リビングなどと違い、汚れが目につきにくい階段。ですが、日に何往復もするためよく見ると、ホコリや手垢などの皮脂汚れで意外と汚れているのです。
掃除しよう!と思いつつも、フローリングの床などと違い段差や角が多いため、億劫に感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
そんな階段掃除ですが、日々の掃除はたった3ステップで完結!階段掃除の「上から下へ」の法則を覚えてしまえば効率よく掃除を済ませることができるのです。
さらに大掃除のやり方やおすすめの掃除グッズも紹介するので、参考にしてください!
階段掃除ステップ1 まずは「壁」から!上から下へホコリを落とす
階段掃除は高い場所のホコリを落とすことから始めます。
理由は、ホコリなどの汚れは上から下に落ちるためです。床に近い部分を先に掃除してしまうと、せっかくきれいにしても上からのホコリで再び汚れてしまいます。
二度手間にならないために、まずは階段周りの壁から掃除を始めましょう。
階段の壁掃除の手順 ■壁を上から下へなでるように
階段掃除ステップ1の壁掃除の手順を解説します。
①上の階に上がる
②壁の上から下に向けてホコリを取る
③下の階に降りながら②を繰り返す
壁のホコリは上から下へなでるように取ります。おすすめは伸縮ハンディモップ。長さの調整ができるタイプを選ぶと高さのある壁でも苦労せず掃除ができます。
階段の壁掃除のおすすめアイテム 自由に曲げれて最大245cmまで伸びるハンディモップ
Cleanhome
ホコリ取り
壁や床、照明などの掃除に活躍するハンディモップです。主な特徴は6つ。
・最小76cm・最大245cmの6段階伸縮タイプ
・モップ部分は360度自由に角度変更が可能
・マイクロファイバーでほこりを吸着
・柔らかい素材で壁や床を傷つけない
・手洗いOKで繰り返し使える
・吊り下げ収納や分解して引き出し収納も可能
多機能なので、階段周りの壁掃除はもちろん踏み板の掃除や手すりの掃除と幅広く使えます。
階段掃除ステップ2 「手すり」のホコリも落としておく
階段掃除ステップ2は、手すりの拭き上げです。ステップ1の壁と同じく、上の階から下の階に向けて掃除します。
なぜなら、手すりには意外とホコリが付いていることがあるため。下に向けてホコリを落としておく必要がありますよ。
階段の手すり掃除の手順 ■手すりを包み込むように拭く
階段掃除ステップ2の手すり掃除の手順です。
①上階に上がる
②手すりをダスターで包み込む
③そのまま手すりを握ったまま滑るように下の階に降りる
このような手順で手すりのホコリも落としておきましょう。手すり掃除はダスターを使うのが、おすすめです。5本指の手袋タイプのダスターなら、同時に色んなお掃除ができますよ。
階段の手すり掃除のおすすめアイテム ホコリを絡めとるお掃除グローブ
あっちこっちおそうじ手袋
手袋の形状をしたダスターです。ブラインドや観葉植物など普段掃除しにくい場所がストレスなく掃除できます。もちろん階段の手すり掃除にもぴったり!
・手に付けたまま掃除できるので持ち運びいらず
・超極細繊維でホコリを取り除く
・水を使った掃除にも使える
・繰り返し使える
わざわざ、ダスターを取りに行ったり持ち運んだりする必要がありません。また、何度も洗って使えるのでエコな商品です。
階段掃除ステップ3 階段掃除の仕上げ!「踏み板」部分の掃除
階段掃除ステップ3、最後は階段の踏み板部分の掃除です。こちらも、まずは上から下に向かう基本の動きで、ホコリやごみを落としていきます。
踏み板部分を最後に掃除するのは「壁」「手すり」を掃除したときのホコリもまとめて掃除するため。一番下まで降りると、上から落としていったホコリが、すべて一か所に集まります。
階段の踏み板掃除の手順 ■ホコリを取りきるイメージで!
階段掃除ステップ3、踏み板掃除の手順です。
①上の階に行く
②1段ずつ下にホコリやごみを落としていく
③床まで落としたらごみを集める
すべてのホコリやごみを1か所に集めて、捨てれば完了です。このとき、階段の踏み外しや引っかかりによる転倒・落下の危険が。掃除の際は、十分に注意して進めてくださいね。
踏み板掃除でおすすめのアイテムは、4つあります。
・ハンディモップ:壁掃除・踏み板掃除どちらでも使えて手軽
・コードレス掃除機:スピーディで最後1か所に集めたごみも残さず吸い込む
・ワイパー:軽量・静か・効率よくゴミを集められる
・ほうき:上から下へごみを落とす動きがしやすい
どれも階段掃除が気軽にできます。おすすめのアイテムを4つ紹介するので自分に合ったアイテムを選んでくださいね。
階段踏み板掃除のおすすめアイテム①:ハンディモップ ■壁掃除にも踏み板掃除にも使えて便利
階段の踏み板掃除には、壁掃除で紹介したハンディモップがおすすめです。
先が自由に曲がるタイプのハンディモップなら、隅のほうのホコリを取る際も便利。しかも壁の掃除も踏み板の掃除も両方できるので、色んな道具を使わずに済みます。
便利なハンディモップはこちらからチェックしてみてください!
