アジアンインテリアはラタン・ヒヤシンスといったカゴのような素材や竹などの自然素材を生かしたインテリアのことです。本記事では、実例を交えてアジアンインテリアのポイントやおすすめアイテムを解説していきます。
アジアン風のコーディネートとは? アジアンインテリアのポイント5つ
アジアンインテリアは海外のリゾートホテルのような雰囲気が魅力的。開放感と高級感をダブルで味わえます。下記ではそのポイントを5つに分けて解説していきます。
アジアンスタイルのインテリアのポイントその1 ■家具の素材を注意する
アジアンインテリアにおすすめの素材は自然素材。自然の色合いをそのまま残した素材で開放感を出すのがポイントです。
例えば、ラタンやヒヤシンスはさわやかで南国風の印象になり、竹や無垢材などの木材ならば少し和風でモダンな雰囲気がプラスされます。石で作った雑貨もアクセントに最適。特に、格子柄のテレビ台などはアジアンテイストの王道です。
加工が少ない素材感のある家具を選ぶことが大切になります。
アジアンスタイルのインテリアのポイントその2 ■アースカラー中心の配色を心がける
アジアンインテリアはアースカラーの家具や小物で作ることができます。ダークブラウンなどの濃いブラウンを中心にするのがおすすめです。
【アースカラーとは】
ブラウン・ダークグリーン・カーキ・濃いブルー・グレーなどの自然界にある色合い。ヒマワリ・スミレ・マリーゴールドなどの花のような色味とも相性が良い。
アクセントにはグリーンの他、レッドやパープル、オレンジ、イエローなどの花に似た色合いを選んでいくとよいでしょう。石のグレーもおすすめです。ホワイト・ブラックを取り入れるとスタイリッシュな雰囲気がプラスされます。
色を選ぶ際には、明るすぎる色はNGであることに注意しましょう。彩度を抑えた小物・カーテンを加えるとお部屋に高級感が生まれます。
アジアンスタイルのインテリアのポイントその3 ■照明に注意する
アジアンインテリアの雰囲気を崩さないためには、白く強い明かりはNG.オレンジ系でランプシェードがあるランプを選びましょう。カゴのようなランプシェードが一つあるだけで、ぐっとリゾート感がプラスされます。
この時注意したいのは、ランプの脚や笠が他の家具と同じ色合いであること。素材も統一するのがベターです。
ランプシェードはカゴのようなデザインだけではなく、貝殻を使ったものもおすすめ。蓮などの花をかたどったランプは、一個あるだけで華やかになります。
アジアンスタイルのインテリアのポイントその4 ■観葉植物を飾る
アジアンインテリアの定番アイテムといえば観葉植物です。世話が大変ならばフェイクグリーンでもOK。部屋に背の高い植物を置くと開放的に見えるメリットもあります。
バリ風・リゾート風ならば、ヤシの木系や葉っぱが大きな植物がおすすめです。モダンな雰囲気を出したいのであれば、葉っぱが細長いものを選びましょう。紫、黄色などの花が咲くタイプを選べばとても可愛らしい印象になります。
【アジアンインテリアにおすすめの育てやすい観葉植物】
小型:カジュマル・テーブルヤシ・ユッカ
中型:パキラ・モンステラ・オーガスタ
大型:ベンジャミン・アレカヤシ・ウンベラーダ
アジアンスタイルのインテリアのポイントその5 アジアンインテリアに合った雑貨を飾る
アジアンインテリアには、レリーフや雑貨も欠かせません。暗めの色合いならば家具になじみ、鮮やかな色合いは可愛らしさがプラスされ、それぞれおすすめです。
プルメリアやハスなどのフラワーモチーフやウッドレリーフ、象などのアニマルモチーフは南国リゾートらしい雰囲気になります。ヤシやツタなどのフェイクグリーンもいいでしょう。
ハンドメイドのバスケットや陶器の置物は特におすすめで、バリなどのリゾート地の現地の雰囲気を感じられます。
アジアンインテリアの実例&アイデアを紹介その1 アジアンインテリア実例6選【リゾート風】
ダークブラウンの家具と白い床・壁を合わせると正統派なリゾート風インテリアになります。
アジアンな家具の他、観葉植物を飾ったリゾート風リビングの例です。ここまでのスペースがなければ、ハスの花型のテーブルランプや壁の飾りをマネするだけでも近い雰囲気を出せます。
アジアンな雰囲気の家具は手触りが良くお子さんがいる家にもおすすめ。棚もアジアン家具で、頭をぶつけても木材よりは安心です。
観葉植物の鉢やテーブルがアジアン風でさわやかなリビングの例です。壁に飾られたアニマルモチーフの雑貨やラグも非日常感をプラスしています。
