スチームアイロンの便利な使い方！お手入れのコツと厳選おすすめアイロンも！

スチームアイロンはシャツのシワを伸ばしたりハンカチをキレイにしたり便利な家電です。ですが、スチームアイロンの種類や使い方をマスターしているという人は、そう多くないのではないでしょうか。

実はスチームアイロンは、シワを伸ばすだけではなく衣類の縮みや伸びにも効果的！

そこで今回は、アイロンの種類の違いや基本の使い方、スチームアイロンでできること6つやお手入れ方法などをお伝えします。

また「シワが伸びない」「手軽に使いたい」などのお悩みを解消するおすすめのスチームアイロン5つも紹介！併せてチェックしてください。

アイロンは大きく分けると「スチームアイロン」「ドライアイロン」「衣類スチーマー」の3種類に分けられます。

スチームアイロンはその名のとおり蒸気と熱を当てながらプレスするアイロンです。本体にタンクが付いていて、タンクに入れた水がスチームとなりシワが伸びる仕組みになっています。

一方ドライアイロンは、スチーム機能はなし。熱とプレスの力だけでシワを伸ばす昔ながらのアイロンです。蒸気が必要なシーンでは霧吹きが必要となってきますよ。

それから衣類スチーマーですが、こちらも熱と蒸気でしシワを伸ばす仕組みです。スチームアイロンと混同されがちですが、大きな違いはプレスをしないこと。そのためアイロン台は不要となっています。

それぞれの特徴を下記にまとめてみました。

・スチームアイロン：頑固なシワも伸ばしやすい。細かい部分まできれいに仕上がる。ドライモード付きの型もあり。

・ドライアイロン：洗濯後の生乾き状態でも使用可能。広い面のアイロンがけに向いている。

・衣類スチーマー：ハンガーにかけたまま使える。軽い着ジワ伸ばしが得意。

このようにそれぞれ得意としているポイントがあります。

スチームアイロンを使うときは電源を入れてすぐアイロンがけというわけにはいきません。

ドライアイロンや衣類スチーマーとは違った準備が必要です。手順を紹介しますね。

1.アイロン本体のタンクに満水量の水を入れる。
2.電源を入れて温まるまで待つ
3.待っている間にアイロンがけをするものをアイロン台にセット
4.温まったらスチーム噴射ボタンを押しながら滑らすようにアイロンをかける
5.かけ終わったら少し乾かす

これが基本のスチームアイロンの使い方です。

手順は難しくありません。スチームアイロンを使うのが初めてでもぐ使えるようになりますよ。

スチームアイロンの失敗しない使い方もお伝えします。スチームアイロンを使うときは2つの点に気を付けて使ってください。

まず1つ目はアイロンの温度設定表示をチェックすること。記載されているのは衣類などのタグです。

アイロンマークの中に1～3個のマルやバツ印が書かれています。これは適切なアイロンの温度を表しているんです。

「マル1つ低温(110℃までスチームなし)」「マル2つ中温(150℃まで)」「マル3つ高温(200℃まで)」の意味を表しています。

バツならアイロンがけはNGです。そして2つ目は、必要に応じてあて布をすること。

熱に弱い生地には綿のハンカチなど熱に強い布を乗せてその上からアイロンをかけましょう。その際、下の衣類などが見えやすいように白いハンカチがあると安心ですよ。

この2つの注意点は、どんなアイロンを使うときにも確認が必要なポイントになっています。布地のテカリや縮み、しみなどを防ぐために必ずチェックしてくださいね。

スチームアイロンが向いていない素材は熱や水分に弱い素材です。

シルク・ポリエステル・ベルベット(絹・レーヨン使用)・ベロア(綿・ポリエステル使用)・ファー・ポリプロピレン・アクリルなどが該当します。

スチームを当てるとしみになってしまったり、熱でチリチリになるなどのトラブルに。こういった素材の場合はアイロン表示に低温が設定されていることがほとんどです。

まずはアイロン表示をチェックし、適切な温度でドライモードやドライアイロンを使うことをおすすめします。

綿や麻は薄手のタイプならスチームと高温設定でシワ伸ばしができます。例えばワイシャツやハンカチなどです。

綿や麻が厚手の場合は、スチームアイロンの蒸気だけでは水分量が足りずシワが伸びません。その場合は、霧吹きで湿らせてドライモードもしくはドライアイロンを使用するのがおすすめです。