階段ステップ掃除のおすすめアイテム②:コードレス掃除機 ■片手でスイスイごみを吸い込む
コードレス掃除機は、邪魔になるコードがないので片手でスピーディに階段のごみを掃除できます。
ひたすら階段を上から下に降りながら、ごみを吸い取っていくだけ。
角のごみは吸い取りにくいという弱点もありますが、日々のお掃除に使うなら素早く終わるという点はポイントが高いです。
おすすめは、アイリスオーヤマの掃除機。使いやすいところがたくさんあります。
踏み板掃除におすすめのアイテム 多機能・軽量・隅までしっかりごみを吸引
IRIS OHYAMA/アイリスオーヤマ
充電式サイクロンスティッククリーナー アタッチメントセット付 SCD-142P
階段掃除にも、最適なスティッククリーナーです。
・コードレス
・サイクロン式で吸引力が強い
・パワーヘッドで様々な床に対応
・1.3kgと軽量
・最大35分連続運転可能充電
・スティックとハンディの2way
・丸洗い可能なダストカップとブラシ
・隅までしっかり吸引
・3つのヘッド付き
機能的なコードレス掃除機で、掃除がしやすいと口コミでも高評価。特に1.3kgと軽い点・隅までしっかり吸引できるところが階段掃除にぴったりです。
階段ステップ掃除のおすすめアイテム③:ワイパー ■効率よく掃除ができて軽い・静か
ワイパーは軽量な点が階段掃除にぴったりです。上がったり下がったりしながら掃除するので、軽量アイテムを選ぶことで疲れにくくやる気も湧いてきます。
階段掃除に適したタイプのワイパーなら、さらに効率アップ!おすすめは、三角ヘッドのワイパーです。
踏み板掃除におすすめのアイテム 三角ヘッドが階段の隅にぴったり
アズマ工業
スポンジワイパーF
あまり見かけない三角ヘッドですが、階段掃除がしやすいスポンジワイパーです。
・階段の隅や壁際などにぴったりフィットする
・巾木などの細い部分も掃除しやすい
・床などの広い面の掃除も可能
・約30×20cmの市販のシートが使える
・柄の長さ調節可
・軽量
・ヘッド部分が縦になり収納しやすい
階段掃除で困るのが、隅にたまった汚れです。ですがこの三角ヘッドならぴったりフィットするので掃除がはかどります。柄の伸縮もできるのでかがむことなく掃除がスムーズです。
階段ステップ掃除のおすすめアイテム④:ほうき ■使い方が簡単で1番のエコアイテム
ほうきは使い方がシンプルで迷うことがありません。また長く使えて、備品などの買い足しもないのでエコなお掃除アイテム。
階段の隅や角も比較的、掃除しやすいです。腰をかがめる必要がなく、ごみもすぐに取り除ける、ちり取り付きで柄の長いタイプをおすすめします。
踏み板掃除におすすめのアイテム ブラシに角度が付いていて掃きやすい
MARNA/マーナ
ほうき ちりとり セット
一見普通のほうきちりとりセットに見えますが、掃きやすい工夫がされています。
・グリップが握りやすい
・ブラシに角度が付いていて掃きやすい
・ちりとりに段差があってごみがこぼれ落ちない
・自立する
・ひっかけ収納もできる
・デザインがシンプル
階段掃除では、角や隅が掃除のしにくい部分ですが、マーナのほうきはブラシが斜めにカットされているので掃きにくい場所にもぴったりです。
また、ちりとりとセットになっていて、スピーディさが重要な日々の階段掃除も快適にできます。デザインもシンプルなので、出しておいてもインテリアの邪魔をしませんよ。
【大掃除編】階段を簡単にすみずみまで掃除する方法
日々の階段掃除に加えて、定期的にしっかりお掃除をすることがキレイな階段を保つコツです。
大掃除では、隅の方にたまった汚れを取り除いたり、ステップ部分や手すりについた皮脂の黒ずみ汚れを落としましょう。
隅の掃除や拭き掃除に便利なグッズがあるので、そういったものを活用することで掃除が楽に!階段掃除に便利な3つのアイテムを紹介しますね。
すみずみまで階段掃除ができるアイテム① ■階段の隅のホコリをかき出すお掃除棒
階段の隅のホコリや汚れを取り除くのに便利なのがお掃除棒です。
①割りばしのような棒・使い古しのタオル・輪ゴムを準備
②棒にタオルを巻き付ける
③輪ゴムを巻きつける
このように手軽に作れます。お掃除の仕方もいたって簡単!棒の先で、ホコリなど汚れをかき出すだけです。
このお掃除棒は、使い古しのタオル以外にもティッシュやコンビニでもらうことのある紙おしぼりなどでも作ることができます。手軽でなおかつエコなアイテム。
また、作るのが面倒だったり難しい場合は100円ショップでも販売されていますよ。
すみずみまで階段掃除ができるアイテム③ ■シートタイプでサッとふけるアルカリ電解水シート