ハス型のランプ(ロータスランプ)が可愛い寝室の例です。壁の柄もアジアンで高級感が出ています。賃貸でも100均のリメイクシートを使ったり、アジアン柄の布を飾れば似た雰囲気を再現できます。
白い寝室にアジアン風のチェア、葉っぱが大き目の観葉植物を合わせたアジアン風味の寝室実例。ベージュとホワイトが中心なので、リラックスしやすいのもポイントです。
カラフルですが、彩度を抑えることで落ち着いた印象にまとまったアジアンインテリアのワンルーム例。ややくすんだ印象になりがちな配色にぐえグリーンがプラスされたさわやかな部屋です。オレンジ系のランプでリラックスしやすい空間になっているのもポイントです。
アジアンインテリアの実例&アイデアを紹介その2 アジアンインテリア実例6選【モダンスタイル】
モダンスタイルとは現代的なスタイルのことです。白い布張りのソファや明るい木製の家具など、お店でよく見る家具を組み合わせることで、アジアンスタイルの開放感とモダンスタイルの洗練さをダブルで味わえます。
モダンな色合い、クッションとラタン素材を合わせたアジアンモダンなリビングの例です。テーブルとテレビ台がアイアン家具なのでクールな印象もあります。
革のソファとウッドブラインドを合わせたアジアンモダンのリビング例です。テーブルやソファをダークブラウンでそろえることで高級感のある仕上がりになっています。
ソファや他の家具はモダンな雰囲気ですがカーテンをアジアン風にすることで華やかにまとまっています。ランプシェードも民族調で、非現実的な雰囲気が出ています。
木材のベッド・チェストとラタンのゴミ箱を合わせたモダンでカジュアルな部屋の例です。アジアンスタイルだけではリゾート風でやや普段使いしにくい部屋になりますが、カジュアルな家具を置くことでとっつきやすい印象をプラスしています。
革張りのソファとアジアン風の食卓机を合わせたリビングダイニングの例です。モダンなじゅうたんによって、食事スペースとくつろぎスペースが分かれています。
ガラステーブルにアジアンなトレー、ランプを合わせた部屋の例です。アジアンスタイルの基本はダークブラウンですが、印象が暗くなるのが嫌なればこのように白で統一するとモダンな雰囲気が出ます。
アジアンインテリアの実例&アイデアを紹介その3 アジアンインテリア実例6選【ミックススタイル】
アジアンスタイルは他のテイストと組み合わせても魅力的。北欧、ボタニカル、ブルックリンスタイルと融合するポイントを解説していきます。
■アジアンスタイル+北欧スタイルの実例2選
北欧スタイルは濃いブルー、グリーンやモミの木柄などを中心にしたインテリアのこと。その中に木材やラタン素材の家具を取り入れれば、自然とアジアン風の要素がプラスされます。
白い木材と毛足の長いラグという北欧スタイルにラタン素材の椅子を合わせたミックススタイルのインテリアです。どれか一つのスタイルに統一するのではなく、二つを組み合わせることで大人っぽく可愛らしい部屋になっています。
白い木材が北欧風でかわいい部屋にアジアン風のバスケットをプラスしたワンルームの例です。色を白で統一したことでとてもさわやかな雰囲気になっています。白は部屋を開放的に見せてくれるのもメリットです。
■アジアンスタイル+ボタニカルスタイルの実例2選
ボタニカルスタイルとはグリーンや花のモチーフを生かすインテリアで、アジアンスタイルとの相性は抜群。ラタンや竹の家具にボタニカルスタイルのクッションなどを合わせても可愛いですよ。
観葉植物の鉢やハンモックのアジアンスタイルとクッションのボタニカルがミックスされたさわやかなリビング実例。スペースが足りない場合は、テレビのサイズを小さくすればOKです。
観葉植物中心でボタニカルですが、クッションやラグの柄がどこかアジアンなリビングの例です。木材のテレビボードはどちらのインテリアとも相性抜群です。
本物のグリーンだと虫対策が大変だという方は、フェイクグリーンでも似た雰囲気を作れます。
■アジアンスタイル+ブルックリンスタイルの実例2選
ブルックリンスタイルはダークカラー+レンガ・タイルのスタイルです。通常はアイアン家具を合わせますが、そこにアジアンテイストをプラスしていくとクールな印象になります。
アイアン家具中心のワンルームにツタのフェイクグリーンをプラスした例。ゴミ箱もアジアンスタイルのラタン風です。重くなりがちなブルックリンスタイルがさわやかになっています。
アイアン系のテーブル、ハンガー、スポットライトに革のソファを合わせたブルックンスタイルのワンルームです。そこにアジアン風のベッドとラグがあることで、どこかリゾートのような印象になっています。テレビ隣のグリーンも爽やかでかわいいです。