クエン酸を使って掃除をしたいけど家にクエン酸がなかったという経験がある人も多くいるでしょう。クエン酸は家中の掃除で大活躍しますよね。
今回紹介する内容は、
- クエン酸の代用品5選を紹介
- クエン酸を使ったおすすめの掃除方法を紹介
- クエン酸を使う際の注意点
- クエン酸の代用品に向かないもの
- クエン酸の代用品に関するよくある質問
以上となります。この記事を参考にクエン酸の代用品を確認しましょう。
クエン酸の代用品5選を紹介
クエン酸の代用品その1:お酢 ■安価な穀物酢がおすすめ
クエン酸の代用品としておすすめなのは同じく酸性の穀物酢や米酢です。お酢にはクエン酸と同じ成分が含まれているためクエン酸と同じように使用できるでしょう。
すべてのお酢が代用品として使えるわけではなく、砂糖が含まれている寿司酢は代用品に向かないので注意が必要です。お酢はクエン酸よりも刺激臭が強いので換気しながら使用しましょう。
掃除に使う際はお酢と水を同量で混ぜ合わせるだけで使えます。窓やグラスの曇り取りにも効くのでおすすめですね。
クエン酸の代用品その2:レモン汁 ■食品にも使えるレモン汁
レモンやレモン汁でもクエン酸の代用が可能です。レモンであれば掃除だけでなく料理にも使えるので安心ですよね。
鏡や電子レンジを掃除する際には半分に切ったレモンの断面を擦り付けるだけで効果があります。こびりついた汚れも落としやすくなるので一度試してみると良いですね。
家にレモンがない場合は市販のポッカレモンなどでも代用が可能です。ポッカレモンはお肉を柔らかくしたりなどの効果も期待できるのでぜひ試してみてください。
クエン酸の代用品その3:ミョウバン ■臭いが気になるときはミョウバンが効果的
ミョウバンは洗濯物が臭くなるのを防止する効果もあります。消臭効果が強いのでニオイのきつい油汚れなどをキレイにする場合におすすめです。
ミョウバンは硫酸アルミニウムカリウムで見た目は半透明な結晶もしくは粉末で売られています。煮物を調理する場合は煮崩れ防止にも使えるでしょう。
ミョウバンの結晶15グラムを500ミリリットルのペットボトルに混ぜた液体を10倍程度に薄めて使います。作ったミョウバン溶液をスプレーボトルに入れて霧吹きのように使用すると良いですね。
クエン酸の代用品その4:食用クエン酸 ■工業用クエン酸は掃除用
一般的に普及しているクエン酸は食用と工業用があります。掃除用のクエン酸と食用のクエン酸の違いはその純度です。
純度が高い方が高価ですが、掃除用クエン酸の代用品として食用クエン酸を使うことが可能ですね。反対に食用クエン酸の代用品として掃除用クエン酸を使うことはできないので注意が必要です。
クエン酸の代用品その5:オレンジの皮 ■オレンジの皮にはクエン酸が入っている
オレンジを食べたあと皮はそのまま捨ててしまうという人も多くいるのではないでしょうか。オレンジの皮はクエン酸を含むので掃除に使ったり、消臭効果を期待できます。
油汚れを溶かす効果が高いので電子レンジ内の掃除やガスコンロ周りの掃除に役立つでしょう。手についた青魚の匂いなども落とせるので便利ですね。
オレンジの皮がたくさん余っている場合は鍋でオレンジの皮を煮出した液を冷ましてボトルなどに詰めることで掃除に使えます。小さな子供がいる家庭ではクレヨンなどの汚れにもピッタリですね。
クエン酸を使ったおすすめの掃除方法を紹介
クエン酸を使ったおすすめの掃除方法そ1:クエン酸溶液 ■どこにでも使える万能スプレー
クエン酸を水に混ぜたクエン酸スプレーは万能なので掃除が捗りますね。水200ミリリットルに対して小さじ1杯のクエン酸を混ぜるだけで完成するのでカンタンです。
スプレーボトルに入れることで細かい隙間などにこびりついた汚れにも吹きかけることができます。クエン酸スプレーを作る際は40度程度のあたたかいお湯を使うとより効果的です。
クエン酸の濃度が高いクエン酸溶液を作ればガスコンロの五徳などを漬け込む際にも役立ちます。しつこい油汚れなどにはクエン酸溶液を使いましょう。
食器用洗剤の代用品はこちらの記事をご参照ください。
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クエン酸を使ったおすすめの掃除方法その2:クエン酸ペースト ■クエン酸溶液で落とせない汚れにはクエン酸ペースト
分厚い焦げや油の汚れなどは固まってしまうと取り除くのが難しいですよね。クエン酸溶液でも落とせないような頑固な汚れにはクエン酸ペーストを使うと良いでしょう。
