犬の夜泣きに対してやってはいけないこと
犬の夜泣きの対処法の前に、やってはいけないことを3つご紹介します。下記の対応をすると夜泣きがひどくなることもあるので気をつけましょう。
犬の夜泣きに対してやってはいけないこと ■ きつく叱る
犬にとって鳴くことは大事な意思表示の一つです。夜泣きにも理由があるので、いくら「うるさい!」と叱っても、根本原因が解決しなければ夜泣きはなくなりません。
犬の夜泣きに対してやってはいけないこと ■罰を与える
罰を与える行為は人に対する不信感・警戒心につながります。さみしさや不安感から夜泣きをしてしまうこともあるので、罰を与えるのはしつけのつもりでも逆効果です。
犬の夜泣きに対してやってはいけないこと ■無視し続ける
子犬が家に来たばかりの時のクーンという夜泣きは、声をかけずに見守る必要があります。しかし、ただ無視し続けることは犬を不安にさせてしまい、夜泣きが悪化する原因となります。
また成犬や老犬が夜泣きをしているときは対処が必要なので、放置していても夜泣きはなくなりません。
犬の夜泣きの原因と対処法 子犬の場合
■原因
子犬の夜泣きの原因は主にさみしさ。犬は母犬やきょうだい犬と寄り添って成長することが普通なので、ひとりぼっちで寝ることは子犬にとってはとてもさみしくて不安な状況なのです。
■対処法
子犬が寝る時は、ケージやサークルを寝室に設置して常に飼い主の姿が見えるようにしましょう。ひとりぼっちではなく安心できる場所だと分かると、夜泣きはなくなっていきます。
■受診が必要なケース
中には分離不安の症状のひとつとして夜泣きをしていることがあります。分離不安は飼い主と少し離れただけでも不安になる病気なので、受診が必要です。
犬の夜泣きの原因と対処法 成犬の場合
■原因
成犬は、運動不足になると夜に寝付けなくて夜泣きします。また、きれい好きな犬はトイレの環境に不快感を覚えて夜泣きしている可能性も。排泄後のトイレを綺麗にしてほしくて夜泣きしているかもしれません。
■対処法
運動不足が原因の場合は、日中に体力をたくさん使うようにすると夜泣きがおさまります。
排泄後に夜泣きするならすぐに掃除してあげるのがベストですが、なかなか大変ですよね。食事や寝る前のトイレの時間を調整して、夜中に排泄しないようにすると、飼い主の負担が少なくなります。
■受診が必要なケース
成犬が急に夜泣きするようになった場合、発情期のフェロモンに反応していることが考えられます。本能的なものですが、去勢手術でおさまる場合もあるので、一度動物病院で相談するのがおすすめです。
犬の夜泣きの原因と対処法 老犬の場合
■原因
老犬は視力や聴力の衰えによって夜の暗闇や孤独感に不安になり、夜泣きすることがあります。また、関節の痛みなどで夜鳴きをしているケースも考えられるでしょう。
■対処法
不安で夜泣きしている場合は、犬が安心できるような環境作りが必要です。声かけをしたり、寝室にケージやサークルを移したりして、飼い主がそばにいることを教えて安心させてあげると夜泣きは落ち着きます。
■受診が必要なケース
飼い主がそばにいて安心している様子でも夜泣きが続く場合は、認知症や関節の痛みが原因かもしれません。シニア犬の場合、早めに動物病院を受診して原因を調べましょう。
近所迷惑が心配!犬の夜泣きに有効な防音対策・グッズを紹介
正しい対処をしていても、夜泣きがなくなるまでに時間がかかることがあります。近所迷惑や寝不足が気になる時には、防音対策グッズを使うのもおすすめです。
■1.手軽に防音!見た目も可愛い厚手ケージカバー
クレートカバー
カバーをケージにかけるだけのお手軽な防音グッズです。犬がリラックスして安眠できる空間を作れることも良いですね。
■2.5重構造で近所迷惑を防ぐ!防音カーテン
コーズ
吸音と遮音効果があり、防音性能が高いカーテンです。自宅の窓にぴったりのサイズを1cm単位でオーダーできます。犬の夜泣きの近所迷惑が気になる場合におすすめです。
■3.有名楽器メーカーが作った本格仕様!ペット用防音室
ワンだぁルーム
ピアノの音を防音する技術が詰め込まれた、本格的な防音室です。「独立二重構造」で音の大きさを8分の1程度に抑えます。換気システムや光触媒作用により、快適さも兼ね備えています。もちろん犬には無害です。