カビが生えた歯ブラシを使ってしまった!これって大丈夫?
カビが生えた歯ブラシをうっかり使ってしまったら焦りますよね。結論、すぐに使用をやめれば健康に問題はありません。歯磨き後は水で口をすすぐので、カビを飲み込む心配はないでしょう。
しかし、カビが生えた歯ブラシを使い続けるのは、衛生的によくありません。
・虫歯や歯周病にかかりやすくなる
・口の臭いがひどくなる
・口内炎ができる
など弊害があり、病気の原因になります。歯ブラシのカビに気付いたら、すぐに対処しましょう。
なぜ歯ブラシにカビが生えるの?
口の中には無数の細菌がいます。歯磨き後の歯ブラシの洗浄が足りないと、菌が繁殖してしまうのです。シンクや洗面台を掃除しないとヌメリが発生するのと同じ現象が、歯ブラシでも起こり得ます。小さいからといって油断は禁物です。
歯ブラシにカビが生えた時の対処法
カビが生えた歯ブラシは、いさぎよく処分しましょう。「新品なのに!」「まだまだ使えるのに!」ともったいなく感じる気持ちは分かりますが、衛生面を考えると使い続けるのはよくありません。
お風呂掃除と同じように漂白剤を使用してカビを取ろうとする人がいますが、絶対にやめましょう。口に入るものに強い薬剤を使用するのは大変危険です。どうしても捨てきれないなら、後で紹介する再利用を検討してみてはいかがでしょうか。
電動歯ブラシにカビが生えた時の対処法
普通の歯ブラシにカビが生えた場合は処分をおすすめしますが、高価な電動歯ブラシであればすぐに捨てるわけにはいきませんよね。電動歯ブラシにカビが生えた場合の対処法をまとめました。
■ブラシにカビが生えた場合
歯を磨くブラシ部分にカビが生えた場合は、新しい替えブラシと取り換えましょう。各メーカーからお手持ちの電動歯ブラシにセットできるものが販売されています。
割高なのでギリギリまで取り換えたくないかもしれませんが、口の中に入れる部分なので衛生面を重視しましょう。
■持ち手にカビが生えた場合
持ち手部分は口の中に含むわけではないので、カビ取りで対処することが可能です。漂白剤を使用すれば、簡単にカビを落とせます。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤(小さじ1)
・重曹(小さじ1)
・お湯(小さじ1/2)
【手順】
1.酸素系漂白剤と重曹を40度のお湯に溶かし、ペースト状になるまで混ぜる
2.カビを覆うように1を塗る
3.2時間放置する
4.水でよく洗い流す
電動歯ブラシのカビ取りではありませんが、漂白剤ペーストを使った黒カビ落としのイメージが分かる動画をご紹介します。
歯ブラシのカビを予防するための対策
歯ブラシのカビを予防するには、日ごろの扱い方が重要です。カビを発生させない使い方についてご紹介します。
■歯磨き後は歯ブラシをよく洗浄・水切りする
歯磨き後は、歯ブラシを流水でよくすすぎましょう。洗面台や洗面器にためた水ですすぐのは不衛生です。十分にすすいだら、しっかり水気を切ることもお忘れなく。
■歯ブラシホルダーを乾燥・洗浄する
歯ブラシだけでなく、歯ブラシを収納する歯ブラシ立てやコップを清潔に保つことも大切です。手入れをおこたると菌が繁殖して、歯ブラシにも広がってしまいます。
保管する小物は常に綺麗にして、乾燥状態を保ちましょう。最近は水切れがよくなるよう工夫された商品や、吸水性が高い珪藻土のスタンドも多く販売されています。アイテム選びを見直すことも重要です。
■歯ブラシを定期的に交換する
歯ブラシは1ヶ月に1度を目安に交換するのがおすすめです。どんなに清潔にしていても、使い古された歯ブラシはカビが発生しやすくなります。
歯磨きは口の中を綺麗にするために行うこと。歯磨きで逆に菌を増やしてしまうなんて本末転倒ですよね。面倒ではありますが、定期的な歯ブラシの交換を習慣づけましょう。
歯ブラシの再利用方法
「まだ使える歯ブラシを捨てるなんてもったいない!」という方には、掃除道具としての活用をおすすめします。歯ブラシは面積が小さいので、細かい部分の掃除に最適ですね。
・窓のサッシ
・排水溝
・スニーカーの泥汚れ
・蛇口回り
・洗濯槽