水5ミリリットルに対して大さじ3杯程度のクエン酸を混ぜればクエン酸ペーストが完成します。水っぽいと汚れが落ちないので、汚れをしっかりと覆えるような硬さに水分量を調節しましょう。
クエン酸を使ったおすすめの掃除方法その3:トイレ掃除 ■消臭効果が高いのでトイレの掃除におすすめ
アルカリ性の汚れである尿汚れを掃除するときはクエン酸がぴったりです。クエン酸スプレーを便器に吹きかけてしっかり擦りましょう。
トイレは便器内以外にも尿汚れが飛散していることが多くあります。そのためトイレの床や壁を掃除するときにもクエン酸スプレーがおすすめです。
クエン酸にある消臭効果はトイレのイヤなアンモニア臭を消し去る効果も高いため便利ですね。
クエン酸を使う際の注意点
クエン酸を使う際の注意点その1:塩素系の洗剤 ■塩素系洗剤との併用は絶対しない
弱酸性のクエン酸は塩素系の洗剤と混ぜると有毒なガスが発生する可能性があります。大量の有毒ガスを吸い込むと身体に影響を与えることがあるでしょう。
特にお風呂で使うカビキラーなどは塩素系洗剤なので注意が必要です。漬けおき洗いをするときは複数の洗剤が混ざる危険もありますので気をつけましょう。
クエン酸を使う際の注意点その2:石材や金属 ■大理石やアルミなどには使用不可
クエン酸は石材や金属と相性が悪く使用する場合は注意が必要です。特にツヤのある大理石はクエン酸を使って掃除してしまうと表面がくすんでせっかくのツヤが台無しになってしまいます。
またアルミなどの金属にクエン酸を使ってしまうと錆びやすくなるので注意が必要です。家電製品などの中にはクエン酸の使用が不可となっている製品もあるので使用前に必ず確認しましょう。
クエン酸を使う際の注意点その3:クエン酸の濃度 ■濃すぎるクエン酸は危険
クエン酸溶液やクエン酸ペーストを作るときはクエン酸濃度に注意が必要です。クエン酸濃度が高ければ洗浄力も高まるので汚れをカンタンに落とせますが肌や素材に悪影響があります。
肌に痛みを感じたり汚れを落としたい素材に違和感を感じたらすぐに使用を止めて濃度を薄めましょう。また素材をクエン酸に漬け込んで長時間放置するのも止めましょうね。
クエン酸の代用品に向かないもの
クエン酸の代用品に向かないものその1:重曹 ■重曹はクエン酸のパートナー
クエン酸を使用する掃除方法で重曹は度々登場するパートナー的存在ですよね。そのため重曹でクエン酸の代用が’できるのではないかと考える人も多くいるでしょう。
しかしクエン酸が弱酸性なのに対して重曹は弱アルカリ性です。クエン酸と重曹は正反対の成分を含むので重曹はクエン酸の代用にはならないでしょう。
重曹の代用品はこちらの記事をご参照ください。
重曹って代用できる?料理や掃除で困ったときの代用方法を詳しく解説 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1640いつも料理や掃除で重曹を使ってるけど、いざ使おうと思ったら重曹がないということもありますよね。そんなときは重曹に代わるもので代用しましょう。この記事では重曹の代用品を料理や掃除の場面ごとに紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
クエン酸の代用品に向かないものその2:過炭酸ナトリウム ■過炭酸ナトリウムも弱アルカリ性
過炭酸ナトリウムも重曹と同じくアルカリ性のためクエン酸の代用品にはならないでしょう。過炭酸ナトリウムは漂白剤と使用されたり洗濯機の中や排水管の掃除に使用されることが多くあります。
クエン酸の代用品に向かないものその3:セスキ ■皮脂汚れなどを落とすために大活躍
セスキは油汚れや皮脂汚れを落とすために大活躍します。しかしセスキもアルカリ性の性質を持っているのでクエン酸の代用品には向かないでしょう。
クエン酸の代用品に関するよくある質問
■クエン酸を使ったおすすめの掃除方法は?
クエン酸を使ったおすすめの掃除方法はクエン酸溶液やクエン酸ペーストを作って汚れを落とす方法です。
詳しくはこちらをご覧ください。
■クエン酸を使う際の注意点は?
クエン酸を使う際の注意点は塩素系の洗剤との併用や使用する素材については必ず確認が必要です。
詳しくはこちらをご覧ください。
■クエン酸の代用品に向かないものは?
クエン酸の代用品として向かないものは重曹や過炭酸ナトリウムなどです。
詳しくはこちらをご覧ください。