を使い続けていた場合、汚れだけでなくカビも発生している可能性があります。しっかり除去して清潔な状態で再使用するのがおすすめです。
吸盤の吸着力を復活させる方法 3.吸盤を熱湯にひたす
お湯で吸盤を復活させる簡単なやり方をご紹介。硬く平らに変形した吸盤を温めて、やわらかなカーブ状に戻すことにより、吸着力を復活させます。
カーブがあるとくっつけた時に真空状態が作りやすくなるため、落ちにくい強力な吸盤になるのです。同時に汚れも取れるので、一石二鳥ですね。
【手順】
1.鍋でお湯を沸騰させる
2.火を止め、熱湯の中に吸盤を投入する
3.しばらく時間をおく
4.吸盤が丸みを帯びてきたらお湯から取り上げる
この対処法を試す時は、吸盤を熱湯に入れた後に加熱しないように注意しましょう。復活どころか変形してしまう恐れがあります。
吸盤の吸着力を復活させる方法 4.吸盤をレンジで温める
熱湯に浸して復活させるのと同じ原理で、レンジで温めて吸盤を復活させる裏ワザです。お湯を沸かす手間が省け、手軽にできて便利!
【手順】
1.耐熱容器に水を張る
2.吸盤を投入する
3.電子レンジで30秒から1分ほどチンする
4.吸盤の変形が元に戻るまで調整しながら加熱する
今すぐ気軽にできる対処法ですが、吸盤のフックの素材をチェックするのを忘れないようにしましょう。フック部分の素材が金属の場合、この方法は危険。面倒でも、お湯を使うやり方が安全です。
吸盤の吸着力を復活させる方法 5.吸盤の内側にハンドクリームを塗り込む
驚くことに、ハンドクリームで吸盤を復活させるテクもあるのです。吸盤の内側にできた傷やひび割れなどの凸凹を油分で埋めて、表面を平らにすることにより、貼りつきをよくします。
【手順】
1.吸盤の内側の汚れを取り除く
2.吸盤の内側にハンドクリームを米粒大塗り込む
実は、ハンドクリーム以外のお家にあるアイテムでもこのやり方を実践できます。シャンプーや歯磨き粉、消毒用ジェルでも復活できますよ。
吸盤を使う前にチェック!吸着力を高められる貼り方
より吸着力を高められる吸盤の貼り方の工夫をご紹介します。復活した吸盤を貼り直す前に対策しておきましょう。
■吸盤の内側に水をつける
くっつける前に吸盤の内側に少量水をつけると、少し強度が高まります。吸盤は真空状態を作り出すことで張りつくようになっているので、できるだけ内部の空気がない方が落ちにくくなるのです。
■壁に透明テープを張る
壁やタイルに透明テープを貼ることで、吸盤の強力さを保つことができます。透明テープの表面はツルツルしており、吸盤との密着面の凸凹を少なくしてくれるため、真空状態を作りやすくなるのです。
吸盤と相性が良い「透明テープ」 幅が広いから使い勝手も良し!梱包テープ
3M/透明テープ カッターディスペンサー付 65μ48mm×50m/313D-1PN
荷造りに使う、幅が広めのテープがおすすめ。吸盤自体に問題がない場合は、テープを使うことで吸着力が復活することがあります。さまざまな用途に使えるので、ひとつ家に置いておくと重宝するでしょう。
透明なので部屋の景観を損ないません。カッターの切れ味がいいと評判ですよ。
■吸盤接着用シールを使う
吸盤接着用シールは、吸盤を使う場所に貼って吸着力を高めるためのアイテムです。先ほどのテープを使った方法と同じ原理で吸盤のつきを強化します。
吸盤と相性が良い「吸盤接着用シール」 賃貸物件でも安心して使える!
スーパー補助板75mm(1枚入り) PP780
吸盤を壁面につける際の補助板です。きれいにはがせて、くり返し使えます。
テープより目立ちにくく、100均でも買える手軽さが魅力。「壁を傷ませたくない」「吸盤の跡を残したくない」という人にもおすすめです。
■吸盤専用の接着剤を使う
吸盤専用の接着剤も販売されています。吸盤の内側に少量つけて使うだけで、強度アップ!
吸盤と相性が良い「吸盤専用の接着剤」 固まった後でもきれいにはがせるのが嬉しい!
シャープ化学工業 - ピタッ!とPeel - 吸盤用20ml入り
ペースト状なので、形や量を自在に施工できます。凸凹面や湾曲した箇所などにも使用可能。
接着剤といっても、通常の製品のように一度使うと取れなくなるものではありません。ペーストが固まれば、きれいにはがすことができます。硬化後は水にも強くなるため、水回りの使用にも最適です。
すぐ落ちるのは安い吸盤だから?高い吸盤との違いとは
吸盤は100均にも売られているリーズナブルなアイテム。わざわざ値の張る商品を買おうとは思いませんよね。
しかし、毎日の生活で何度も吸盤が落ちると「すぐダメになる理由は安いから?」と考えることもあるでしょう。ここでは、安い吸盤と高い吸盤の違いを具体的に解説します。人気の商品もご紹介!
■耐荷重が違う
耐荷重とは「物が何グラムまで耐えられるか」を表したものです。安い吸盤はこの耐荷重が小さくなっています。
高い吸盤だと10キログラムまで耐えられるものもありますが、100均の吸盤は数百グラム程度。重量があるものを吊り下げてしまうと、すぐに落ちてしまいます。
ちょっと奮発したい高級吸盤 11キロまで耐える!重いものでもガッチリホールド
ウミネコ 強力 吸盤フック 6個 セット
耐荷重11キロ!ねじ込み式真空圧力吸盤でがっちり壁に固定でき、重さがあるものでも安心です。
百均の吸盤よりは値が張る印象ですが6個セットなので個別で見ると意外とリーズナブル。
■貼りつけ方が違う
安い吸盤はシンプルに押しつけてくっつけるものが主流ですが、高い吸盤はより空気が抜けやすくなる取りつけ方法を採用しています。
最近はプッシュ式やレバー式など、少ない力で強く密着させられる商品が人気。お値段は上がりますが、吸盤が落ちるわずらわしさから解放されます。
ちょっと奮発したい高級吸盤 設置1秒、ストレスフリーな真空吸盤フック
TAILI 多機能接続式両面吸盤
タコの吸盤をマネて作られた、耐荷重5キロの強力な吸盤。すりガラス・粗いタイル・木板などにも取り付けらるパワフルな商品です。
力の弱い女性や高齢者などでも、簡単ワンプッシュで取り付けができるのも嬉しい。1秒で設置できるという謳い文句にも注目ですよ。