ネジが回らない時の対処法ランキング
新生活の準備で家具を解体・組立している最中や、DIYを楽しんでいる時など、ネジが回らない場面に遭遇すると地味に困りますよね。早く作業を再開したいからといって、無理やりネジを回すのは逆効果です。
本記事では、ネジが回らない時の対処法やコツを動画を交えて難易度順にご紹介します。工具や特別な道具を買わなくても、家にある身近なアイテムで今すぐ簡単に解決できる方法から順に解説!
ランキングの中から持っている道具で実現できる方法を探し、自分にできそうな対処法を試してみてください。スムーズにお悩みを解決できますよ!
ネジが回らない時の対処法 ■第1位:輪ゴムを使う
最もトライしやすいのは、どのご家庭にもある輪ゴムを使う裏技です。ゴムの摩擦力を利用して、ネジを回します。
太めの輪ゴムがポイントです。ネジ頭の潰れ具合がひどくて空回りするのであれば、多くの場合この方法で解決します。
1.つぶれたネジ山に輪ゴムを当てる
2.輪ゴムの上からドライバーを回す
ネジが回らない時の対処法 ■第2位:アイロンを使う
熱を利用する方法です。ネジは鉄でできているため、高熱になると膨張し、冷めると元の大きさに復活する性質をもっています。これを利用してネジと基材の間にすきまを作り、回しやすくしましょう。
1.ネジを30秒ほどアイロンで温める
2.15秒以上しっかり冷ます
3.ドライバーでネジを回す
ネジが回らない時の対処法 ■第3位:ペンチを使う
DIYで活躍してくれるペンチを持っている方は多いのではないでしょうか。頭が飛び出しているタイプのネジであれば、ペンチで挟んで回すことができます。
頭が平たいタイプのネジでも、材や建材とネジの間にすきまがあれば回すことが可能です。
1.ペンチでネジ頭をしっかり掴む
2.ペンチを少しずつ回して抜き取る
通常のペンチでネジが回らなかったら ”ネジを外すこと”に特化した商品を使うのも手
ネジザウルス
潰れたネジ、錆びたネジを先端の縦溝で掴んで回せます。通常のペンチは先端部分の溝が横に入っていますが、ネジザウルスの溝は縦に入っているのがポイントです。
ネジの回転方向に対して摩擦がかかるため滑りにくく、潰れたネジをしっかり掴んでくれますよ。
ネジが回らない時の対処法 ■第4位:潤滑スプレーを使う
自転車のチェーンのメンテナンスや、すべりの悪いレールの潤滑剤として使われる潤滑スプレーが役に立ちます。ネジがサビていたり、固着したりしている場合には、すべりをよくするのがおすすめです。
1.ネジと基材の間に潤滑スプレーを吹きかける
2.30分ほど放置する
3.ドライバーでネジを回す
ネジが回らない時の対処法 ■第5位:ネジ滑り止め液を使う
ネジ滑り止め液とは、ネジとドライバーのすべり現象を防ぐ摩擦増強液。ネジ頭とドライバーのすきまを埋めることで、回しやすくします。完全に潰れてしまったネジには通用しませんが、潰れかけのネジには比較的効果があります。
1.ネジ滑り止め液をドライバー先端かネジ頭に1~2滴塗布する
2.ドライバーでネジを回す
3.使用後は液を軽く拭き取る
ネジ滑り止め液はドライバーの形を問わず利用できます。今後のトラブルに備えて1つ持っておくと大変便利です。
ネジが回らないときの救世主 一家に一つ、あると心強い
ANEX
ネジすべり止め液10g No.40
ネジの回り止め防止に、なめ防止に。ネジとドライバーの滑り現象を防ぐ摩擦増強液です。
いざというときのために気軽に購入できる価格帯、そして嵩張らないサイズ感もプラスポイント。引越しなどで生活が変わるタイミングや、おうちのメンテナンス時に活躍してくれます。
ネジが回らない時の対処法 ■第6位:貫通ドライバーを使う
貫通ドライバーとは、金属部分がグリップを貫通しているドライバーのことです。貫通ドライバーでネジ頭を叩くことで、先端のネジ穴への食いつきをよくしましょう。
1.貫通ドライバーをネジ頭に垂直に当てる
2.ドライバーを片手で固定し、ハンマーなどで貫通ドライバーを上から叩く
3.そのまま貫通ドライバーを回す
潤滑スプレーやネジ滑り止め液と併用することで、さらに効果が上がります。
ネジが回らない時の対処法 ■第7位:電動ドライバーを使う
本格的なDIYや日曜大工、整備などをするお家であれば、電動ドライバーをお持ちかもしれませんね。手動とは比べ物にならない強い回転力を利用して、ネジを回しましょう。ただし、ネジを締めるのと逆の左回転ができる製品に限ります。
1.電動ドライバーのビットをネジ頭に差し込む
2.ビットを左回転させてネジを緩める
ネジが回らなくなったのはなぜ?原因と予防策
そもそも、どうしてネジが回らなくなってしまったのでしょうか。今後同じようなトラブルで困らないように、ネジが回らなくなる原因と予防策を知っておきましょう。
快適に組立や解体、DIYを楽しめるはずです。
■ネジ頭とドライバーのサイズが合っていない
ネジ頭のサイズと、ドライバーのサイズが合っていないと、ネジ頭が潰れてしまいます。ネジが回らなくなる原因として最も多いのがこれです。
特にネジ頭のサイズより小さいドライバーを使うと、穴が削れて潰れやすくなります。ネジの大きさとドライバーのサイズを確認してから作業することが大切です。
■ドライバーの扱い方に問題がある
ドライバーの使い方が間違っていると、ネジ頭が潰れてしまいます。
1.ネジに対して垂直に差し込んでいない
2.片手で回している
3.ネジを抑え込む力をかけていない
ネジに対してドライバーを斜めに差し込んでしまうと、的確に力が伝わらずネジを潰してしまう可能性が高まります。ネジに対してドライバーを真っすぐ差し込むよう意識しましょう。
ドライバーを回す時は、基材とドライバーの軸に手を添えて両手で作業することが大切です。こうすることで安定感が出て、スムーズに動かせます。
またドライバーを回す時は、回す力よりも抑え込む力が重要です。「ドライバーを押す力:7」「ドライバーを回す力:3」を意識して作業するとよいでしょう。
■ネジがサビている、汚れている
ネジがサビているのは、基材とくっついて固着してしまい、ネジを外しにくくなるサイン。ネジ頭の穴に汚れがたまるのも、ドライバーで回せなくなる原因です。
対象物をできるだけ清潔な場所で保管したり、サビ止め剤を使ったりして予防しましょう。