また、ウールやカシミア素材にもスチームアイロンが使えます。使うときはスチームのみで、プレスしないように注意しましょう。

スチームアイロンを使うと、ワイシャツなどのシワをきれいに伸ばすことができます。

スチームアイロンを使った大まかな手順は下記のとおりです。

1.シャツから少し浮かした状態でスチームを噴射する
2.少し湿った状態でアイロンを滑らせるようにかけていく
3.深いシワがある部分だけ少し力を込めてプレスする

この順番で繰り返しながらアイロンをかけていきます。

ワイシャツのアイロンがけ動画でも紹介されているように、ポイントは狭い部分からかけていくこと。

面積の大きい部分を最初にかけてしまうと再びシワが付いてしまいます。

ジャケットスーツやコート、セーターなどデリケート衣類のシワ伸ばしをするときは、スチームを当てていきます。

アイロンのベース面を衣類に付けずに、蒸気でシワを伸ばす浮かしがけという方法です。

手順を紹介します。

1.コートやジャケットスーツ、セーターをハンガーにかけるもしくはアイロン台に置く
2.衣類から少し離してアイロンのスチームを噴射する
3.乾かす

熱を直接与えないので、表面のテカリ予防にもなります。

ただ素材によってはタグにアイロンOKの表示があることも。低温であて布をすればプレスできる場合もあります。その場合はタグ表示に従いアイロンがけをしましょう。

スラックスなどのボトムスをはいて長時間座っていると、座りジワができてしまいます。この座りジワを取るにもスチームアイロンがぴったり。

1.スラックスの頑固なシワにアイロンを浮かした状態で蒸気を当てる
2.乾かす

スラックスの座りジワにも、効果的なのがスチームアイロンの浮かしがけです。

また、座りジワができる部分は汗をかきやすい場所。スチームによって除菌作用も期待できますよ。

動画で紹介しているのはスラックス全体にアイロンがけをする方法です。

アイロン台にズボンをはかせるようにセットし、おしり側その次に前側という順でかけていきます。

そして裾に向けては折りすじに沿ってアイロンがけが鉄則。スラックスはテカリやすいので、低温あて布を徹底しておきましょう。

スラックスの折り目が消えてしまったときもスチームアイロンで折り目を付けることができます。

1.スラックスの裾の折り目を探す
2.折り目を合わせたら少し浮かせた状態でスチームを全体に円を描くように当てます
3.あて布をしてスチームなしの低温でプレスする

これでキレイなセンタープレスラインに仕上がります。

スラックスの素材がシルクやレーヨンなどの場合は繊細な素材のため、家庭での折り目付けは難しいので注意が必要です。

それから、プリーツの折り目のつけ方もスラックスと基本的な方法は同じ。スチームをした後にあて布低温でプレスします。

ポイントはアイロン全体ではなくアイロンの先の部分を使うことです。折り目が多くて難しい場合は、洗濯ばさみで固定してプレスするとキレイにできますよ。

何度も着用して伸びたセーターの風合いも、スチームアイロンで戻すことができます。

1.セーターの繊維を柔らかくするため伸びた部分にスチームを当てる
2.しっかり湿らせたら伸びている箇所を手でぎゅっと握る
3.握った部分にアイロンをポンポンとやさしく押し当てる(滑らさない)

セーターなどの素材は、柔らかくすることで型を整えることができます。セーターの状態を見ながら、1～3を繰り返しやってみましょう。

スチームアイロンは縮んだセーターを戻す救世主。スチームの力で繊維を柔らかくし復活させます。

1.アイロンは浮かした状態で縮んでいる部分にたっぷりのスチームを当てる
2.温かいうちに縮んだ部分を上下左右にゆっくり伸ばす(やけどに注意)

縮みが戻るまで繰り返しましょう。

スチームアイロンを長く使うには日常的なお手入れと定期的なお手入れをすることがポイント。

まず日常的にしたい使用後のお手入れを挙げました。

・タンク内の水を使いきる
・アイロン面を水拭きする
・本体のほこりを取り除く

タンク内の水が残っているとカビの原因になってしまいます。また、ベース面は焦げが付くことも。

焦げを除去しておかないと、スチームを当てた際に衣類が汚れることがあります。そのため固く絞った布で水拭きをしておきましょう。

次に定期的にしたいお手入れを挙げます。

・スチーム穴の掃除
・ひどい焦げは薄めた中性洗剤で拭く

スチームの穴にはタンク内の水から発生するカルキが付くことがあります。そのカルキが固まってしまうとスチームが出ません。

スチーム穴のつまりを予防するためには、細めの綿棒をスチーム穴に差し込み汚れを取り除く清掃方法がおすすめです。

それでもどうしてもつまりが解消されない場合は、クエン酸水(水5：クエン酸1)をタンクに入れてなくなるまでスチームする方法を試してください。

このとき、汚れも一緒に出るのでいらない布などに向けてスチームするようにしましょう。

クエン酸がない場合はお酢でも代用可能ですよ。

また、ベース面の焦げがひどい場合は、中性洗剤を染み込ませた布で拭きます。

最後に忘れずから拭きをして、お手入れ完了です。

故障からの修理や買い替えになるまえに日々のメンテナンスを試してみてくださいね。

満足できるスチームアイロンの選び方のポイントとなるのが、下記に挙げた3つの点です。

・シワがしっかり伸びる
・手軽に使える
・充実した機能が付いている

今回はこの3つの点に注目して、おすすめのスチームアイロンを紹介します。

楽天やamazonでも口コミが良いものを集めたので、必見です。