階段ステップや手すりに付いた皮脂汚れには、アルカリ電解水シートが便利です。皮脂汚れは酸性なので、アルカリ電解水の成分で中和されキレイになります。
スプレータイプもありますが、階段掃除を楽に早く終わらせるには断然シートが便利!力を入れずに拭き上げるだけで、汚れを落とすことができます。
ただ、階段がコーティングされている場合はアルカリ電解水を使うとコーティングが剥がれたりシミになることも。掃除の前にコーティングされていないか確認してくださいね。
階段の大掃除で使えるアイテム 厚みがあって拭きやすいアルカリ電解水シート
masukiyo/マツキヨ
アルカリ電解水水拭きワイパー 20枚
シートタイプのアルカリ電解水です。
・アルカリ電解水とセスキ炭酸ソーダが配合
・洗剤を使っていないので子どもやペットにも安心
・一部の菌に除菌効果がある
・ワイパーにも取り付け可能
アルカリ電解水とセスキ炭酸ソーダ配合のパワーで、力を入れなくても皮脂汚れがするりと落ちますよ。ホコリを取り除いた後の仕上げの掃除にぴったりです。
すみずみまで階段掃除ができるアイテム④ ■コーティングされた階段は薄めた食器洗い洗剤で拭く
もしコーティングがされた階段なら、薄めた食器洗い洗剤を使ってください。
①500mlスプレーボトル・水・食器洗い洗剤を用意する
②スプレーボトルに入れた水に食器洗い洗剤を数滴たらす
500mlの水に数滴たらすだけで、お掃除スプレーが作れます。
食器洗い洗剤も皮脂汚れに強いので拭き上げるだけでキレイになります。二度拭きもしなくてOK!中性なのでコーティング剤を溶かす心配がありませんよ。
日々の小掃除が重要!階段汚れを予防する2つの方法
階段の汚れを予防するには「簡単な掃除をこまめにすること」「汚れを付きにくくすること」がポイント!
その方法を2つ紹介します。
階段汚れの予防法その1 ■掃除が苦にならない仕組みを作る
上の階にハンディモップやワイパーなどの掃除道具を準備しておき、1階に下りながら掃除をしてしまう仕組みを作れば階段の小掃除が習慣に。
使った掃除道具は次に上の階に上がるときに、持って行きましょう。その際、掃除道具の一時的な置き場をどうするか悩んでしまうかもしれません。
そんなときは、下記に挙げた方法を試してみてください。
・1階にも掃除道具の置き場を作る
・あえて置き場は作らず目に付く場所に一時的に置く
1階にも掃除道具の置き場を作れば、部屋がすっきりと見えます。ですが、ついつい忘れて1階に置きっぱなしになることも。
あえて置き場を作らない場合は、部屋が雑然としてしまうかもしれません。逆に、それが気になりすぐに上の階にしまう習慣ができる場合もあります。
2つの方法のうち自分に合う方を選んでくださいね。
階段汚れの予防法その2 ■柔軟剤スプレーで拭く
階段のホコリ汚れを予防するには、階段掃除をした後に柔軟剤スプレーを作って拭くのが効果的です。
柔軟剤の成分には「静電気防止」「消臭」「防臭」などの効果が期待できるタイプがあります。中には「抗菌」「除菌」ができるものも。
それらの効果は、階段掃除でも活躍します。階段掃除を楽にするためにぜひ試してください。では柔軟剤スプレーの作り方や使い方を解説しますね。
柔軟剤スプレーの作り方 ■スプレーボトルに3~5%の濃度で作る!
まずは、柔軟剤スプレー作りの準備物です。
・スプレーボトル
・お好きな柔軟剤
・水もしくはぬるま湯
本記事では100mlの量で解説しますが、お好きなサイズのスプレーボトルを用意してください。
①スプレーボトルに100mlの水もしくはぬるま湯を入れる
②柔軟剤3~5mlを①のボトルに入れる
③よく混ぜる
これで完成です。柔軟剤スプレーはその都度新しいものを使います。ですから使いきれる量を作ってくださいね。
柔軟剤スプレー使い方 ■静電気を防止してホコリが付くのを防ぐ
柔軟剤スプレーの使い方です。
①あらかじめ階段や階段周りのホコリを除去しておく
②使える素材か見えない部分でチェックする(シミや痛みを防ぐため)
③汚れを予防したい箇所に柔軟剤スプレーを吹きかける
④雑巾やクロスで拭き上げる
スプレーが作れたら、ホコリ汚れを予防したい場所に吹きかけて、拭き上げるだけです。拭き掃除の要領なので簡単。
柔軟剤の成分で静電気を防ぎ、ホコリを寄せ付けなくなるのです。フレグランスタイプの柔軟剤なら、ほんのりいい香りもするので気分も上がりますね。
もっと楽に!階段を掃除できるロボット掃除機が研究中
階段掃除を楽にする方法を紹介しました。億劫になりがちな階段掃除ですが、キレイを保てると気持ちがいいものです。
そんな中、実は階段掃除機ができるロボット掃除機が研究されているようです。そう遠くない未来に、もっと階段掃除が楽になる日がやってくるかもしれませんね。